Wednesday, March 26, 2008

Spring Game @ CLE L5-7

Cano keeps hits coming in Yanks' loss

この日の先発はローテーション入りが決まっているケネディ。変化球(*1)はキレていたものの、生命線のコマンドが機能せず4失点。いずれもエラー絡み(自責点0)とはいえ、球速がない(平均88マイル)ので少しでも甘く入れば簡単に持っていかれる。(*1)タテに落ちるスライダー、シンカー軌道のチェンジアップ

Ian Kennedy / イアン・ケネディ 投球回4.2 被安打5 与四死球4 奪三振3

今季のヤンキースはオフの補強に失敗。ケネディの先発を早々と決めたが、そもそもこれが理解できない。資質や能力というよりも、問題はその経緯。率直に言って、あまりにも安易過ぎると思う。

井川が期待外れだったこともあり、去年のヤンキースは先発5番手を固定できずにいた。手当たり次第(*2)に連れてきては、数試合の登板でマイナー送りの繰り返し。お前らいったい何を根拠にしてるんだ、と言いたくなるほど醜いものがあった。そして最後に残ったのがこのケネディ。(*2)ライト、クリッパード、デサルボなど

1勝0敗 防御率1.89 登板数3 投球回19.0

確かに新人離れした成績だが、よく見て欲しい。たった3試合、19イニングしか登板していない。まぐれだけでは残せないので資質は認めるとしても、これが根拠になっているのは疑いようがない。そうでなければデビューが遅れた説明がつかないし、少なくとも手当たり次第の時点でその能力を見抜けなかったのは事実。

ヤンキースの投手陣は層が薄いと言われるが、目先の成績に拘らなければ即戦力は少なくない。去年の後半にはブルペン入りを果たし、ヘヴィーシンカーが持ち味のオーレンドルフ。現在は故障中だが、貴重な左のパワーピッチャーのヘン

特にオーレンドルフは、驚くような成績を残す可能性すらある。両者とも4点台前半(*3)の防御率が期待できる投手だが、実際はブルペン入りさえ難しい。(*3)去年のペティットは4.05、ヒューズは4.46

誤解しないでもらいたいが、ケネディの先発に反対だと言っているわけではない。個人的にもそれなりに評価しているし、前述の選手と同様に4点台前半は期待できる。ただこんな安易な形で決めてしまっては、勝てるものも勝てない。宝の持ち腐れとまでは言わないが、目と頭は明らかに腐っている。

ヤンキース期待の2年目右腕、開幕ブルペンが正式決定

そしてこのニュース。ファンならご存知かと思うが、まったくもって馬鹿げている。先発陣に余力があるならまだしも、今季は近年でもワーストの部類。詳しくは次回に持ち越すが、この愚かさは目に余る。以下に松井のインタビューがあるので、興味がある人はどうぞ。

Video:
Ian Kennedy
Hideki Matsui Interview

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