Sunday, April 25, 2010

Index: NMT 2010-1

New Music Tuesdays 2010 (Jan-Apr)

01 Drake, 9AM In Dallas Freestyle
02 Michael Gira, No Words / No Thoughts
03 Nneka, God Of Mercy
04 Husky Rescue, Sound Of Love
05 Breakbot, Baby I'm Yours
06 James Vincent McMorrow, Follow You Down To The Red Oak Tree
07 Broken Bells, Vaporize
08 Corinne Bailey Rae, Paper Dolls
09 Massive Attack, Saturday Come Slow
10 Basement Jaxx, Alkazaar
11 Angel & Khriz Feat. Flo-Rida, Subelo(Turn It Up)
12 Johnny Cash, Redemption Day
13 Local Natives, Wide Eyes
14 Black Rebel Motorcycle Club, Beat The Devil's Tattoo
15 Peter Gabriel, The Boy In The Bubble
16 Shooter Jennings, Don't Feed the Animals
17 JJ, My Life
18 Raheem DeVaughn, My Wife
19 U-N-I, Halftime
20 Electro Morocco, Sweetly Down

Play All Tracks

Index: Best Tracks
Index: The Night, The Music

Index: NMT 2010-2

Wednesday, April 21, 2010

April20,10 @ OAK W7-3

Yanks' hits now touring West Coast
アスレチックス vs. ヤンキース [2010年4月21日]

あっさり10勝目

ここまでを振り返ってみると、とにかく楽な試合が目立つ。逆転勝ちと呼べるのは数えるほどで、大半が中盤までに主導権を取る展開。1点差のゲームもない。これだけなら単に強いということになるが、実際は他力的な要素が大きく影響している。

1試合平均の四球数 2009年:4.1 2010年:5.5(勝ち試合は6.0)

選球眼のいい選手が多いとはいえ、毎試合6つ前後の四球は異常。試合を見ていても、相手投手が自滅している印象しかない。その他にも内野安打やエラーなど恵まれた面が多々あり、明らかに実力以上の結果だと思う。

[1回オモテ 3-0]
2死後→2ベース→連続四球→ファーストゴロエラー(記録はヒット)→2点タイムリー 
今日も楽な展開でヤンキースが先制。球審の判定にも助けられた。

[2回ウラ 3-0]
ヒット→2ベース→無死2.3塁→サードゴロ→ピッチャーライナー併殺
グラブに偶然入ったようなバスケスの好プレーでピンチ脱出。

[5回オモテ 6-0]
連続四球で1死1.2塁。ここで代わったばかりのブレスローからAロッドに一発。やることなすこと上手くいく。

[7回オモテ 7-3]
1死満塁(走者は全て四球で出塁)からポサダのショートゴロでヤンキースが追加点。ラミレスの制球難は相変わらず。

[試合終了 7-3]
わずか5安打で7得点したヤンキースが快勝。連続無失策も11に更新。こんなに簡単でいいのかというような試合だった。

この日も正にそんな試合。7点中5点が四球のランナーで、ポサダの当たりなどはエラーを2つ取られてもおかしくないほどの凡プレー。相手のミスによるものなので等倍の反動が来るとは思わないが、今後はもっと厳しい戦いになるはずだ。

先発したバスケスに少しだけ触れておくと、現状では5番手レベル。以前も書いたように、肝心のチェンジアップが決まらないのでは活路がない。スタミナ面の課題もあり、失速の火種になる可能性は十分ある。

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Video:
Recap: NYY 7, OAK 3
Teixeira's sliding stop
Buck's blast

参考サイト:
New York Yankees - Batting Statistics

Thursday, April 15, 2010

See Ya

Yankees embrace Matsui in ring ceremony
NY愛した松井はNYからも愛されていた

あれから5ヶ月、待ちに待ったこの日がやってきた。松井の活躍を称え、お互いの気持ちを確かめ合う日。そして最後の別れを告げる日。もちろん本来の意味は違うが、自分にとってはそんな日だ。

Kimberly Jones 松井はスタンディングオベーションの祝福を受けると思う?もちろん、疑う余地がない (ジーター)」

Jack Curry セレモニーの時フィールドにいたが、松井への声援は誰よりも大きかった。ジーターへのそれよりも」

Mark Feinsand 27回目のワールドシリーズ優勝を称えるその日、エンジェルスのユニフォームを着た1人の選手が式典を盗んでしまった」

アストロボーイ 取ってつけたような演出しやがって。涙ボロボロじゃないか」

我が子の成長を見るような嬉しさと、自分が必要とされない寂しさ。これから先は、文字通り陰ながらの応援になるだろう。今回も上手く気持ちを伝えられないが、これだけは言っておく。今まで本当にありがとう。

関連記事:
WS 2009 vs PHI G-6 W7-3
Gonezilla Re-Act

Video:
Matsui's news conference
Matsui gets his ring
Fans celebrate ring ceremony
Matsui on the ring ceremony

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Tuesday, April 13, 2010

Love To Infinity, Pray For Love (Classic Paradise Mix)

Re: ご報告・・・

>娘がさ、生まれつきの障害を持っていたことが一昨日わかった。両親を通じて聞いた。身長が伸びず、女性ホルモンが極端に少ない。子供産めないとか色々あると言われたけど正直、そんなことどぉでもいい。私は、家を出た人間。何も口出しはできない。


Pray For Love EP (1996)

>ただただ唖然としてる。頭がいいXXさんならどぉ捉える?…とまず聞きたかった。事実をそのまま受け入れて、何か必要とされれば答えていくことしかできないだろうと今は考えてる。

真っ先に思ったのは、できる限りの愛情を与えてあげること。娘さんはこの先いろんな意味で辛く、悲しい局面に遭遇するはずで、それは本人がいくら強くても乗り切るのが難しいレベル。平たく言えばすでに不幸なんだよ。

だからまずは愛されていると実感させてあげて欲しい。接することが不可能なら不可能なりに。祈りでも何でも、一生を捧げる気でね。俺が親ならそうするし、逆に子供なら嬉く感じると思う。他人事を承知で言わせてもらえば、受身はよくない。

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Thursday, April 08, 2010

Jakob Dylan, Truth For A Truth

第6段階

頭の中が嫌なことで埋め尽くされていると、他人の体を生きているような感覚になることがある。エリザベス・キューブラー=ロスが著書の中で死に直面した人の心理を5段階で表しているが、直感的には最後の2つがこれに近い。


Women And Country (2010)

死者の声を聞けるなら、第6段階は何になるのか。多少の痛みを伴っても、実感のある世界に戻りたいのではないだろうか。今朝の自分がまさにそうだった。辛さを感じない世界に心地よさを感じながらも、やはり他人の体では生きられない。

実感のある世界に戻るためには、昇華する作業が必要。媒体としては酒か音楽が手っ取り早い。そう思った瞬間、自然と涙が出た。奥歯に力が入るあの感じ。これが生きるということなのだろう。媒体になったのはこの曲だった。

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Wednesday, April 07, 2010

April6,10 @ BOS W6-4

Yanks use Sox miscue to get first win
Rソックス vs. ヤンキース [2010年4月7日]

ブルペン勝負はヤンキースに軍配

[2回オモテ 1-1]
1死1塁(フルカウント)→盗塁→四球 ここでスウィッシャーにタイムリー2ベースが出て同点。続くテームスも四球で、現在1死満塁。

[2回オモテ 1-1]
グランダーソンは(左投手に弱い)データ通り三振。ジーターもショートゴロで、この回1点止まり。左の好投手(この日はレスター)の時はこれからも困りそう。

[3回ウラ 1-3]
1死2塁からマルティネスに2ランHR。打たれたのは内角低めの際どいコース。球種が少ないとやはり狙われる。

[5回オモテ 1-3]
グランダーソンとジーターのヒットで無死1.3塁。続くジョンソンは死球で無死満塁と絶好のチャンス。バッターボックスにはテシェイラ。

[5回オモテ 4-3]
併殺崩れでまずは1点。1塁の判定はおそらく誤審。続くAロッドはタイムリー2ベース。さらにカノーの犠飛でヤンキースがあっさり勝ち越し。今日も長い試合になるのか。

[5回ウラ 4-4]
ヒット→エンドラン→2ベース 勝ち越したのも束の間、あっさり同点に追いつかれる。打ったのはまたもマルティネス。バーネットはとにかく球が高い。

[5回ウラ 4-4]
RT @jonmorosi Interesting: #Yankees no longer putting Jeter to the right side of second base when Big Papi is up.

オティースが打席(2死2塁)でもジーターは2塁ベースより右に守らないという指摘。得点圏にランナーがいるので判断が難しいが、文章的にはそうでなくても同じらしい。

[6回オモテ 4-4]
先頭のスウィッシャーが2ベースで出塁。次打者はテームスの代打ガードナー。バントはせずセカンドゴロで進塁。続くグランダーソン、ジーター共に凡退で1死3塁の好機を生かせず。ブルペン勝負は避けたいところ。マウンド上は2番手のデルカーメン。

レッドソックスブルペンやバントが上手いガードナーと条件も揃っているので、常識的にはバントの場面。非力が幸いして打球は死んでくれたが、個人的にはミスだと思う。詳しくはこちらを参照。

[7回オモテ 4-4]
RT @PeteAbe Smart bullpen move by Francona, using Bard against Johnson-Tex-ARod. Use your best against those guys.

繰り返しになるので説明しないが、投手は能力順に使うのがセオリー。本来はセットアッパーのバードを同点の7回に投入したことは大いに評価できる。疑問を持つ人も多いかと思うが、勝ち越されたら逃げ切る以前の問題だということを考えてみて欲しい。

[7回ウラ 4-4]
2番手のアセベスは2回をパーフェクトピッチング。最速92マイルと球威もあり、ボールがやや高かった以外は今後に繋がりそうな内容。

[8回オモテ 4-4]
ガードナーの微妙な当たりに2塁ランナーのポサダは動けず。かなり悪い状況判断。現在2死満塁でジョンソン。

[8回オモテ 5-4]
ジョンソンの押し出しでヤンキースが勝ち越しに成功。この回から登板した4番手の岡島は降板。レッドソックスはスクータローの送球エラーが痛い。

[8回ウラ 5-4]
8回からはロバートソン。非常に危険な展開。案の定ユーキリスはヒット。オティースを迎えたところで今度はマルテにスイッチ。そしてけん制悪送球でランナーは2塁へ...

[8回ウラ 5-4]
マルテも打者1人で降板。リリーフしたチェンバーレインは圧巻のピッチングで連続三振。得意のガッツポーズも出ました。あと1イニング!

この日のチェンバーレインは最速96マイルを記録。デビュー時と比べると物足りないが、これだけ出れば先発でも十分務まる。腕が強く振れるせいか、スライダーもキレていた。

[9回オモテ 6-4]
カノーが内角低めの変化球を技ありの一発。9回は下位打線からなので行けるでしょう。

[試合終了 6-4]
ヤンキース今季初勝利!ヒーローは2イニング無失点のアセベスに認定。

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Video:
Recap: NYY 6, BOS 4
Jeter snares it
Mo gets first save of 2010

Monday, April 05, 2010

April4,10 @ BOS L7-9

Back from camp, Sox dump champs
Rソックス vs. ヤンキース [2010年4月5日]

7点取って敗戦スタート

[2回オモテ 2-0]
ポサダのペスキーポールに当たるHRでヤンキースが先制。続くグランダーソンにもHR!そしてスウィッシャーはライト前。ベケットはストレート投げすぎかも。

[2回ウラ 2-1]
1死3塁からベルトレの大飛球(タッチアップ)でレッドソックスが反撃。ホームを踏んだのは2ベースで出塁したユーキリス。

[3回オモテ 2-1]
先頭のジョンソンが四球で出塁。こういう時に走る選択肢がないのが辛いところ。結局併殺で攻撃終了。

打たせること自体は問題ないが、好投手が相手の時などは困る。試合の後半なら代走を出せるとはいえ、それで決着しない場合は戦力が下がるので問題がないわけではない。

[4回オモテ 2-1]
先頭のカノーがレフトオーバーの2ベース。ポサダはセカンドゴロで1死3塁。今季の下位打線はどうかという場面。

中軸でチャンスを作った時のモデルケース。7番(グランダーソン)以降は荒削りな打者が多いこともあり、1つのポイントになりそう。

[4回オモテ 4-1]
2死1.3塁からガードナーのタイムリーで追加点。続くジーターもセンター前で4点目。カウントが作れないベケットのお陰。

両先発ともストライクを取りに行ったところを痛打されるケースが目立った。四球のランナーを生還させてしまうところもそっくり。

[4回オモテ 5-1]
2死1.3塁からダブルスチール(1塁ランナーのジーターは塁間でストップ)で5点目。完全にヤンキースのペース。

[5回オモテ 5-1]
ベケットは5回途中8安打5失点(94球)で降板。2番手は左のショーエンワイス。

[5回ウラ 5-2]
2死後→3連打→ガードナーの悪送球→2.3塁→三振 何とか1点で収まった。

悪送球は仕方ないとして、間に合わないタイミングでホームに投げたのはまずい。先日も書いた通り、この選手の状況判断は相変わらず。

[6回ウラ 5-4]
ユーキリスのタイムリー3ベース(無死2.3塁)で1点差。オティースはセカンドゴロ。右のベルトレを迎えたところでサバシアは降板。2番手はロバートソン。

[6回ウラ 5-5]
ベルトレは初球を打ってセンター前。また長いゲームになりそう。ベルトレ歩かせて(1死3塁)ドリューにマルテはなし?肩が直ってないのかな。

[7回オモテ 5-5]
テシェイラの四球とAロッドの2ベースで無死2.3塁と勝ち越しのチャンス。レッドソックスはラミレスから岡島にスイッチ。

[7回オモテ 7-5]
カノーのセカンドゴロで勝ち越し。ペドロイアがホームへ送球していればアウトだったかも。続くポサダにもタイムリーが出てこの回2点目。

[7回ウラ 7-7]
ペドロイアの2ランHRで再び同点。打たれたのは内角高めのやや難しいボール。マウンド上は3番手のパク。

パクは去年のプレーオフで見せたような球威がなく、制球も悪かった。失投とまではいかないまでも、高めに浮く投球は反省材料。ちなみにペドロイアはハイボールヒッターといわれている。

[7回ウラ 7-8]
2死2塁、左のオティースを迎えたところでマルテにスイッチ。そして連続パスボール(記録上1つはワイルドピッチ)で1点献上...

打撃面では3安打と活躍したポサダだが、守備面ではご覧の通りの惨状。(制球難の)バーネットとの相性が悪い理由の1つはこれかも知れない。先が思いやられる。

[8回ウラ 7-9]
2死1.2塁からペドロイアにタイムリー。打たれたのはかつての面影がないチェンバーレイン。敗戦濃厚。

ストレートでカウントが作れず、変化球を多投するピッチング。球速も平均すると91マイル程度で、これが続くようならセットアッパーは任せられない。知る限りチェンジアップは投げていなかった。

[試合終了 7-9]
最後はパペルボンが締めてレッドソックスの勝利。開幕から7点取って負ける試合...

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Video:
Recap: NYY 7, BOS 9
Tyler sings 'God Bless America'
Diamond sings live at Fenway

Sunday, April 04, 2010

Opening Roster 2010

ヤンキース 2010: スターティングラインナップ

CC Sabathia | CC・サバシア LP
A.J. Burnett | AJ・バーネット RP
Andy Pettitte | アンディ・ペティット LP
Javier Vazquez | ハビアー・バスケス RP
Phil Hughes | フィル・ヒューズ RP

Alfredo Aceves | アルフレド・アセベス RP
Sergio Mitre | セルジオ・ミトレ RP
David Robertson | デビッド・ロバートソン RP
Chan Ho Park | チャンホ・パク RP
Damaso Marte | ダマソ・マルテ LP

Joba Chamberlain | ジョバ・チェンバーレイン RP
Mariano Rivera | マリアノ・リベラ RP

サバシアとバーネット以外は未知数の部分もあり、3番手までがエース級のレッドソックスと比べると明らかに見劣りする。球威のある投手が少ないので、楽な展開も望めそうにない。一方のブルペンはまずまず。先発経験がある投手が多く、万が一の場合に対応できるのはプラス。

Derek Jeter | デレク・ジーター SS
Nick Johnson | ニック・ジョンソン DH
Mark Teixeira | マーク・テシェイラ 1B
Alex Rodriguez | アレックス・ロドリゲス 3B
Robinson Cano | ロビンソン・カノー 2B
Jorge Posada | ホーヘイ・ポサダ C
Curtis Granderson | カーティス・グランダーソン CF
Nick Swisher | ニック・スウィッシャー RF
Brett Gardner | ブレット・ガードナー LF

Francisco Cervelli | フランシスコ・セルベリ C
Ramiro Pena | ラミロ・ペーニャ INF
Randy Winn | ランディ・ウィン OF
Marcus Thames | マーカス・テームス OF

松井とデーモンの穴を埋められるかが最大のポイント。特にションソンが期待通りの出塁率を残せないと、2番の適任者がス ウィッシャーぐらいしかいない状況に陥る。実質3人で守るレフトも割り算で考えれば能力不足。強肩が1人もいない外野陣とモリーナの移籍で守備力もいわれるほどは上がっていない。

関連記事:
NYY 2K10-4

Opening Roster 2009-1
Opening Roster 2009-2

Saturday, April 03, 2010

NYY 2K10-4

ヤンキース 2010: まとめ

[総評]
攻撃力の低下とそれを補えない守備力。仮に先発陣が去年と同等だとしても、得点力が下がった分だけ苦戦するはず。レッドソックスも攻撃力の低下が指摘されるが、先発陣が強力なだけに簡単には負けてくれない。ショーン・ロドリゲスを筆頭に次から次へと新戦力となる選手が出てくるレイズも怖い。今季はワイルドカードが精一杯だと思う。

[余談1]
個人的に期待している1塁手のミランダが案の定ロースターから外れた。守備位置が理由なのだろうが、それならばなぜテシェイラ加入時にコンバートしないのか。昨シーズンのオフから使えるメドも立っているし、1塁手を兼任するジョンソンとは実質2年契約。この飼い殺し体質は救いようがない。

[余談2]
総年俸削減(185M)を理由にラッキーを断念したのなら理解できるが、結局は去年と変わらず200M前後。ペティットやバスケスとの年俸差はわずか5M程度で、テームスなど不必要な選手とは契約する。安さに釣られて鮮度の低い肉を選ぶ感覚というか、買い物はかなり下手。

関連記事:
Opening Roster 2010

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NYY 2K10-3

Friday, April 02, 2010

NYY 2K10-3

ヤンキース 2010: 野手

[Nick Johnson]
通算出塁率.400オーバーを誇る選手。ただし大半がナショナルリーグでの成績であり、ハイレベルといわれる東地区で同じ数字を残せるとは思えない。守備は上手いが、テシェイラのバックアップなのでメリットはあってないようなもの。故障がちなのも割引き。

[Jorge Posada]
この選手はとにかく守備。体を移動せずバックハンドで捕球しようとするので、どうしてもパスボールが多くなる。盗塁阻止率の低さは言うに及ばず、クロスプレーの際にベースの前方で捕球するなど言い出したらキリがない。打撃面での心配はないが、打てないようなら存在意義はゼロに近い。

[Curtis Granderson]
去年はHRこそ自己最高を記録したが、打率はレギュラーに定着して以来最低の数字。OPSも2006年に次ぐ悪さで、ライトが浅いスタジアムの特性を考慮しても不安はある。左投手に弱いこと、あっという間に枯れる打率が残せないタイプ(*1)というのも不安要素。(*1)例えばアンドリュー・ジョーンズ

[Brett Gardner]
重心移動がなく、ヒジが伸びきったバッティングフォームが特徴。これでは強い打球が打てるはずもなく、かと言って打球を殺せるわけでもない。評価の高い守備面でも状況判断に欠ける部分が多々あり、肩もかなり弱い。走力は非凡だが、個人的にはマイナーレベルの選手だと思う。ちなみにバントは上手い。

[Randy Winn]
相手が左投手の場合はガードナー(もしくはグランダーソン)と入れ替わってレフトを守る。控えとしてなら問題ないが、当のガードナーが期待できないだけにカギを握る1人と言っていい。オープン戦はここまで41打数の11安打。かなりの弱肩としても知られている。

[Francisco Cervelli]
打撃自体はそれほど悪くないが、捕手としてのアドバンテージがなくポサダがオフの場合は確実に戦力が落ちる。このオープン戦は打率.344と好調。現在ハムストリングを痛めている。ガッツ溢れるプレーが持ち味。

[Ramiro Pena]
内外野を守れる上に俊足と、控えとしては申し分ない。巧打力もそこそこありそうで、ジーターの後継者とはいかないまでもパワーがついてくれば面白い選手。昨シーズン後半と同じく、内野手の控えは今季も1人。

[Marcus Thames]
役割的には前述のウィンと同じ。オープン戦は惨憺たる結果(*2)だったが、結局は左投手のローガンをマイナー降格にしてまでロースター入りさせた。頭数だけ揃えるのはこのチームの悪いクセ。特に左投手に強いわけでもないので、保険ぐらいの意味しかない。(*2)52打数7安打

その他の選手については特になし。年齢的な衰えを指摘する声も聞かれるが、その兆候がない以上ナンセンス。実際去年も同様の指摘があった。毎度のことながら、自称評論家の年中行事には頭が下がる。

関連記事:
Hot Stove 2010-2
Hot Stove 2010-4
Hot Stove 2010-5

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NYY 2K10-2
NYY 2K10-4

Thursday, April 01, 2010

NYY 2K10-2

ヤンキース 2010: ブルペン

[Alfredo Aceves]
力で押すタイプではないが、変化球のキレはなかなか。特に左打者に対するチェンジアップは有効で、ロングリリーフもできるなど起用法に幅があるのもいい。背中に軽度の故障を抱えているので開幕ロースターは微妙。球が高めに浮くと打撃投手に変身する一面を持っている。

[Sergio Mitre]
去年は先発として散々な成績だったものの、トミー・ジョン手術明けだったことを考慮すれば一応は度外視できる。オープン戦はここまで22イニングを投げて被安打14。平均以上の球威もあり、個人的にも通用するように見えた。アセベスと共にロングリリーフでの起用が濃厚。いわゆるシンカーボーラー。

[David Robertson]
三振率の高さ(*1)からセットアッパー候補ともいわれるが、率直に言って過大評価。球速が物足りない上に、変化球はカーブだけ。制球力、コマンド共に低い。去年のような数字は期待しない方がいいだろう。(*1)09年は13.1/9回

[Chan Ho Park]
他チームからのオファーを断り、年俸1.2Mでヤンキース入り。見た感じでは顕著な衰えもなく、今季の補強で数少ないグッドジョブと言える。オープン戦は6試合に投げて自責点なし。場合によってはセットアッパーでの起用もあり得る。詳しくはこちらを参照。

[Damaso Marte]
昨シーズンはわずか21試合(防御率9.45)の登板に終わったマルテ。本来は対左打者通算.197を誇る左キラーで、完調ならもう少しやれる投手。今季はワンポイント(後述)以上の起用が予想されるが、制球に難があるので大事な場面は避けたい。

[Boone Logan/Royce Ring]
左のワンポイント要員。オープン戦では両者とも好成績を上げているが、おそらくどちらか1人が振り落とされる。ローガンは90マイル台半ばに達するストレート、リングは左投手特有の角度のある投球が持ち味。

追記:両者ともマイナー通告。代わってロースター入りしたのは外野手のテームス。

[Joba Chamberlain]
単純な成績比較と印象だけでブルペン向きというような意見を見かけるが、例外を除けば投手に先発向きもブルペン向きもない。デビュー時のような投球ができないのは球速が落ちたのが原因。直前の2008年がいい例で、先発として防御率2.76(*2)の成績を残している。(*2)リリーフでは2.31

Joba Chamberlain 2008 Pitching Splits

とはいえ球速が上がらない以上、スタミナ消費の少ない(球速アップが見込める)ブルペン起用に異論はない。現状ではヒューズと同等クラスの投手。役割が入れ替わっても結果に大差はないと思う。今のところセットアッパー候補筆頭。

[Mariano Rivera]
球威が衰えたリベラが未だに好成績を上げられるのは、コーナーに投げ分けられるコントロールによるところが大きい。40歳という年齢は多少気になるが、技術によるものだけに成績が一変するとは考えにくい。このオープン戦は5イニングを投げて2安打無失点。

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