Tuesday, August 15, 2006

August15,06 vs BAL W6-3

Yankees bats come through

エースのベダードに苦戦するも中継ぎ陣を攻略しヤンキースが逆転勝利。
お家芸の終盤の追い上げで久しぶりにヤンキースらしいゲームだった。

この日のベダードはストレート(150キロ前後)、カーブの切れともに抜群で3点台後半の防御率とは思えない出来のよさ。5回まではチャンスらしいチャンスもほとんどなく、相手に先制されたこともあり負けムードが漂っていた。大ざっぱに言ってこのような好投手を攻略する方法は二つある。

1. 早いカウントから打つ
好投手の大半はカウントを整えるのが上手く、早い段階で打者に不利なカウントを作る。そうなればウイニングショットがさらに効果的になり打者は凡退しやすい。従って不利なカウントになる前に打つことでその確率が上がる場合がある。ただしこれは諸刃の剣で、打ち損じることが多いと逆に投手を助けることになりギャンブル的な要素が強い。

2. 1.の正反対
どんな好投手であろうと制球が定まらない時はあるもので、じっくり待つことで四球を誘い出しそこから活路が開ける場合がある。仮にそうならないとしても、この方法だと相手投手の投球数を増やせるという二次的なメリットもある。近代野球では投手の役割分担や体調管理が徹底されており、先発投手の投球数も100球が一つのメドになっている。つまりじっくり待つことで好投手をマウンドから降ろせる可能性が出てくるのである。

このゲームの勝因は正しく2.と言えると思う。中継ぎの力量差ももちろんあるが、相手先発のベダートを6回で降板させた(投球数106)ことが何より大きかったと言える。

すでにニュースにもならないかも知れないが、Aロッドがまたもタイムリーエラー(6回1死1.3塁、0-2、21個目)を記録した。何でもないサードゴロを捕球できず、併殺で終わるどころか逆に追加点を奪われる結果となった。しかも8/10のホワイトソックス戦と同じく先発はムシーナ、巡り合わせとは言え何とも不憫である。

同点2ランHR(7回無死1塁、1-3)など2安打3打点2得点のデーモンと決勝のタイムリー2ベース(7回2死1.3塁、3-3)を打ったカノーが評価の中心。他では6回6安打自責点2と好投した先発ムシーナ、ピンチ(7回1死1.2塁、1-3)に登板し1.2回をほぼ完璧に抑えたプロクター、セーブを上げたリベラ、2安打2得点のカブレラと決勝のホームを踏むなど3安打のアブレイユが対象。

MVP Points Today/J Damon3 R Cano2 M Mussina1
S Proctor1 M Rivera1 M Cabrera1 B Abreu1

MVP Points Total/C Wang18 D Jeter17 M Cabrera14 J Damon14
M Cairo12 J Giambi12 M Rivera12 B Williams10 A Rodriguez10
J Wright8 R Johnson8 M Mussina8 S Proctor7 A Guiel6 J Posada6
K Farnsworth6 B Abreu6 R Cano6 R Villone5 A Phillips3 C Lidle3
C Wilson3 B Crosby2 S Ponson1 K Wilson1

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