Monday, April 06, 2009

Opening Roster 2009-2

ヤンキース 2009: スターティングラインナップ-2

Derek Jeter | デレク・ジーター SS
Johnny Damon | ジョニー・デーモン LF
Mark Teixeira | マーク・テシェイラ 1B
Alex Rodriguez | アレックス・ロドリゲス 3B (15日間のDL)
Hideki Matsui | 松井秀喜 DH
Jorge Posada | ホーヘイ・ポサダ C
Robinson Cano | ロビンソン・カノー 2B
Xavier Nady | エグゼビアー・ネイディ RF
Brett Gardner | ブレット・ガードナー CF

Jose Molina | ホセ・モリーナ C
Melky Cabrera | メルキー・カブレラ CF
Cody Ransom | コーディー・ランサム 3B
Nick Swisher | ニック・スウィッシャー RF
Ramiro Pena | ラミロ・ペーニャ SS

新加入のテシェイラはさておき、大きく変わったのはジーターとデーモンの打順。一般的にはジグザグ打線を組むためといわれているが、いい機会なのでその効果について考えてみようと思う。ちなみにこのジグザグ打線は、前任トーリの専売特許。ただしジーターの2番にも執拗に拘っていた。

「リスク分散」

ボールの出どころの関係で、左打者は左投手を苦にする(逆も同じ)傾向がある。ジグザグにしておけば連続で凡退することは(相対的に)少ないから、見かけ上はその分だけ得になる。1死2塁で左が続く場面(左投手)を想定すると分かりやすい。

対左/右投手 ジーター.331/.311 テシェイラ.309/.281 (通算)

デメリットにフォーカスすればそうなるが、右打者が続く場合はどうだろう。例えば従来の打順なら、ジーターとテシェイラの組み合わせ(2番と3番)は圧倒的に有利。リスクを分散させるか偏らせるかの違いだけで、ジグザグだから得だとは言えない。

「ブルペンを消費させる」

左打者が続く場面で左投手に継投するのはよく見る光景。試合がもつれるようなら、一応は有効な手段にはなる。ただこれも前述の傾向が当てはまればの話で、該当する選手の少ないヤンキースにおいてはあまり意味がない。

対左/右投手 デーモン.284/.291 松井.295/.294 カノー.297/.305 (通算)

考えが足りないのか、結局これぐらいしか思いつかなかった。肝心の是非については正直分からない。出塁率を優先すればリードオフマンはジーターが適任だし、進塁打と去年の成績を重視するならフライアウトの多いデーモン。どちらか選べと言われれば、ジーターと答えるとは思う。

出塁率07/08/通算 デーモン.351/.375/.354 ジーター.388/.363/.387

打線は見ての通り。肩の弱いガードナーが引っかかるぐらいで、Aロッドがいなくても十分勝負になる。リーグの壁が懸念されるネイディも、この打順なら問題ない。捕手がモリーナになれば最高なのだが、不謹慎なのでこれ以上は止めておく。

関連記事:August15,08 vs KC L3-4

参考サイト:
New York Yankees Team Roster - SI.com

Opening Roster 2009-1

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