Saturday, August 19, 2006

August18,06 @ BOS G-2 W14-11

Bombers bust up Boston

キャプテンジーターの一振りで逆転勝ち、4時間45分の死闘を征した。

両先発とも4回もたず想像以上の乱打戦になった。次の数字はこのゲームにおけるブルペンの防御率/投球数である。ヤンキース 5.00/183 レッドソックス 12.60/242

数字を見る限りブルペンの差が勝敗を分けたという結論は正しい。ただ野球というゲームは圧倒的に投手が有利であり、例え素人が投げたとしても打てない場合があるのが野球である。したがってヤンキース打線が異常なほど好調だったという方がこの場合より適切と言える。少し長くなるがそれを証明するかのような7回の攻撃を振り返ってみる。

7-10と3点ビハインド、マウンド上にはこの回からハンセン(1勝0敗、防御率5.02)が上がっている。先頭のカノーはショートゴロ、続くウイルソンのところでこの日休養のためスタメンを外れていたジアンビが代打に送られる。ジアンビは四球、続くバーニーはライト前ヒットで1死1.2塁となる。ここでフォサーノに代えて同じくスタメンを外れていたポサダが代打で登場。見事期待に応えて三遊間を破るヒット、1死満塁と絶好のチャンスを掴む。

たまらずレッドソックスはティムリン(5勝2敗2S、防御率3.13)をマウンドへ。実はこのティムリン、最近17ゲームで防御率がほぼ倍になるほど不調なのだが、台所事情を考慮すると仕方がないのかも知れない。続くカブレラはレフト前にクリーンヒットで8-10、なおも1死満塁で次打者は絶好調のデーモン。ところがここはティムリンに軍配が上がり浅いレフトフライに討ち取られ2死満塁になる。

次打者はミスタークラッチ、キャプテンジーター。ファールで粘った8球目、やや外よりのストレートを得意の流し打ち。これがライト線を破る走者一掃の逆転タイムリー2ベースとなり一気に11-10と勝ち越しに成功。レッドソックスは続くアブレイユとの勝負を避けAロッドとの勝負を選択。ここでうっぷんを晴らすかの如くAロッドは3塁線に2ベース、12-10としなおも2死2.3塁。こうなるとすでに予定調和の世界で、続くカノーにもタイムリーが出てさらに2点を追加。3点ビハインドを14-10と4点リードに変えてしまったのである。

7回3点リードの状況で絶対的守護神パベルボン(4勝2敗32S、防御率0.89)を温存しての敗戦。相手チームのこととはいえ実にお粗末な采配である。近代野球では投手の役割分担を明確にしているため、特別な場合を除きその役割は厳守される。この場合で言うと抑えは8回以降という盲目的なセオリーが無意味な温存に繋がった。

詳しくは後日書くつもりだが、ルールが変わらない限り投手は実力順に起用するのがセオリーである。先発のローテーションと体調管理さえある程度注意すれば、このセオリーは決して崩れることはないと断言できる。

このように理論的裏づけのないセオリーが野球には非常に多いのである。またそんなセオリーと結果論だけの野球解説者も同様に多い。例外(GMなど)を除けば、首脳陣や野球関係者は未だに選手経験者で構成されている。これはまさに様式以外の何物でもなく、日本ならまだしも合理主義アメリカに於いてはナンセンスと言えるだろう。

仮にキャリアを重要視するアメリカ人特有の考え方がそうさせているとしても、バスケットやフットボールなどはそんな様式は皆無に近い。ではなぜ野球だけがそんな古い様式に縛られているのか?野球にあって他のスポーツにないもの、それはその歴史である。つまり古き良きものを残そうとする精神がその様式までも引きずってしまっているのだ。

新しいヤンキースタジアムは現在の外観を残したデザインになるらしい。
ただし当時の工法で作っているとしたら誰もが疑問に思うに違いない。

2本のタイムリーヒット(2回無死2塁、0-1 / 7回2死2.3塁、12-10)で3打点をあげたカノー、同じく2本のタイムリーヒット(2回1死満塁、1-1 / 7回1死満塁、7-10)など3安打2打点3得点のカブレラ、2ランHR(4回1死1塁、5-5)を含む3安打3打点のデーモンと走者一掃の逆転タイムリー2ベース(7回2死満塁、8-10)を打ったジーターが高評価。他では2点タイムリー2ベース(2回2死満塁、3-1)など2安打2打点のアブレイユと代打でヒット(1死1.2塁、7-10)を放ち逆転劇を呼び込んだポサダにポイント。

MVP Points Today/R Cano2 M Cabrera2
J Damon2 D Jeter2 B Abreu1 J Posada1

MVP Points Total/C Wang20 D Jeter20 J Damon19 M Cabrera16
J Giambi13 M Cairo12 M Rivera12 A Rodriguez11 B Williams10
R Cano9 J Wright8 R Johnson8 M Mussina8 B Abreu8 S Proctor7
J Posada7 K Farnsworth6 A Guiel6 R Villone5 A Phillips3 C Lidle3
C Wilson3 B Crosby2 S Ponson1 K Wilson1

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