Thursday, October 30, 2008

WS 2008 G-5 TB 3 @ PHI 4

Phils win Phall Classic
Box Score (MAJOR.JP)

【Wシリーズ】フィリーズが4-3で勝利 28年ぶり2度目の優勝

ワールドシリーズ史上初のサスペンデッド。再開後は思いのほか試合が動き、わずか3.5イニングながら見応えがあった。個人的に残念だったのは8回(*1)の併殺。さすがのマドンも動くに動けなかったのだろうが、黙って併殺はいただけない。(*1)無死1塁、ランナーは俊足のクロフォード

ポイントは成績と能力が一致しないレイズブルペン

このシリーズを振り返ってみると、5戦中4戦が僅差(*2)のゲーム。結果的には4勝1敗と大差がついたが、実際どちらが勝ってもおかしくなかった。明暗を分けたのはブルペンの出来。自分に不都合な予想は当たるらしい。(*2)2点差×1、1点差×3

防御率(先発/ブルペン) フィリーズ3.34/1.54 レイズ4.21/4.96

レイズの総年俸は、両リーグで2番目に低い4400万ドル。トップのヤンキースとは1.5億ドル以上の開きがある。そんなチームがレギュラーシーズンを制し、ワールドシリーズ出場をも果たした。与える影響は決して小さくないはずで、負けはしたが勝敗以上に意味があると思う。

「記録よりチャンピオンリングが欲しい」

リングが手に入るなら、今すぐに辞めてもいいとまで語っていたボンズ。イチローのような陳腐な選手はさておき、勝つためにやっている以上ワールドシリーズ優勝はメジャーリーガーにとって夢なのだろう。以下は試合後にあったコメント。モイヤーは通算22シーズン目の快挙だった。

モイヤー 「Dream come true. 夢がかなった」
リッジ 「This is it, right here. これなんだよ、ほらこれ」

実は来月、フィラデルフィア出身の友人が結婚する。モイヤーに例えるなら3x年目の快挙になるわけだが、フィリーズのような2度目はなしが望ましい。

Video:
Recap: TB 3, PHI 4 WS Game 5
Phillies receive trophy
Hamels named MVP
PHI Press Conference: WS Game 5
TB Press Conference: WS Game 5

フィラデルフィア・フィリーズ - Wikipedia

Monday, October 27, 2008

WS 2008 G-4 TB 2 @ PHI 10

Rays tumble in Philly
Box Score (MAJOR.JP)

1勝2敗/3連勝=6倍の格差

前日の敗戦で勝ち越しを許したレイズ。決勝点は死球とエラーによるもので、最後もメンタルエラー(*1)の可能性が高い。打球を処理したロンゴリアは責められないが、大事な場面だっただけに悔やまれる。(*1)タイミング的にノーチャンス、おそらくファール

この日も序盤からミスを連発。まずは初回(1死1.3塁)、ソナンスタインが正面のゴロをなぜかホームへ送球。通常なら1-4-3の併殺が成立する打球だが、結局は3塁ランナーすらアウトにできず(誤審)その後に押し出し。3回には岩村のエラーがきっかけとなって2失点目。いずれのケースも(メンタル)エラーがなければ得点されることはなかった。

アンディ・ソナンスタイン 投球回4.0 被安打6 与四球3 失点5(自責点3)

先日も書いたように、ソナンスタインはストライクを投げることで存在価値がある投手。この日はボールが高めに浮き、制球も定まらない(*2)など明らかに出来が悪かった。個人的には3つ目の四球(4回無死1.2塁)を出した時点で継投するべきだったと思う。(*2)今季の四球率1.72/9回

歴史も示すレイズ不利の戦況、第5戦の鍵握るのは?

この記事によれば、フィリーズがワールドチャンピオンになる確率は86%。もちろん3勝1敗に限ったデータなので、力関係が理由になっているのは間違いない。ただ先に王手をかければ、モチベーションの面で有利に働くのも事実。現行のホームフィールドアドバンテージが不利と書いた根拠もここにある。

最初の2戦を1勝1敗→5戦目までにどちらかが王手→ホームで3試合できる方が有利

それにしてもレイズは打てない。このシリーズのチーム打率は.187、主軸のペーニャとロンゴリアにいたっては未だにノーヒット。先頭の岩村から4人で.117ではさすがに厳しい。クロフォードナバーロを上げるなど、打順の見直しが必要だろう。

Video:
Recap: TB 2, PHI 10 WS Game 4
Howard's hot bat
Feliz's two-out RBI single
Iwamura's diving stop

参考サイト:
ESPN - Tampa Bay Rays Postseason Batting Statistics

Friday, October 24, 2008

WS 2008 G-2 PHI 2 @ TB 4

Big Game win
Box Score (MAJOR.JP)

好機で28打数1安打 それでもフィリーズにあせりなし

野球ではよくあと1本が出ないという言葉が使われるが、この日のフィリーズがまさにそうだった。これだけの好機がありながら、生かせたのは9回の無死2塁だけ。ノーヒットでも得点可能な絶好機(ランナー3塁<2死)を3度も逃しているのが痛い。HRと盗塁が特徴のチームとはいえ、負けるべくして負けた試合と言える。

(ランナー2塁<1死)×2 (ランナー3塁<2死)×3

実は対戦相手のレイズも同タイプのチーム。HRこそフィリーズに及ばないが、それでもリーグ4位の180本。投手陣のレベルが高いところまで似ている。ただし勝負強さの面では差があり、こんな現象が似合うのはむしろレイズの方。短期決戦だけに起こりうることだとしても、この日の両者はそれ以上に対照的だった。

打率/得点圏 フィリーズ.255/.263 レイズ.260/.246

レイズが上げた4点のうち、タイムリーヒットは1本。残りは内野ゴロとスクイズ(後述)によるもので、特に勝負強かったわけではない。好機を生かしたのは事実だが、単にめぐり合わせの問題。たった1本のヒットで2得点した初回の攻撃がそれを物語っている。

四球→ヒット/エラー→無死2.3塁→セカンドゴロ→得点→1死3塁→ショートゴロ→得点

堅守で知られるワース(今季のエラー2つ)のエラーに始まり、三振の多い(*1)ペーニャとロンゴリアの内野ゴロ。結果を出した選手を褒めるのはもちろんだが、野球がいかに不確定要素に左右されるかが分かる。念のため書いておくと、先発マイヤーズの三振率は比較的高い。(*1)それぞれ0.34、0.27/打数

さい配キラリ!3点リードでもスクイズ

率直に言ってお見事。スクイズ自体は平凡だが、連続でサインを出したところに価値がある。(パチンコで)設定のいい台の隣が敬遠されるのと同じで、これができそうでできない。ちなみに2球目はランナーがスタートしないセーフティースクイズ。ただのギャンブラーではないらしい。

第2戦先発のマイヤーズ 「感情高ぶっている」

「うちの球場に来てプレーするのは、どのチームにとっても厳しいはずだ。うちのファンはサンタクロースにまでブーイングを浴びせるという評判だから、(レイズは)脅威に感じるだろう。しかも、いつだって俺たちを応援してくれる」

明日からはフィリーズの本拠地で3連戦。今季のプレーオフはほとんど見てきたが、確かにフィリーズファンは熱い。一方のレイズは地域性によるものなのかおとなしい印象。何とか1勝して、ホームに帰ってきたいところだろう。ポイントは成績と能力が一致しないレイズブルペン。特にウィーラーハウエルはかなり頼りない。

ホームで2戦→1.4勝 敵地で3戦→0.9勝 5戦通算→2.3勝<.500=負け越し

ところでこのホームフィールドアドバンテージ。4戦先勝のシステムでは、逆に不利だと感じるのは自分だけだろうか。上の数値は(ホームでの勝率を)両チーム7割として計算したもので、当然のことながら6割にしても2.5勝には達しない。実際の勝率は以下の通り。

勝率(ホーム) フィリーズ.593 レイズ.704

Video:
Recap: PHI 2, TB 4 WS Game 2
Baldelli turns two
Iwamura's sliding grab

参考サイト:
MLB - Statistics by Team - Yahoo! Sports

Wednesday, October 22, 2008

Touch And Go

Androidを搭載した初の携帯電話「T-Mobile G1」が全米で発売開始
Google Answers the iPhone

iPhoneを脅かす存在として注目されるT-Mobile G1が発売された。ざっと調べた感じではハード面での優位性はなく、物理キーボードにはキータッチや見えにくいなどの問題があるらしい。価格こそiPhoneを意識した設定になっているが、これだけなら単に後発組の新製品で終わっていただろう。


(C)Copyright James Martin/CNET News

最大のポイントはグーグルの開発したOS(Android)が搭載されていること。先日もブラウザ(Chrome)を発表したばかりだが、これが注目を集めた理由になっている。グーグルといえば検索サイト最大手にして業界の巨人。一昔前のレッドソックスとヤンキースではないが、競合する企業にとっては厄介な存在だ。

「デスクトップからラップトップへ」

近年のWi-Fiネットワークの普及に伴い、パソコンのトレンドは大は小を兼ねるラップトップに移行しつつある。いつでも必要な情報を得られるのは大きなメリットであり、それが実現されれば残るは利便性。腕時計のような携帯できるツールが求められる。

「モバイルコンピューティングこそが将来」

これはアップルが表明した将来の経営方針。実際アップルはその布石となる.Mac(現MobileMe)というサービスを何年も前から始めている。.Macのアドレス欲しさにすぐ飛びついてしまったが、それ以上にローカルPCとの同期機能(シンク)は新鮮だった。

そんな同期機能も、今となっては意味がない。メールやカレンダーなどはWebを利用したもので十分だし、これならローカルに置いておくよりはるかに安全。もちろん端末は自分のものでなくてもいい。大半のサービスが無料(*1)ということを考えても、モバイルビジネスの将来は間違いなく明るい。(*1).Macはすぐに有料化、現在9800円/年

Google サービス一覧

前述のAndroidにはPCとの互換性はないのだが、本体にこれだけのサービスがあればその必要はない。検索サイトやGoogle Mapは今やスタンダード。参入してきた理由は容易に想像できる。Androidがオープンソースということも含めると、業界全体を脅かす可能性さえある。

「クリエーターとプロデューサー」

アップルがマイクロソフトにその座を奪われたのは、ソース(OS)を公開しなかったのが理由だといわれている。発売当初のiPhone(*2)も同じだったようで、この点においてもグーグルとは根本的に考え方が違う。(*2)現在は公開、配布は承認制

天才的なクリエーターとプロデューサー。両者が1つになれば最強だと思うのだが、そうとっぴな話でもない気がする。写真はこのT-Mobile G1を最初に手にした人。T-Mobileの文字はどこにもなく、Google Phoneになっているところが面白い。

関連記事:
Delayed Steal, Forbidden Apple

関連ニュース:
「T-Mobile G1」は中身で勝負--初の「Android」携帯が持つ可能性

Monday, October 20, 2008

ALCS 2008 G-7 BOS 1 @ TB 3

World is Rays' stage
Box Score (MAJOR.JP)

クソとミソ

多くのヤンキースファンとは違って、自分にはレッドソックスに負の感情がない。ライバル関係なのは認めるとしても、それとワールドチャンピオンは別の話。さすがにファンは好きになれないが、チームには嫌いどころか憧れの気持ちさえ持っている。

一方のレイズは誰もが認める弱小チーム。育てては売るの悪循環を断ち切らないことには、一生他チームのマイナー組織で終わってしまう。資本主義の構造上必然とはいえ、だからこそシンパシーを感じる人もいると思う。

気づけばレイズを応援していた。最初からそうだったのか、途中からそうなったのかは分からない。ただ言えるのは、レイズが負けるたびにまた1つ自分の願望が消されていくように感じたこと。これだからディープといわれてしまうのだが、本当にそんな気持ちだった。

子供の頃から普通が嫌いで、大人になった今はそれが保守に置き換わっただけ。本質的には何も変わっていない。反体制バカではないつもりだが、現状維持に魅力を感じないのも事実。変革のためなら、多少のことには目をつぶれる。

レイズの勝利を願ったのはそんな自分の表れ。野球ごときに自己を投影すること自体笑われそうだが、なぜかこういうクソとミソの区別ができない。そういうわけで、今回の結果には正直ほっとしている。(この試合のために取った)膨大なメモも、今となってはどうでもよくなった。

Video:
Recap: BOS 1, TB 3 Gm 7
MLB.com reports from clubhouse
Francona on Game 7 loss

タンパベイ・レイズ - Wikipedia

Saturday, October 18, 2008

ALCS 2008 G-5 TB 7 @ BOS 8

Sox suddenly surging
Box Score (MAJOR.JP)

王者の洗礼

6回を終わってレイズが7点のリード。後がないレッドソックスは、残り3イニングで最低でも7点取らなくては勝てない。誰もがレイズの勝利を信じて疑わなかったはずだが、結果はご覧の通り。延長戦にすらならなかった。

出塁率=(8+残塁-エラー)/(3×3-1)>.500

この状況でサヨナラ勝ちするには、少なくとも8人の出塁が条件。単純にアウトカウントで割っても出塁率は.500。実際は残塁もあるから、分子はもう少し増える。つまり2人に1人以上が出塁しなければ実現できないわけで、通常こんなことは起こらない。

窃盗の被害に遭う人の多くは、油断や防犯上の落ち度が原因。その確率の低さから不運で片付ける人もいるが、きちんと対処していれば大抵は防げる。今回のケースもまったく同じ。やり方次第で、勝敗は逆になっていたと思う。

7回2死1.3塁(7-1) オティース(対左.221、右.279)→3ランHR

今季のオティースは特に左投手に弱い。打たれたバルフォーは右投手で、この回だけで3本のヒットを許している。ブルペンに3人の左投手が残っていたことから、万全を期するなら継投する選択肢はあった。

9回2死2塁(7-6) ベイ(対左.252、右.296)→敬遠→2死1.2塁→
ドリュー(対左.284、右.279)→サヨナラヒット

マウンド上のハウエルは左投手。ドリューとの対戦成績は7打数4安打と分が悪い。歩かせたベイはこの日ヒットがなく、一方のドリューは前の打席でHRを打っている。今季に限れば左に弱いのはむしろベイの方で、この采配はちょっと頂けない。

誤解のないように書いておくと、レイズ(マドン)を非難するつもりはない。戦い方に問題があったのは事実だが、どんな理由があるにせよ土壇場でひっくり返したレッドソックスは称賛に値する。若いレイズに王者の洗礼。そんな形容がしっくりくる試合だった。

Video:
Recap: TB 7, BOS 8 Gm 5
Sox react to walk-off win
Kazmir's seven strikeouts
TB Clubhouse Gm 5

Friday, October 17, 2008

NLCS 2008 G-5 PHI 5 @ LAD 1

Champs of the NL
Box Score (MAJOR.JP)

【リーグ優勝決定S】フィリーズが15年ぶりにリーグ優勝

序盤に3点を先制されたドジャースは5回、ファカールの1イニング3つのエラーでさらに2点を失う。打球は野手のほぼ正面。1つ目はランナーに気を取られたためで、最後はエラーが誘発したメンタル的なものだった。これが試合を決めてしまったのは事実だが、ポイントむしろは別のところにある。

ドジャースといえば、両リーグトップの投手力(*1)を誇るチーム。ただし得点力には問題があり、(総得点は)プレーオフ出場チームの中でもダントツに低い。つまり失点を最小限に抑えなければ始らないわけで、先発投手が早期にノックアウトされては苦しい。(*1)チーム防御率3.68

この日は巡り合わせも悪かった。チャンスを作ったのはいずれも下位打線。絶好調のマニーの前には、1人のランナーも出ていない。彼の活躍でプレーオフに出場できたのは言うまでもないが、それだけで勝てるほど野球は甘くないらしい。

マニー・ラミレス .520 HR4 打点10 出塁率.667 長打率1.08 (NLDS/NLCS, 08)

放送中にあったデータによれば、ドジャースの残塁トップはルーキーのデュイット(*1)。打率が1割にも満たないのだから当然だが、この試合でも2つの併殺とそれ以上に精彩がない。(併殺打の)直後にベンチに下がった。(*1)NLCS通算13個、左打者

「こいつはダメだ」

こう思ったかはさて置き、この交代はかなり不可解。調子を落としているのは今に始ったことではなく、交代するにしても次の打席まで待てば状況に応じた代打が出せる。ましてやフィリーズの先発は左のハメルズ。右打者なら打てるとは言わないが、左に強いガルシアパーラを先発させる選択肢はあった。

ノーマ・ガルシアパーラ 対左投手.339(今季) シリーズ通算6打数3安打

唯一考えられるのは代わりに入ったケントと入れ替えたかったことぐらいだが、そのケントも結局はベンチに退いている。ガルシアパーラはその後代打で出場。守備もこなしているので、出場可能だったのは間違いない。ハメルズとの相性までは調べていないが、このタイミングで外したのは最低の選択だったと思う。

試合後のインタビューで、若手が結果を出せなかったことについてトーリは次のように答えている。こんなコメントを真に受ける必要もないが、ここまで虚構に満ちた人もそうはいないだろう。牧歌的なマニュエルがいとおしい。

「想定できたこと」

Video:
Recap: PHI 5, LAD 1, Gm 5
Manny's solo shot

Wednesday, October 15, 2008

ALCS 2008 G-4 TB 13 @ BOS 4

Rays sitting pretty
Box Score (MAJOR.JP)

みんながオクトーバー

レッドソックスの先発はナックルボーラーのウェイクフィールド。その軌道は誰にも予想がつかないともいわれ、調子や環境(風など)によっては文字通りの魔球になる。球速は70マイルにも満たないが、打者が面白いように空振りするのはよく見る光景だと思う。

一般的に、変化球は高めに浮くと効力を失う。通常は単なる失投で済むが、大半がナックルのウェイクフィールドには命取り。またその性質上捕球が難しく、結果として盗塁されやすい。ボールがほとんど回転していないので、長打が増えるというデメリットもある。

ティム・ウェイクフィールド 防御率:4.13 被安打率:.228 WHIP:1.18 被HR:25

そのウェイクフィールドは3本のHRで5失点。うち2本はストライクゾーン一杯の高め。もう1本は俗にいうベルトハイで、すっぽ抜けたのかほとんど変化していない。失投を見逃さないレイズ打線も見事だが、肝心な時に諸刃の悪い方が出たのが悔やまれる。

3回2死 内野安打→HR→5点目→ヒット→降板

個人的に気になったのが、ウェイクフィールドの降板時期。ほとんどの監督がHRの直後に継投するのに対し、フランコーナはそうしなかった。出来が悪かったのは事実としても、2死ランナーなしから得点されることは少ない。実際それが起こっているので説得力には欠けるが、ブルペンを温存する意味では理にかなった采配だと思う。

安定感抜群 ソナンスタインが2勝目

一方のソナンスタインは、7回4失点(自責点3)という内容。ストライク製造機として知られる投手だが、裏を返せば甘いボールも多い。この日も相変わらずのピッチングで、大事にいたらなかったのは好守によるところが大きい。打球が野手の正面をつくことも多々あり、一歩間違えばとっくにノックアウトされていた。

参考ビデオ:Rays' D keeps Sox in check

これと正反対だったのがレッドソックスブルペン。8失点は言い訳のしようがないとはいえ、打球がことごとく野手の間を抜けていったのも事実。HRが呼び水になったのか、まさに予定調和の世界だった。

参考ビデオ:Rays plate five in the sixth

最後を締めくくったのはエドウィン・ジャクソンという投手。本来は先発だが、シーズン終盤には抑えとして登板している。99マイルを連発し、ほとんど全てがストレートという堂々たる内容。パワーピッチャーだけに制球難がネックだが、有り余る伸びシロがあるのは間違いない。

参考ビデオ:Jackson K's four over 1 1/3

原石だらけのレイズだからこそできるのかも知れないが、こういうフレキシブルな起用法は正直うらやましい。先発は先発、中継ぎは中継ぎ。まるで生まれながらに決まっているかのようで、足りなくなれば外から買ってくることしか知らない。もちろんこれはヤンキースのこと。未だに将来がある(チェンバーレイン)と騒いでいると思うとおかしくなる。

それにしても、アプトンロンゴリアで10本のHR(ポストシーズン)というのは凄い。マニーが1人でオクトーバーなら、レイズはみんながオクトーバー。監督がモヒカンにしているだけのことはある。

Video:
Rays score three in the first
Crawford's five-hit night
Sox react to Game 4 loss

Tuesday, October 14, 2008

NLCS 2008 G-4 PHI 7 @ LAD 5

Game 4 letdown
Box Score (MAJOR.JP)

移籍した2人のベテラン

ドジャースの先発は中3日の登板となるロー。こういう経験は以前にもあるようだが、中2日で登板した2004年のALCS(対ヤンキース)は記憶に新しい。中3日といえば2006年のディビジョンシリーズ。当時ヤンキースの監督だったトーリは、1勝2敗と後がない状況でエースのウォンを温存。中3日で起用しなかった。

関連記事:ALDS 2006 @ DET G-3 L0-6

この時はもっともらしい言い訳をしていたが、翌年には(まったく同じ状況で)手のひらを返したように中3日で登板させている。チーム力に差があるとはいえ、ドジャースはまだ1つ負けられるのだから無理させる必要はない。ローの起用にはむしろ賛成だが、名将という形容が名ばかりなのが分かると思う。

関連記事:ALDS 2007 vs CLE G-4 L4-6

立ち上がりこそ2点を失ったローだが、その後はボールを低めに集めて危なげのないピッチング。実質的なエラーを除けば、残りの4イニングで2本のヒットしか許していない。試合中にあったトーリのコメントも、これを裏付けるものだった。

デレク・ロー 投球回5.0 被安打6 与四球1 失点2 投球数74

ドジャース打線もそれに応え、5回に逆転。このシリーズ好調なブルペン(*1)とホームアドバンテージを考えれば、勝てそうな試合に見えた。ところがローはこの回で降板。先頭打者が左のハワードなためか、マウンドには(左のルーキー)カーショウが上がる。(*1)11.1イニング無失点

斎藤が黒田の白星消すも、トーリ監督は「勝利の方程式」信頼

「8回にブロックストンをマウンドに送った時点で、今日の私の采配は終わりだった。1点リードで2人を投げさせれば、どんなときも勝てると考えている」

ヤンキース時代のトーリといえば、型に当てはめた投手継投で何度となく試合を落としてきた。7回のクアントリルに始まり、8回のファーンズワース。リベラをイニングの途中で起用しないなど、状況とは無関係な采配はもはや宗教とも言える。

Torre hurt Dodgers by yanking Lowe early

この記事によれば、降板の理由はトーリの一存。ロー自身は投げたかったようなので、少なくとも故障ではない。疲労が問題なら事前に打診があるはずで、本人のコメントと矛盾する。逆転したのをいいことに、プルペンにすがれば勝てるとでも思ったのだろう。

結局この継投が引き金となって、ドジャースは痛い星を落とした。続投させれば勝てたとは言えないが、継投する必要性がないのも事実。合理性に欠ける采配が安定した結果を生むはずもなく、それでも勝てたのはヤンキースというチーム力があったから。マニー1人ではさすがに荷が重い。最終的に7人もの投手を登板させたことも付け加えておく。

マニー・ラミレス / 得点圏 8打数7安打 HR1 打点7(2008プレーオフ)

決勝のHR(*2)を打ったのはマット・ステアーズという選手。シーズン後半にブルージェイズから移籍したのだが、調べてみるとプレーオフはこれが3度目の出場だった。これまではわずか1本のヒットしか打っていないだけに、長いキャリア(16シーズン)の中でも特別なものになったに違いない。(*2)カウント3-1からのストレート

Video:
Recap: PHI 7, LAD 5 Gm 4
Stairs' moon shot
Victorino's homer
Stairs chats with MLB.com

参考サイト:
Matt Stairs Statistics - Baseball-Reference.com

Saturday, October 11, 2008

ALCS 2008 G-1 BOS 2 @ TB 0

Open and shut down
Box Score (MAJOR.JP)

大輔は大輔、マドンはマドン

レッドソックスの先発は松坂。甘いボールは多かったものの、3種類のストレート(*1)やチェンジアップなど打者に的を絞らせなかったことが好投に繋がった。慎重にサインを出すバリテックのリードも大きかったように思う。(*1)フォーシームとツーシーム、カッター

松坂大輔(2007→08) 防御率:4.40→2.90(リーグ3位) 投球回/試合:6.4→5.8 四球/9回:3.5→5.0 被安打率:.246→.211 WHIP:1.32→1.32

今季は見違えるような成績を残した松坂だが、面白いことにWHIPは変わっていない。もちろん四球は1つしか進塁できないから、ランナーの数が同じでも意味は違う。ただそれを考慮しても防御率との関係は不自然。

防御率/WHIP リー(リーグ1位)2.54/1.11 ハラデー(リーグ2位)2.78/1.05

こんな現象を生んだのは被安打率の低さがその理由。特に得点圏における被安打率は.164と驚異的で、満塁時(14打数)にいたっては1本のヒットも許していない。記者が好んで使う表現に要所を抑えたというのがあるが、松坂に限ってはそれが当てはまる。

なぜピンチに強いかはちょっと分からないが、この日も初回の2死満塁と7回の無死1.3塁をいずれも無失点に抑えている。投球回を別にすれば、今季の松坂を象徴するようなピッチングだった。

盗塁→1死2塁→四球(オティース/左)→1死1.2塁→レフト前ヒット(ユーキリス)→
2点目→1死2.3塁→死球(ドリュー)→1死満塁→三振→内野フライ

レイズベンチは8回1死1塁の場面で左のハウエルに継投。これが裏目に出て2点目を奪われるのだが、この采配には笑ってしまった。タイムリーヒットを打ったユーキリスは右打者であり、得点圏打率はチームトップの.374。次打者が左のドリューとはいえ、続投させるのは虫がよすぎる。

抑えのバルフォー(右)がウォームアップを終えていたことから考えても、役目を果たせなかった(四球を出した)時点で継投すべきだろう。結局バルフォーは1死2.3塁になったところで登板。最終的に温存したのなら別だが、こうなると救いようがない。

レイズの2点ビハインド 無死1.2塁(カウント3-0、岡島)→ヒッティング→ライトフライ→
1死1.2塁→併殺→攻撃終了

さらに驚いたのがその裏の攻撃。何度も書いているように、無死1.2塁とは打者次第で状況が一変する。仮に満塁になれば、ノーヒットで同点にすることも可能。甘いボールが来る確率は確かに高いが、それに賭ける必要性は見当たらない。せっかくのチャンスをドブに捨てるようなもので、これでは負けるのも当然。

どんなに処理能力が高くても、プログラムが間違っていれば意味がない。セイバーメトリックスなどの影響で要素だけは増えたが、使う側がこの程度ならレベルアップはまだまだ先の話。こんなものに没頭する自分が惨めに思えてくる。

追記:バルフォーが抑えというのは間違い。パーシバル離脱後はこれといった投手に決めていないようで、しいて言えばウィーラー。軽率なことを書いて申し訳ない。

Video:
Recap: BOS 2, TB 0 Gm 1
Dice-K strikes out nine

関連ニュース:
デヴィルレイズ新監督、エンジェルズからマドンが就任

Friday, October 10, 2008

Screamer Dreamer

夢追い人からのメッセージ

僕は自己主張の強い人間です。そのはけ口としてブログを書いているわけですが、共感する人は少ないと思います。何万ものトラフィックがあるのならまだしも、絶対数は友人のそれと変わらないでしょう。それでも書き続けるのは、マスターベーション以外にも理由があります。

「1ミリでも変わればいい」

以前こんな風に書いたことがありますが、可能性がゼロでないならそこに賭けてみたいんです。確かに近似値としてはゼロかも知れません。ただそれを理由に諦めてしまっては、それこそ自分自身が貢献に値しない存在になりかねません。

作品(仕事)にはメッセージや信念が込められているはずです。現時点では貢献に値しない存在でも、提示し続ければいつか必ず変わる時が来ます。少なくとも僕はそう信じているので、その点に関しては障害になりません。以下は映画監督のアラン・パーカーのコメントですが、多少は参考になるかと思います。

「気に入った脚本に巡り合った時しか映画は撮らない。年間に何百本も読むけど、そう思えるものは少ないね。そういうわけで、作品はそれほど多くないんだ。でもだからといって、インディーというわけでもない。(商業主義と戦いながら)何とかやってるよ」

1つ気になったのが、社会に対する欲求が強く感じられることです。それが志すものの中に含まれているとしたら、相当厄介な気がします。自分が上手くいっても社会が成熟しなければ意味がない。僕なんかもそうですが、これだと一生満たされないかも知れません。夢追い人というのは、本来そういうものですけどね。

いろいろ書きましたが、究極的には二者択一だと思います。やるかやらないか、希望を持つか諦めてしまうか。希望を持てばその分だけ苦痛を伴うでしょうし、諦めれば意義を失います。僕自身も事あるごとに揺れていますが、やはり意義を捨てるのは難しいです。

対象が誰であっても、提示することには大きな意味(意義)があります。そう思えない気持ちは分かりますが、自分のやっていることを信じて前に出て欲しいです。世の中捨てたもんじゃないというのは本当ですよ。


関連記事:I Wanna Be Sam

Wednesday, October 08, 2008

ALDS 2008 G-4 LAA 2 @ BOS 3

Boston marches on
Box Score (MAJOR.JP)

名勝負パート2: 運も実力のうち

連日の大接戦。初戦(*1)を除けば全てが僅差の決着と、まるでワールドシリーズを見ているようだった。書きたいことは山ほどあるのだが、まとまりそうにないので少し書き方を変えてみる。(*1)初戦は8回まで1点差

野球は「レスター」

レッドソックスの先発は成長著しいレスター。レギュラーシーズンで唯一200イニング以上投げていることから、実質的なエースと言ってもいい。そのレスターは7回をわずか4安打に抑える完璧な内容。球速(*2)も最後まで落ちなかった。何より声を出しながら投げるところが堪らない。(*2)最速98マイル

安定感抜群の「ラッキー」

ラッキーといえば、4年連続で防御率3点台をマークしている投手。たった1度の好成績に大金を払うのはヤンキースのお家芸だが、どうせ払うならこういうタイプにすべき。カウントが悪くなると、計ったようにツーシームを投げていたのが印象的だった。

2匹目の「ケンドリック」

5回1死1.3塁、エルズベリーの打球はセカンド正面。併殺かと思われたが、ケンドリックが処理を焦り(*3)先取点を許してしまう。実はこのケンドリック、前日の試合でも2死満塁の場面でお粗末なプレーをしている。その時はチームが勝って事なきを得たが、さすがに2度目はダメらしい。ちなみに併殺が成立したかどうかは微妙。(*3)打者はアウト

初球を振らなかった「ゲレロ」

2点ビハインドの8回2死1塁。バッターボックスには、フリースインガーで知られるゲレロ。初球のスイング率は50%を超えていたはずだが、なぜかその初球(*4)には手を出さなかった。というより、最初から振る気がない。(*4)ど真ん中のストレート

状況を考えれば妥当とはいえ、無類のストレート好きだけに感心してしまった。結局ゲレロは四球。その後のタイムリーで同点のホームを踏むことになる。投手の球種にまでサインを出すといわれるソーシアだが、管理野球が実を結んだ形と言えるかも知れない。

知将の読みを凌駕したバッテリー 「あれで流れが変わった」

無死2塁を(バントで)送って9番のアイバー。相当な野球オンチでない限り、警戒するに決まっている。カウントが悪いのでピッチアウトも出来ない。つまりストライクを投げるしかないわけで、偏向記事もいいところ。最初の2つはあわや死球というボール。制球が定まらなかったのは疑いようもなく、内角低めにいったのはたまたまに過ぎない。

記事にはないが、バリテックはタッチ直後に落球。ソーシアの抗議も空しく、判定は覆らなかった。争点は落球したのがタッチの延長線上のプレーかどうか。次のプレーに入っていると判断されればアウトになる。

参考ビデオ:Varitek stymies the squeeze

どの試合か覚えていないが、先日も同じようなことがあった。外野手が捕球後にフェンスに激突。反動でグラウンドに倒れ、ボールが転がり落ちた。フェンスに激突した時点で捕球は成立しているのだが、一続きのプレーと見なされ認められなかった。実際こういうケースで捕球が認められることはほとんどない。

間抜けな「塁審」

ビデオにもあるように、塁審は落球の瞬間を見ていない。仮に見ていれば、タッチは認められなかったと思う。判定自体は正しいので誤審ではないが、通常ならセーフ。参考までにスタジオのリプケンも同意見(セーフ)だった。

サヨナラ打のRソックス新人、「自分のタイプ知るのはいいこと」

どんな時も表情を変えることのないソーシア。一般的には知将といわれているが、これを見る限りそうは思えない。ここ(1死2塁)はどう考えても敬遠。内野安打を防ぐためにもフォースアウトを可能にしておくべきで、打球が正面を突けば併殺で切り抜けられる。結果は変わらなかったかも知れないが、知将とは対極の采配だと思う。

Rソックスに痛手、ローウェルが第2ラウンド欠場へ

主力を欠いても結局は勝ってしまうレッドソックス。この先はそう上手くいかないとしても、すでに王者の風格がある。一方のエンジェルスは、ちょっとツキがなかった。前述の判定もそうだが、サヨナラのホームを踏んだベイの2ベース(Wild ninth at Fenway参照)がいい例だろう。運も実力のうち、この試合に限ってはそんな気がする。

Video:
Red Sox return to the ALCS
Wild ninth at Fenway
Teixeira's diving grab

マイク・ソーシア - Wikipedia

Saturday, October 04, 2008

ALDS 2008 G-2 BOS 7 @ LAA 5

Sox are all business
Box Score (MAJOR.JP)

強さと哲学

敵地であっさり4点を先制するレッドソックスと、簡単に主導権を渡さないエンジェルス。強い者同士がやればこうなるという見本のような試合で、活字にすることが恥ずかしくなるほど見応えがあった。エンジェルスファンにとっては悔しいだけかも知れないが、近年まれに見る名勝負だと思う。

それにしてもレッドソックスは強い。ユーキリスに1番を打たせたかと思えば、今度は小柄で実績のないペドロイアが4番。マニーを放出してもきっちり穴は埋めてくるし、主力の故障は全員野球で切り抜ける。他人の庭はよく見えるとはいえ、一本調子のヤンキースとは根本的に野球観が違う。

この差はどこから生まれたのか。暴論を承知でいえば、オーナーの人生哲学が関係している。製造業で身を起こし、売却後はオーナー専業となったジョージ・スタインブレナー。現役の投資家で、目先にこだわらない合理性が信条のジョン・ヘンリー。これも暴論になるが、NTTとソフトバンクに例えると分かりやすい。

そんな違いが(オールドスクールとして知られる)トーリの起用であり、松坂の1億ドルに繋がっているのだと思う。ヤンキースが強かったのも保守思想が成功したのも昔の話。もちろん保守がいけないということではないが、少なくともそれだけで通用するほど現代社会は甘くない。

Video:
Recap: BOS 7, LAA 5 Gm 2
Bay's three-run blast

関連サイト:
ジョージ・スタインブレナー - Wikipedia
マーケットの魔術師たちに学ぶ 「ジョン・ヘンリー」

Friday, October 03, 2008

NLDS 2008 G-2 LAD 10 @ CHC 3

Two unkind
Box Score (MAJOR.JP)

100年越しの恋

圧倒的な強さで2年連続の地区優勝を決めたカブス。今季は最後のワールドシリーズ制覇から100年目ということで、ファンの期待はいつも以上に大きい。スタンドに掲げられたIt's Gonna Happen(今年こそ優勝)のボードがそれを物語っている。

そんなカブスが大事な初戦を落とした。相手は両リーグ最低勝率で勝ちあがってきたドジャース。連勝して敵地の青写真は出来上がっていたはずで、こうなると分が悪い。以下はポイントになった2回のドジャースの攻撃。カッコ内はスコア。

ヒット→ヒット→無死1.3塁→三振→1死1.3塁→セカンドゴロエラー(0-1)→
1死1.2塁→ファーストゴロエラー→1死満塁→三振→2死満塁→
バントヒット(0-2)→2死満塁→2ベース(0-5)

2本目のヒットはエンドランがなければ(*1)6-4-3の併殺打。直後のエラーもセカンド正面の打球で、通常なら併殺が成立していた。2度目のエラーは堅守で知られるリーによるもの。未だにその理由が分からない。(*1)ベースカバーに入ったため

参考ビデオ:Cubs' miscues in the second

結局この5失点(自責点1)が最後まで響き、まさかの連敗。無失点で終わっていた可能性があるだけに悔やまれる。先発のザンブラノはその後も続投。降板時にはスタンディングオベーションで迎えられたことを付け加えておく。

怒りのカブス監督、「もう福留を出す意味ない」

この日の(ドジャース先発)ビリングスリーは圧巻の投球。90マイル台半ばのストレートにカッター、キレのあるスライダーを低めに集め手がつけられなかった。初回こそソリアーノにヒットが出たが、その後は沈黙。打てなかったのは福留だけではない。他の選手に代えたところで、結果に差はなかったと思う。

「偶然だぞ」狂想曲 小グマのつぶやき from シカゴ vol.2

これでカブスはプレーオフ8連敗。ビリー・ゴートの呪いなのか、2003年のNLCSを最後に勝ち星から見放されている。さすがに誤訳には気づいた(*2)ようだが、今となっては誤訳の方がしっくりくる。(*2)Sports Illustratedのカバーが発端

Video:
Recap: LAD 10, CHC 3 Gm 2
Manny's solo smash

関連記事:Four Night Four City: Chicago-2

Wednesday, October 01, 2008

AL Tiebreaker 2008 MIN 0 @ CWS 1

Danks delivers for Sox
Box Score (MAJOR.JP)

表と裏/黒と白

去年に引き続いてのワンゲームプレーオフ。勢いではツインズだが、ホワイトソックスにはホームで戦える強み(*1)がある。文字通りの一発勝負だけに、レギュラーシーズンとは思えない緊張感があった。(*1)コイントスで決着

そんな緊張感に拍車をかけたのが、両先発の好投。特にホワイトソックスのダンクスは中3日の登板で、先日のサバシア同様意気込みが伝わってくる。4回までは両チームともに無得点。試合は後半戦へともつれ込んだ。

2ベース→センター犠牲フライ→1死3塁→センターフライ→タッチアップ

最初にチャンスを掴んだのはツインズ。均衡を破るかに見えたが、好守に阻まれあえなくタッチアウト。打球が浅かったとはいえ、状況を考えると判断は間違っていない。結果的にはこれが最初で最後のチャンス、両チームの明暗を分けるプレーになった。

試合を決めたのは主砲トーミのHR。やや不本意なシーズンだったが、この一振りで帳消しといったところだろう。一方のツインズは、8回2死ランナーなしの場面で抑えのネイサンを投入。9回の攻撃に望みを繋げたものの、最後はジェンクスの前に力尽きた

CWS 得点810 HR234(#1) 得点圏打率.277(#8)
MIN  得点829 HR111(#29) 得点圏打率.305(#1) *カッコ内は両リーグ順位

長打力で圧倒するホワイトソックスに対し、勝負強さで食らいついてきたツインズ。結局は持ち味を出した方が勝ったわけだが、この試合に限ってはホームアドバンテージが大きかったように思う。真っ黒に染まった客席が印象的だった。

1948年 インディアンズ 1978年 ヤンキース 2008年 ホワイトソックス?

ワンゲームプレーオフからワールドシリーズを制した例は過去に2度ある。単純に30年周期なら今年はホワイトソックスになるが、果たしてそう上手くいくかどうか。

Video:
Recap: MIN 0, CWS 1
White Sox fans celebrate AL Central championship
How They Got There: White Sox

関連記事:AL Tiebreaker 2009 DET 5 @ MIN 6

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