Wednesday, August 16, 2006

August16,06 vs BAL L2-3

Yankees shut down

序盤の3失点が最後までひびき惜敗。
追いつくチャンスがあっただけに残念な結果になった。

またもルーキーローウェンの前に打線が沈黙した。スタッツを見る限りさほど攻略が難しい投手とは思えないが、唯一あげるとすれば左打者に対して.241と多少強いというところか。実際左打者のヒットはカノーが1本記録したのみで確かに一つの要因にはなり得る。

もう一つの要因としては、この日のスタメンからジアンビとポサダが外れたことがあげられる。ヤンキースは現在21連戦の真っ只中でオフまではまだ13ゲームある。また金曜日からレッドソックスとの5連戦が控えておりその辺を配慮したものだ。ただいずれも決定的な要因とは言えず、単純に苦手と結論付けるのが妥当なのかも知れない。

このゲームの最大のポイントは8回(1点ビハインド)のヤンキースの攻撃だろう。アブレイユとAロッドの連続ヒットで無死1.2塁の絶好のチャンス。マウンド上には抑えのレイ、打者はこの日タイムリーヒットを打っているカノーという場面。セオリーなら送りバントだがカノーはバントがあまり上手くない。多少無謀なものも含めて考えられる選択肢をあげてみる。

1. ヒッティング
カノーは復帰後打撃が好調で前日もタイムリーヒットを打っている。 ただし本来はチャンスに強い方ではなく、プルヒッターでもないのでライト方向に進塁打が打てるかは疑問。

2. バント
トーリという監督は基本的にスモールボールは好まない。 ただつい先日の試合でアブレイユに8年ぶりのバントをさせたように、必要と思った場面では3バントも持さないという一面もある。

3. グリーンを代打に送り、バント
カノーを代えることは攻守ともに戦力ダウンになるが、8回で1点差ならやる価値はあるだろう。ただしグリーンは前回、同様の場面でバントを失敗している。

4. エンドラン
コンタクトヒッターのカノーであれば成功する可能性は低くない。 最悪の結果はライナーによる併殺。また相手投手が速球派なので空振りも怖い。

5. ダブルスチール
アブレイユ、Aロッドとも俊足なので、多少無謀だが可能性はある。 逆に言えば無警戒と言えるので意外と成功率は高いかも知れない。

個人的には2.を選択したい。なぜならこの場面の最重要項目はアウトを1つ犠牲にしても2塁ランナーを進塁させることだと思うからである。バントによる併殺ももちろん考えられるが、ヒッティングのそれよりは多少可能性は低い。何より策を講じずにこのチャンスを生かせなかった場合、後悔しか残らないのは辛いところだ。

実際トーリが選択したのは1.だった。初球からバントの構えさえ見せずカノーの好調さに賭けたのだろう。結果は浅いレフトフライでランナーはそのまま。続くバーニーはセカンドライナーで併殺、無得点に終わった。ちなみにこのセカンドライナー、通常ならセンターに抜ける当りだったが併殺狙いでセカンドがベースよりに守っていたのが災いした。

あくまで結果論だが、仮にカノーがバントを決めていれば一気に逆転できただけに複雑な心境である。とは言えこの場面の正解はおそらくないのだと思う。まだまだ若さが残るカノーが進塁打を打てなかったのは仕方がないし、好調なら打たせたいのも理解できる。バーニーにしても当たりがよかっただけに正面を突いたのは不運としか言えない。

待望のドテルが戦列に復帰。内容はよくなかったがストレートはMax155キロを記録。懸念された肘の状態はよさそうで確実に戦力アップしたと言っていい。

それともう一つ、バーニーがこの日通算443本目の2ベースを打った。現打撃コーチであるマッティングリーを抜きヤンキーとしては歴代2位の記録。ただ現状で考えると残念ながら来季は控えの控えである公算が高い。単年契約なこともありその去就が注目される。

これでレッドソックスとは再び2ゲーム差。
直接対決は目前で次は重要な一戦となる。

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