Wednesday, August 09, 2006

August9,06 @ CWS W7-6

Yankees hold off White Sox

ファーンズワースの乱調で楽勝ムードが一変。
最後はリベラが締めくくりヤンキースが辛くも逃げ切った。

9回2死1.3塁でマウンド上には守護神リベラ、対するは強打者トーメ。何とかセカンドゴロに仕留めて事なきを得たが、その陰にはカノーの軽快な守備があった。センターに抜けそうな当りでしかも難しいバウンド、少しでもスタートが遅れていれば確実に抜けていた。また内野安打でも同点に追いつかれてしまう状況で、非常に大きなプレーと言える。

ところでこのカノー、一般的には守備に難があると思われているようだが決してそんなことはない。捕球力は間違いなくトップレベルであり、しかも内野手としてはメジャー屈指の強肩。ではなぜそんな風に思われてしまうのか?それはデビューした去年のプレーの印象が強いからである。

確かに去年は雑なプレーが目立ち、それが直接敗戦に繋がることも少なくなかった。しかし今年は逆にその守備でチームを救った場面が何度もあり、雑なプレーもほとんど解消されたと言っていい。こんなことは試合を見ていれば誰にでも分かることで、未だに印象だけでデタラメな報道をするメディアには呆れてしまう。

例えばこの記事、ライドルのどこを見て実績があると言えるのだろうか?シーズンを通して活躍したのは2001、02年(防御率3.59、3.89)の二度だけ。生涯防御率4.53、生涯被安打率.323と明らかにどこにでもいる選手である。実績があるとはそうでない選手と差別化した表現に他ならない。つまりそういった表現をする場合、その選手は最低でも平均を上回っている必要があるわけでどこにでもいる選手であってはならない。

先日のたった1回の好投がこの記事の伏線になっているとしたら、これほど滑稽なことはない。また実績という解釈がメジャーの在籍年数だとしても同じことが言える。こういう報道は見る者にとって誤った印象を与え、それなら報道しない方がよっぽどマシなのである。

6回3安打自責点2のランディ・ジョンソン、ピンチ(7回無死2.3塁、7-2)に登板し無失点に抑えたビローン、2ランHR(5回1死1塁、2-0)など3打点のアブレイユが高評価。他では2点目となるHR(5回先頭打者、1-0)を打ったカブレラ、決勝点となるタイムリーヒット(7回1死2.3塁、6-0)など2安打のAロッド、5点目のHR(6回先頭打者、4-0)など2安打のカノーとセーブをあげたリベラが対象。

MVP Points Today/R Johnson2 R Villone2 B Abreu2
M Cabrera1 A Rodriguez1 R Cano1 M Rivera1

MVP Points Total/C Wang18 D Jeter15 M Cairo12 J Giambi12
M Cabrera12 B Williams10 M Rivera10 J Damon9 A Rodriguez9
M Mussina7 A Guiel6 S Proctor6 J Posada5 J Wright5 R Johnson5
R Villone5 B Abreu4 K Farnsworth4 A Phillips3 C Lidle3 C Wilson3
B Crosby2 S Ponson1 K Wilson1 R Cano1

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