July22,08 vs MIN W8-2
Five in a row
Box Score (MAJOR.JP)
ポサダと松井、キャッシュマン
これで後半戦は5連勝。首位とのゲーム差も5月14日以来の3.5に縮まった。好調の要因は何と言っても投手陣。長打の減少などで得点力こそ落ちたが、先発が安定しているため惨敗するゲームも少ない。後半の追い上げが恒例になっているとはいえ、内容はかなり違う。
平均失点 7月:3.4 過去10試合:2.9 シーズン通算:4.2
先発以上に安定しているのがブルペン。中でもラミレスとファーンズワースは、先発投手ならノーヒッター(*1)という活躍。両者とも重要な役割を任されているだけに価値がある。(*1)過去9イニング被安打ゼロ
ブルペンの防御率 過去20試合:1.69 シーズン通算:3.41(両リーグ6位)
この日マスクを被ったのは3番目の捕手モーラー。ラズナーとの相性を考慮してのものらしく、試合前にはそれを裏付けるデータ(防御率)が紹介されていた。解説のアル・ライターは肯定していたが、実際は相性というよりリードの問題だと思う。
W/モーラー:3.06(6試合) W/モリーナ:5.00(3試合) W/ポサダ:9.88(3試合)
決定権は投手にあっても、配球は捕手によって変わる。シンカーボーラーのウォン(左打者の場合)を例に取ると、ポサダならストライクからボールになる外角中心。これだと甘く入ることは少ないが、打者に読まれやすいというデメリットがある。
逆にモリーナは内角を要求することも少なくない。死球や失投の危険性はあるものの、打者にとっては手が出しにくい。どちらも一長一短あるが、球種の少ないウォンのようなタイプはこれだけで大きな差が出る。ラズナーの生命線は左右のコマンド。モーラーとの相性は別として、ポサダで機能しないのは頷ける。
MLB=ヤンキースのポサダが再び故障者リスト入り
Posada to go on DL; MRI on Tuesday
痛みが残った状態で復帰させ、さらに捕手として起用していたのは問題。捕手3人体制の謎は解けたが、これでは同情の余地がない。前回と同じ轍を踏むとは、まったく何を考えているのやら。
追記:記事の内容が変わっていたので加筆。はっきりとは言えないが、ポサダが症状を隠していた疑いがある。
松井秀と同じ決断! ポサダが手術回避で今季復帰狙う
シーズン中に手術をしなければ、来季の開幕に間に合わない可能性がある。たとえ間に合ったとしても、手術の影響が出るのは必至。記事にもあるように、遅れれば遅れるほど状況は悪くなる。それでもリハビリを容認するのはなぜか。
捕手としては平均以下でも、打撃は一流。左打者の多いヤンキースにとって、ポサダの打力は捨てがたい。セクソンがダメならジアンビとの併用でファースト。松井が復帰できないようならDH。またはその両天秤。優勝争いするには、多少の犠牲は仕方がないということなのだと思う。
もう1つ考えられるのは、来季の構想。ジアンビの契約は今シーズンで切れる。年俸的な旨みでもない限り、残留はまずあり得ない。その一方で、捕手としてのポサダはモリーナに比べると明らかに劣る。後継者が育たないことも加味すれば、必然的にファーストはポサダ。これなら手術後の影響を危惧する必要もない。
ジアンビが故障→DHが空く→デーモンがDH→カブレラのセンターが実現
ヤンキースというのは面白いチームで、アクシデントがなぜかプラスに転じる。これは去年の例だが、ジアンビが故障しなければセンターは未だにデーモンだったかも知れない。マイナー契約だったラズナーの次は正捕手モリーナ。実に上手く出来ている。
松井、左ひざ手術回避へ…治療方針決定は来週以降に
松井完治より貢献で手術拒否、GMは困惑
松井の故障は棚障害と軟骨損傷。手術は簡単なもので、早期の復帰が可能との見方もある。本当のところは分からないが、仮に右ひざと同じ症状なら今すぐ手術するメリットはない。プレーすることで悪化する可能性はあるものの、ポサダ同様流動的にしておくのが得策だろう。
身びいきかも知れないが、どうもキャッシュマンのコメントが引っかかる。根本的には松井のわがままだとしても、判断を決めかねているのも事実。そもそもこんなコメントをする必要がどこにあるのか。ただ単に、現場と意見が合わなかったとしか思えない。それとも...
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