Monday, September 29, 2008

September28,08 @ BOS G-1 W6-2

Mussina gets 20th win
Box Score (MAJOR.JP)

有終の美、それぞれの風景

この3連戦はどちらにとっても消化試合。悪天候の影響もあって、いつになく間が抜けたシリーズになった。その一方で、他地区では熱い戦い(後述)が続行中。矛盾を承知で言うなら、こんな試合を見る人の気が知れない。

ヤ軍ムシーナ19勝も…14年連続POならず

セレモニーの成功はレギュラーシーズン敗退がその一因。かつてのような強さがあればまだしも、行き場を失ったファンはそこにフォーカスせざるを得ない。達成すれば史上最年長とはいえ、ムシーナに注目が集まった背景にはそんな悲しい事情もある。

ヤンキースのムシーナ、最年長の39歳で20勝

そのムシーナは3点の援護を受け、6回73球で降板。100球を超えても続投を志願することがあるだけに、本調子ではなかったのだと思う。途中危ない場面もあったが、何とかブルペンが持ちこたえて記録達成。故障を抱えながら力投したリベラの活躍が光った。

「守護神リベラと女房役のモリーナ」

投手の勝ち星は、自分だけでコントロールできるものではない。打線の援護はもちろんのこと、ブルペンや捕手のリードにも大きく左右される。試合後にはチームメイトから祝福を受けたムシーナだが、この2人に対する反応が特別だったのはそういうことだろう。

マイク・ムシーナ / 通算成績 270勝153敗 防御率3.68 奪三振2813 
投球回3562.2 被安打率.255 WHIP1.19 完投57

引退が噂される最終年に自身初の20勝。最初の10シーズンをオリオールズで過ごしたことが幸いして、最年長記録のおまけまで付いた。この試合がムシーナの一人舞台だったのは言うまでもないが、The Final Seasonは彼のための言葉という気がする。

ムシーナ 20勝9敗/23勝11敗/3.37 チェンバーレイン 3勝1敗/8勝3敗/2.76 
ペティット 14勝14敗/15勝18敗/4.54  *順に個人成績/チーム成績/防御率

話は逸れるが、未だに勝ち星が投手の指標となっているのは理解に苦しむ。20勝したから凄いのではなく、チームに12の貯金をもたらしたというところに価値がある。逆に14勝を上げたペティットで借金3。勝ち星がいかに表面的な数字なのかが分かるはずだ。

サバシアが中3日で新天地10勝目、ブルワーズ「首位」に
ブルワーズがWCでプレーオフへ

記事にあるサバシアは、結局この日も中3日(*1)で登板。見事完投勝利を収め、チームを26年ぶりのプレーオフへと導いた。サバシアといえば、シーズン途中にインディアンズから移籍した選手。今季終了後にはFAとなるが、選手生命を犠牲にしたその姿勢は一生語り継がれることだろう。(*1)3度連続

最強左腕サンタナ、中3日の完封劇でメッツ救う
メッツ本拠地ラストゲームは最悪の結末に 「言葉ない」と選手たち

こちらも中3日で志願の登板。男は態度で示すとばかりに結果は出したものの、結局は報われなかった。これでメッツは2年連続の失速。球場が新設されるという点では同じだが、ヤンキース以上に耐え難いものがある。以下は先日のブルージェイズ戦にあった、ジーターのコメント。なぜ載せたかは、分かる人には分かると思う。

「(ムシーナの20勝について)もちろんできるだけのことはするつもりだよ。ただ.....俺はいつだって勝つために全力を尽くしてるんだけどね」

Video:
Daily Rewind Game Recap
Post Game Plus

関連サイト:
Farewell Shea Stadium mets.com
シェイ・スタジアム - Wikipedia

Friday, September 26, 2008

Farewell To Yankee Stadium-2

Lights dim in Bronx
Box Score (MAJOR.JP)

ルースの選択

セレモニーは大成功のうちに終わったが、試合に勝たなければ意味がない。仮に負けるようなことがあれば、永遠に汚点を残すことになる。ただそれに相応しいオーダーを組まなければならない事情もあり、単純に勝てばいいというわけでもない。オールスターを想像してもらえば分かりやすい。



基本的にはシーズン中のオーダーで問題ないが、捕手のポジションは難しい。故障中のポサダを起用するわけにもいかず、正捕手のパッジは移籍したばかり。結果は在籍期間が認められてモリーナ。ポサダは始球式(*1)に参加することで、最古参としての面目を保った。(*1)投げたのはベーブ・ルースの娘、ジュリアさん

「I would give a year of my life If I can hit a home run in the first game in this new park」
「最初のゲームでHRを打てるなら、生涯のうちの1年を差し出してもいい」

「I'm very happy to have hit the first home run in this stadium. God only knows who'll hit the last」
「第1号のHRを打てて非常に嬉しい。最後が誰なのかは、神のみぞ知るところだろう」

これは放送中にあったベーブ・ルースのコメント。そのせいで寿命を縮めたかは別として、誰が打つかは確かに気になる。理想的なシナリオはキャプテンのジーター、順当ならAロッドかジアンビ。相手が左のウォータースなので、ネイディの可能性も十分。もちろんヤンキースの選手とは限らない。

まずは伏兵のデーモンに逆転3ラン。そして同点に追いつかれた4回には、モリーナが勝ち越しの2ランを放つ。先発ペティットの出来が悪かっただけに、どちらも試合の主導権を奪う貴重なものだった。結局ヤンキースはそのまま逃げ切り、控え捕手のモリーナが栄誉を手中にした。決勝打ということもあり、歴史に深くその名を刻んだことだろう。

The Final Season

こんなキャッチフレーズで挑んだ今季のヤンキースだったが、まさかのレギュラーシーズン敗退。このタイミングで途切れるのは、何とも間が悪い。ただ考えてみると、プレーオフの可能性があればこの日を特定できなかったはず。レギュラーシーズン最後ということでセレモニーはやったかも知れないが、少なくともここまで盛り上がらなかったと思う。

就任1年目で地区Vのトーリ監督、「勝利はやはりいい」

伏兵中の伏兵モリーナや、この日ヒットがなかったキャプテンのジーター。低勝率(.522)ながら、マニーの驚異的な活躍(*2)でプレーオフを決めた前任のトーリ。ベーブ・ルースではないが、神の選択というのは本当に面白い。願わくば、今度は違う形でシナトラを聴いてみたい。(*2)移籍後.398 17HR 53打点

Video:
Yankees fans salute Jeter
Jeter's emotional speech
Rivera induces last out at Yankee Stadium

関連サイト:
Farewell Yankee Stadium yankees.com
さよならヤンキー・スタジアム特集

Farewell To Yankee Stadium-1

Tuesday, September 23, 2008

Farewell To Yankee Stadium-1

時の重さと儚さと

ヤンキースタジアムが長い歴史(*1)の幕を閉じた。最終戦のチケットは高いもので数万ドル。地元メディアはもちろん、全国紙までもが特集を組むほどの過熱ぶりだった。(*1)最初のゲームは1923年4月18日

その一方で、チームはレギュラーシーズンでの敗退が確定的。13年もの間続いていたプレーオフ進出が途切れようとしている。そんな経緯からか、最終戦といわれても正直ピンとこない。ブログを書いていなかったら気にも留めなかったと思う。

A Tribute To Yankee Stadium With Frank Sinatra
A Tribute To Yankee Stadium With Frank Sinatra / 高画質

ところが前日の放送を見て気が変わった。番組終了間際に流れたこの映像。どんな人にも思い出があり、そこに優劣は存在しない。彼らが精一杯生きたからこそ今がある。当時のことは知るはずもないが、自然といくつもの心象風景が浮かんできた。おそらくはバックで歌うシナトラのせいだろう。

松井秀、「聖地」最後の試合にスタメンでセレモニー参加

演出的にはオールスターとほぼ同じだが、これが実によかった。いつまでも鳴り止まないバーニーコール。全ての選手と関係者に贈られる惜しみない拍手。世代を越えてチームを愛する気持ちが伝わってくる。特にボビー・マーサーの家族が現れた時は、ちょっと堪えきれなかった。アボットが参加しなかったのが唯一の心残り。

Matsui's Grand Slam 2003 Home Opener / 解説ボビー・マーサー他

なぜこれほどまでにヤンキースが好きなのか。理由はいろいろあるが、はっきり言えるのはヤンキースがこの街のアイコンだということ。ニューヨークが好きならファンになるのは自然なことで、たとえ金満チームと批判されようと変わらない。こればっかりは、住んだ者にしか分からないだろう。

スタジアムを新設するチームは他にもある。その地域性から注目されたのは事実だが、ニューヨークだけが特別ではない。ヤンキースファンにとって特別なだけ、ただ単にそれだけのことだ。(続く

Video:
Fans on the field
A Fan's Take-Part 1
A Fan's Take-Part 2
Yankee Stadium memories

ヤンキー・スタジアム - Wikipedia

Thursday, September 18, 2008

September17,08 vs CWS W5-1

Offense comes alive
Box Score (MAJOR.JP)

2人のフィル

この日は怪我から復帰したヒューズが先発。リハビリ登板を始めた時期(8/4)からするとかなり遅い。ポンソンとの兼ね合いや投球制限の問題もあるが、マイナーで結果が残せなかった(*1)のが理由だろう。(*1)6試合、防御率5.90

フィル・ヒューズ 投球回4.0 被安打4 与四球2 自責点1 投球数89

そのヒューズはわずか4イニングで降板。全体的にボールが高く、マイナーでの成績を象徴するような内容だった。この投手の場合、自身のストレート(*2)を過信しているようなところがある。コマンドでも身につければ別だが、ひょっとするとこのまま埋もれてしまうかも知れない。(*2)平均91マイル

フィル・コーク 防御率0.00 投球回10.0 被安打3 与四球1 奪三振6 
被安打率.097 WHIP0.40 (通算成績)

ヒューズの後を受けたコークがこの日も好投。未だに無失点を続けている。率直に言ってかなりの逸材。ここ数年ではチェンバーレイン、ウォンに次ぐ投手だと思う。本来は先発なので、来季は是非ローテーション入りして欲しい。詳しくは後日改めて書く予定。

ヤンキースでのドラフト1位指名選手の昇格は1995年のジーター以来となる

これはウィキペディアにあったヒューズに関する記述。事実だとすれば、組織に欠陥があるのは疑いようがない。一掃セールが必要なのは、選手だけではないらしい。

Do the Yankees need to make wholesale changes for the 2009 season?

Video:
Daily Rewind Game Recap
Post Game Plus

参考サイト:
Phil Coke Minor League Statistics

Wednesday, September 17, 2008

Working Together

原油価格下落で燃油サーチャージを値下げ、エールフランス

航空運賃は上昇の一途。国際線に限っていえば、ここ数年で2倍近くになっている。価格は変動するものとはいえ、これほど短期間となるとあまり例がない。価格を押し上げているのは航空券とは別のサーチャージ。原油価格の高騰は理解できても、この項目に疑問を持つ人は多いと思う。

高すぎる日系の航空会社――燃油サーチャージ金額差の“カラクリ”

搭乗率80%で6万7千円のコスト増。従来の価格を維持できるはずもなく、値上げは仕方がない。ただサーチャージ導入については判断が難しい。公正さをアピールしたいのは分かるが、追加料金的な印象を与えるのも事実。理解力の乏しい人なら、単に搾取されていると感じるだろう。(後述)

航空券との関係もある。サーチャージは航空会社によって違うため、航空券料金での比較ができない。専門サイトを利用すれば済むことかも知れないが、総額表示にしてくれた方が分かりやすい。

消費者の負担を軽くしたくても、経営努力はすでに限界。コスト増をそのままスライドさせれば、搭乗率が下がるという深刻な事態を招く。言ってみれば八方ふさがりの状態で、実際破綻や合併のニュースは後を絶たない。結果として原油価格が下がるのを待つしかないわけだが、サーチャージ導入以前の数値に戻ることは考えにくい。

航空業界の崩壊 / 田中 宇

この記事にもあるように、経営悪化は今に始ったことではない。航空自由化と競争激化から派生した格安航空券。そんな状況が利益率の低いシステム(*1)を生み、景気に左右されやすい構造を作り上げた。そういう意味では自業自得なのだが、ここで言いたいのは今までが安すぎたということ。(*1)空席率12%以上で赤字

新幹線:東京/大阪/500キロ 往復2万
飛行機:東京/ニューヨーク/1万キロ 往復10万 (9月16日時点)

移動距離やサービスを考えれば、現在の料金でも十分安い。当時は東京/ニューヨークが3万円台のチケットもあったわけで、異常な時代という解釈が正しい。航空会社を擁護するつもりはないが、文句を言うならまずJRだろう。

燃油サーチャージが悪の温床
頭の痛いサーチャージ

確かに隠れ蓑的な側面は否定できないし、(日系なら安心という)固定観念を逆手にとったJALなどの例もある。ただこういう人の多くは、サーチャージ以前に自分の都合しか考えていない。破綻しようが合併しようがお構いなし。安く旅行に行ければそれでいい。競争が減るほど高くなるのが分からないらしい。

航空業界の経営悪化は景気後退が引き金になっている。その結果が航空運賃の値上がりであり、サーチャージの導入。住みやすい世の中を望むなら、お互いが理解しないことには始らない。本来の意味とは多少違うが、記事のタイトルにはそんな思いがある。

コンチネンタル航空 里帰りスペシャル $777 (就航10周年特別価格)

つい最近、こんなチケットを買った。諸経費を含めて851ドル。同じ日程で調べてみたが、相場よりかなり安い。担当者によれば、このチケットは前述のサーチャージが免除されているとのこと。出発日が限られているのが難点だが、クリスマスを日本で過ごすつもりなら急いだ方がいい。

参考サイト:
「燃油サーチャージ」についての説明ページ/日本旅行業協会

Friday, September 12, 2008

Looking For Scapegoats

あるメールの返信

考え方や生き方は人それぞれだし、それが自分自身に対するものなら正しいかどうかは問題じゃない。だからその人を否定するつもりはないけど、書いてあることにはちょっと同意できない。たとえそれが世の中でいうところの常識だとしてもね。

社会に出るにあたって、好きなことを仕事にするのは自然なこと。あえて嫌いなものを選ぶ人はまずない。その一方で、人間には生きたいっていう欲望がある。通常はこれが優先されるから、結果として好き嫌いは少しずつ排除されていく。もちろん両立がベストだけど、世の中そうは甘くない。

なぜ生きることを優先するのか。死への恐怖や本能。生きることで望みを繋ぐような、保険的な要素もあるかも知れない。ほとんどの人に当てはまることだけど、これって個人差があると思う。価値観の問題っていうかさ。過去の歴史を振り返っても、命を顧みず何かに一生を捧げた人もいるわけだし。

>>好きなことは仕事にするなという教訓

俺も昔、親に似たようなことを言われた。お前は夢を追いすぎるってね。実現の可能性と生きることを天秤にかければ、そう思うのも無理はない。でもさ、これが教訓っていうのは違うよ。確率が低いだけで、期待値はむしろ大きいはずだから。

意義の問題もあるよね。例えば医者になった友達がいるんだけど、彼って人一倍音楽が好きでさ。でも音楽の道は選ばなかった。本人に聞いたわけじゃないけど、そうさせたのは社会に貢献したいって気持ちが強かったからだと思う。

何だか長くなっちゃったけど、言いたかったのは自己正当化する人間にはなって欲しくないってこと。その人がそれまでやってきたことには意義があったんだろうし、おそらくそんな趣旨のこともたくさん聞かされたはず。自己防衛は必要なことだとしても、上手くいかなくなった途端に教訓じゃね。

生きるために夢を諦めたからって、全然恥ずかしいことじゃない。個人的には好きになれないけど、それだって立派な生き方。時には尊敬することさえある。でも屁理屈つけるのはやっぱり恥ずかしい。まあ、人間素直が一番ってことかな。

最後に例としてあったバンドの件。好きな音楽とやりたい音楽は根本的に違うもので、売れないからやらないというのは暴論。器用っていうのはある程度事実だろうけど、それよりも信念をどれだけ貫けたかって話じゃないかな。悪くいえばバカ、よくいえば鬼。歴史に名を残すのは、そんな人たちだと思う。

Wednesday, September 10, 2008

September9,08 @ LAA W7-1

Yanks even up series
Box Score (MAJOR.JP)

ガラスの帝国

不振の続くラズナーに代わり、この日はルーキーのアセベスがマウンドに上がった。すでにブルペンでは2試合投げているが、先発としてはこれが初登板となる。結果はご覧の通りの好投。

アルフレド・アセベス 投球回7.0 被安打5 自責点1 奪三振2 無四球

打者によって使い分ける2種類のストレート(*1)が効果的で、カーブやチェンジアップのキレもまずまず。ボールが高めに浮かないところもいい。球速は91マイルとやや速い程度だが、去年のヒューズぐらいの活躍はできそう。(*1)左打者にはツーシーム、右打者にはカッター

審判が語る投手のメジャー昇格に必要な要素とは? <平林 岳>

この人の書くことは相変わらず分からない。立場上の特異性はまったく感じられず、単にメジャー傘下で審判をしているだけ。挙句の果てには趣旨から逸脱して、自らの抱負まで語っている。見出しが全てのスポーツ新聞とはいえ、もう少しどうにかならないものか。

「4人に共通して言えることは、95マイル(約153キロ)程度のファストボール(速球)をしっかりとアウトコース低めにコントロールできるということです」

能書きはこれぐらいにして本題に。実際こんな投手がいたら昇格どころではないのだが、前半の部分は共感できる。投手にとって球速は大きな武器。ウェブなどの成功例はあるものの、一流といわれる投手の多くは90マイル台半ば。この日の相手先発サンタナ(*2)がいい例だろう。(*2)最速98マイル、防御率3.23

チェイス・ライト* タイラー・クリッパード* ジェフ・カーステンズ* マット・デサルボ* 
イアン・ケネディー* ダレル・ラズナー* ダン・ガイス* フィル・ヒューズ 
ジョバ・チェンバーレイン *平均球速90マイル以下

これは過去2年に先発したルーキー。成功しているのはチェンバーレインぐらいで、半数はベンチ入りさえしていない。ドラフト指名権や(資金力に頼る)チームカラーを考慮しても、このレベルの投手が飽和してしまうのは問題。故障者が出た途端にこのモロさでは、何のためにマイナー組織があるのかと言いたくなる。

関連記事:July26,07 @ KC L0-7

Video:
Daily Rewind Game Recap
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Aceves on his first win

Monday, September 08, 2008

September7,08 @ SEA L2-5

No win No. 18
Box Score (MAJOR.JP)

マジック-12(*1)

勝負事ではミスをした方が負けるといわれる。もちろんそれで勝てる場合もあるが、相手にチャンスを与える分だけ損。テニスのように直接は結びつかなくても、162試合もやればその差は勝率となって表れる。

城島、狙い通りのけん制 サインプレーでピンチを脱す

ヤンキースはこの日、2つのミスを犯した。1つ目は記事中にあるピックオフプレー。2塁ランナーなら分からなくもないが、リードする必要のない1塁ランナーとなると同情の余地がない。ちなみにカウントは0-1、2塁ランナーのジーターもスタートしていなかった。

イチロー、バント転がして1歩前進M15

2つ目はこのバントヒット。といってもムシーナの悪送球ではなく、判定(*2)に抗議しなかったことが問題。1塁までの走路はベースラインの外側と決められていて、イチローは明らかに内側を走っていた。ファーストのジアンビと交錯したのが何よりの証拠。守備妨害で抗議してもおかしくない。(*2)ルール上はアウト

参考ビデオ:イチロー、バントヒットで大台までM15

野球にミスはつきものとはいえ、怠慢プレーやメンタルエラーは言語道断。流れが変わったなどと言うつもりはないが、こんな野球をしていては勝てるものも勝てない。(勝率3割台の)マリナーズに負け越すのも当然だろう。

BOS 5割(20試合)→94勝 NYY 全勝(19試合)→95勝

(*1)ヤンキースがプレーオフに出場するには地区2位以上が絶対条件。したがってレッドソックスが残り20試合のうち12勝すれば、プレーオフの可能性は消滅する。対象チームが入れ替わった場合でも、レイズの勝ち数に並ぶには9勝(10敗)が必要。

Video:
Daily Rewind Game Recap
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Sunday, September 07, 2008

September6,08 @ SEA W7-4

Yanks hanging tough
Box Score (MAJOR.JP)

1週間に1ゲームずつ縮めていけば By Cashman

全国放送のESPNにはすっかり相手にされなくなったヤンキース。勝っても負けても心が揺れることはなく、自分でも何のために見ているのか分からない。おおよそファンの態度とは言えないが、そんな日々が続いている。そういうわけで、今回は試合と関係のない話。

手首の故障でレイズ戦を欠場したアブレイユだが、この日は3安打3打点。今季の打点を87(*1)に伸ばした。これを受けて、解説のケン・シングルトンが去年の最終戦であったエピソードを紹介。記憶力が鈍ったのか、まったくの初耳だった。(*1)99打点ペース

「ジーターの3ベース(1死後)は、本当ならインサイドパークHRだった。3塁で止まったのは、続くアブレイユの打点が99と知っていたから。ところがアブレイユはポップフライ。ジーターにしてみれば、何やってんるんだって感じだろうね。結局はその後に2打点稼いでクリアしたけど」

調べてみると、実際はポップフライではなく四球。個人記録が命のイチロー君なら、間違いなく振っていたことだろう。ちなみに当のジーターは、次打者のヒットで生還。最終的に得をしたのは、記録に事欠かないAロッドだった。

2007年 ニューヨークヤンキース全日程 (アーカイブ)

これは去年の試合が視聴できるページ。一応ログインが必要だが、形式的なものなので確認メールなどは来ないと思う。使い方はResult欄にある任意の試合を選んで、その後に表示されるスコアボード(イニング)をクリックするだけ。

Video:
Daily Rewind Game Recap
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参考サイト:
Game Wrapup NY Yankees 10, Baltimore 4

Thursday, September 04, 2008

Labor Day Weekend

夏の終わり、ケープメイ

祝日のレイバーデー(*1)を利用して、ちょっとした旅行に行ってきた。泊まったのはアトランティックシティーのカジノホテル。今回はいつものようにあくせくするのは止めて、プールやアウトレットなどでのんびり過ごす予定でいた。(*1)9月の第1月曜日


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何となくガイドブックを眺めていると、(ニュージャージー)最南端という文字が目に留まる。街全体が国の史跡に指定されているらしく、のんびり過ごすには悪くない。アトランティックシティーからは車で1時間。ものの5分でメインディッシュが出来上がった。

英国情緒漂う海辺のリゾート ケープ・メイヘ

当日は迷うことなく到着。確かに雰囲気がある。ビクトリア様式の建物と馬車、ビーチから吹き込む海風が心地いい。街が小さいせいか、すぐに馴染めるのもポイント。今回は日帰りだったが、海辺のB&Bに泊まると最高かも知れない。

インフォメーションセンター(Welcome Center)で教わった店でランチを取り、すぐ近くのビーチへ。レイバーデーの週末は1年のうちで最も混むとのことだが、実際はそれほどでもなかった。跡がつくほど日焼けをしたのは何年ぶりだろう。

Cape May Light HouseSunset BeachThe Lobster House

その後はこんなコース。コンクリートシップ(S.S. Atlantus)が沈むサンセットビーチはかなりよかった。時間の関係で日没までいられなかったが、それでも十分美しい。評判のロブスターハウス(レストラン)はやや期待外れ。季節的な問題もあるのだろうが、並んでまで食べる価値はないと思う。以下はコンクリートシップの説明。

Concrete Ships: The World War I Emergency Fleet

「During the first World War, steel was becoming scarce. President Woodrow Wilson approved the construction of 24 concrete ships. Of the 24, only 12 were built, at a total cost of $50 million. By the time the ships were completed, the war had already ended」

「鉄不足の進む第1次大戦中、当時の大統領ウッドロウ・ウィルソンは24隻のコンクリート船作りに着手。そのうち完成したのは12隻で、総工費は5000万ドル。船の完成(24隻)を待たずして戦争は終わる」

Concrete Ships: S.S. Atlantus

「She was built by the Liberty Ship Building Company in Brunswick, Georgia and launched on December 5, 1918 and was the second concrete ship constructed in the World War I Emergency Fleet」

「この船が進水したのは1918年の12月。第1次大戦中に作られたコンクリート船(艦隊)としては2番目に古い」

「The war had ended a month earlier, but the Atlantus was used to transport American troops back home from Europe and also to transport coal in New England. In 1920, the ship was retired to a salvage yard in Virginia」

「完成の1ヶ月前には終戦していたものの、その後は帰還兵の輸送や石炭の運搬船として使われた。1920年バージニアでその役目を終える」

「In 1926, the Atlantus was purchased to be used as ferry dock in Cape May. On June 8th, a storm hit and the ship ran aground 150 feet off the coast of Sunset Beach.Since then the Atlantus has become a tourist attraction seen by millions」

「1926年フェリードックとして再利用されるが、その年襲った嵐の影響でサンセットビーチに座礁。以来多くの人に観光名所として親しまれるようになる」

行きがかり上長々と書いたが、今回の旅行で印象に残ったのはコンクリートシップではなくインフォメーションセンターの職員。レストランやビューポイントはもちろん、路上駐車できる場所まで親切に教えてくれた。仕事と言ってしまえばそれまでだが、人の温かさに触れた夏の終わりだった。

例によって写真は以下にアップしてある。

Labor Day Weekend - a set on Flickr
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Cape May City official website

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