Thursday, August 31, 2006

August30,06 vs DET G-2 L3-5

Proctor can't hold lead

あと1アウトが取れず逆転負け、勝利が見えていただけに後味が悪い。

負け方を除けば実に内容のいいゲームだった。まず先発のライト、6.1回6安打自責点2で先発の責任を十分果たした。また1点リードの8回無死2塁で登板、見事無失点に抑えたビローンも勝てばヒーローの一人である。

打ってはミスタークラッチ(得点圏打率リーグ2位)のジーターがこの日唯一のチャンス(6回1死2.3塁、0-2)を生かし2点タイムリー2ベース。さらに三盗を決め勝ち越しをお膳立てと大活躍。

守備では8回2死1.2塁でケーシーの打った1.2塁間の打球をセカンドのカノーが飛びつきファインプレー。送球を受けたファーストのガエルもケーシーに後ろから激突されながらボールを離さなかったのは鳥肌が立つほど素晴らしかった。

少ないチャンスできっちり3得点、9回までたった1点のリードを全員で守りきったような構図で野球の醍醐味は十分過ぎる程。ただし9回の継投で全てが水の泡。残念としか言いようがない。

3-2と1点リードの9回、マウンドにはプロクターが上がる。第1戦でリベラが登板しているため連投を避けた結果なのだろう。そのプロクターは四球2つで2死ながら1.2塁のピンチを作ってしまう。対するはこの日2ベースを放っているモンロー。初球の甘いスライダーをジャストミートされ痛恨の3ランHRを浴びる結果となる。実は第1戦でもプロクターは同様の場面(2死2.3塁)で初球にさらに甘いスライダーを投げているのだが、この時は打者オルドニエスが打ち損じレフトフライに終わっている。

プロクターという選手は気の弱い面があり、かわそうとするピッチングが打たれる一因にもなっている。モンローがストレートに強いというデータはあるものの、優れた投手がそうであるようにここは自信のあるストレートを投げ込むべきなのである。とは言え今回に限ってはプロクターは責められない。なぜならこの場面はリベラ、ファーンズワースという選択肢があったからである。

試合後のトーリのコメントによると連投になるリベラを投げさせるつもりは最初からなく、ファーンズワースもここのところ背中の張りを訴えているためプロクターになったとのこと。ところが本人はそれに反してこの日の登板が可能であったとコメントしている。つまりファーンズワースを信頼できなかっただけというのが本当のところだろう。個人的には9回からファーンズワース、もしくは9回2死(2死になった時点ではランナーは1塁)からリベラを起用して欲しかった。

明らかに勝てるゲームでこれを勝てば勝ち越しが決まる。極論すれば次のゲームは全員控えで捨ててもいい。上手に起用して上手に勝とう、こんなことは誰しもが考えることでそれができれば監督など必要ない。そんな甘い考えでは2つとも落とすのがオチである。拾えるゲームは確実に拾う、これが勝ち星を積み上げていく条件であり鉄則なのだ。

こんな都合のいい采配で地区優勝できたなら結果論とはいえ認めてもいい。ただしそれが果たせなかった時には戦犯以外の何者でもない、さっさと責任を取って辞めるべきである。指揮官が無能でも選手が頑張ってしまうのがヤンキース。やはりこれも闇に紛れてしまいそうだ。

最後にもう一つ、この日の先発は元々ランディ・ジョンソンの予定であった。ところが直前でライトに変更、そしてスタメンからはアブレイユとポサダが外れた。つまり捨てゲームのつもりだったはずが運良く勝てるゲームになったわけで、そういう意味でもこんなチャンスは是が非でも生かさなければいけないのである。

Wednesday, August 30, 2006

August30,06 vs DET G-1 W2-0

Sweet 16 for Wang

12残塁の拙攻も先発ウォンの快投でシャットアウト勝ち。

この日のウォンは自慢のストレートとシンカー主体の本来のスタイル。投球数はやや多かったものの6回までは2塁も踏ませぬ見事な投球を見せた。また多少球が荒れ気味だったのも逆に好結果に繋がったと言えるだろう。これで16勝目、順調なら来季以降サイ・ヤング候補の常連になりそうである。

2-0と2点リードの8回、四球と2ベースで2死ながら2.3塁と一打同点のピンチ。ウォンの投球数が100を越えていたこともありベンチは継投策を選択。ここでタイガースも動き強打者オルドニエスを代打に送る。この日一番のヤマ場である。残るアウトはたったの4つ、ここを凌げば勝利は目前で誰がどう考えてもここはリベラしかいない。ところがマウンドに上がったのはリベラではなくプロクターだった。

リベラを温存する理由がないとしても温存するというのであればまだ分かる。ただ実際は9回にリベラを登板させており、そうなると相変わらずの不可解な采配と言わざるを得ない。ランナーがいる時こそリベラの起用が生きてくるのであって逆にここをリベラ、9回をプロクターという継投の方がはるかにマシなのだ。

つい先日も書いたばかりだが1イニングと1.1イニングの違いは相対的な投球数の差でしかない。つまり1イニングであっても絶対的な投球数が少なくなるとは言えないわけだ。またその相対的な投球数の差、打者一人分の投球数はせいぜい10球程度。その10球が投手にどれ程の負担をかけるというのだろうか?仮にその負担が大きいとすれば、投球数の多いイニングは途中で降板させなければならないため矛盾が生ずる。結局のところオカルト的な理由でもない限り正当化するのは難しい。勝てば官軍とはよく言ったものである。

7.2回3安打無失点のウォンが文句なくMVP。他では決勝のソロHR(5回先頭打者、0-0)を打ったウイルソン、2点目に繋がる貴重なヒット(5回無死1塁、1-0)など3安打のジーター、犠牲フライ(5回1死1.3塁、1-0)で2点目をあげたジアンビと9回を締めたリベラが対象。

MVP Points Today/C Wang5 C Wilson2
D Jeter1 J Giambi1 M Rivera1

MVP Points Total/C Wang28 D Jeter25 J Damon22 J Giambi20
M Cabrera19 R Cano16 M Rivera16 B Williams14 M Cairo12 B Abreu12
A Rodriguez12 J Posada11 J Wright8 R Johnson8 M Mussina8
K Farnsworth8 S Proctor7 A Guiel6 C Lidle6 R Villone5 C Wilson5
A Phillips3 B Crosby2 J Karstens2 S Ponson1 K Wilson1 N Green1

Monday, August 28, 2006

August27,06 @ LAA W11-8

Bombers have 17 hits

21連戦の最後を何とか白星で飾り、11勝10敗と勝ち越しで終えた。

リベラはリベラ:
7点リードの8回、セットアッパーのファーンズワースがマウンドに上がる。鉄板のような采配というか臆病というか、どうしても勝ちたかったのだろう。ところがこうして書いていても笑ってしまうほどこれが見事すぎるぐらい裏目。

連続四球とヒットでまずは1失点、さらに四球を与えて無死満塁という絶望的な状況を作ってファーンズワースは降板。一転してベンチはリベラにマウンドを託す。次打者フィギンスは平凡なセカンドゴロ。さすがリベラと思った瞬間、グリーンがこれをトンネル。さらに2点を失いたちまち4点差、無死1.3塁となおもピンチは続く。

通常こういうケースというのはもう1、2失点するのが常識的で逆にそれで済めばいい方かも知れない。ところがリベラは続く3人をサードゴロ、三振、ショートゴロに討ち取り無死1.3塁を簡単に無失点に抑えてしまうのである。これこそ文字通りのクローザー、リベラがリベラたる所以と言える。

隠れたEロッド:
8-0と一方的にリードした3回裏、1死1塁でカブレラの当りはサード正面のゴロ。併殺かと思われたがセカンドへの送球がやや逸れ2死2塁、この後四球と2本のヒットで2点を失ってしまう。アウトを1つ取ったためAロッドにエラーは付かなかったが、まともに送球していればこの回は無失点で終わっていた。また先発カーステンズにも余分な自責点を負わせたわけである。

相変わらずのKロッド:
ヒットは1本打ったもののこの日も3三振でこのシリーズ実に15打数10三振。5打席中3打席を初球からスイングしたのはいい傾向だが、根本的なスイング自体に改善が見られないのは困ったもの。また対右投手20打数ノーヒットと外に逃げる変化球にまったく対応できないのもかなりの問題である。いずれにしても現状では上位を打たせるのはチームにとって確実にマイナス。指揮官トーリの決断が遅れれば遅れるほどチームが低迷するのは間違いない。

3回までに8得点、8回表が終わった時点で7点差。こんな展開のゲームを楽勝できないようではプレーオフでは通用しない。明日からは両リーグ最高勝率を誇るタイガーズとの3連戦。久しぶりのホームで強いヤンキースを取り戻して欲しい。

2本のHR(2回1死ランナーなし、2-0 / 3回1死1.2塁、5-0)を含む4安打6打点のバーニーが高評価。他では6回6安打自責点3の先発カーステンズ、先制2ランHR(1回無死2塁)など3安打3打点2HRのジーター、2点タイムリーヒット(3回1死満塁、3-0)など4安打と大当たりのカノーとピンチ(8回無死満塁、11-5)に登板し実質的には無失点に抑えたリベラにポイント。

MVP Points Today/B Williams3 J Karstens2
D Jeter2 R Cano2 M Rivera1

MVP Points Total/D Jeter24 C Wang23 J Damon22 M Cabrera19
J Giambi19 R Cano16 M Rivera15 B Williams14 M Cairo12 B Abreu12
A Rodriguez12 J Posada11 J Wright8 R Johnson8 M Mussina8
K Farnsworth8 S Proctor7 A Guiel6 C Lidle6 R Villone5 A Phillips3
C Wilson3 B Crosby2 J Karstens2 S Ponson1 K Wilson1 N Green1

Sunday, August 27, 2006

August26,06 @ LAA L7-12

Yankees' skid at three

投手陣が崩壊し終始先行される苦しい展開。
スコアほどの開きはないものの結果的には突き放されて完敗。

先発ライドルが誤算:
どこかの記者が適当に書きそうだが誤算ではなくあくまで必然と言える。ライドルという投手は球種は多いものの変化球のキレは平均レベル。ストレートは最速でも140キロ台前半で緩急とコントロールが生命線である。したがって少しでも高めに浮いたりコントロールが乱れれば、今日のように簡単に打撃投手になってしまうのである。(3.2回9安打2四球自責点5)

迷える名将:
5-6と1点ビハインドの7回、マウンド上にはこの回からドテル。四球とワイルドピッチで1死2塁、ここで次打者ゲレロに3ベースを打たれ5-7。1死3塁で続くは左のアンダーソン、ここでヤンキースはマイヤーズにスイッチ。結果はピッチャー強襲の内野安打、またも継投失敗で5-8と3点差になってしまう。

残る攻撃は2回で差は3点。エンジェルスのブルペンがリーグ屈指であることを考慮すれば敗色は濃厚と言える。とはいえ3点ぐらいのビハインドならばヤンキースは過去に何度もひっくり返してきた。またそれだけの力もある。それならば可能性は低いかも知れないができる限り失点を減らしてあと2回の攻撃に賭けるべき、個人的にはそう考える。ただトーリという監督はそれとは対照的にこういう展開になると勝負を捨てるような采配を振るう。このマイヤーズを続投させたのである。

マイヤーズはサブマリンから繰り出される角度のある投球こそ身上で、逆に言えば左のワンポイントとしてのみ存在価値がある投手である。必然的にそれ以外の起用法は大量リードの終盤か敗戦処理のいずれかに限られるはずであり、右打者が二人続くこの場面で続投させるのは勝負を捨てているとしか思えない。

結局続投したマイヤーズはさらに1点を失い4点差となってしまう。翌8回にはデーモンの2ランHRで2点差に迫るが、残る攻撃が1回の2点ビハインドでは好投手を注ぎ込むことができずその裏さらに決定的な3点を失う。もし7回に2点で食い止めておけば差は1点、ファーンズワースあたりを注ぎ込む選択肢も出てきただろう。

実はここでもう1つ、トーリの采配を象徴する場面があった。決定的な3点を失った8回、さらに1死2.3塁で次打者を敬遠したのである。3点ビハインドの7回では勝負を捨て、5点ビハインドの8回では勝負を捨てず。これ以上ないぐらい滑稽な采配、負けて当然である。

2番Kロッド:
過去の成功例を思い出したのかこの日のAロッドは2番で起用された。一般的に言って2番打者に要求されるのは出塁と進塁打である。したがって三振が多く進塁打など眼中にもないAロッドには不適当な打順と言える。打順を変えるのは賛成だが変えるなら2番はアブレイユ、Aロッドは6番以降がいいだろう。

さてそのAロッド、この日もノーヒットの3三振。今やAロッドの三振は完全にネタになってしまっている。以下はFOXのアナウンサー(もしくは解説者)のコメントである。

「1回目はサングラスを付けて」
「2回目はそれを外して」
「3回目は他人のバットで」

実際これは事実で最後は(Kロッド対決)カノーのバットを使っていた。ただ3回目の三振後カノーのバットを無造作に放り投げたのには腹が立った。デリカシーまでないとは応援する価値はなく、もはやヤンキーとは呼べない。

Saturday, August 26, 2006

August25,06 @ LAA L5-6

Yanks can't escape jam

両チーム合わせて25残塁とお互いに拙攻、最後はサヨナラ負けで連敗。
勝てたとは言わないが勝てる可能性は十分にあったゲーム。
ポイントになる場面などいくつか拾ってみたい。

先発のライトが4回持たず降板。(3.2回9安打2四球自責点3)制球が悪く球が高めに浮く相変わらずの投球で投球数は実に92。今季先発として登板した際の投球回数の平均は4.9、1回当たりの投球数は17(6回で100球を越える計算)で、先発どころかもはや敗戦処理レベルである。

元々このライトはブレーブス在籍時の2004年、たった一度好成績を残したというだけの選手。メジャー10シーズン目で生涯防御率5点オーバーは頭打ちと言っていい。先日自由契約になったポンソンはメジャー9シーズンで生涯防御率が4.89。年俸との兼ね合いを度外視すればクビになるべきはライトの方かも知れない。

通称Kロッドとはエンジェルスの守護神フランシスコ・ロドリゲスのことだが、ヤンキースのAロッドが三振を取られる方の意味でKロッドになりつつある。ここ3試合で10打数1安打8三振、今季はすでに119個(去年の松井は78)で自己最多を更新しそうなペースだ。

元々三振は多い打者だが問題なのはその仕方。まず初球を見送る確率が非常に高くそれが変化球なら100%に近い。次に引っ張り専門のフォームに変わってしまっているためバットのヘッドが下がり打ち損じが多い。結果として簡単に追い込まれてそれが三振に繋がるといった構図。この日も4三振(2回無死1塁、4回先頭打者、5回無死1塁、6回1死1.3塁)、特に絶好機の6回は1点差のゲームだっただけに大きなポイントになった。

5-5と同点の9回、先頭打者はこの日唯一ノーヒットのアンダーソン。左の好打者という理由から左のスペシャリストマイヤーズがマウンドに上がる。ところがいきなり2ベースを打たれてしまい裏目、すかさずドテルにスイッチ。実はこの瞬間負けを覚悟した、というより諦めたと言う方が正しい。

無死2塁とはノーヒットでも負けてしまう状況である。勝ちにいくためにはここでブルペンにいる最高の投手を登板させて凌ぐ必要がある。該当するのはリベラ、中4日と休養も十分であり何の支障もないはずだ。ところが温存してドテルのコール。一方のエンジェルスは同点の9回から抑えのKロッドがマウンドに上がっている。勝負への執着心が明らかに違う。これも指揮官の能力と言った方が正しい。

案の定ドテルはいきなりヒットを許し最後は打率.230に満たない控え捕手のナポリに犠牲フライを打たれサヨナラ。ちなみに打たれたのは外角高めのスライダー。どうせ打たれるなら自信のあるストレートを投げて欲しかった。

ヤンキースのセットアッパーであるファーンズワース。故障がちなせいかトーリは2イニング以上は投げさせない方針のようだ。さてここで疑問がある。なぜ基準が投球数ではなくイニング数なのだろうか。

もちろんそれがリードしている8回、9回はリベラの登板なら分かる。ただそれ以外のケースならイニング数が基準になる理屈はどこにもない。実際この日ファーンズワースは8回に登板し無失点、投球数はたったの9だった。9回マイヤーズに投げさせたのは分からなくもないが、ファーンズワースの続投という選択肢も確実にあったはずである。ファーンズワースを登板させても結果は同じだったかも知れない。ただ少なくとも相性よりポテンシャルを優先するべき、それが野球だと思う。

余談ながらもう一つAロッドの話題。先日深刻な故障を抱えていると告白したAロッド。試合後のインタビュー(不調について)でこんなやりとりがあった。

「肉体的には何も問題ない?」
「まったく問題ない」
「今日はいいスイングが出来なかっただけ、明日はまた違う」

故障が完治したのかそれとも今回は故障のせいにしたくなかったのかは不明だが、平然と言ってのけるとはたいした度胸である。打撃フォームとアプローチを矯正しなければ明日も同じ、分からない人だ。

Friday, August 25, 2006

August24,06 @ SEA L2-4

Yankees drop finale

先発ウォシュバーンの前にわずか2得点、ゲーム内容も悪く痛い敗戦。

調子と相性:
この日のウォシュバーンはサインにほとんど首を振ることなくテンポよく投球。ストレートは140キロ台前半ながら、変化球とのコンビネーションは絶妙で、シーズンハイの9三振を奪う予想外の好投を見せた。これを数字に表すとどれだけ調子がよかったかが分かると思う。防御率2.84、三振率12.8(今季は4.43、4.7)

またこのウォシュバーン、なぜかヤンキースとの相性が非常にいい。7試合3勝3敗防御率2.55(生涯成績は218試合81勝69敗防御率3.99)相性は別としてもある程度実績のある投手だけに調子がよければ打てないということなのだろう。またほとんどサイン通りの投球だったことから城島のリードも冴えていたのかも知れない。

カウント2-0:
同点の3回、2本のタイムリーヒット(ロペス、セクソン)で3点を失うのだがいずれもカウント2-0と追い込んだ直後なのが悔やまれる。両者とも打ったのは真ん中の絶好球、ランディ・ジョンソンの悪い癖が出てしまった格好だ。

若さと経験:
3点ビハインドの4回、無死1.2塁のチャンスで打者はカブレラ。最低でも進塁打を打たなければいけない場面だがストレートを強振して三振。さらに次打者ウイルソンの打席で1塁ランナーのカノーがピックオフされアウト。1死1.2塁で差は3点、大きなリードはまったく必要ない場面だった。1年目のカブレラは22、2年目のカノーは23歳とまだ若い。その資質の高さは言うまでもないが経験が必要なのも確かなようである。

次の相手は今季3勝4敗とやや苦手にしているエンジェルス。ラッキーとライトの先発になりそうでヤンキースにとってはかなり分が悪い。俊足巧打の1.2番コンビを出塁させないことが勝つための条件になるだろう。

Thursday, August 24, 2006

August23,06 @ SEA W9-2

Wang, Yanks in total control

6回まで2塁を踏ませない快投を見せた先発ウォン。
勝負強いバッティング(2死後5得点)で効率よく得点したヤンキースが圧勝。

この日のウォンは抜群の出来だった。ストレートは最速155キロ、悪い癖の高めに浮く投球も数えるほどで7回のエラーと誤審がなければおそらく完封していただろう。ところでこのウォン、このところ持ち球のシンカーが影を潜めその代わりカッター(140キロ台後半)を多投するようになった。いつだったか「シンカーが狙われやすいので意識的に減らした」というようなコメントを投手コーチがしていた気がするが、知る限りでは8/6のホワイトソックス戦あたりから投球が変わったように思う。

練習の成果なのかそのカッターは日増しにレベルアップ。この日は切れ、制球とも素晴らしかった。カッターとツーシームだけであれだけの成績を残しているリベラ同様、仮にカッターに磨きがかかればメジャーを代表する投手になるだろう。

2-0と2点リードの4回、四球とヒットで無死1.2塁、次打者はウイルソン。ここでベンチは送りバントのサインを出すが、初球をバント空振りしたウイルソンを見てヒッティングに変更。結局三振に倒れ1死1.2塁、またかと思いきやここから3本のタイムリーで5得点。これが勝敗の決め手となった。災い転じてビッグイニング、慣れないスモールボールはやらない方がいいのかも知れない。

7回7安打自責点2の先発ウォンが高評価。他では先制2点タイムリー(1回2死満塁)など2安打3打点のカノー、決勝点となる2点タイムリー(4回1死満塁、2-0)を打ったデーモン、2安打2四球3得点と大活躍のアブレイユと勝負を決める2点タイムリー2ベース(4回2死満塁、4-0)を打ったジアンビにポイント。

MVP Points Today/C Wang3 R Cano2
J Damon2 B Abreu2 J Giambi1

MVP Points Total/C Wang23 D Jeter22 J Damon22 M Cabrera19
J Giambi19 R Cano14 M Rivera14 M Cairo12 A Rodriguez12
B Abreu12 B Williams11 J Posada11 J Wright8 R Johnson8
M Mussina8 K Farnsworth8 S Proctor7 A Guiel6 C Lidle6 R Villone5
A Phillips3 C Wilson3 B Crosby2 S Ponson1 K Wilson1 N Green1

Wednesday, August 23, 2006

August22,06 @ SEA L5-6

Yankees slide into Seattle

中盤まで優位に立ちながら最後はベルトレの一振りでサヨナラ負け。
采配ミスで落としたと言ってもいいだけに悔いが残る。
マリナーズの11連敗、ヤンキースの5連勝がそれぞれ止まった。

バントかヒッティングか:
3-3の同点で向かえた6回、Aロッドの2ランHRで5-3と勝ち越しに成功。次打者ポサダはセンター前ヒット、続くバーニーは四球を選び無死1.2塁と追加点のチャンス。バントも考えられる場面だがベンチはヒッティングを指示、カブレラはライトフライに倒れランナーは進塁できず1死1.2塁。続くグリーンは三振、デーモンもセカンドゴロに倒れこの回は2点止まり。

5-5の同点に追いつかれた8回、先頭打者のバーニーが四球で出塁し打者はカブレラ。今度は送りバントの指示だったが失敗、打球は投手の正面に転がりセカンドフォースアウト。ここでグリーンに代えて休養のためスタメンを外れていたカノーが代打に送られるが、ショートフライに倒れ2死1塁。続くデーモンの打席、カウント2-1で1塁ランナーのカブレラはスタートを切る。ところが相手投手が左だったこともあり、1.2塁間に挟まれけん制アウト、この回無得点で攻撃を終える。

リードの時は余裕たっぷり、追いつかれると臆病になるのでは勝てるわけがない。2点リードの6回にバント指示をしなかったのはいいだろう。仮にヒットが出れば勝負を決めるビッグイニングになる可能性があるからだ。ただ8回のバント指示は一般的に言って非常に堅実な作戦。そういう方針ならば2点リードの6回はバントの指示をするべきである。

一貫性のない采配は采配とは呼べず、不安定な結果しか得られない。したがってトータルの勝率で争うゲームの指揮官としては失格なのだ。

個人的な意見を言えば6回のヒッティングはあり得ない。野球とは点取りゲームであり、得点できる可能性が高い状況をいかに作りだすかがカギになる。バントが成功したとすれば6回は1死2.3塁、8回は1死2塁。どちらが得点の可能性が高いか分かるはずだ。

6回は2点リード、8回は同点と状況が違うと思う人もいるかも知れないがそれは結果論である。なぜなら1点追加してリードを3点差にした場合の1点と、同点にされた8回の1点の価値はまったく同じだからだ。この先相手に5点取られることが予め分かっているなら話は別だが、そうでない以上1点でも多く得点しておくのが勝つための最短距離なのである。

ファーストの守備位置:
5-4と1点リードの7回2死1.3塁で打者イバニエスという場面。結局1.2塁間を抜けるヒットで同点にされるのだが、ファーストウイルソンの守備位置が理解できない。マウンド上は左のビローン、1塁ランナーは決して足が速いとは言えないセクソンであり盗塁はまず考えられない状況。マリナーズにしても1点ビハインドで2死、足の速くないセクソンを盗塁させるリスクは負わないはず。さらに打者が左のイバニエスということも考慮すれば1.2塁間は空けるべきではない。したがってここは打者勝負、通常の守備位置がベストな選択。

しかしなぜかウイルソンはランナーを警戒してファーストベース上、結果的にこれが災いして打球は1.2塁間を抜けた。これは明らかにベンチのミス、何のためにコーチやら監督がいるのか分からない。揃いもそろってこの体たらく、まったく情けないの一言に尽きる。

ところでこの日、面白い場面があったので最後に付け加えておく。2点リードの6回、ヒットとワイルドピッチで2死2塁。打者は左のブラサード。ここでヤンキースベンチが動き対左のスペシャリスト、マイヤーズに継投。と、ここまでは普通なのだがなんとブラサードを敬遠。しかもマイヤーズはこれでマウンドを降ろされたのである。さすがののマイヤーズもこれには苦笑、観客の笑いさえ誘っていた。もしこの真相を知っている人がいたら是非教えて欲しい。

Tuesday, August 22, 2006

August21,06 @ BOS W2-1

Lidle, Abreu shine in finale

トレードで加入した両名の活躍でレッドソックスをスイープ。
レッドソックス5連戦のスイープは1951年以来。
フェンウェイパークに限れば1943年以来実に63年ぶりの快挙となった。

両先発が好投し最終戦は僅差のゲーム。決勝点は2番手フォルクのワイルドピッチでレッドソックスにとっては最後までフラストレーションの溜まるシリーズとなった。これで2位レッドソックスに6.5ゲーム差をつけマジックは33。逆にレッドソックスは3位のブルージェイズに3.5ゲーム差に迫られている。レッドソックスはこのシリーズに備えブルージェイズからヒンスキーを獲得したばかりで、何とも皮肉な構図である。

20日間21連戦と過密スケジュールで寝る間もないヤンキース。これを受けてYESの解説者ジム・カートが面白いコメントをしていた。

「11月に眠ればいい」

ヤンキースは6時間のフライトを経てシアトルに向かう。

6回3安打無失点の先発ライドルが評価の中心。他では全得点をアシストした(6回ヒットで出塁し盗塁 / 8回無死2塁で送りバント)カブレラ、先制タイムリー2ベース(6回2死2塁)を打ったアブレイユ、9回を完璧に抑えたファーンズワースと2ベース(8回先頭打者、1-0)で出塁し決勝のホームを踏んだグリーンが対象。

MVP Points Today/C Lidle3 M Cabrera2
B Abreu2 K Farnsworth2 N Green1

MVP Points Total/D Jeter22 C Wang20 J Damon20 M Cabrera19
J Giambi18 M Rivera14 M Cairo12 A Rodriguez12 R Cano12
B Williams11 J Posada11 B Abreu10 J Wright8 R Johnson8
M Mussina8 K Farnsworth8 S Proctor7 A Guiel6 C Lidle6 R Villone5
A Phillips3 C Wilson3 B Crosby2 S Ponson1 K Wilson1 N Green1

Monday, August 21, 2006

August20,06 @ BOS W8-5

Giambi crushes two homers

土壇場で追いついたヤンキースが延長戦を征し4連勝。

終盤の攻防は実に見応えがあった。3-5と2点ビハインドで向かえた8回表、ヤンキースは1番からの好打順。マウンド上にはこの回からティムリン(5勝3敗2S、防御率3.86)が上がっている。先頭のデーモンがセンター前ヒットで出塁、続くジーターは死球で無死1.2塁。相手ベンチは対左のスペシャリストロペスをマウンドに送るが裏目、アブレイユは四球を選び無死満塁と絶好のチャンスになる。

ここでこのシリーズ初登板となる抑えのパベルボンが登場、対するはこの日3ランHRを放っているジアンビ。打った瞬間グランドスラムかと思われた打球は失速、ただし犠牲フライにはなって4-5と1点差。セカンドランナーがタッチアップしたため1死1.3塁、外野フライでも同点という状況である。

ただここからが並の抑えとは違うところ。続くカノーとポサダを連続三振に斬って取る見事な火消しでこの回1点止まり。両者ともMax158キロのストレートで追い込み148キロのスプリッターで討ち取る、まさに圧巻の投球だった。

続く9回表、続投のパベルボンから先頭のカブレラが右中間に2ベース。ミラベリのパスボールでまたも無死3塁と同点のチャンスを掴む。しかしここでもパベルボンの前にバーニー(代打)、デーモンが連続三振に倒れ2死3塁となる。

アウト1つでゲームセット、次打者はキャプテンジーターとこの日最大のヤマ場。パベルボンが投じた2球目(内角高め、158キロのストレート)、打球は内野の頭を越えライト前に落ち土壇場で同点に追いつく。パベルボンも後にコメントしているように当たりはよくなかったが当然のように結果を出すジーターには脱帽する。

9回裏からヤンキースの守護神リベラがマウンドに上がる。先頭のオティースは平凡なファーストゴロだったが、捕球直前でバウンドが変わり打球はファーストジアンビの頭を越えライトへ。結果的に2ベースとなり無死2塁。ベンチは続くマニーとの勝負を避け無死1.2塁。次打者ユーキリスは送りバントを試みるがリベラの軽快なフットワークで2塁ランナーはフォースアウト。1死1.2塁となり併殺で切り抜けられる状況に好転する。

ところが次打者ローウェルのところでポサダがパスボール。ランナーがそれぞれ進塁して1死2.3塁と一打サヨナラのピンチを招いてしまう。ベンチはローウェルを歩かせ満塁策、続くキャプラーとの勝負に出るが相手ベンチも動きキャプラーに代えてヒンスキーを代打に送る。

リベラはたった4球でヒンスキーを空振り三振、後続のミラベリもピッチャーゴロに討ち取りこちらもパベルボン同様圧巻の投球でピンチを凌ぐ。

延長戦となった10回表、パベルボンの姿はなくハンセン(1勝0敗、防御率5.90)がマウンドに上がる。ここで先頭打者のジアンビがライトへ勝ち越しHR、1死後2ベースのカノーを置いてポサダにも2ランHRが飛び出し8-5。決定的な3点を奪ったヤンキースがそのまま押し切りゲームセット。

ジーターのクラッチぶりも見事だが、パベルボンとリベラの投げ合いはそれを忘れさせるほど。トーリの言葉を引用すれば、稀にみるエキサイティングなゲームだった。

ゲームとしては素晴らしかったが勝因は敵将フランコーナの采配にある。2点リードの8回、抑えのパベルボンを温存したのが問題なのである。パベルボンが最後に登板したのは8/16のタイガース戦で投球数はわずかに6。したがって休養は十分でありそういう意味での不安はない。実際8回無死満塁で登板させていることが何よりもの証拠になる。

しかもレッドソックスはここまで大事な直接対決を3連敗中。第2戦で3点リードを守れなかったこと、ブルペンが崩壊していることを考えれば温存して勝てるほど甘くないのは誰の目にも明らかである。また8/12のオリオールズ戦で2イニングを投げさせている前例があり、必然的にこのゲームでも8回からの登板が可能だったことになる。

8回にパベルボンを起用することは次のゲームの登板に影響するというリスクはある。ただし温存した場合にもそのゲームを落とすというより現実的なリスクが同様にあるのである。つまり予測のつかない次のゲームのことを優先する理由がまったくないのだ。

たらればになるが仮に8回頭からパベルボンを登板させていれば、この日の出来からしてもレッドソックスは勝っていた可能性が非常に高い。おそらく少なくないレッドソックスファンも同じように思っていることだろう。チームをワールドチャンピオンに導いた監督、中身は所詮この程度なのである。

2本の貴重なHR(4回無死1.3塁、0-2 / 10回先頭打者、5-5)など3安打5打点のジアンビが評価の中心。他では同点タイムリーヒット(9回2死3塁、4-5)など2安打のジーター、2回を投げて無失点のリベラ、勝負を決める2ランHR(10回1死2塁、6-5)を打ったポサダと2ベース(9回先頭打者、4-5)で出塁し同点のホームを踏んだカブレラが対象。

MVP Points Today/J Giambi4 D Jeter2
M Rivera2 J Posada1 M Cabrera1

MVP Points Total/D Jeter22 C Wang20 J Damon20 J Giambi18
M Cabrera17 M Rivera14 M Cairo12 A Rodriguez12 R Cano12
B Williams11 J Posada11 J Wright8 R Johnson8 M Mussina8
B Abreu8 S Proctor7 K Farnsworth6 A Guiel6 R Villone5 A Phillips3
C Lidle3 C Wilson3 B Crosby2 S Ponson1 K Wilson1

Sunday, August 20, 2006

August19,06 @ BOS W13-5

Yankees score big again

相手先発のベケットが自滅、ヤンキースは3試合連続の二桁得点で3連勝。
なおレッドソックスの3試合連続12失点以上はチームワースト。

今季不調な両先発の出来が悪く5回までは点の取り合いとシーソーゲーム。同点の6回、たった2本のヒットと4四球(2つの押し出し含む)で5点を失ったことがレッドソックスには致命傷となった。相手先発ベケットはこの回2死満塁からAロッドに押し出しの四球(決勝点)を与えたところで降板。(被安打7投球数121与四球9)

この内容であればもっと早い段階で継投するのが常識的だが、多少無理してでもベケットに頼らざるを得なかった事情がレッドソックスにはある。連日書いている通りブルペンが崩壊しているのである。GMの責任なのか単なる故障による結果なのかは定かではないが、少なくとも左投手が一人もいないブルペンというのは理解に苦しむところだ。

それにしてもこの3連戦でヤンキースの総得点は39、ただしHRはたったの4本しかない。つまりタイムリーヒットのオンパレードで打線はまさに絶好調と言える。

デーモンが古巣相手にここまで18打数9安打8打点と大活躍している。打席に立つ度にブーイングを受けていたがさすがのレッドソックスファンもトーンダウン。この日最後の打席などブーイングはまったく聞こえてこなかった。

そもそもデーモンは残留を希望、放出を決断したのはレッドソックスの方である。そんな事情を十分知っているにも拘らず、ブーイングすること自体レッドソックスファンは最悪と言える。参考までに付け加えるとレッドソックスの投手がヤンキースの打者に危険球を投げた際、レッドソックスファンが手を叩いて喜んでいる光景は珍しくない。ライバルとはいえこれでは応援する資格すらない。

走者一掃のタイムリー3ベース(6回2死満塁、7-5)など4打点のポサダと3試合連続のタイムリー、ダメ押し3ランHR(8回1死1.2塁、10-5)など5打点のカノーが評価の中心。他では先制HR(2回2死ランナーなし)と守備で失点を防いだ(5回2死1.2塁、5-5)バーニー、3安打1打点のデーモン、タイムリー2ベース(5回1死1.3塁、3-4)など2打点2得点のAロッドと1安打ながらビッグイニングのお膳立てをした四球(6回2死2.3塁)など2得点4出塁のジアンビが対象。

MVP Points Today/J Posada3 R Cano3
B Williams1 J Damon1 A Rodriguez1 J Giambi1

MVP Points Total/C Wang20 D Jeter20 J Damon20 M Cabrera16
J Giambi14 M Cairo12 M Rivera12 A Rodriguez12 R Cano12
B Williams11 J Posada10 J Wright8 R Johnson8 M Mussina8
B Abreu8 S Proctor7 K Farnsworth6 A Guiel6 R Villone5
A Phillips3 C Lidle3 C Wilson3 B Crosby2 S Ponson1 K Wilson1

Saturday, August 19, 2006

August18,06 @ BOS G-2 W14-11

Bombers bust up Boston

キャプテンジーターの一振りで逆転勝ち、4時間45分の死闘を征した。

両先発とも4回もたず想像以上の乱打戦になった。次の数字はこのゲームにおけるブルペンの防御率/投球数である。ヤンキース 5.00/183 レッドソックス 12.60/242

数字を見る限りブルペンの差が勝敗を分けたという結論は正しい。ただ野球というゲームは圧倒的に投手が有利であり、例え素人が投げたとしても打てない場合があるのが野球である。したがってヤンキース打線が異常なほど好調だったという方がこの場合より適切と言える。少し長くなるがそれを証明するかのような7回の攻撃を振り返ってみる。

7-10と3点ビハインド、マウンド上にはこの回からハンセン(1勝0敗、防御率5.02)が上がっている。先頭のカノーはショートゴロ、続くウイルソンのところでこの日休養のためスタメンを外れていたジアンビが代打に送られる。ジアンビは四球、続くバーニーはライト前ヒットで1死1.2塁となる。ここでフォサーノに代えて同じくスタメンを外れていたポサダが代打で登場。見事期待に応えて三遊間を破るヒット、1死満塁と絶好のチャンスを掴む。

たまらずレッドソックスはティムリン(5勝2敗2S、防御率3.13)をマウンドへ。実はこのティムリン、最近17ゲームで防御率がほぼ倍になるほど不調なのだが、台所事情を考慮すると仕方がないのかも知れない。続くカブレラはレフト前にクリーンヒットで8-10、なおも1死満塁で次打者は絶好調のデーモン。ところがここはティムリンに軍配が上がり浅いレフトフライに討ち取られ2死満塁になる。

次打者はミスタークラッチ、キャプテンジーター。ファールで粘った8球目、やや外よりのストレートを得意の流し打ち。これがライト線を破る走者一掃の逆転タイムリー2ベースとなり一気に11-10と勝ち越しに成功。レッドソックスは続くアブレイユとの勝負を避けAロッドとの勝負を選択。ここでうっぷんを晴らすかの如くAロッドは3塁線に2ベース、12-10としなおも2死2.3塁。こうなるとすでに予定調和の世界で、続くカノーにもタイムリーが出てさらに2点を追加。3点ビハインドを14-10と4点リードに変えてしまったのである。

7回3点リードの状況で絶対的守護神パベルボン(4勝2敗32S、防御率0.89)を温存しての敗戦。相手チームのこととはいえ実にお粗末な采配である。近代野球では投手の役割分担を明確にしているため、特別な場合を除きその役割は厳守される。この場合で言うと抑えは8回以降という盲目的なセオリーが無意味な温存に繋がった。

詳しくは後日書くつもりだが、ルールが変わらない限り投手は実力順に起用するのがセオリーである。先発のローテーションと体調管理さえある程度注意すれば、このセオリーは決して崩れることはないと断言できる。

このように理論的裏づけのないセオリーが野球には非常に多いのである。またそんなセオリーと結果論だけの野球解説者も同様に多い。例外(GMなど)を除けば、首脳陣や野球関係者は未だに選手経験者で構成されている。これはまさに様式以外の何物でもなく、日本ならまだしも合理主義アメリカに於いてはナンセンスと言えるだろう。

仮にキャリアを重要視するアメリカ人特有の考え方がそうさせているとしても、バスケットやフットボールなどはそんな様式は皆無に近い。ではなぜ野球だけがそんな古い様式に縛られているのか?野球にあって他のスポーツにないもの、それはその歴史である。つまり古き良きものを残そうとする精神がその様式までも引きずってしまっているのだ。

新しいヤンキースタジアムは現在の外観を残したデザインになるらしい。
ただし当時の工法で作っているとしたら誰もが疑問に思うに違いない。

2本のタイムリーヒット(2回無死2塁、0-1 / 7回2死2.3塁、12-10)で3打点をあげたカノー、同じく2本のタイムリーヒット(2回1死満塁、1-1 / 7回1死満塁、7-10)など3安打2打点3得点のカブレラ、2ランHR(4回1死1塁、5-5)を含む3安打3打点のデーモンと走者一掃の逆転タイムリー2ベース(7回2死満塁、8-10)を打ったジーターが高評価。他では2点タイムリー2ベース(2回2死満塁、3-1)など2安打2打点のアブレイユと代打でヒット(1死1.2塁、7-10)を放ち逆転劇を呼び込んだポサダにポイント。

MVP Points Today/R Cano2 M Cabrera2
J Damon2 D Jeter2 B Abreu1 J Posada1

MVP Points Total/C Wang20 D Jeter20 J Damon19 M Cabrera16
J Giambi13 M Cairo12 M Rivera12 A Rodriguez11 B Williams10
R Cano9 J Wright8 R Johnson8 M Mussina8 B Abreu8 S Proctor7
J Posada7 K Farnsworth6 A Guiel6 R Villone5 A Phillips3 C Lidle3
C Wilson3 B Crosby2 S Ponson1 K Wilson1

Friday, August 18, 2006

August18,06 @ BOS G-1 W12-4

Damon proves pesky

前日の借りを返したようなゲーム。
面白いように打線が繋がり16安打12点と大勝。

6回のレッドソックスの攻撃が一つのポイントになった。4-2と2点リードしているものの1死2.3塁と一打同点のピンチ。次打者ゴンザレスは外角一杯のスライダーに上手くバットを合わせ打球は左中間へ。抜けそうな当たりだったがこれをセンターのデーモンがスライディングしながらスーパーキャッチ。犠牲フライになり1点差に詰め寄られはしたが、このプレーがなければ確実に同点になっていただけにまさにビッグプレーとなった。

またもう一つのポイントとして決定打の差があげられる。ヤンキースはこのゲーム6本のタイムリーヒットを打っており得点圏打率は実に.412。一方のレッドソックスはタイムリーヒットはおろか得点圏で1本もヒットが出ていない。中継ぎ陣の差もあるとは思うが巡り合わせとは本当に怖い。

この大勝はヤンキースにとってかなりのアドバンテージになる。続く第2戦は両先発とも不安があり中継ぎの重要度が高くなるからである。このゲームでレッドソックスは中継ぎ3人を消費、投球数は114。対するヤンキースは大差がついた9回のビームを除けば2人を消費して投球数は20。

数字を見れば分かるとおり先発が早く崩れる展開なら勝算は十分にある。
ボクシングのようにヤンキースが打ち疲れないことを祈るばかりだ。

6回7安打自責点3の先発ウォンと2ランHR(5回1死1塁、1-1)など3安打4打点3得点、守備でも魅せたデーモンが評価の中心。他では先制タイムリー(1回無死3塁)など3安打1打点2得点のジーター、2本のタイムリーヒット(5回1死1.3塁、3-1 / 7回1死1.2塁、4-3)など3打点のジアンビ、タイムリー2ベース(7回1死1.2塁、5-3)など2安打2打点のAロッド、ダメ押しとなる2点タイムリー(7回1死2.3塁、6-3)など2安打のカノーと4安打5出塁のアブレイユが対象。

MVP Points Today/C Wang2 J Damon3 D Jeter1
J Giambi1 A Rodriguez1 R Cano1 B Abreu1

MVP Points Total/C Wang20 D Jeter18 J Damon17 M Cabrera14
J Giambi13 M Cairo12 M Rivera12 A Rodriguez11 B Williams10
J Wright8 R Johnson8 M Mussina8 S Proctor7 B Abreu7 R Cano7
A Guiel6 J Posada6 K Farnsworth6 R Villone5 A Phillips3 C Lidle3
C Wilson3 B Crosby2 S Ponson1 K Wilson1

Thursday, August 17, 2006

August17,06 vs BAL L2-12

Yankees drop series finale

先発ライトの一人相撲(3回2安打5失点4四球1ワイルドピッチ)でまさかの連敗。
4回までの7失点中四球で出塁させたランナーが5得点。
全12失点中2死からの失点が8、エラー絡みの失点は4と内容も散々だった。

このゲームでショートのジーターが今季10個目のエラーを記録した。2-9と7点ビハインドの6回2死2塁、ギブンスの打った打球は平凡な内野フライ。ややサードよりの打球だったがジーターがコールし捕球体勢に入っていた。ところがその声が聞こえなかったのかサードのAロッドも捕球を試みる。結果的にジーターはAロッドの後方に重なるような形になりお互いに接触、Aロッドのグラブからボールがこぼれ落ちた。

ただこの瞬間、驚いたことにジーターはこぼれ落ちたボールを取りにいかなかった。(取ったのはレフトのカブレラ)取りにいくどころかその場に立ち尽くし呆れた表情でAロッドを一瞥。Aロッドの度重なるエラーや怠慢プレーを考えれば気持ちは分からなくもない。

ジーターの声は届いていたはずでありAロッドはコールさえしていない。記録上はジーターのエラーだが本質的にはAロッドのメンタルエラーである。薄ら笑いを浮かべていたAロッドと無表情のジーター、まさに大人と子供の姿であった。

明日からは最初の天王山、宿敵レッドソックスとの5連戦。
これを引きずらず何とか気持ちを切り替えて臨んで欲しい。

Wednesday, August 16, 2006

August16,06 vs BAL L2-3

Yankees shut down

序盤の3失点が最後までひびき惜敗。
追いつくチャンスがあっただけに残念な結果になった。

またもルーキーローウェンの前に打線が沈黙した。スタッツを見る限りさほど攻略が難しい投手とは思えないが、唯一あげるとすれば左打者に対して.241と多少強いというところか。実際左打者のヒットはカノーが1本記録したのみで確かに一つの要因にはなり得る。

もう一つの要因としては、この日のスタメンからジアンビとポサダが外れたことがあげられる。ヤンキースは現在21連戦の真っ只中でオフまではまだ13ゲームある。また金曜日からレッドソックスとの5連戦が控えておりその辺を配慮したものだ。ただいずれも決定的な要因とは言えず、単純に苦手と結論付けるのが妥当なのかも知れない。

このゲームの最大のポイントは8回(1点ビハインド)のヤンキースの攻撃だろう。アブレイユとAロッドの連続ヒットで無死1.2塁の絶好のチャンス。マウンド上には抑えのレイ、打者はこの日タイムリーヒットを打っているカノーという場面。セオリーなら送りバントだがカノーはバントがあまり上手くない。多少無謀なものも含めて考えられる選択肢をあげてみる。

1. ヒッティング
カノーは復帰後打撃が好調で前日もタイムリーヒットを打っている。 ただし本来はチャンスに強い方ではなく、プルヒッターでもないのでライト方向に進塁打が打てるかは疑問。

2. バント
トーリという監督は基本的にスモールボールは好まない。 ただつい先日の試合でアブレイユに8年ぶりのバントをさせたように、必要と思った場面では3バントも持さないという一面もある。

3. グリーンを代打に送り、バント
カノーを代えることは攻守ともに戦力ダウンになるが、8回で1点差ならやる価値はあるだろう。ただしグリーンは前回、同様の場面でバントを失敗している。

4. エンドラン
コンタクトヒッターのカノーであれば成功する可能性は低くない。 最悪の結果はライナーによる併殺。また相手投手が速球派なので空振りも怖い。

5. ダブルスチール
アブレイユ、Aロッドとも俊足なので、多少無謀だが可能性はある。 逆に言えば無警戒と言えるので意外と成功率は高いかも知れない。

個人的には2.を選択したい。なぜならこの場面の最重要項目はアウトを1つ犠牲にしても2塁ランナーを進塁させることだと思うからである。バントによる併殺ももちろん考えられるが、ヒッティングのそれよりは多少可能性は低い。何より策を講じずにこのチャンスを生かせなかった場合、後悔しか残らないのは辛いところだ。

実際トーリが選択したのは1.だった。初球からバントの構えさえ見せずカノーの好調さに賭けたのだろう。結果は浅いレフトフライでランナーはそのまま。続くバーニーはセカンドライナーで併殺、無得点に終わった。ちなみにこのセカンドライナー、通常ならセンターに抜ける当りだったが併殺狙いでセカンドがベースよりに守っていたのが災いした。

あくまで結果論だが、仮にカノーがバントを決めていれば一気に逆転できただけに複雑な心境である。とは言えこの場面の正解はおそらくないのだと思う。まだまだ若さが残るカノーが進塁打を打てなかったのは仕方がないし、好調なら打たせたいのも理解できる。バーニーにしても当たりがよかっただけに正面を突いたのは不運としか言えない。

待望のドテルが戦列に復帰。内容はよくなかったがストレートはMax155キロを記録。懸念された肘の状態はよさそうで確実に戦力アップしたと言っていい。

それともう一つ、バーニーがこの日通算443本目の2ベースを打った。現打撃コーチであるマッティングリーを抜きヤンキーとしては歴代2位の記録。ただ現状で考えると残念ながら来季は控えの控えである公算が高い。単年契約なこともありその去就が注目される。

これでレッドソックスとは再び2ゲーム差。
直接対決は目前で次は重要な一戦となる。

Tuesday, August 15, 2006

August15,06 vs BAL W6-3

Yankees bats come through

エースのベダードに苦戦するも中継ぎ陣を攻略しヤンキースが逆転勝利。
お家芸の終盤の追い上げで久しぶりにヤンキースらしいゲームだった。

この日のベダードはストレート(150キロ前後)、カーブの切れともに抜群で3点台後半の防御率とは思えない出来のよさ。5回まではチャンスらしいチャンスもほとんどなく、相手に先制されたこともあり負けムードが漂っていた。大ざっぱに言ってこのような好投手を攻略する方法は二つある。

1. 早いカウントから打つ
好投手の大半はカウントを整えるのが上手く、早い段階で打者に不利なカウントを作る。そうなればウイニングショットがさらに効果的になり打者は凡退しやすい。従って不利なカウントになる前に打つことでその確率が上がる場合がある。ただしこれは諸刃の剣で、打ち損じることが多いと逆に投手を助けることになりギャンブル的な要素が強い。

2. 1.の正反対
どんな好投手であろうと制球が定まらない時はあるもので、じっくり待つことで四球を誘い出しそこから活路が開ける場合がある。仮にそうならないとしても、この方法だと相手投手の投球数を増やせるという二次的なメリットもある。近代野球では投手の役割分担や体調管理が徹底されており、先発投手の投球数も100球が一つのメドになっている。つまりじっくり待つことで好投手をマウンドから降ろせる可能性が出てくるのである。

このゲームの勝因は正しく2.と言えると思う。中継ぎの力量差ももちろんあるが、相手先発のベダートを6回で降板させた(投球数106)ことが何より大きかったと言える。

すでにニュースにもならないかも知れないが、Aロッドがまたもタイムリーエラー(6回1死1.3塁、0-2、21個目)を記録した。何でもないサードゴロを捕球できず、併殺で終わるどころか逆に追加点を奪われる結果となった。しかも8/10のホワイトソックス戦と同じく先発はムシーナ、巡り合わせとは言え何とも不憫である。

同点2ランHR(7回無死1塁、1-3)など2安打3打点2得点のデーモンと決勝のタイムリー2ベース(7回2死1.3塁、3-3)を打ったカノーが評価の中心。他では6回6安打自責点2と好投した先発ムシーナ、ピンチ(7回1死1.2塁、1-3)に登板し1.2回をほぼ完璧に抑えたプロクター、セーブを上げたリベラ、2安打2得点のカブレラと決勝のホームを踏むなど3安打のアブレイユが対象。

MVP Points Today/J Damon3 R Cano2 M Mussina1
S Proctor1 M Rivera1 M Cabrera1 B Abreu1

MVP Points Total/C Wang18 D Jeter17 M Cabrera14 J Damon14
M Cairo12 J Giambi12 M Rivera12 B Williams10 A Rodriguez10
J Wright8 R Johnson8 M Mussina8 S Proctor7 A Guiel6 J Posada6
K Farnsworth6 B Abreu6 R Cano6 R Villone5 A Phillips3 C Lidle3
C Wilson3 B Crosby2 S Ponson1 K Wilson1

Monday, August 14, 2006

August14,06 vs LAA W7-2

Bronx Bombers earn split

走塁ミスなどもあり序盤の好機を生かせず後半までもつれたゲーム。
最後は相手のミスと苦手なスモールボールで効率よく得点し突き放した。

このゲームで先発のランディ・ジョンソンが通算4500奪三振を達成した。実に19年目の快挙で単純計算しても年平均236個の三振を奪っている計算になる。シーズン最多奪三振数は通常250前後であることから、この数字がいかに桁外れかが分かるはずだ。ただし上には上がいるものでこれでも歴代3位なのは驚愕に値する。(1位ノーラン・ライアン5714、2位ロジャー・クレメンス4552)

ここのところ話題に事欠かないAロッドであるがまたも話題を提供してくれた。前日の試合後、シーズン当初から深刻な故障を抱えていると告白したのである。ただし詳細については話したくないとのことで一切明かされなかった。

これを受けてYESのアナウンサーであるマイケル・ケイは「意味不明」、同じく解説者のジム・カートは「もっと謙虚になるべき」「言い訳にしか聞こえない」とコメント。それもそのはず、誰が聞いても不可解な話である。詳細を明かせないのであれば一般的に考えてそれを告白した意味がない。ただ告白した事実は依然として残るわけで、不振の言い訳と考えるのが妥当なのである。

Aロッドは今季、野手の中では最多の113試合(欠場2)に出場している。DHでの出場はほとんどなくポジションは過酷と言えるサードである。さらに盗塁も11個記録していることを含めて考えると、監督のトーリさえ知らないことになるわけだ。また放送を見ている限り、少なくとも深刻な故障を抱えているようには見えない。唯一考えられるのは重病を患っているということぐらいだろう。

真偽のほどは分からないが、個人的にはAロッドがイチローと重なって見える。今回の発言が不調からくる自己防衛本能を抑制できない結果と考えるからだ。仮にそうであれば注目される選手の宿命とは言え気持ちのいいものではない。「ブーイングはAロッドを助けることにはならない」これは元ニューヨーク市長ジュリアーニの言葉だが「果たして助ける価値があるのか?」という疑問さえ生まれてきてしまうのだ。

ついでながらもう一つAロッドの話題。先日打てない守れないAロッドについて書いたばかりだが、ついにこのゲームで走攻守揃ってしまった。走れないAロッドを披露してしまったのである。2点リードで向かえた4回、先頭打者のAロッドは四球で出塁し続くカノーのヒットで無死1.2塁。次打者ポサダはセカンドゴロであえなく併殺、ただし4-6-3ではなく4-6-5だったのが問題なのである。

というのも打球を見たセカンドランナーのAロッドは4-6-3を確信、サードへはジョギング並のスピードでゆっくりと走っていた。これを見たショートのカブレラは迷わずサードへ送球、タッチアウトで見事4-6-5の併殺が完成した。サードに送球された時の驚いたAロッドが印象的だったが、笑い事では済まされない怠慢プレーである。

説明するまでもなく2死1塁と2死3塁の差は限りなく大きい。逆に言えばその大きさを分かっているからこそカブレラはわざわざサードに送球したのである。打てない守れないは仕方がないと割り切れる部分もあるが、今回のような怠慢プレーとなると話は別。偉大な打者ではあるが、偉大な選手ではない。残念ながらAロッドとはそういう選手なのである。

7回8安打自責点2の先発ランディ・ジョンソン、先制の2ランHR(3回1死3塁)など3安打2打点2得点のジーターが高評価。他では決勝犠飛(7回1死満塁、2-2)など2打点のAロッド、3安打2得点のカブレラ、貴重な追加点となるHR(8回先頭打者、3-2)など3安打のポサダ、8年ぶりの犠牲バントで決勝点のお膳立てをしたアブレイユと圧巻の投球(平均160キロ以上のストレート)で1点差の8回を完璧に抑えたファーンズワースが対象。

MVP Points Today/R Johnson3 D Jeter2 A Rodriguez1
M Cabrera1 J Posada1 B Abreu1 K Farnsworth1

MVP Points Total/C Wang18 D Jeter17 M Cabrera13 M Cairo12
J Giambi12M Rivera11 J Damon11 B Williams10 A Rodriguez10
J Wright8 R Johnson8 M Mussina7 A Guiel6 S Proctor6
J Posada6 K Farnsworth6R Villone5 B Abreu5 R Cano4 A Phillips3
C Lidle3C Wilson3 B Crosby2 S Ponson1 K Wilson1

Sunday, August 13, 2006

August13,06 vs LAA L3-5

Yankees fall to rookie

先発ジェレッド・ウィーバーの前に3安打と完璧に抑えられ完敗。

一方の先発ウォンは5回13安打自責点5と先発の役目を果たせず降板。ただ数字ほど悪くなく、打たれたヒット13本(実質的にはエラーが2本)のうちHRと止めたバットに当たったのを除けばゴロが10本。討ち取っていると言える打球も多く、それがことごとく野手の間を抜けてしまうという不運も重なった。パワーピッチャーであれば三振やポップフライが多いので、グラウンドボールピッチャーの宿命と言ったところか。

詳しい人なら知っていると思うが、先発ウィーバーの兄はやはり投手で元ヤンキーのジェフ・ウィーバー。先日まで同じエンジェルスに所属していたが皮肉にも弟ジェレッドのメージャー昇格に伴い戦力外、現