Wednesday, December 17, 2008

Summary: NYY 2008-2

2008年のヤンキース: 選択肢(その2)

Billy Traber | ビリー・トレーバー 中継ぎ投手 0勝0敗 防御率7.02
試合数19 投球回16.2 与四球7 被安打率.324 WHIP1.80

左投手(ブルペン)は必ずしも必要ないと明言していたジラルディだったが、補強に失敗したこともあって開幕メンバーに名を連ねた。オープン戦の防御率は1.0。前年の被安打率(対左)は.176だったものの、終わってみればご覧の通りの成績。投球を見れば分かりそうなものだが、左打者にも通用しない(被安打率.410)のでは話にならない。

Chris Britton | クリス・ブリトン 中継ぎ投手 0勝0敗 防御率4.09
試合数14 投球回22.0 与四球9 被安打率.287 WHIP1.55

全てにおいて平凡で、間違いなくマイナーレベルの投手。かつて在籍していたビームにしてもそうだが、ベンチ入りどころか40人枠にいることすら理解できない。役割のほとんどがモップアップとはいえ、それなら伸びシロのある若手を試すべきだったと思う。

Carl Pavano | カール・パバーノ 先発投手 4勝1敗 防御率4.99
試合数6 投球回30.2 与四球8 被安打率.289 WHIP1.34

6試合で4勝と実害こそないが、トミー・ジョン明けの投手を終盤の構想(先発)に入れていたのは問題。ポンソンやラズナー(後述)なども含めて、見当違いの試算は今季の結果を語る上で外せない。これについては日を改めて書く予定。

Sidney Ponson | シドニー・ポンソン 先発投手 4勝4敗 防御率6.29
試合数14 投球回73.0 与四球32 被安打率.326 WHIP1.74

怪我で離脱したウォンの代役として獲得。パバーノ同様実害は少ない(*1)が、逆にもう少しまともな投手なら何試合かは拾えた。実際負けた5試合のうち、3試合は完全にゲームを壊して(平均自責点6.0)いる。(*1)先発した試合のチーム成績は9勝5敗

Darrell Rasner | ダレル・ラズナー 先発投手 5勝10敗 防御率5.38
試合数22 投球回110.1 与四球36 被安打率.298 WHIP1.54

昇格当初の好投が忘れられなかったのか、結局はボロボロになっても使い続けた。悪い投手ではないが、開幕時のマイナー契約が示す通りいわゆる当落線上の選手。パバーノとポンソンの3人で防御率5点オーバーではこの結果も当然だろう。

Edwar Ramirez | エドワー・ラミレス 中継ぎ投手 5勝1敗 防御率3.98
試合数54 投球回54.1 与四球24 被安打率.214 WHIP1.23

シーズン途中に昇格。課題の制球難が多少解消(*2)され、中継ぎとしては一応の成績を残した。本来はストレートとチェンジアップ主体の投手だが、スライダーのキレが上がればもう少しはやれる。選択肢のあった投手の中では、ガイスに次ぐ評価。(*2)四球/9回6.0→3.9

関連記事:Opening Roster 2008-1

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