Wednesday, October 20, 2010

ALCS 2010 vs TEX G-4 L3-10

Texas pain-saw massacre: Yanks in a 3-1 mess
ヤンキース vs. レンジャーズ [2010年10月20日]

We believe in AJ. By Girardi

この試合のポイントはバーネットの降板時期と敬遠策。ジラルディによれば前者は出来がよかった(6回2死まで2失点)からで、後者は打者との相性を重視したとのこと。まずはそのバーネットの出来から。


(C)Copyright Benjamin Kabak On Flickr

バーネット 投球回6.0 被安打6 四死球4(敬遠含む) 自責点5 ワイルドピッチ1

ビデオを見直してみたが、やはり出来はよくない。構え通りに投げたのは数えるほどしかなく、ワンバウンドの投球は多数。体が開き気味のせいか、特に右打者に対してはすっぽ抜けることが多かった。元々そういう投手とはいえ、コマンドはゼロに近い。ワイルドピッチが1つだったのは奇跡とも言える。

ALCS 2009 Game 5 Angels 7, Yankees 6 | Gameday

実は去年のALCSでも同じようなことがあった。すでに4失点していたバーネットを7回途中まで引っ張り逆転負け。ジラルディはこの時も出来(2回以降無失点)と投球数が理由と答えていたが、結局のところ結果だけで判断しているに過ぎない。

[6回オモテ 3-2]
ヒット→外野フライ→タッチアップ→2死2塁→敬遠(マーフィー/左)→モリーナ

敬遠策については明らかにミス。(2死なので)長打が出れば逆転される可能性があるだけでなく、鈍足でフライアウトが多いモリーナにそれをやってもあまり意味がない。1点取られても試合が決まる場面ではないので、ここは勝負するか左投手に継投するのがベストだろう。ちなみに当のバーネットは敬遠の指示に驚いたと語っている。

NY Yankees vs. Minnesota - June 2, 2008 | Gameday

敬遠をめぐるミスは今に始ったことではない。これはほんの一例だが、さらに1点が大事な場面(同点の8回1死3塁)で逆に勝負している。バーネットの降板時期は主観によるところが大きいので目をつぶれても、こういうミスは致命的。相性やデータ以前に野球IQが足りない。

対バーネット通算打率  マーフィー.294(5/17) モリーナ.200(1/5) 
2010プレーオフ打率  マーフィー.273(3/11) モリーナ.348(8/23)

問題の相性はご覧の通り。面白いのはサンプル数(打数)とデータの信頼度が比例するなら、モリーナの方が怖いとも言えること。もちろんカテゴリーは違うが、データを重視するのであれば考慮すべき点ではある。ウッドやリベラを温存したことなどはまた後日。

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Video:
Recap: TEX 10, NYY 3
Teixeira injured running to first
Hunter's Game 4 start

ALCS 2010 vs TEX G-3 L0-8
ALCS 2010 vs TEX G-5 W7-2

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