Monday, September 29, 2008

September28,08 @ BOS G-1 W6-2

Mussina gets 20th win
Box Score (MAJOR.JP)

有終の美、それぞれの風景

この3連戦はどちらにとっても消化試合。悪天候の影響もあって、いつになく間が抜けたシリーズになった。その一方で、他地区では熱い戦い(後述)が続行中。矛盾を承知で言うなら、こんな試合を見る人の気が知れない。

ヤ軍ムシーナ19勝も…14年連続POならず

セレモニーの成功はレギュラーシーズン敗退がその一因。かつてのような強さがあればまだしも、行き場を失ったファンはそこにフォーカスせざるを得ない。達成すれば史上最年長とはいえ、ムシーナに注目が集まった背景にはそんな悲しい事情もある。

ヤンキースのムシーナ、最年長の39歳で20勝

そのムシーナは3点の援護を受け、6回73球で降板。100球を超えても続投を志願することがあるだけに、本調子ではなかったのだと思う。途中危ない場面もあったが、何とかブルペンが持ちこたえて記録達成。故障を抱えながら力投したリベラの活躍が光った。

「守護神リベラと女房役のモリーナ」

投手の勝ち星は、自分だけでコントロールできるものではない。打線の援護はもちろんのこと、ブルペンや捕手のリードにも大きく左右される。試合後にはチームメイトから祝福を受けたムシーナだが、この2人に対する反応が特別だったのはそういうことだろう。

マイク・ムシーナ / 通算成績 270勝153敗 防御率3.68 奪三振2813 
投球回3562.2 被安打率.255 WHIP1.19 完投57

引退が噂される最終年に自身初の20勝。最初の10シーズンをオリオールズで過ごしたことが幸いして、最年長記録のおまけまで付いた。この試合がムシーナの一人舞台だったのは言うまでもないが、The Final Seasonは彼のための言葉という気がする。

ムシーナ 20勝9敗/23勝11敗/3.37 チェンバーレイン 3勝1敗/8勝3敗/2.76 
ペティット 14勝14敗/15勝18敗/4.54  *順に個人成績/チーム成績/防御率

話は逸れるが、未だに勝ち星が投手の指標となっているのは理解に苦しむ。20勝したから凄いのではなく、チームに12の貯金をもたらしたというところに価値がある。逆に14勝を上げたペティットで借金3。勝ち星がいかに表面的な数字なのかが分かるはずだ。

サバシアが中3日で新天地10勝目、ブルワーズ「首位」に
ブルワーズがWCでプレーオフへ

記事にあるサバシアは、結局この日も中3日(*1)で登板。見事完投勝利を収め、チームを26年ぶりのプレーオフへと導いた。サバシアといえば、シーズン途中にインディアンズから移籍した選手。今季終了後にはFAとなるが、選手生命を犠牲にしたその姿勢は一生語り継がれることだろう。(*1)3度連続

最強左腕サンタナ、中3日の完封劇でメッツ救う
メッツ本拠地ラストゲームは最悪の結末に 「言葉ない」と選手たち

こちらも中3日で志願の登板。男は態度で示すとばかりに結果は出したものの、結局は報われなかった。これでメッツは2年連続の失速。球場が新設されるという点では同じだが、ヤンキース以上に耐え難いものがある。以下は先日のブルージェイズ戦にあった、ジーターのコメント。なぜ載せたかは、分かる人には分かると思う。

「(ムシーナの20勝について)もちろんできるだけのことはするつもりだよ。ただ.....俺はいつだって勝つために全力を尽くしてるんだけどね」

Video:
Daily Rewind Game Recap
Post Game Plus

関連サイト:
Farewell Shea Stadium mets.com
シェイ・スタジアム - Wikipedia

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