Wednesday, September 10, 2008

September9,08 @ LAA W7-1

Yanks even up series
Box Score (MAJOR.JP)

ガラスの帝国

不振の続くラズナーに代わり、この日はルーキーのアセベスがマウンドに上がった。すでにブルペンでは2試合投げているが、先発としてはこれが初登板となる。結果はご覧の通りの好投。

アルフレド・アセベス 投球回7.0 被安打5 自責点1 奪三振2 無四球

打者によって使い分ける2種類のストレート(*1)が効果的で、カーブやチェンジアップのキレもまずまず。ボールが高めに浮かないところもいい。球速は91マイルとやや速い程度だが、去年のヒューズぐらいの活躍はできそう。(*1)左打者にはツーシーム、右打者にはカッター

審判が語る投手のメジャー昇格に必要な要素とは? <平林 岳>

この人の書くことは相変わらず分からない。立場上の特異性はまったく感じられず、単にメジャー傘下で審判をしているだけ。挙句の果てには趣旨から逸脱して、自らの抱負まで語っている。見出しが全てのスポーツ新聞とはいえ、もう少しどうにかならないものか。

「4人に共通して言えることは、95マイル(約153キロ)程度のファストボール(速球)をしっかりとアウトコース低めにコントロールできるということです」

能書きはこれぐらいにして本題に。実際こんな投手がいたら昇格どころではないのだが、前半の部分は共感できる。投手にとって球速は大きな武器。ウェブなどの成功例はあるものの、一流といわれる投手の多くは90マイル台半ば。この日の相手先発サンタナ(*2)がいい例だろう。(*2)最速98マイル、防御率3.23

チェイス・ライト* タイラー・クリッパード* ジェフ・カーステンズ* マット・デサルボ* 
イアン・ケネディー* ダレル・ラズナー* ダン・ガイス* フィル・ヒューズ 
ジョバ・チェンバーレイン *平均球速90マイル以下

これは過去2年に先発したルーキー。成功しているのはチェンバーレインぐらいで、半数はベンチ入りさえしていない。ドラフト指名権や(資金力に頼る)チームカラーを考慮しても、このレベルの投手が飽和してしまうのは問題。故障者が出た途端にこのモロさでは、何のためにマイナー組織があるのかと言いたくなる。

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