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Thursday, October 21, 2010

ALCS 2010 vs TEX G-5 W7-2

CC y'all in Texas: Yankees force Game 6
ヤンキース vs. レンジャーズ [2010年10月21日]

Mission: 敵地で連勝

レンジャースの先発はシリーズ初戦で苦しめられたウィルソン。この日は四球で出塁したランナーを確実に返すなど、効率のいい攻撃で6得点。もう負けられないだけに、序盤に主導権を握れたのは大きなアドバンテージになった。

得点/出塁数 ヤンキース7/15(ヒット9、四球6) レンジャース2/13(四死球0)

一方のサバシアは11安打を浴びながら2失点。無四球だったとはいえ、レンジャース打線の拙攻(併殺2)がなければどうなっていたか分からない。プレーオフを被安打11以上で勝ち投手になったのは50年ぶりとのこと。

「mlbonkmfis 今日ウッド2イニング使えるなら昨日も一昨日もそうできたはず。もう何ていうかメチャクチャ。結局はビハインドで使えなかったり、型にはめた継投しかできないだけ。ウソは聞き飽きた」

7回からはウッド、リベラの継投。後がないヤンキースとしては当然なのだが、それなら第3戦や4戦は余裕があったかというとそれは違う。小さな可能性を短絡的な思考で摘み取ってしまうから後がなくなるわけで、言ってみれば多重債務者の末路に近い。

Postgame notes: When it all went wrong

「Girardi said he didn’t want to use Mariano Rivera because he wanted to have him for multiple innings in Game 5.」

結局リベラは1イニング。この試合で2イニング投げる可能性を残したはずが、5点差での起用とこれ以上なく醜い。つじつまを合わせることより効率を優先したのは賢明な選択だが、そんな形でしか評価されない監督もどうかと思う。

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Video:
Recap: TEX 2, NYY 7
Wood's scoreless relief
Mo seals the victory

ALCS 2010 vs TEX G-4 L3-10

Wednesday, October 20, 2010

ALCS 2010 vs TEX G-4 L3-10

Texas pain-saw massacre: Yanks in a 3-1 mess
ヤンキース vs. レンジャーズ [2010年10月20日]

We believe in AJ. By Girardi

この試合のポイントはバーネットの降板時期と敬遠策。ジラルディによれば前者は出来がよかった(6回2死まで2失点)からで、後者は打者との相性を重視したとのこと。まずはそのバーネットの出来から。


(C)Copyright Benjamin Kabak On Flickr

バーネット 投球回6.0 被安打6 四死球4(敬遠含む) 自責点5 ワイルドピッチ1

ビデオを見直してみたが、やはり出来はよくない。構え通りに投げたのは数えるほどしかなく、ワンバウンドの投球は多数。体が開き気味のせいか、特に右打者に対してはすっぽ抜けることが多かった。元々そういう投手とはいえ、コマンドはゼロに近い。ワイルドピッチが1つだったのは奇跡とも言える。

ALCS 2009 Game 5 Angels 7, Yankees 6 | Gameday

実は去年のALCSでも同じようなことがあった。すでに4失点していたバーネットを7回途中まで引っ張り逆転負け。ジラルディはこの時も出来(2回以降無失点)と投球数が理由と答えていたが、結局のところ結果だけで判断しているに過ぎない。

[6回オモテ 3-2]
ヒット→外野フライ→タッチアップ→2死2塁→敬遠(マーフィー/左)→モリーナ

敬遠策については明らかにミス。(2死なので)長打が出れば逆転される可能性があるだけでなく、鈍足でフライアウトが多いモリーナにそれをやってもあまり意味がない。1点取られても試合が決まる場面ではないので、ここは勝負するか左投手に継投するのがベストだろう。ちなみに当のバーネットは敬遠の指示に驚いたと語っている。

NY Yankees vs. Minnesota - June 2, 2008 | Gameday

敬遠をめぐるミスは今に始ったことではない。これはほんの一例だが、さらに1点が大事な場面(同点の8回1死3塁)で逆に勝負している。バーネットの降板時期は主観によるところが大きいので目をつぶれても、こういうミスは致命的。相性やデータ以前に野球IQが足りない。

対バーネット通算打率  マーフィー.294(5/17) モリーナ.200(1/5) 
2010プレーオフ打率  マーフィー.273(3/11) モリーナ.348(8/23)

問題の相性はご覧の通り。面白いのはサンプル数(打数)とデータの信頼度が比例するなら、モリーナの方が怖いとも言えること。もちろんカテゴリーは違うが、データを重視するのであれば考慮すべき点ではある。ウッドやリベラを温存したことなどはまた後日。

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Video:
Recap: TEX 10, NYY 3
Teixeira injured running to first
Hunter's Game 4 start

ALCS 2010 vs TEX G-3 L0-8
ALCS 2010 vs TEX G-5 W7-2

Tuesday, October 19, 2010

ALCS 2010 vs TEX G-3 L0-8

ConvincingLee, Rangers blank Yanks, go up 2-1
ヤンキース vs. レンジャーズ [2010年10月19日]

得点圏0/3 残塁3

大方の予想通りの敗戦。こちらの記事によれば初球から打ちにいく方針だったらしいが、この日のリーは甘い球自体が少なかった。ストライクゾーンとボーダーラインを勘違いしているのではと思えるほどで、どんな攻め方をしても結果に差はなかっただろう。

ペティット/無四球 ストライク67 ボール43(ストライク率61%)

一方のペティットは7回2失点。丁寧に投げていた印象はあったものの、終始コントロールに苦しむピッチング。ボール球に手を出したレンジャース打線の助けがなければ、もう2点ぐらいは取られたと思う。少なくとも今後に繋がるピッチングではなかった。

「mlbonkmfis フィリーズのマニュエルは何もしないとかいわれてるけど、1点ビハインドの9回に(抑えの)リッジ出すところなんて他の監督にはなかなかできない」

9回の継投 ローガン(打者1/被安打1)→ロバートソン(打者6/被安打5)→ミトレ

悔やまれるのは9回にリベラを出さなかったこと。結果は変わらなかったかも知れないが、ビハインドだからといって温存していては勝てるものも勝てない。決定的な点差になるまでロバートソンを放置したのも問題で、負けるべくして負けた試合と言える。

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Video:
Recap: TEX 8, NYY 0
Lee strikes out 13
Rangers' six-run ninth inning

ALCS 2010 @ TEX G-2 L2-7
ALCS 2010 vs TEX G-4 L3-10

Sunday, October 17, 2010

ALCS 2010 @ TEX G-2 L2-7

Texas' 2 step: Win at home, get even with Yanks
レンジャーズ vs. ヤンキース [2010年10月17日]

連日の5点ビハインド

先発のヒューズは5回持たず7失点(被安打10)で降板。投球自体は前回のツインズ戦と変わらなかったが、相手が違えばこんなもの。これまでも何度となく書いているように、やはりストレートで押す投球は通用しない。

配球 変化球15%(チェンジアップ1球) 被安打 ストレート/カッター90%

ヒューズが先発枠を勝ち取ったのは、ピッチングの幅が広がるチェンジアップの向上が主な理由だった。ところがいざ開幕してみると、以前の(チェンジアップを使わない)投球に逆戻り。開幕当初の好調がそうさせたのだろうが、言い換えれば弱点を知っていながら放置したことになる。結果至上主義の典型的な失敗例だと思う。

Andrus steals home- Video

この日は打線も12残塁と何もかも上手くいかなかったわけだが、それ以上にまずいのがこのプレー。ご覧の通り、ポサダは3塁ランナーをまったく気にしていない。パスボールや弱肩には目をつぶれても、こんな形で先取点を取られては投手も堪らないだろう。次戦はペティットと手強いリーのマッチアップ。

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Video:
Recap: NYY 2, TEX 7
Lewis wins Game 2
Berkman's RBI single

関連記事:
Playoff Roaster 2010

ALCS 2010 @ TEX G-1 W6-5
ALCS 2010 vs TEX G-3 L0-8

Saturday, October 16, 2010

ALCS 2010 @ TEX G-1 W6-5

NY stuns Texas: You could've heard a 'pen drop
レンジャーズ vs. ヤンキース [2010年10月16日]

レンジャースの自滅で逆転勝ち

投手継投は本来(相対的な)好結果が望める場合に有効な手段。投手を代えれば抑えられるわけではなく、そこに根拠がなければ結果はついてこない。ところが実際は打たれたり失点した事実が根拠になることがほとんど。投球内容やヒットの質はあまり考慮されず、継投がピンチを脱する術だという認識がまかり通っている。

8回の継投(打者/投球数) オリバー2/13 オデイ1/1 ラパーダ1/1 ホランド4/23

レンジャースの監督ワシントンもその1人。この日もアウト3つを取るために4人もの投手を継ぎこむ有様。もちろんきちんとした根拠があれば問題ないが、例えば左に強いテームス(*1)に左投手をぶつけるなど疑問点は少なくない。(*1)対左.300、対右.268

オガンド 防御率1.30 投球回41.2 被安打31 奪三振39 WHIP1.13

もう1つの問題は好投手のオガンドと抑えのフェリースを最後まで温存したこと。特に前者はかなりの逸材で、防御率もブルペン中最も低い。実質的なセットアッパーではないものの、シーズン中の起用法からして登板させることはできたはず。ましてやサバシアを攻略してのALCS初戦。仮にフェリースを投入しても誰も文句は言わない。

「DaigoRedSox テキサス・レンジャーズ、1961年に球団ができて以来、一度も本拠地でプレイオフの試合に勝ったことがない。合計、プレイオフ出場は4回目、本拠地での成績は7戦7敗。今年はここまで3戦3敗」

野球というゲームは投手有利なので打った方を褒めるべきかも知れないが、この試合に限ってはレンジャースの自滅。エースを立てて挑んだ試合だけに、ヤンキースとしては大きな1勝になった。ちなみにサバシアの登板間隔については休養十分とも言えるので議論する意味がない。

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Video:
Recap: NYY 6, TEX 5
Must C Clutch
Washington talks after Game 1

ALCS 2010 @ TEX G-2 L2-7

Sunday, October 10, 2010

ALDS 2010 vs MIN G-3 W6-1

Sounds Phil-miliar: Yanks headed to ALCS
ヤンキース vs. ツインズ [2010年10月10日]

スイープで勝ち抜け

先日ホームフィールドアドバンテージなど不安材料を散々指摘したが、それをあざ笑うかのような結果で終わった。これでツインズはプレーオフ12連敗。そのうち9敗がヤンキースと対戦相手の問題もあるとはいえ、それを考慮しても酷い数字。呪いと言ってもいい。


(C)Copyright Andrew Burton/Getty Images

得点圏打率(ALDS/平均) ヤンキース.360/.258 ツインズ.111/.285

このシリーズをツインズの側から振り返ってみると、とにかくチャンスに打てなかった。シーズン中もヤンキースをやや苦手としている(*1)のは事実だが、3試合でタイムリーヒット1本では勝てるわけがない。(*1)平均打率.273/対ヤンキース.262

「カダイヤーには2球続けてHRボール。ツインズは重症なんてもんじゃない」

「ツインズ・・・もっと楽しませてくれよorz  ヒューズの出来が特にいいとも思えん」

「ヒューズはイケイケ投球。なぜか打てないツインズ打線。どうしちゃったのかな」

Gamedayを見れば分かるように、この日のヒューズは甘い球が多かった。全力投球していたので球速アップによるアドバンテージはあるものの、2点ぐらいは取れるはず。仮に中地区のレベルが低いとしても、もう少しはやれたと思う。

一方のヤンキースは苦戦していたリリアーノに対し集中打で攻略。2戦目も四球とまずい守備に乗じてパバーノを引きずり下ろすなど、ピンポイントで得点。何より前述した得点圏打率が全てを物語っている。

ヒューズか結果を出したことで、ALCSのローテーションはほぼ決まり。5番手がいないこともあり、バーネットを加えた4人体制になると思う。相手は先発が弱いレイズがいいような気もするが、シーズン中は負け越しているだけに微妙なところ。この試合の得点シーンはこちらを参照。

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Video:
Recap: MIN 1, NYY 6
Teixeira's RBI single
Must C: Clinch

ALDS 2010 @ MIN G-1 W6-4
ALDS 2010 @ MIN G-2 W5-2

Friday, October 08, 2010

ALDS 2010 @ MIN G-2 W5-2

Show on the road: Pettitte, Berkman 2 much
ツインズ vs. ヤンキース [2010年10月8日]

敵地で連勝、ホームへ

先発のペティットは7回を投げて5安打2失点。甘い球は多かったものの、懸念されたカッターのキレはまずまず。元気のないツインズ打線に助けられたとはいえ、今後に繋がるピッチングにはなった。故障明けなので、投球数(88)を抑えられたことも好材料。

無得点 4回1死1.3塁 6回1死1.3塁 7回1死満塁

打線はグランダーソンとバークマンの活躍などで5得点。好機に得点できなかったのは多少引っかかるが、出来のよかったパバーノから10安打なら上々の結果。(無失点に抑えた)ウッドも含めて、この日はキャッシュマンも鼻が高かったことだろう。

「SI_JonHeyman cashman looking very smart tonite: berkman, wood and granderson」

これでツインズはプレーオフ11連敗。単に巡り合わせの問題かも知れないが、今季に限っては中地区のレベルが関係している気がする。ちなみにディビジョンシリーズ連敗後に3連勝した例は過去に4度あるとのこと。試合展開などはこちらを参照。

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Video:
Recap: NYY 5, MIN 2
Granderson's big game
Jeter turns two

ALDS 2010 @ MIN G-1 W6-4
ALDS 2010 vs MIN G-3 W6-1

Thursday, October 07, 2010

ALDS 2010 @ MIN G-1 W6-4

Late, great outdoors for Yanks
ツインズ vs. ヤンキース [2010年10月7日]

とりあえず1勝

[2回ウラ 0-2]
カダイヤーの2ランHRでツインズが先制。

[3回オモテ 0-2]
先頭のガードナーが出塁したのに、結局フルカウントからスタートしただけ。まだ3回なんだし走らせてもいいのでは?ジラルディ、ビビってるくさい。(後述)

[3回オモテ 0-2]
無死1.2塁→バント失敗(スウィッシャー/ファール)→ヒッティング→外野フライ→
外野フライ→三振 ちぐはぐな攻撃でこの回無得点。

アイディア自体は悪くないが、スウィッシャーはバントが上手い方ではないので得策でないことだけは確か。ここはそのまま打たせるべきだったと思う。

[3回ウラ 0-3]
無死1塁→緩いファーストゴロ→テシェイラがヘッドスライディングでベースにタッチ→
1塁ランナー(ハドソン)は3塁へ→パスボール→失点

一瞬の隙をついたハドソンの好走塁。ただしベースカバーが遅れたAロッドには反省の余地がある。ポサダのパスボールはいつものこと。

[6回オモテ 1-3]
2ベース→パスボール→四球→1死1.3塁→ライト前 カノーのタイムリーでヤンキースが反撃。なおも1死1.2塁で攻撃中。

[6回オモテ 4-3]
ポサダのタイムリーで1点差。さらにグランダーソンがフェンス直撃の3ベース。この回4点目でついに逆転!リリアーノは降板。

好投していたリリアーノを集中打で攻略。ポサダとグランダーソンのタイムリーはいずれも2死から。目立たないがAロッドも四球で貢献している。

[6回ウラ 4-4]
2死後→四球→2ベース→連続四球→押し出し この回の四球(特に押し出し)は地の利だね。

[7回オモテ 6-4]
テシェイラの2ランHRでヤンキースが2点勝ち越し!

[7回オモテ 6-4]
リードすると途端に動く(1死1塁でAロッドが盗塁)得意のチキン采配。まあここは走っていいんだけど。

リードを広げることも大事だが、前述した3回の場面(無死1塁、走者ガードナー)などはリスクを恐れず走るべき。勝てたからいいようなものの、負けていればポイントになっていたはず。

[7回ウラ 6-4]
2死からマウアーにヒット。ヤンキースは左のローガンからロバートソンにスイッチ。続くヤングは四球で1.2塁。打席にはトーミ。

[7回ウラ 6-4]
ここは(2死1塁、打者ヤング)ウッドでしょ。ウッド4アウト、リベラ3アウトでいいじゃん。イニングの数字に拘るなよ。

8回もロバートソンならまだ分かるが、そうでないなら(能力上位の)ウッドを温存する理由がない。そのウッドは案の定8回に登板。開いた口がふさがらない。

「thrillabygodzi ワイルドカード制度になってからのDSの初戦とったチームが勝ち抜く確率は71,6パーセント。ここ3年(2007~2009)は100パーセント勝ち抜いてました」

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Video:
Recap: NYY 6, MIN 4
Cano's slick stop
Duquette on Mo's four-out save

ALDS 2010 @ MIN G-2 W5-2

Wednesday, October 06, 2010

Playoff Roaster 2010

ヤンキース2010: プレーオフロースター

CC Sabathia | CC・サバシア LP
Andy Pettitte | アンディ・ペティット LP
Phil Hughes | フィル・ヒューズ RP
A.J. Burnett | AJ・バーネット RP(ALDSはブルペン登板)

Dustin Moseley | ダスティン・モズリー RP
Sergio Mitre | セルジオ・ミトレ RP
Boone Logan | ブーン・ローガン LP
David Robertson | デビッド・ロバートソン RP
Joba Chamberlain | ジョバ・チェンバーレイン RP

Kerry Wood | ケリー・ウッド RP
Mariano Rivera | マリアノ・リベラ RP

最も心配なのがペティット。復帰初戦こそ結果を出したものの、その後の2試合は7.1イニングで被安打20と散々な成績。本人も認めているように、決め球のカッターにキレが戻らないと好投は望めない。

ヒューズはストレートに頼らないことが条件。プレーオフということで全力投球してくるようなら別だが、それよりチェンジアップを使った方がいい。第4戦(サバシア)は中3日の登板になる。

ブルペンは主にモップアップ起用だったモズリーとミトレがロースター入り。両者ともシンカー系の投手なので対左要員とも考えられるが、実際使う場面があるかどうか。個人的には左のリングと球威のあるノーバを入れるべきだったと思う。

ウッドは移籍後の防御率0.69と絶好調だが、数字ほどいいピッチングはしていない。ロバートソンとチェンバーレインは可もなく不可もなく。バーネットはセットアップまたは7回辺りに使っても面白い。オフに補強したバスケスは落選。

Derek Jeter | デレク・ジーター SS
Nick Swisher | ニック・スウィッシャー RF
Mark Teixeira | マーク・テシェイラ 1B
Alex Rodriguez | アレックス・ロドリゲス 3B
Robinson Cano | ロビンソン・カノー 2B
Jorge Posada | ホーヘイ・ポサダ C
Marcus Thames | マーカス・テームス DH
Curtis Granderson | カーティス・グランダーソン CF
Brett Gardner | ブレット・ガードナー LF

Francisco Cervelli | フランシスコ・セルベリ C
Lance Berkman | ランス・バークマン 1B
Ramiro Pena | ラミロ・ペーニャ 3B
Austin Kearns | オースティン・カーンズ RF
Greg Golson | グレッグ・ゴルソン RF

打順は確定ではないが、おおよそこんな感じ。テームスとバークマンはシーズン中と同じように相手投手によって使い分けると思う。ガードナーとカーンズもプラトーン起用とのことだが、初戦はガードナーがスタメン入りするらしい。

例年になく不調のジーターがどれだけ出塁できるか。つま先を(亀裂)骨折しているテシェイラや9月は打率.207のポサダなど不安要素は少なくない。(捕手、外野陣ともに弱肩なので)足を生かされる攻撃にも不安がある。

2010 Postseason Schedule

Monday, October 04, 2010

October3,10 @ BOS L4-8

Yanks denied AL East title thanks to rivals
ヤンキース vs. Rソックス [2010年10月4日]

地区優勝はレイズ、ヤンキースはワイルドカード

プレーオフ初戦の相手がツインズに決まった。先発投手やこれまでの対戦成績からレンジャースより有利との見方もあるようだが、3勝で勝ち抜けのディビジョンシリーズでアウェイスタート(*1)は厳しい。仮にエースのサバシアで落とすようなことがあれば、初戦敗退も十分あり得る。(*1)ワイルドカードで出場した2007年は初戦敗退

対ツインズ(2002年以降):45-16 ツインズのホーム成績:53-28(リーグトップ)

地区優勝を逃した原因はいくつかあるが、個人的に気になるのは故障で離脱したペティットの代役をきちんと立てなかったこと。この日もその代役モズリー(*2)が4失点。リーの獲得に失敗したとはいえ、プレーオフに進出できなかった2008年と同じ轍を踏むのはまずい。(*2)先発時の防御率5.29

KMFIS(@mlbonkmfis) 「ゴーダン」の検索結果

もう1つはシーズン終盤の重要な場面で起用したゴーダン。ブルペンを休ませたかったということだが、モップアップに投げさせて勝てるほど野球は甘くない。ブルペンの疲労は酷使による自業自得の側面もあり、そもそも一度は見切った(解雇)選手。現地の記者が何度となく皮肉を込めたツイートをするのも分かる。

「Ladies and gentlemen, Mr. Chad Gaudin!」

ウラ読み好きな人のために書いておくと、ヤンキースはあくまで地区優勝を目指していた。実際ジラルディ自身が何度もそう明言しているし、この日のラインナップを見れば本気で勝ちに行っているのが分かるはず。ワイルドカードでは勝てないとは言わないが、少なくとも不利だと思っていたのは間違いない。

[5回表 2-2]
ガードナーが出たのにジーターは初球を打って併殺。ジラルディ、寝てんのか?

前述の通り投手継投も不安だが、短期決戦のプレーオフではこんな采配ミスも命取りになる。今季のヤンキースは戦力が特別抜けているわけではないので、上を目指すためにはミスは許されない。個々の選手についてはまた後ほど。

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Wednesday, September 01, 2010

Magic Number 23

マジック23

今シーズンも残すところ1ヶ月余り。プレーオフ進出は確実(*1)といわれるヤンキースだが、個人的にはそれほど安泰だとは思っていない。というわけで、簡単に戦力分析をしてみる。まずは先発投手。(*1)現時点で両リーグ最高勝率、レッドソックスとは8ゲーム差

防御率(前半/後半/通算) サバシア3.09/3.25/3.09 バーネット4.75/6.23/5.17 ヒューズ3.65/5.19/4.12 バスケス4.45/5.73/4.86

試合を作れるのはサバシアだけ。前半戦は恵まれていたとは以前にも書いたが、他の3人は下降線をたどっているのが分かると思う。今季のヒューズには投球制限(175イニング)があり、このままのペースなら9月中旬に到達。ペティットの復帰も(最短で)同時期といわれている。

ルーキーのノーバが計算できそうなのは明るい材料とはいえ、ペティットの代役モズリーは防御率4.86と頭打ち。結局はバスケスを使わざるを得ない。そのペティットにしても前半戦は明らかに出来すぎで、DL明けを考慮すると過度の期待は禁物。楽な試合は望めそうにない。追記;モズリーに代わってバスケスの先発復帰が決定。

得点平均 前半:5.3 後半:5.6 通算:5.4(両リーグトップ)

打撃の方は特に問題なし。復調したテシェイラとセンス抜群のカノー、一皮むけた感のあるスウィッシャーを中心としたラインナップは破壊力抜群。テームスも好調を維持しているし、このところリードオフマンとして起用されているガードナーもまずまず。仮にAロッドが復帰できなくても、得点力が極端に落ちることはないと思う。

9/20以降の対戦カード TB:4試合 TOR:3試合 BOS:6試合

見ての通り、9月の中旬以降は厳しい対戦が続く。それまでに貯金を減らさなければプレーオフ進出はできると思うが、全ては先発投手の出来次第。3ゲーム差ぐらいに詰め寄られるようなら危ない。以下は3位レッドソックスとの比較。ヤンキースは残り30試合で23勝すれば、プレーオフ進出が約束される。

NYY:1-1→97-65 2-3→94-68
BOS:3-1→97-65 2-1→94-68

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関連記事:
Yankees At The Break 2010-1
Yankees At The Break 2010-2

Saturday, July 17, 2010

Yankees At The Break 2010-2

前半戦のヤンキース(投手編)

CC・サバシア | 防御率3.09 投球回131.0 奪三振104 被打率.228 WHIP1.14
現在(これを書いた時点で)8連勝中。調子を落としていた時期もあったが、きちんと戻してくる辺りはさすが。この選手に関しては特に心配はいらない。

AJ・バーネット | 防御率4.75 投球回108.0 奪三振81 被打率.275 WHIP1.47
多少球速が落ちたせいか、例年になく被安打率が高い。前回のようにチェンジアップを交えた投球をすれば変わり身は期待できる。制球難は相変わらず。

アンディ・ペティット | 防御率2.70 投球回113.1 奪三振87 被打率.234 WHIP1.15
これまでと違うのはカッターに頼らず、カーブを効果的に使っていること。腕も意識的に振っているようで、変化球のキレもいい。防御率2点台は出来すぎだが、近年では一番。

ハビアー・バスケス | 防御率4.45 投球回95.0 奪三振80 被打率.225 WHIP1.22
数字の上では復調してきたが、その間の対戦相手は大半が貧打のチーム。被HRの多さ(チームワーストの15本)が示すように、甘く入れば持っていかれる。過信は禁物。

フィル・ヒューズ | 防御率3.65 投球回101.0 奪三振91 被打率.239 WHIP1.18
8割以上がストレート系。球速が上がったこともあって一応は通用しているが、そろそろ投球術も身につけて欲しいところ。キャンプで磨いたチェンジアップはほとんど投げてない。

ジョバ・チェンバレン | 防御率5.79 投球回37.1 奪三振40 被打率.282 WHIP1.50
球速が出ない→腕が振れてない→変化球(スライダー)もキレない 悪い時はこのパターン、いい時はその逆。とにかく球速が安定しないことには始らない。トレードの噂もある。

マリアノ・リベラ | 防御率1.05 投球回34.1 奪三振33 被打率.137 WHIP0.64
自責点がついたのは僅か3試合(登板数35)と抜群の安定感。好投の要因は主にコマンド力なので、今後も大崩れはしないと思う。

デビッド・ロバートソン | 防御率5.46 投球回29.2 奪三振32 被打率.305 WHIP1.79
単純に去年が出来すぎ。これ以上悪くなることはないが、好投するにはコマンドを身につけるかカーブ以外の変化球が必要。

チャンホ・パク | 防御率6.18 投球回27.2 奪三振22 被打率.298 WHIP1.48
球速落ちが全て。去年のプレーオフ(フィリーズ)と比べると5マイル前後落ちている。現状ではかわす投球で凌ぐしかない。

ダマソ・マルテ | 防御率4.08 投球回17.2 奪三振12 被打率.161 WHIP1.19
防御率は悪いが、打者を打ち取る術はある。左打者に対してはWHIP0.77と抑えているので、ワンポイントの起用なら問題なさそう。追記:左肩の炎症でDL入り

チャド・ゴーダン | 防御率6.75 投球回34.2 奪三振33 被打率.309 WHIP1.62
アセベスの故障で獲得した投手。勝敗に関係のない場面の起用が多いとはいえ、この程度ならノーバ辺りで事足りる。経験にすがるキャッシュマンの野球観が露呈した形。

セルジオ・ミトレ | 防御率2.88 投球回25.0 奪三振15 被打率.186 WHIP1.00
アルフレド・アセベス | 防御率3.00 投球回12.0 奪三振2 被打率.208 WHIP1.17

ミトレはわき腹、アセベスは椎間板ヘルニアで故障中。ロングリリーフというより、計算できる投手を失ったのが痛い。

チーム成績 平均失点4.0(2) 防御率3.81(2) クオリティスタート53(2)
与四球279(5) 被安打率.241(1) 奪三振634(5) *カッコ内はリーグ順位

全体としてはまずまず。ただ先発陣は相手に恵まれた感じもあり、今後は多少苦戦すると思う。ブルペンはリベラの起用法が限定的(4アウト以下)なので、信頼できる投手がもう1人欲しい。最も可能性が高いのはもちろんチェンバーレイン。

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Yankees At The Break 2010-1

Friday, July 16, 2010

Yankees At The Break 2010-1

前半戦のヤンキース(野手編)

デレク・ジーター | 打率.274 HR8 打点43 盗塁9 出塁率.340 OPS.732
例年に比べると明らかに低い数字。特に出塁率はリードオフマンとして最低レベルで、復調できないようなら2番での起用が増えそう。まだまだやれるはず。

ニック・スウィッシャー | 打率..298 HR15 打点49 盗塁1 出塁率.377 OPS.901
ほとんどのカテゴリーがキャリアハイ。相変わらず三振は多いが、去年のような勝負弱さは解消された。ムードメーカーとしても貴重な存在。

マーク・テシェイラ | 打率.254 HR17 打点60 盗塁0 出塁率.360 OPS.825
ここに来てようやく復調。重要な場面では今ひとつという気もするが、ステディな選手なので後半戦は期待が持てる。

アレックス・ロドリゲス | 打率.269 HR14 打点70 盗塁2 出塁率.345 OPS.826
故障の影響なのか、物足りない数字が並ぶ。成績のわりに打点が多いのは、満塁時に驚異的な活躍(.538、25打点)をしているため。テシェイラ同様、後半戦に期待がかかる。

ロビンソン・カノー | 打率.336 HR16 打点58 盗塁2 出塁率.389 OPS.944
一時の勢いはなくなったものの、MVP候補に挙げられるほどの成績。守備面での貢献度も高いので、故障せずにシーズンを終えて欲しい。

ホーヘイ・ポサダ | 打率.265 HR9 打点29 盗塁0 出塁率.373 OPS.838
得点圏打率.203と勝負弱さが目立った。チーム一の鈍足で、打順は(出塁率の高い)カノーの後。捕手としては期待できないだけに、まずは走者を帰すところから。

カーティス・グランダーソン | 打率.240 HR7 打点24 盗塁7 出塁率.309 OPS.718
HRは打数換算で20本ペース。出塁率もダントツに低い。もう少しはやれると思うが、劇的な変化もなさそう。不良債権候補筆頭。

ブレット・ガードナー | 打率.309 HR5 打点29 盗塁25 出塁率.396 OPS.811
前半戦のMVP候補の1人。ラッキーな当たりが多いので打撃技術との関係は割引かないといけないが、レフト方向に打つことを覚えたのは成長と言える。

マーカス・テームス | 打率.294 HR3 打点13 盗塁0 出塁率.398 OPS.845
好調だったシーズン前半の貯金とはいえ、数字的には上出来。対左投手に限れば打率は.327まで上がる。とりあえずグッドジョブと言っておく。

フランシスコ・セルベリ | 打率.266 HR0 打点30 盗塁0 出塁率.338 OPS.672
故障がちなポサダの穴を埋めただけでなく、勝負強いバッティングでチームに貢献した。ただ今後これまでのような活躍ができるかは疑問。

ニック・ジョンソン | 打率.167 HR2 打点8 盗塁0 出塁率.388 OPS.693
わずか24試合の出場で離脱。来月には復帰できそうだが、常識的にはそれほど戦力にならない。2番のポジションも形が出来ているので、起用法も難しい。

チーム成績 得点平均5.3(2) 打率.271(5) HR99(4) 出塁率.353(1)
OPS.787(2) *カッコ内はリーグ順位

前半戦は主力の不調を脇役の活躍で補えたが、今後はその主力が本来の力を出さないと得点力の低下は避けられない。具体的にはジーターとテシェイラ、Aロッド辺り。フィリーズのワースを獲得しようとしていた経緯もあり、外野手の補強に動くかも知れない。

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Yankees At The Break 2010-2

Monday, June 14, 2010

June13,10 vs HOU W9-5

For Posada, life twice as grand
ヤンキース vs. アストロズ [2010年6月14日]

40勝23敗で首位タイ(100勝ペース)

ブログを書こうと思う時は何らかの動機があるもので、自分の場合はほとんどが批判。ヤンキースに関する記事は特にその傾向が強い。逆に言えば批判すべき点が見つからないと何も書けないわけだ。

前回の記事から1ヶ月が経ったが、その間書きたい衝動には駆られなかった。多少の故障者はいるものの、チームは順調そのもの。面白いように勝てる。采配や起用法を批判しようにも、そもそもそういう展開自体がない。

4回 2死後→3連続四球→2点タイムリー 5回 2死1塁→連続四球→満塁HR

この試合もそうで、9得点中6点(*1)が四球のランナー。選球眼や相手チームのレベルを考慮しても出来すぎている。これを強さと呼ぶのは自由だが、勝てば満足という立場で見ていないのでどうしても拍子抜けしてしまう。(*1)もう1点はエラー

打率/防御率 グランダーソン .241 ジョンソン(DL).167 バスケス5.43

拍子抜けといえば、オフに補強したこの3人。詳しいスタッツはリンク先を見てもらうとして、お世辞にも活躍しているとは言えない。つまり(現時点においては)補強に失敗しているわけで、まさに勝てば官軍の状態。今年のヤンキースは本当に分からない。

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Video:
Recap: HOU 5, NYY 9
Huffman's first career hit
Posada's errant throw

Wednesday, May 19, 2010

May18,10 vs BOS L6-7

Red Sox escape from New York with win
ヤンキース vs. Rソックス [2010年5月19日]

教えてジラルディ!

Q 8回1死2塁の場面(5-4)でなぜオティースと勝負したのですか?左投手には弱いデータもありますし、過去10試合は.359と当たっています。ここは歩かせて調子の悪い右のベルトレと勝負するか、(連投になっても)左投手にスイッチするのが得策だと思うのですが。

Q リベラは4アウトセーブ(1.1イニング)と決まっているようですが、その理由を教えて下さい。前述の場面も5アウトが可能なら投入できたはずです。プレーオフでは2イニング投げさせているわけですから、リズムの問題ではないですよね。投球数ではなくアウト数が基準というのは腑に落ちません。

Q ウィンの守備位置が浅かったのはポテンヒットを警戒してとのことですが、あれだけ浅いと単にヒットゾーンを広げているだけではないでしょうか。つまり浅い打球だった場合にしかメリットがないわけです。ウラの攻撃もあることですし、極端な守備体系は損だと思いませんか?

Q 9回に代打を出せる場面がありました。ポサダとスウィッシャーが故障中なので仕方ないのかも知れませんが、1打席でも無理なほど重症なのですか?もしそうなら、なぜ外野手のゴルソンをマイナーに降格させたのでしょう。野手が足りませんよね。この2人はしばらくお休みと書いておきます。

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Video:
Recap: BOS 7, NYY 6
Sabathia strikes out five
A-Rod reaches safely

関連記事:
June23,07 @ SF L5-6
June11,09 @ BOS L3-4

Tuesday, May 18, 2010

May17,10 vs BOS W11-9

Yankees win wild slugfest vs. rivals
ヤンキース vs. Rソックス [2010年5月18日]

潜伏確変→バスケスは4球で2勝目

「松坂は配球が淡白すぎる。初回なんか最後のウィンを除くとほとんどストレート系(変化球3)だもん。いいスライダーあるのにもったいない」

松坂は5失点した初回が全て。この日は球速が出ていなかった上に、ご覧の通りの配球。ベケットクラスの速さがあるならまだしも、91マイル程度では打たれて当然。ちょうど2年前のヒューズがこんな感じだった。

ヒューズ(5回/3失点) ストレート/カッター24 カーブ4 チェンジアップ0

そのヒューズも当時に戻ったようなピッチング。球速こそ若干上がったが、それでもストレートでねじ伏せるほどの威力はない。まだ若いとはいえ、そろそろ投球術にも気を使って欲しいところ。

「昨日も今日も劇的な試合。まさに行って来い」

前日はリベラがグランドスラムを被弾するショッキングな敗戦。そしてこの日はパペルボンから2本の2ランHRでサヨナラ勝ち。試合を決めたテームスはスウィッシャーとポサダが故障していなければベンチスタートだったそうで、形としては非常にいい。

Johnson to undergo wrist surgery

右手首を痛めたニック・ジョンソンの手術が決定。古傷ではないらしいが、過去に同様の箇所で2度DL入りしているのは偶然ではないだろう。故障がちなのは獲得前から分かっていたことであり、実質2年契約なら不運では片付けられない。復帰は最短で7月半ば。

打率/出塁率/OPS ジョンソン .167/.388/.693 グランダーソン .225/.311/.686

新加入組が結果を出せないまま故障。本来ならキャッシュマン批判が起こってもおかしくない状況だが、勝てば官軍とばかりそんなムードはない。その中心にいるのが以下に挙げる3人。特にセルベリは得点圏打率.786(11/14)という驚異的な数字を残している。

打率/出塁率/OPS ガードナー .323/.409/.808 セルベリ.400/.471/.987 
テームス.365/.444/1.002

打撃には波があり、いい時もあれば悪い時もある。仮にこの3人が不調ならチーム状態はどん底になるはずで、端的に言えば好循環。層の厚さは関係ない。

「なぜにバスケス?金曜に先発すると中3日ですよ。9回2点ビハインド(2死)でそんな無理しなくても」

「Mark Feinsand Make that two outs in the ninth. Whatever. Girardi's insane」

ジラルディによればバスケスのリリーフ起用は想定内とのことだが、さすがにこの場面で使う必要はない。ところがこちらも勝てば官軍。批判されるどころか、バスケスに勝ち星までついた。この先は言わなくても分かると思う。

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Video:

Broadcasters call Thames' homer
A-Rod's game-tying homer

Thursday, May 06, 2010

May5,10 vs BAL W7-5

Yanks hold breath, then hold on for sweep
ヤンキース vs. オリオールズ [2010年5月6日]

春のボーナスで貯金11

「相手のミスによるものなので等倍の反動が来るとは思わないが、今後はもっと厳しい戦いになるはずだ」

先日の記事でこんな風に書いたが、恵まれた展開は未だに続いている。前日もタイムリーヒットなしで4得点。先発投手の好投(後述)があってこそとはいえ、ここまで続くのもちょっと珍しい。以下は勝負を決めた4回の攻撃。

[4回ウラ 3-1]
四球(ガードナー)→バントヒット(セルベリ)→送りバント→1死2.3塁→内野ゴロ→得点→四球→2死1.2塁→右中間2ベース(テシェイラ)→2得点

セルベリのヒットはサードのテハダが判断を誤り送球しなかったのが原因。実際は単なる送りバントで、どちらに投げてもアウトのタイミングだった。テシェイラの打球も野手が追いつきながらの落球。テハダのミスがなければ、得点はおろか負けていた可能性すらある。

勝負はミスをした方が負けるといわれるが、ヤンキースが緻密な野球をしているかというとそれも違う。例えばこのプレー。ジョンソンの走力と状況を考えれば、3塁ストップが常識的。結果論になるが、強攻しなければもう1点入っていた。

[3回ウラ 2-0]
ポテンヒット→連続四球→無死満塁→センター前ヒット→得点(2塁ランナーのジョンソンはホームタッチアウト)→三振→外野フライ

やることなすこと上手くいく。それが今のヤンキース。前述のバントにしても走らせるべきところをバントさせて結果オーライ。先発投手は防御率だけなら4人がサイ・ヤング候補。観戦していれば分かるが、バーネットとペティットは投球内容に数字が見合っていない。

防御率(5/6時点) サバシア2.74 バーネット1.99 ペティット2.08 ヒューズ1.44

いずれにしても、勝ち星が減らない以上ヤンキースにはプラス。テシェイラやAロッドが不調というのも逆にいい。開幕前はワイルドカードが精一杯だと思っていたが、ここまでボーナスをもらうと行ける気がしてきた。

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Video:
Recap: BAL 5, NYY 7
Wieters' solo home run
Reimold goes back-to-back

Sunday, May 02, 2010

May1,10 vs CWS L6-7

White Sox prevail in Bronx tussle
ヤンキース vs. Wソックス [2010年5月2日]

不安材料2つ

「バスケスは相変わらずチェンジアップ投げてない。ストレートとカーブじゃ無理だって。球速も落ちてるから、2004年以上に悪い結果になるよ」

チェンジアップ/投球数 1回0/20 2回1/21 3回2/24 4回8/18

先発のバスケスはこの日も結果を出せず、今季最短の3.0イニングで降板。チェンジアップの割合自体は例年通りのようだが、見てのようにムラがある。球威で押すタイプではないので、淡白な配球は通用しないということだと思う。

四球率/9回 2010年5.87 2009年1.81 通算2.37

配球は解決できるとして、もう1つの課題は制球難。例年と比べて倍以上のペースで四球を出していることから、自分のピッチングが出来ていないのは間違いない。次回の先発をスキップするプランもあるようで、一度仕切り直した方がいいかも知れない。

Granderson headed to DL with groin strain

グランダーソンが走塁中に左足(内転筋損傷)を痛めてDL入り。復帰は来月以降の見通しで、当面はガードナーとテームスで間に合わせるつもりらしい。2人が好調なうちはいいが、遅かれ早かれ影響は出そう。今月の不安材料はとりあえず2つ。

追記:リリーフ投手のメランソンに代わって外野手のゴーソンが昇格。

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Video:
Recap: CWS 7, NYY 6
Curtis Granderson injured
Quentin scores on sacrifice

関連記事:NYY 2K10-1

Wednesday, April 21, 2010

April20,10 @ OAK W7-3

Yanks' hits now touring West Coast
アスレチックス vs. ヤンキース [2010年4月21日]

あっさり10勝目

ここまでを振り返ってみると、とにかく楽な試合が目立つ。逆転勝ちと呼べるのは数えるほどで、大半が中盤までに主導権を取る展開。1点差のゲームもない。これだけなら単に強いということになるが、実際は他力的な要素が大きく影響している。

1試合平均の四球数 2009年:4.1 2010年:5.5(勝ち試合は6.0)

選球眼のいい選手が多いとはいえ、毎試合6つ前後の四球は異常。試合を見ていても、相手投手が自滅している印象しかない。その他にも内野安打やエラーなど恵まれた面が多々あり、明らかに実力以上の結果だと思う。

[1回オモテ 3-0]
2死後→2ベース→連続四球→ファーストゴロエラー(記録はヒット)→2点タイムリー 
今日も楽な展開でヤンキースが先制。球審の判定にも助けられた。

[2回ウラ 3-0]
ヒット→2ベース→無死2.3塁→サードゴロ→ピッチャーライナー併殺
グラブに偶然入ったようなバスケスの好プレーでピンチ脱出。

[5回オモテ 6-0]
連続四球で1死1.2塁。ここで代わったばかりのブレスローからAロッドに一発。やることなすこと上手くいく。

[7回オモテ 7-3]
1死満塁(走者は全て四球で出塁)からポサダのショートゴロでヤンキースが追加点。ラミレスの制球難は相変わらず。

[試合終了 7-3]
わずか5安打で7得点したヤンキースが快勝。連続無失策も11に更新。こんなに簡単でいいのかというような試合だった。

この日も正にそんな試合。7点中5点が四球のランナーで、ポサダの当たりなどはエラーを2つ取られてもおかしくないほどの凡プレー。相手のミスによるものなので等倍の反動が来るとは思わないが、今後はもっと厳しい戦いになるはずだ。

先発したバスケスに少しだけ触れておくと、現状では5番手レベル。以前も書いたように、肝心のチェンジアップが決まらないのでは活路がない。スタミナ面の課題もあり、失速の火種になる可能性は十分ある。

KMFIS (mlbonkmfis) on Twitter
YankeesJP on Twitter

Video:
Recap: NYY 7, OAK 3
Teixeira's sliding stop
Buck's blast

参考サイト:
New York Yankees - Batting Statistics

Thursday, April 15, 2010

See Ya

Yankees embrace Matsui in ring ceremony
NY愛した松井はNYからも愛されていた

あれから5ヶ月、待ちに待ったこの日がやってきた。松井の活躍を称え、お互いの気持ちを確かめ合う日。そして最後の別れを告げる日。もちろん本来の意味は違うが、自分にとってはそんな日だ。

「Kimberly Jones 松井はスタンディングオベーションの祝福を受けると思う?もちろん、疑う余地がない (ジーター)」

「Jack Curry セレモニーの時フィールドにいたが、松井への声援は誰よりも大きかった。ジーターへのそれよりも」

「Mark Feinsand 27回目のワールドシリーズ優勝を称えるその日、エンジェルスのユニフォームを着た1人の選手が式典を盗んでしまった」

「アストロボーイ 取ってつけたような演出しやがって。涙ボロボロじゃないか」

我が子の成長を見るような嬉しさと、自分が必要とされない寂しさ。これから先は、文字通り陰ながらの応援になるだろう。今回も上手く気持ちを伝えられないが、これだけは言っておく。今まで本当にありがとう。

関連記事:
WS 2009 vs PHI G-6 W7-3
Gonezilla Re-Act

Video:
Matsui's news conference
Matsui gets his ring
Fans celebrate ring ceremony
Matsui on the ring ceremony

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