Friday, October 17, 2008

NLCS 2008 G-5 PHI 5 @ LAD 1

Champs of the NL
Box Score (MAJOR.JP)

【リーグ優勝決定S】フィリーズが15年ぶりにリーグ優勝

序盤に3点を先制されたドジャースは5回、ファカールの1イニング3つのエラーでさらに2点を失う。打球は野手のほぼ正面。1つ目はランナーに気を取られたためで、最後はエラーが誘発したメンタル的なものだった。これが試合を決めてしまったのは事実だが、ポイントむしろは別のところにある。

ドジャースといえば、両リーグトップの投手力(*1)を誇るチーム。ただし得点力には問題があり、(総得点は)プレーオフ出場チームの中でもダントツに低い。つまり失点を最小限に抑えなければ始らないわけで、先発投手が早期にノックアウトされては苦しい。(*1)チーム防御率3.68

この日は巡り合わせも悪かった。チャンスを作ったのはいずれも下位打線。絶好調のマニーの前には、1人のランナーも出ていない。彼の活躍でプレーオフに出場できたのは言うまでもないが、それだけで勝てるほど野球は甘くないらしい。

マニー・ラミレス .520 HR4 打点10 出塁率.667 長打率1.08 (NLDS/NLCS, 08)

放送中にあったデータによれば、ドジャースの残塁トップはルーキーのデュイット(*1)。打率が1割にも満たないのだから当然だが、この試合でも2つの併殺とそれ以上に精彩がない。(併殺打の)直後にベンチに下がった。(*1)NLCS通算13個、左打者

「こいつはダメだ」

こう思ったかはさて置き、この交代はかなり不可解。調子を落としているのは今に始ったことではなく、交代するにしても次の打席まで待てば状況に応じた代打が出せる。ましてやフィリーズの先発は左のハメルズ。右打者なら打てるとは言わないが、左に強いガルシアパーラを先発させる選択肢はあった。

ノーマ・ガルシアパーラ 対左投手.339(今季) シリーズ通算6打数3安打

唯一考えられるのは代わりに入ったケントと入れ替えたかったことぐらいだが、そのケントも結局はベンチに退いている。ガルシアパーラはその後代打で出場。守備もこなしているので、出場可能だったのは間違いない。ハメルズとの相性までは調べていないが、このタイミングで外したのは最低の選択だったと思う。

試合後のインタビューで、若手が結果を出せなかったことについてトーリは次のように答えている。こんなコメントを真に受ける必要もないが、ここまで虚構に満ちた人もそうはいないだろう。牧歌的なマニュエルがいとおしい。

「想定できたこと」

Video:
Recap: PHI 5, LAD 1, Gm 5
Manny's solo shot

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