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Monday, July 14, 2008

MLB All-Star Sunday

2008 All-Star Game: Sunday | MLB.com: Events

昨日はヤンキースタジアムに行ってきた。と言ってもヤンキース戦ではなく、マイナーリーグのオールスター。特に興味もなかったが、事情が事情だけに仕方がない。友人のお陰で最悪の事態は免れたものの、それでも1人150ドル。もう少し出せば本物のオールスターに行けたと思うと、さらに気が滅入る。


(C)Copyright Invisible KMFIS

開始時間を過ぎても、何となく入る気になれない。天気だけはよかったので、写真を撮りながらスタジアムの周辺をウロウロしていた。するとビデオカメラを持った女性を発見。よく見ると、YESの番組に出演していた彼女だった。

自慢にもならないが、未だにサインというものをもらったことがない。有名人と一般人を区別すること自体理解できないし、もらったところで部屋に飾るのは美的に無理。大好きな松井であっても欲しいとは思わない。

ところがブログを書くようになってから、こういうものには反応するようになった。情けないと思いつつも、足は自然と彼女の方へ。話しかけようとするが、名前はおろか番組名すら思い出せない。唯一浮かんだのがこのフレーズ。

I Say Hi, You Say Deki

これが思いの外大ウケで、すぐさまハイタッチ。自分も松井ファンだと告げると、こんなポーズ(写真)までとってくれた。彼女の名前はシェリー。番組中と同じ気さくなキャラクターが印象的だった。詳しくはリンク先を参照。

スタジアムに入ってみると、予想通り空いていた。余ったチケットを業者に委託していたのだが、これでは売れるわけがない。本来なら60ドルするチケットが、最終的には10ドル前後で叩き売り。間抜けな人は、自分たちだけではなかったらしい。

「そこのパペルボン(のTシャツ)、座れ!」

試合はほとんど見ていなかったが、このヤジが最高だった。立つ度にヤジられるので、まるでしつこいコントでも見ている気分。その後にあったポール・オニールの大合唱といい、やはり野球はファンなくして語れない。

その他の写真は以下にアップしてある。

MLB All-Star Sunday - a set on Flickr
View as slideshow on Flickr

Saturday, July 12, 2008

July11,08 @ TOR L0-5

No support
Box Score (MAJOR.JP)

ブロンクスボンバーズの面影

ブルージェイズの先発は、好投手のハラデー。ここまでの防御率は2.88で、過去にはサイ・ヤング賞の経験もある。結果はご覧の通りのシャットアウト負け。チャンスらしいチャンスもなく、わずか2安打と手も足も出なかった。

「好投手の前には強打も屈する」

シーズンを勝ち抜く力はあっても、プレーオフでは歯が立たない。近年のヤンキースはこんな状態が続いている。短期決戦を理由にする人もいるかと思うが、個人的にはちょっと違う。打撃には波があり、同じハイレベルなら投手の勝ち。結果として、この日のような試合になりやすい。

ヤンキース共同オーナーの激に首脳陣も「その通り」

この発言があったのは今月2日。直後の試合で18得点したものの、根本的には解消されていない。ベストメンバーではない(*1)ので仕方がないが、それ以上に相手投手のレベルが高い印象がある。そこで起点と思われる6月28日までさかのぼって調べてみた。
(*1)松井DL:6/27、デーモンDL:7/5

6勝7敗 平均得点3.46 相手先発の平均防御率3.96(4点未満9人)

およそ7割の投手が防御率4点未満。クオリティスタートの基準(*2)から言っても、簡単に攻略できる相手ではない。半数以上は負けているので、ブルペンを含めた防御率はさらに下がると思う。(*2)6回3失点、防御率4.5

49勝44敗 平均得点4.58(4.61) 打率.267(.264) 出塁率.338(.332)  長打率.413(.410) *カッコ内はリーグ平均

これは7月11日現在の打撃スタッツ。見ての通り、今季のヤンキースにブロンクスボンバーズの面影はない。故障者が多いのは事実だが、他チームが常にベストメンバーというわけでもない。100試合近く消化しているのだから、これが実力ということだろう。

Former Yankee great Murcer dies at 62

つい先ほど、ボビー・マーサーが他界した。死因は脳腫瘍。分かっていたとはいえ、いざ現実になると切ない。ジラルディが泣き崩れるのを見て、もらい泣きしてしまった。本当にお疲れ様でした。

ボビー・マーサー - Invisible Search

Video:
Daily Rewind Game Recap
Bobby Murcer Book Signing

参考サイト:
2008 American League (AL) Statistics and Awards - Baseball-Reference.com

Thursday, July 10, 2008

July9,08 vs TB W2-1

Yankees take both
Box Score (MAJOR.JP)

全員野球で完勝

現存のヤンキースタジアムは、今年で見納め。オールスターに1人でも多く出場させたいヤンキースだが、松井をターゲットにしたプロモーションは空振りに終わった。残るは32番目の選手を決めるファイナルボート。これにジアンビがエントリーされている。

Jason Giambi's mustache sparks promotion - NJ.com

最近のジアンビは、口ひげ(Mustache)がトレードマーク。メディアで取り上げられることも多いので、ファンの間でも浸透しつつある。この日は先着2万人にその口(付け)ひげが配られた。プロモーションの一環とはいえ、選手やTVクルーまで付けてしまうところがアメリカらしい。

Power of the 'stache (Photo Gallery)

勝ってご機嫌だったのか、試合後のインタビュー(Post Game Plus参照)でジラルディまでもが口ひげを付けていた。さらに面白いのは、American Mustache Instituteという団体がこのプロモーションをサポートしていること。全米口ひげ協会と書くと、いっそう間抜けな響きになる。

肝心の試合は、先発のポンソンがよかった。制球難で毎回ランナーを背負ったのは減点だが、シンカーのキレは抜群。横の変化だけなら、好調時のウォンと遜色がない。元気のないレイズ打線とはいえ、6回1失点は極上の部類だろう。

主役のジアンビも攻守にわたって活躍。好投手のバルフォーから低めの変化球を上手く打ったアブレイユ、2回を無失点に抑えたリベラなどヒーローは多い。文字通りの全員野球で、文句のつけようがないゲームだった。

「シンカーボーラーと左打者」

一般的に右投手には左打者が有利とされているが、これには例外がある。特にポンソンのようなシンカーボーラーは、左打者であっても打ちにくい。この日のレイズは右打者に代えて左を3人並べてきたが、いずれも無安打。結果的に相手を助ける形になった。

松井秀喜 対右投手.297 対ハラデー.225(40打数9安打)
ロイ・ハラデー 対左打者.262 対右打者.248

あまりいい例とは言えないが、参考データ(通算)を載せておく。松井のようなプルヒッターには、ある程度当てはまると思う。

Longoria, Hart are fans' final All-Stars

追記:プロモーションの甲斐もなく、ジアンビは落選。大方の予想通り、レイズのロンゴリアが選出された。

Video:
Daily Rewind Game Recap
Post Game Plus
Final Vote Campaigns

Sunday, July 06, 2008

July5,08 vs BOS W2-1

Closer survives rally
Box Score (MAJOR.JP)

チキン采配で辛勝

ムシーナの調子がいい。これで過去10試合の防御率は3.10、そのうちクオリティースタートは7度と実に安定している。クオリティースタートの定義は別としても、先発投手の役割は相手に主導権を与えないこと。中盤まで試合が作れれば、自ずとチームの勝率は上がってくる。

「ムシーナのことなので何かしら考えてくるだろう」

ピッチングが頭打ちになると、その都度投球スタイルを変えてくるのがムシーナ。ずっとこう書いてきたのは、そんなクレーバーさが理由になっている。今季の前半は変化球を多投することで凌ぎ、ここ最近はツーシームがウイニングショット。心配された球速も90マイル弱まで回復し、しばらくは安心して見ていられそう。

前々回:8回110球(2-4) 前回:6回103球(1-2) 今回:6回89球(2-0)

これはムシーナの過去3回の投球内容。カッコ内は降板時のスコアを示している。同じことを感じた人も多いかと思うが、89球で降板させたのは解せない。出来が悪かったのならまだしも、得点圏にランナーを進めたのはたったの1度。特別な事情でもない限り、代える理由は見当たらない。

「好調なブルペンと勝ちパターン」

チーム状態が悪いので分からなくもないが、型で勝てるほど野球は甘くない。継投すれば抑えられるという幻想と、1次元的なデータに頼る野球観。6回終了時には勝ちを確信していたのだろうが、実際は危なかった。8回2死1塁で盗塁させなかった(*1)ところに、勝負勘のなさが見て取れる。(*1)走者Aロッド、打者ベテミット

Video:
Daily Rewind Game Recap
Post Game Plus

関連記事:Spring Game vs PIT L3-5

Wednesday, July 02, 2008

July1,08 vs TEX L2-3

Loss to Rivera
Box Score (MAJOR.JP)

頭も弱いヤンキース

YESの放送では試合終了後にブースレポートと呼ばれるコーナーがある。試合の反省点や今後の展望が中心で、ホストはマイケル・ケイ。解説者をパートナーに、スタジオとの掛け合い形式で行われる。以下はその中の一幕。まずはマイケル・ケイのコメントから。

「(9回無死1塁で)バントさせなかったのは理解に苦しむ。同点にしないことには勝てないわけで、代走を送ったのに結局盗塁もバントもしない。しかもカブレラは18打席連続ノーヒット中。右打席は.198と悪い。バントする条件は、これ以上なく揃っていたはずだ。」

普段から結果論の多いマイケル・ケイだが、この時に限ってはリアルタイムでも指摘していた。個人的にもまったく同意見。補足すると、カブレラはチーム一バントが上手い。成功すれば上位に回ることを考えても、ここは100%バント。これを受けて、解説のケン・シングルトンは苦し紛れにこう答えている。

「カブレラがサインを見落とした可能性もあるし、(代走のゴンザレスに)盗塁させるつもりだったのかも知れない。ただおそらくは、その後に左打者(デーモン、ガードナー)が続くことが理由になっていると思う。」

サインの見落としはさておき、ゴンザレスの足はそれほど速くない。相手投手が左のウィルソンだとしても、バントさせないことと何の関係があるのか。この日オフのジーターは、すでに代打(ガードナーの打順)の準備をしている。スタジオ側はここで終わりたかったようだが、マイケル・ケイがヒートアップ。さらに番組は続く。

「左が続くと言うが、お世辞にもまともな理由とは言えない。ヤンキースの左打者は単なる左打者ではなく、リーグを代表する選手ばかり。左対左を恐れる必要などないわけで、まったくもってナンセンスだ。」

対左投手: デーモン.287 アブレイユ.316 カブレラ.198

ジラルディといえば、相性や左投手を重視して日替わり打線を組むことで有名。表面的なデータなどアテになるはずもないが、ファンタジーでもやっているつもりなのだろう。ただしそれには一貫性がない。このデータが何よりの証拠になる。肝心の真相は、ケン・シングルトンの言う通りだった。

Another Dark Night For Yankee Bat Men - New York Post

「ウィルソンに対して左打者は結果が残せていないし、バントが成功してもジーターが敬遠されれば同じこと。(1塁走者の)ベテミットにストレートの四球を与えたことやあと1本が出ない打線を考えると、バントするのが正しいとは思わない。カブレラに打たせて、無死1.3塁の状況を作ることに期待した。」

C.J. ウィルソン (08年/通算): 対左打者.268/.190 対右打者.222/.284

こんな理屈に納得する人がいるだろうか。ウィルソンが左打者に強いのは事実だが、今季に限っては当てはまらない。相性でいってもデーモンは6打数(1安打)、アブレイユは2打数(0安打)とサンプル数も不十分。当のカブレラも3打数でヒットがない。

どんな場合でもリスク回避とは言わないが、送りバントが成功すれば一石二鳥。併殺が防げるだけでなく、同点のチャンスも生まれる。打率が.240そこそこで現在スランプ中、右打席の不得意なカブレラにヒットを期待。しかも1.3塁というのだから、開いた口がふさがらない。

実はこの試合、初回の無死2塁では珍しくバントをさせている。皮肉にも得点できなかったのだが、どうみても順序が逆。初回にできて、この状況でできない理由がない。結局のところ、単に右打者に賭けたとかそんな理由なのだと思う。言い忘れたが、そのカブレラはショートへの併殺打に終わった。

「ポサダが復帰後に阻止した盗塁は1つ」

ちらっと聞いただけだが、今季の盗塁阻止率(.171)からすれば不思議ではない。この日も4つの盗塁を許し、送球エラーも記録。特に9回の三盗(*1)は間接的な敗因と言ってもいい。後の祭りとはいえ、こういう選手と4年契約では先が思いやられる。(*1)無死3塁→前進守備→野手の間を抜けるヒット

Video:
Daily Rewind Game Recap
Post Game Plus
Joba's six strikeouts

関連記事:Hot Stove 2008-1

参考サイト:Batter vs. Pitcher Stats MLB.com: Stats

Saturday, June 28, 2008

June27,08 @ NYM W9-0

Ponson leads Yanks
Box Score (MAJOR.JP)

アル中と苛め

この日の先発は獲得したばかりのポンソン。ちょうど2年前にも、まったく同じ状況で先発したことがある。ぱっと見たところ、今季の成績は悪くない。球が速いのは分かっていたので、活躍しそうな気もする。そう思って調べてみると、やはりオチがあった。

シドニー・ポンソン 4勝1敗 防御率3.88 投球回55.2 与四球16 被安打率.307

見ての通り、被安打率が異常なほど高い。勝ち星がアテにならないとは常々書いているが、このイニング数では防御率も同じ。相手の拙攻に助けられただけで、5点台でも不思議ではない。投手力の低いレンジャース(*1)が手放すのも合点がいく。(*1)チーム防御率は4.90でリーグワースト

結果的には無失点に抑えたが、とても褒められたピッチングではなかった。制球が悪く、変化球は曲がらない。球速(94マイル)こそ出ていたものの、今回は参考外だろう。あえて例えるならホーキンスが近い。

井川、わずか20時間で再びマイナー降格
井川わずか1日でマイナー逆戻り 23歳右腕が昇格

理由をさておき、これに関して気になったことがある。最終回に登板した井川は、試合終了後にハイタッチ。珍しく笑みもこぼれた。ところが出迎えたジラルディは、目を合わせようとせず嫌々触った程度。小中学生の苛めではあるまいし、いくら何でもこれはない。ポンソンのように飲みすぎたわけではないが、はっきり言って吐き気がする。

Video:
Daily Rewind Game Recap
Ponson's strong start

Friday, June 27, 2008

June27,08 vs NYM L6-15

Hurlers hampered
Box Score (MAJOR.JP)

オマージュ、大敗、神頼み

この試合に出場しなければDL入り。ある程度予想はしていたが、やはり松井の名前はなかった。自分はヤンキースファンであって、松井がいなくなってもそれは同じ。多くのファンがそうなように、ワールドシリーズで優勝することだけが望みだ。

Matsui's Grand Slam 2003 Home Opener | imeem video

そうは言っても、松井がいない試合は味気ない。応援に熱が入らないばかりか、ジーターやカノーが他のチームの選手に思えてくる。このビデオは、そんな松井に対するオマージュのつもりでアップした。削除される可能性もあるので、初めての人はお早めに。

試合の方は見ての通りの大敗。9打点を上げたデルガド1人にやられた格好だが、それ以上にヤンキースの投手陣が不甲斐ない。こういう日もあるとはいえ、そもそもホーキンス(*1)がモップアップをやっていること自体が問題。(*1)オフに中継ぎエースとして獲得

全投手-(先発+抑え)=中継ぎ

分業化が浸透した近代野球において、中継ぎ投手は余りもの。当然相対的な能力は低い。余りものな以上明確な役割はないはずだが、実際は抑えに繋ぐ橋渡し役として重要視されている。中継ぎ不要論など聞いたことがないから、もはや常識と言ってもいい。

5回無死満塁(スコア4-3):ガイス→ラミレス

これ以上先発を引っ張れば、大怪我しかねない。本来ならベラス辺りを出したいところだが、そうなると勝ちパターンになった時困る。ここはラミレスに抑えてもらって、後半に望みを託そう。ベンチの思惑は、おそらくこんな感じだと思う。

能力の低い投手を出しておいて、勝ちパターンもクソもない。ムシがいいというより、これでは単なる神頼み。ジラルディに限ったことではないが、どうして野球人というのはここまで程度が低いのか。

リベラ:22日以来登板なし ベラス:次の試合に9点リードで登板

予測不可能なことには対処しても、目の前の現実は放置。その結果が今回のような大敗であり、チーム力を生かせない原因にもなっている。アメリカは合理主義といわれるが、少なくとも野球には当てはまらない。

Video:
Daily Rewind Game Recap
Post Game Plus
Joe Girardi on matui to DL

関連記事:Hot Stove 2008-5

Thursday, June 26, 2008

June25,08 @ PIT W10-0

First win for phenom
Box Score (MAJOR.JP)

2人欠けても10得点

このブログにはチェンバーレインという活字が頻繁に登場する。ざっと数えたところ、記事数にして40余り。デビューした時期を考えるとかなり多い。好きなタイプなのは事実だが、それ以上に特別な思い入れがある。

チェンバーレイン - Invisible Search

長い間野球を見ていると、潜在能力の高い選手はすぐ分かる。メッツ時代(現オリオールズ)のモーラや巨人の二岡。現在故障中のウォン。ちょっといい例が思い浮かばないが、初めて見た時のことは今でもよく覚えている。

関連記事:August7,07 @ TOR W9-2

そんな選手の中でも、チェンバーレインは群を抜いていた。100マイルに達する肩の強さとキレのある高速スライダー。これで21歳というのだから、魅了されないはずがない。今改めて読んでみたが、この頃から抑えでの起用には反対していたようだ。

先発初勝利のチェンバレン、「すべてがいい感じ」

低次元な勝ち星の話題はさて置き、成長の跡は随所に見受けられた。まずはカウントが悪くなった時に投げる抜いたストレート。狙い打ちされた場面はあったものの、これが四球の少なさに繋がっている。

2つ目は変化球。先発として投げるからには、単調な配球は通用しない。少なくともワンランク上を目指すためには、精度の高い変化球がもう1つ欲しい。この日確認できた球種は以下の通りで、スローカーブはかなりよかった。ただしチェンジアップは発展途上。

フォーシーム95 抜いたストレート90 スライダー86 抜いたスライダー78
スローカーブ70 チェンジアップ80 (数字は球速)

今月末からは、打撃力の高いチームとの対戦が続く。さすがに今までのようにはいかないはずで、真価が問われるとすればその時だろう。出来次第では打たれるかも知れないが、個人的には毎年サイ・ヤング候補になるほどの逸材だと思っている。

T.J. ビーム 投球回1.0 被安打3(HR2) 与四球2 自責点4 生涯防御率9.74

パイレーツの2番手は、かつてヤンキースに在籍していたビーム。熱心なファンなら聞き覚えがあると思う。当時から出れば打たれるの繰り返しだったのだが、なぜかベンチにいるという不思議な選手だった。

ビーム - Invisible Search

重要な場面でも起用するため、過去の記事を見ても酷評しかしていない。所詮トーリのお気に入りとかそんなところなのだろうが、本当の理由は未だもって謎。こちらの記事によると、今日付けでマイナー降格になるらしい。

Video:
Daily Rewind Game Recap
Post Game Plus
Joba K's Michaels

Wednesday, June 25, 2008

June24,08 @ PIT L5-12

Rasner rattled
Box Score (MAJOR.JP)

野球という名のコメディ

今季のヤンキースには代走要員がいない。足の速い選手がいないのではなく、右打者(対左投手)や長打力に魅了されてしまう野球観がそうさせている。その結果ベンチ入りしたのはダンカンとエンズバーグ。両選手とも結果が出ず、出場機会は減っていった。

関連記事:Opening Roster 2008-2

まずはエンズバーグがDFA。すっかりベンチウォーマーと化したダンカンも、ついにはマイナー降格になる。ちっぽけな実績にしがみつくしか術がなく、いつまでもこんなことを繰り返しているようではお世辞にもプロとは言いがたい。

ヤンキースの控えに必要なのは俊足の選手。ダンカンの存在価値がなくなった時点で外野手に絞られるはずだが、実際はその控えさえいない状態。その一方で内野手の控えは2人。ただしゴンザレスに至っては、10日余り出場機会がない。

ジャスティン・クリスチャン 外野手 右投右打 28歳 55試合 .309 HR4 打点39
盗塁18 出塁率.360 長打率.455 (3A Scranton/WB)

この日レフトに入ったのは、マイナーから上がってきたクリスチャンという選手。本当のところは分からないが、数字を見る限り足は速そう。もっともこれはデーモンが出場できないためで、あくまで暫定的な措置。期待した自分が甘かった。活躍したのでしばらくは置いておくかも知れないが、個人的にはガードナーの方がよく見える。

ブレット・ガードナー 外野手 左投左打 24歳 75試合 .295 HR3 打点29
盗塁29 出塁率.414 長打率.443 (3A Scranton/WB)

先発のラズナーは5回を投げて被安打10、7失点という内容。相変わらず球が高く、好投時にみせる左右のコマンドも機能していなかった。防御率は4.50まで跳ね上がったが、率直に言って今までが出来すぎ。最終的にはこの辺に落ち着くと思う。

「野球の平均得点は5点前後」

先日のペティット(10失点)もそうだが、試合が壊れるまで続投させた理由が分からない。内容がいいのならまだしも、この日のラズナーは4回までに被安打8(5失点)。出来が悪いのは明らかであり、続投させるのは勝負を捨てるに等しい。

関連記事:August20,07 @ LAA L6-7

逆にレッズ戦に初先発したガイスは、6.2回被安打4(投球数75)で降板。その後のブルペンがさらに4点を失い、勝負が決まった。信頼度の問題なのだろうが、結果論と固定観念に支配されていては好結果など出るはずがない。

「アメリカの銀行は事業内容に金を貸し、日本の銀行は会社名に金を貸す」

抑えたという既成事実は、内容が伴ってこそ意味がある。どんな球を投げ、どんなヒットを打たれたのか。他の判断基準は存在しない。これは野球に限らず全てに言えること。どれだけ立派な家も土台がないと倒れてしまうように、長期的な視野とはそういうものだ。

それにしても、投手11人体制というのはどうかと思う。一時的なものとはいえ、前述のゴンザレスを降格させればこんなことは起こらない。ラズナーを続投させた理由がブルペンの温存なら、それこそ自業自得。未だに捕手が3人いるのも理解に苦しむ。

「We Stunk」

試合後にこんなコメントを残したジラルディだが、本当に臭う(Stink)のは誰なのか。軽々しくWeなどと言わないでもらいたい。愚痴を言ったらキリがないので、今日のところはこのへんで。

Video:
Daily Rewind Game Recap
Joe Girardi Pregame Conference

Tuesday, June 24, 2008

Legacy Of Greatness

NY Yankees DVD promotion - NY Daily News

毎年どこかのタブロイド紙が、プロモーション用にヤンキース関連のノベルティーグッズを作る。大抵は取るに足らないもの(*1)だが、セットを揃えるには一定期間新聞を買わなければならない。(*1)去年は選手がモチーフになったメダリオン/New York Post


(C)Copyright Invisible KMFIS

今年はDVDの10枚組。最後のヤンキースタジアムということで、歴代の選手がポジション別にまとめてある。企画自体もNY Daily Newsに変わった。例年と違ってタダではないが(*2)、こういうものは是非欲しい。結局10枚全て集めてしまった。(*2)1枚5ドル

買ってから気づいたのだが、このDVDはYESで放送しているYankeeographyが元になっている。オリジナル映像はあるものの、基本的には変わらない。再放送は毎日のようにやっているので、まんまとハメられた感じだ。

試しにアマゾンで調べてみると、12枚セットが55ドルで売っている。この先は言わなくても分かると思う。以下はそのDVDが当たる応募ページ。隣に写っているのは、現カブス監督のルー・ピネラ

Contests and Giveaways - NY Daily News

Video:
NY Yankees legacy DVD – The Left Fielders

Friday, June 20, 2008

Discount Code

ディスカウントコード

昨日の朝は起こされて目が覚めた。何のことかと思えばMLBからのメール。どうやらオールスターの抽選に当たったらしい。寝ぼけていたせいか実感は沸かなかったが、ともかく行ける。後は何枚買うか決めればいい。友人の顔を思い浮かべながら、そんなことを繰り返し考えていた。

オンラインのチケットは時間との闘い。とはいえあまり慌てすぎると、貧乏クジを引きかねない。何枚買うかも決めねばならず、こうしているうちにもいい席はなくなっていく。優柔不断な性格なので、こういう時は本当に困る。

散々迷った挙句、買ったのは6枚。予定よりはやや多いが、余ったとしても売れば済む。事前に相場を知っていたので、その辺の問題はない。ようやく目も覚め、実感も沸いてきた。頭の中はすでにヤンキースタジアム。とその時、ある光景がフラッシュバックのように浮かんでくる。

それはログイン時に入力していたディスカウントコード。人任せにしていたので気にも留めなかったが、よくよく考えてみるとおかしい。このチケットは例外を除いて一般には販売していない。だからこそ抽選があるわけで、さらにディスカウントされるというのもヘンな話。雲行きが怪しくなってきたところで、今度はこんな一言。

「試合は1時からなんだね」

条件反射で頷いてはみたものの、過去の記憶では全てナイトゲーム。13日というのも何となく違う気がする。いてもたってもいられなくなり、オフィシャルサイトに直行。スケジュール表をチェックすると、そこにあったのは@ TORの文字。オールスターどころか、ヤンキースは国内にさえいない。ではいったい何のチケットを買ったのか。

MLB All-Star Sunday

言ってみれば、抽選にもれた人に対する残念賞。日本ならジュニアオールスターがこれに該当する。おまけはOBと著名人のソフトボール大会。HRダービーではなかったのは救いだが、正直言って行きたくない。最後のヤンキースタジアムということでバランスを取るにしても、チケットの問題は残る。

こんな企画では誘いにくいし、60ドルもするとなれば断られるのがオチ。もちろん簡単に売れるはずもない。諸経費を入れて合計400ドル。人任せにした自分が悪いのだが、これをどうするか今から頭が痛い。

Monster's All-Star Experience
Call Your Shot Sweepstakes
Vote Yankees.com All-Star Sweepstakes

日本に住む人には関係ないかも知れないが、上記のサイトでオールスターのチケットに応募できる。いずれも締め切りが近いので、興味がある人は急いだ方がいい。

関連記事:Midsummer Classic

Tuesday, June 17, 2008

Six Weeks

井川が代役も? 王建民が今季絶望の可能性
Wang out of action at least six weeks

チェンバーレインの先発もメドが立ち、チーム状態が上向いてきた矢先のニュース。よりによってエースが故障しなくてもと思うのは、自分だけではないだろう。負荷のかかりやすいコーナーでトップスピード(*1)に達していたのが不運だった。(*1)2死、フルカウント

上がってくるのはおそらく井川。当面はガイス(ギーセではない)との両天秤で対処すると思うが、どちらもダメな場合はトレードもあり得る。昨日見たスポーツニュースでも、早速ベダードなどの名前が挙がっていた。

New York Yankees The Final Season Commercial

念のため書いておくと、松井のトレードはないと思う。人員整理が目的のチームに高年俸の選手は必要ないし、プレーオフを狙うために主力を出すのは本末転倒。まったくないとは言い切れないが、そうなればこのCMも作り直しになる。

追記:ウォンの代わりに上がってきたのは、中継ぎのトレーバーだった。ガイスの評価はともかく、井川にそこまで信頼がないとは驚いた。

Playlist Updated:
カバーとしても有名なCakeのI Will Survive. ここを乗り切れるかどうかで今シーズンの行方は決まる。原曲はドナ・サマー。

Video:
Wang injures foot
Chien-Ming Wang Expected To Be Out Until September

Monday, June 16, 2008

Midsummer Classic

ズバリ優勝チームを当てて下さい - ebet

79回目となるMLBオールスターゲームが7月15日(現地時間午後8時)に行われます。開催球場は今年で見納めのヤンキースタジアム。勝利チーム(リーグ)にはワールドシリーズのホームアドバンテージが与えられるため、単なるお祭りではありません。

ここまで10連勝中と勢いに乗るアメリカンリーグが勝つのか、通算成績(40勝36敗)で上回るナショナルリーグが連敗を止めるのか。みなさんのベットをお待ちしています。

米球宴に首位打者松井秀を送り込め!
ファン投票1位オルティス順調に回復、球宴前に復帰か

以前から出場に意欲的だったオティースだけに、このままだと松井がDHで出場するのは難しい。ただ得票数が伸びれば、その他の選出方法で有利に働くのも確か。ということで、めげずに投票(VOTE NOW)しましょう。

All-Star Game '08 coverage | VOTE NOW

Saturday, June 14, 2008

June13,08 @ HOU W2-1

Joba goes six
Box Score (MAJOR.JP)

4月23日以来の貯金2

投手陣が踏ん張り、わずか5安打で辛勝。端的に表現すればこんな一言で終わってしまうが、個人的には書きたいことがたくさんある。以下は特に気になった点。多少の説明不足はご了承を。

3度目の先発チェンバーレイン:
投球リミットも95に増え、実質的にはこれが初先発。結果は6回1失点と上々だが、出来自体は悪かった。四球と三振の数が何よりの証拠になる。とはいえ一応のメドが立ったのも事実。これで当分はローテーションを固定できそう。

デーモン欠場:
レフトに入ったのは意外にも松井。本当のところは分からないが、昨日の今日で外せなかったと思うとかなり可笑しい。

参考ビデオ:Matsui's grand slam

自動的に2ベース:
アストロズの盗塁数はリーグトップ。一方のポサダは病み上がりな上、盗塁阻止率が極端に低い。どうなるかは分かりそうなものだが、やはりモリーナはベンチ。案の定、走られ放題だった。これで今季の阻止率は.185。

ダンカンがマイナー落ち:
以前書いたことが現実になった。代走にも使えないのだから当然だが、はっきり言って遅すぎる。左には右の理屈で起用した結果が、対左投手.225。逆に松井やアブレイユ、デーモンは最低でも.315ともはやコントの世界。

関連記事:Whatta Man

右投手にいたっては.059で、本人には失礼だが大学でも通用するかどうか。そもそもあのスイングで打てると思うところに問題がある。以下はジラルディのコメント。今どき政治家でもこんなことは言わない。

Yanks option Duncan to Triple-A

「He didn't swing the bat as well as I thought he was capable of.
I think he's a much better hitter than what he displayed, but for whatever reason, it didn't happen. He needed to go get at-bats because he hasn't played in a while. I'm sure we'll probably see Shelley again.」

「彼は私の期待に応えられなかった。本来はもっと力があるはずだが、どういうわけか結果は違った。しばらく試合に出ていないので、まずは打席に立つことが必要。またすぐに戻ってくるだろう。」

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Daily Rewind Game Recap
Jeter's solo homer

Thursday, June 12, 2008

June11,08 @ OAK L4-8

Rasner hit hard
Box Score (MAJOR.JP)

松井の打点が少ない理由

これまではコンスタントに100打点以上を記録してきた松井だが、このペースだと今季は71打点。出場機会や長打減少などの要因はあるにしても、それ以上に巡り合わせが悪い印象がある。同じように感じている人も多いと思うので、ちょっと調べてみた。AVGとSLG以外は全て1試合(*1)平均の数値に揃えてある。(*1)便宜上、1試合=4打数


ON=走者あり OFF=走者なし L-OFF=先頭打者 RISP=得点圏
3RD<2=1死以下で走者3塁 AVG=得点圏打率 SLG=走者を置いての長打率
RBI=打点

松井 .323 6HR 29打点 32得点 出塁率.406 長打率.457
アブレイユ .298 8HR 42打点 35得点 出塁率.361 長打率.476

長打率こそやや物足りないが、他はほぼ印象通り。先頭打者の比率が高く、得点圏というよりランナーそのものが少ない。松井が最も得意(下記参照)とする3RD<2も実数で7つ(*2)の開きがある。他の選手とは比較していないが、おそらく大差はないと思う。(*2)松井10、アブレイユ17

関連記事:June22,07 @ SF W7-3

7点ビハインドの9回、1死2.3塁(*3)でバッターボックスには松井。打点を稼ぐには絶好のチャンスだったが、無理せず四球を選ぶ。次打者のジアンビはファーストゴロ。通常なら併殺でゲームセットなのだが、クロスビーの悪送球で二者が生還。この間にジアンビは2塁へ。続くポサダのヒットで3点目。(*3)走者はジーターとアブレイユ

名前が挙がった中で記録(得点か打点)が残らなかったのは松井だけ。大差がついた状況で最良の選択をしたにもかかわらず、逆に最悪な結果のジアンビには打点どころか得点までつく始末。世の中結果が全てだけに、ファンとしてはやりきれないものがあった。まさに今季の松井を象徴する場面と言える。

この日の敗戦で勝率は再び5割。放送中にちらっと聞いただけだが、これが23回目ということらしい。故障者続出にしては健闘していると見るか、もう少しやり方があったと見るか。考え方は人それぞれだろうが、答ははっきりしている。使い道を失ったまま、ベンチに座り続ける1人の選手。この事実だけで説明は十分だろう。

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関連記事:左曲がりの松井秀喜

参考サイト:
ESPN - Hideki Matsui Stats
ESPN - Bobby Abreu Stats

Monday, June 09, 2008

June8,08 vs KC W6-3

Giese gets Joba done
Box Score (MAJOR.JP)

ルーキーとベテランの好対照

チェンバーレインが今季2度目の先発。当初の構想では5イニングが目標だったようだが、規定投球数(*1)に達したため4回途中で降板。結果で判断する人にとっては、頼りなく映ったかも知れない。(*1)75球前後

投球回4.1 被安打5 失点3(自責点2) 奪三振5 与四球1

今後のことはともかく、この日のチェンバーレインはよかった。打たれたヒットのうち、芯で捉えられたのは2本。ほとんどがボーダーラインかボール球で、ロケーション的にも問題ない。念のためスローで確認してみたが、やはり印象通り。もう一度同じ条件でやれば、まったく違った結果が出ると思う。

「セットアッパーから転向したパワーピッチャー」

この言葉から懸念される材料は、球速の維持と制球力。これらが満たされれば、転向後もある程度の活躍は期待できる。球速は降板直前に96マイル。四球はご覧の通りで、少なくとも次に繋がるピッチングにはなった。次回の登板は13日のアストロズ戦、投球数は90から95球が予定されている。

ポサダ 怠慢 - Invisible Search

チェンバーレインの失点と自責点が違うのは、ポサダのパスボールが原因。野球にミスはつきものとはいえ、これだけ頻繁にやられてはミスの次元を超えている。いつものことと言えばそうなのだが、この日はそれ以上に言語道断のプレーがあった。

同点で迎えた6回表、ロイヤルズのオリーボは三振。本来なら攻撃終了のはずが、ショートバウンドを捕球できず振り逃げが成立する。問題はこの後、あろうことかオリーボに2塁を奪われたのである。

ボールが引っかかったわけでもなく、緊張感のなさと怠慢が全て。幸い失点には結びつかなかったが、こういうプレーは選手であっても快く思わないはず。昨日の記事でアブレイユとの不仲を疑ったが、単に孤立しているだけなのかも知れない。

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Michael Kay on Joba

関連記事:June3,08 vs TOR L3-9

Sunday, June 08, 2008

June7,08 vs KC W12-11

Damon goes 6-for-6
Box Score (MAJOR.JP)

10点取っても勝てないチーム

今日現在ロイヤルズの得失点差は-63で、マリナーズと並んでリーグワースト。1試合当たり1点以上のビハインドと苦しい戦いが続いている。投手力主体のチームなら可能性もあるが、率直に言ってここから巻き返すのは現実的ではない。まだ100試合を残しているとはいえ、早くも来季を見据える時期に差し掛かった。

ヤンキースも他人事ではない。ここ数年は後半の追い上げで帳尻だけは合わせているものの、今季はレッドソックスに加えレイズも相手。主砲のウェルズが復帰したブルージェイズも怖い。いずれのチームも投手力が高いだけに、例年通りとはいかないだろう。

先発2番手のペティットが10失点。本来の実力ではないにしても、被安打率.300オーバーの先発投手も珍しい。勝つには勝ったが、こんな調子ではプレーオフなど夢のまた夢。モチベーションの置き場に困る選手がいてもおかしくない。

1点ビハインドの9回。ポサダが同点HRを打つと、ベンチ前で見ていたジーターが右手を上げる。これ自体はいつものことだが、なぜか両脇にいたカブレラとアブレイユは無反応。HRが確定してからも、表情が変わることはなかった。

参考ビデオ:Posada ties it

状況から言ってもかなり不自然、偶然であるはずがない。サヨナラの瞬間はさすがにはしゃいでいたが、いったいあれは何だったのだろう。投手陣に対する不満、ポサダとの不仲。言い出したらキリがないが、あの表情が今シーズンの結末という気がする。

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Damon's six-hit day

Saturday, June 07, 2008

June6,08 vs KC L1-2

Darrell outdueled
Box Score (MAJOR.JP)

八つ当たりマイケル、置き物ジラルディ

YESのアナウンサーといえばマイケル・ケイ。あの下品な絶叫とは対照的に、相手チームにも敬意を払ったフェアなスタンスが好きだった。過去形になっているのはご想像の通り。毛嫌いしているわけではないが、はっきり言って鼻につく。例えばこんな調子。

「ど真ん中を見逃して三振、別のボールを待っていたんだろう」

これはカノーの4打席目。言葉では上手く表現できないが、とにかく吐き捨てるような口調だった。別のボールとは皮肉を込めた言い回しで、ストレート以外に何を待っているんだという意味。成績が成績なので戦犯扱いも仕方がないが、三振したぐらいでこの言われ方はない。

この日のカノーは2本の2ベースに唯一の得点、守備でも活躍した。最後のボールにしても、実際はど真ん中とは程遠い外角低め。見逃し三振はよくないが、あそこに投げられた時点で投手の勝ち。八つ当たりもたいがいにして欲しい。

試合の方は、ラズナーの好投を拙攻で見殺しにするお馴染みの展開。得点圏であと1本が出ないのは事実だが、その機会を増やす努力がまったく見られない。以下はいずれも1点ビハインドの場面。カッコ内はランナー。

7回2死1塁(カブレラ) 8回1死1塁/2死1塁(アブレイユ) 9回2死1塁(カブレラ)

このうち走ったのは、フルカウントになった9回だけ。ほとんどが左投手だったので走りにくいのは認めるが、最後以外はリスクを気にせずトライできる場面。実際8回には松井にヒットが出ているし、盗塁が成功していれば同点に追いついていた可能性が高い。

ヒット2本: ヒット→進塁→ヒット→得点
ヒット1本: 盗塁→ヒット→得点

これは1塁のみにランナーがいる場合の得点パターン。進塁の仕方によって、必要なヒット数(*1)が違ってくるのが分かる。仮に1塁ランナーがヒットで出塁したとすれば、タイムリーヒットは最大で3本目。極論すると、この3本目が得点するためのポイントになる。(*1)全てシングルヒットが前提

数字はあくまでも数字、人間がやっている以上波がある。.300の打者であっても、ノーヒットの試合があって当たり前。逆に言えば波があるからこそ得点できるわけで、9本のヒットも1本ずつでは無得点でもおかしくない。ただし極端に集中するようなことも稀、1イニングに打てるヒット数はおおよそ決まっている。

前置きが長くなったが、あと1本が出ないのはこれに原因があると思う。ジラルディは動くことを嫌うため、長打でも出ない限り前述の3本目でしか得点できない。言ってみれば上限に引っかかっている状態で、必然的に確率は低くなる。常に右上がりの波を期待していれば、タイムリーヒットが出ないのも当然だろう。

誤解のないように書いておくと、スモールボールを推奨しているわけではない。この波を利用したものがビッグイニングだし、それが序盤なら確率は低くても賭ける価値はある。ただどんな展開でも攻撃パターンを変えないとすれば、この日のような試合は間違いなく落とす。前述の理屈はともかく、せめて見せ場ぐらい作れないものか。

以下に松井のインタビューがある。興味がある人はどうぞ。

Video:
Daily Rewind Game Recap
Post Game Plus
Hideki Matsui speaks with Kimberly Jones

関連記事:
September13,06 vs TB W8-4
May17,07 @ CWS L1-4

Wednesday, June 04, 2008

June3,08 vs TOR L3-9

Dawn of an era
Box Score (MAJOR.JP)

季節外れのオープン戦

好投を願う肯定派と炎上を期待する否定派。そんな愛憎劇を背景に、チェンバーレインが新しい一歩を踏み出した。自己正当化のために失敗を望むというのも酷い話だが、人間の心理とはそんなもの。こうして書いている自分にも、少なからずそういう部分はある。

「It was the first step, that's all」