Tuesday, August 08, 2006

August8,06 @ CWS L5-6

Wang, Mo have tough night

守護神リベラが1点差を守れず、サヨナラ負けで大事な初戦を落とした。
ただ敗因はリベラと簡単に言えるゲームではなかったのも事実。
以下に主な敗因を三つあげてみた。

1. 先発ウォンの不調
2. 8.9回の拙攻と敵将ギーエンの采配
3. ポサダのリード

1. ウォンと言えばシンキングファーストボールとシンカーが持ち球である。ただこの日に限ってはシンカーは数えるほどで、その代わり普段ほとんど目にすることがないカッターを多投していた。そのカッターの制球に苦しみ、結果として常にカウントを悪くしたのが打たれた要因の一つ。また全体的に球が高めに浮いてしまったのも大きい。

2. 同点で迎えた8回、ジアンビの死球で勝ち越しなおも1死満塁とするが次打者ポサダはセカンドゴロに倒れ併殺でチャンスを潰してしまう。翌9回にもカノーの2ベースを足がかりに1死3塁と追加点のチャンスを掴む。この場面で敵将ギーエンは迷わず抑えのジェンクスを送り込んできた。

ここで追加点を奪われれば勝敗がほぼ決するからだが、こういう采配がなかなかできないのだ。同点ならともかく、大半の監督はこのようなビハインドの場面で抑えは起用しないのが普通。抑えを負け試合で起用するのは損と考えるからである。これは体調管理を考慮してのことだが一本調子な考え方と言っていい。

例えば今回抑えを起用したことで次のゲームに登板できないとする。この場合のデメリットは次のゲームで後半まで僅差でリードしていることが前提で発生する。ただし次のゲームの展開は誰にも分からない以上、前提が前提とはならずデメリットには成りえない。それどころか体調管理を考慮するが故、抑えを温存し勝てるゲームを落とす場合もある。

またそうすることで起用の機会が減り、登板間隔が空きすぎるのは逆にデメリットになる。間隔が空きすぎて大量リードの場面で調整登板させる光景は珍しくないが、これこそが本当の損なのだ。結局この采配は的中。ヤンキースは二度目のチャンスも生かすことができず、逆に追加点を許さなかったホワイトソックスが勝利を手にすることになる。

3. 1点リードで迎えた9回、先頭打者はこの日(2回)右中間に2ベースを打っている4番コネルコでマウンド上にはリベラ。カウント2-2から外角やや低めのストレートを右中間スタンドに運び同点とされるのだが実はこれ、2ベースを打たれた時と同じコース、同じ球種、しかもカウントまで同じだった。投手の違いこそあるものの、打たれた2回とまったく同じ配球では何のために捕手のリードがあるのか分からない。

さらに延長戦になった11回、1死1.2塁で一打サヨナラのピンチ。マウンドには10回から登板しているプロクター、打者は5番ダイ。ここでポサダはカウント2-0から外角一杯にミットを構えるが、この配球も大いに疑問。なぜなら先ほどのコネルコに対しカウント2-1から高めの吊り球を要求していたにも拘らず、カウント2-0とさらに打者に不利なこの場面でそれを要求しなかったからだ。

マウンド上のプロクターは10回を三者連続三振に抑えていた。13球中12球がストレート、全て空振り三振だったことが示すとおりこの日のプロクターはストレートが抜群によかった。従ってこの場面ではその後の配球の伏線という意味でも高めの吊り球を要求するべきであり、打者が長身のダイ(一般的に長身の選手は高めが苦手)ならより一層それは効果的になる。

結局外角には決まらず、真ん中に甘く入ったところをセンターに弾き返されサヨナラヒットを打たてしまう。コントロールミスをしたプロクターに責任があるのは当然だが、それを誘発したポサダにも同等の責任がある。捕手とはそれほど重要なポジションなのである。

明るい話題としてはカノーが故障から復帰したことだろう。得点には結びつかなかったもののいきなり3安打、持ち前の強肩で捕殺も記録。攻守にわたってチームをレベルアップさせてくれるのは間違いない。また代わりにセカンドを守っていたカイロが故障した直後なだけに、この復帰はチームにとって非常に大きな意味を持つはずだ。

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