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Friday, October 19, 2012

ALCS 2012 @ DET G-4 L1-8

Tigers' sweep brings pennant back to Motown
タイガース vs. ヤンキース [2012年10月19日]

最後まで野球をやらずにシーズン終了

頼みのサバシアが4回持たずノックアウト。打線も5回までノーヒットと、最後までいいところなくシーズンを終えたヤンキース。敗因は言うまでもなく低調な打線(ALCSのチーム打率.157)にあるわけだが、一方でなぜポストシーズンで打てないのかの問には明確な答はない。



いつもとは違うワンランク上の投手が相手。伸びシロのある選手が少ないなど挙げればキリがないが、控え選手扱いのイバニエスが神がかり的な活躍をしたように、不確定要素の仕業と考えるのが常識的。結局はシーズンを勝ち抜くチームを作るしかないわけで、無理やり原因を見つけるより、ただ打てなかったことを受け入れるのがまともな思考だと思う。

ポストシーズン打率: スウィッシャー.167 マーティン.161 Aロッド.120 グランダーソン.100 カノー.075 チャベス.000

これだけ打てなければ負けて当然。だからああすれば勝てた、こうすれば勝てたと言うつもりはない。ただこれまでも書いてきたように、できることを怠ったという意味ではかなり不満が残るシリーズだった。この日も5点差に迫った6回2死2.3塁の場面でチェンバーレインを続投。結果的に失点は免れたとはいえ、これでは勝つ気がないと言われても仕方がない。

KMFIS 「ロバートソンでも何でも突っ込めっつーの。何考えてんだよ」

極めつけは7回に登板したロー。ジャクソンに一発を浴び8点目を献上したのだが、後がない状況でブルペン最下位の投手を送り込むのは常軌を逸している。結局この日(クローザーの)ソリアーノの登板はなし。ジラルディはALCS初戦でも2点ビハインドの7回に2番手としてローを登板させ、決定的な2点を奪われているが、この継投がALCS最大のポイントだったように思う。

KMFIS 「そうか。明日も明後日もあるからロバートソンもソリアーノも温存してローなんだな。スマートな采配」

Can I talk about MLB? : どうなる?A-ROD

キャッシュマン 「彼の右腕に対する不振は今年全体のことなんだ。OPSが.600、シーズン中の右腕に対するOPSは.600くらいだ。彼の左腕に対してのOPSは.900になる。理由はどうであれ成績には大きな差がある。そして三振とかいろんな理由によって、ポストシーズンに入ってからのそれは更に悪くなっている」

[AロッドのレギュラーシーズンOPS(対右/左)] 2012年.717/.924(対先発投手.801/.755) 2011年.848/.750 2010年.883/.755 2009年.931/.939 通算.945/.944 *キャッシュマンのOPS.600はおそらく勘違い

Aロッドの起用法も問題。昨日も書いた通り、やはり右投手相手にはスタメン起用しない方針だったようだが、その(主な)根拠となるOPSを調べてみると、代わりにチャベスを出すほどの有意性は見当たらなかった。巧打力の低いガードナー然り、結局は右に左の理屈を信じきっているに過ぎない。ちなみにそのAロッドは相手が左投手に代わったところで代打出場し外野フライ。一方のチャベスとガードナーはポストシーズン未出塁。

采配の良し悪しで勝ち負けは決まらないという意見を時々見かけるが、前述のように些細なミスが勝敗を決するケースは少なくないし、プレーオフのような短期決戦ではそれが致命傷に成りかねないのも事実。デタラメなオーダーや投手継投、走るべき場面で走らせなかったことなど、今季は野球をやらせてもらえなかったというより、野球をやっていなかったというのが個人的な感想。

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Video:
Recap: NYY 1, DET 8 ALCS Gm4
Scherzer's 10 strikeouts
Tex's tough day in the field
Girardi on losing ALCS to Tigers

2012 League Championship Series - Detroit Tigers over New York Yankees (4-0) - Baseball-Reference

ALCS 2012 @ DET G-3 L1-2
ALDS 2012 @ BAL G-1 W7-2

Wednesday, October 17, 2012

ALCS 2012 @ DET G-3 L1-2

Justin's gem puts Tigers on cusp of Series
タイガース vs. ヤンキース [2012年10月17日]

ジラルディ野球ここにあり

相手先発バーランダーに手も足も出ず、8回まで2塁さえ踏めない展開。僅かな糸口を生かそうとするわけでもなく、その一方で大事な一戦で主力2人を外すという迷走ぶり。結果的にはあと一歩のところまで迫ったが、内容的には完敗。負けるべくして負けた試合としか言えない。



短期決戦では調子がいい選手を優先する。調子は読めないのでポテンシャルを優先する。これは意見が分かれるところだと思うが、この日起用されたガードナーとチャベスはレギュラーシーズンでもスタメンを確約されていない選手であり、好調とも無縁の選手。ジラルディは変化を与えたかったとコメントしているようだが、あまりにも根拠がなさすぎる。

今季のポストシーズン成績(この試合は除く) ガードナー: 0/1 チャベス: 0/11

Bryan Hoch 「ジラルディによれば、ガードナーの起用(理由の1つ)はヒューズがフライボールピッチャーのため」

Jack Curry 「とにかく塁に出ることが必要だから、早打ちしないタイプのガードナーは何かをもたらしてくれるだろう」

ガードナーの出塁率が(打率のわりに)高いのは事実だが、これは背の低さと構え(の低さ)によるところが大きい。高めを取る球審ならその通りにならないし、そもそも相手のバーランダーは四球の少ない投手。ガードナーに関してはこれまで何度も書いてきたので説明は省くが、巧打力が低い選手が1番というのはどうしても納得がいかない。

対バーランダー チャベス: 打率.364 OPS.818 Aロッド: 打率.333 OPS1.198

チャベスのスタメンは、Aロッドを右投手には起用しないと決めているためだと思う。レギュラーシーズン同様、右には左の一本調子。1点差に迫った9回ですらガードナーにAロッドを送らなかったことを加味すると、好き嫌いで野球をやっているとも取れる。結果はガードナー、チャベス共に出塁なし。

KMFIS 「スコア0-0(4回1死1塁)→イチローに走らせず→2点ビハインド→もう走れない(7回無死1塁) 野球はこれなのよ。だから余りものの中継ぎを投げさせて上手く勝とうとすると、逆に負ける確率が上がる」

打線がどん底な上に相手はサイ・ヤング候補のバーランダー。負ければ後がない試合でも結局動かなかったジラルディ。元々走力と守備力を買っての獲得だったはずが、これでは何のために獲得したのか分からない。ALDS初戦の三盗といい、お前らバカかと言いたくなる。(後半のくだりは先制した方が有利という意味。これについてはまた改めて)

KMFIS 「大事な試合+バーランダーでこのスタメン。今日負けたら明日は4番イチローだな」

Seiji KATO 「今季カノーは4番で苦しんだけど、来季につながるはずと期待。そして今日のスタメン見ると内紛要素満載。来季やばいw」

昨日のブログに書いたスウィッシャーとAロッド(敵意に満ちたヤンキースタジアムを出るのは楽しみとコメント)は結局スタメン落ち。意図的かどうかはともかく、今回のことがジラルディも含めて来季に影を落とすのは必至。以前ヤンキースの強さ(の1つ)は結束力と書いたことがあるが、今はそんな状態とは程遠い。

KMFIS 「短期決戦では調子がいい選手を起用するのが有効。なんてことは全然思わない。プレーオフでの実績に拘る必要もなく、今まで勝ち上がってきたオーダーにちょっと他の要素を入れるぐらいでいい。ここまでカオスになったら余計にね。右対右で5番マーティンとかまったく理解できず」

裏㊸❷怪㋠✍記録員 「打撃不振の最中でも結局一番信頼出来るモノはその選手のポテンシャルや実力に尽きるからね。自慢の長打力(一発攻勢)でシーズン勝って来たんだし、どうせ連打も期待できないのならもうそれに賭けて振り切るしかないと思う」

残すは4連勝のみ。ここは初心に帰って、是非強かったヤンキースを再現するような布陣で戦って欲しい。たとえ歯が立たなくても、力を出し切るというのはそういうことだと思う。(やっぱりもう遅いかな)

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Video:
Recap: NYY 1, DET 2 ALCS Gm3
Nunez goes yard
Hughes' injury

ALCS 2012 vs DET G-2 L0-3
ALCS 2012 @ DET G-4 L1-8

Monday, October 15, 2012

ALCS 2012 vs DET G-2 L0-3

Eye of the Tigers: Anibal secures 2-0 ALCS edge
ヤンキース vs. タイガース [2012年10月15日]

もはや神頼み(イバニエス含む)

書くのもバカバカしくなるほど打てないヤンキース。この日はいつもにも増して酷く、放ったヒットはわずかに4。得点圏は0/5と野球になっていなかった。 調べてみると、外野に飛んだ打球(ヒットは除く)はたったの3本。対戦したサンチェスとコークはグラウンドボールピッチャーではない (GO/AOはそれぞれ1.06、1.03)ので、打線がいかに深刻な状態なのかが分かる。



先発の黒田は8回途中5安打11三振と堂々たる内容。その後のブルペンが打たれて数字上は3失点だが、味方が1点でも取っていれば降板時期や継投など違った展開になっていたはずで、全ての原因は打線にあると言っていい。この試合に関してはざっとこんな感じなのだが、1つだけ気になったことがあるので以下に付記しておく。

[4回ウラ 0-0]
先頭のイバニエスが出塁→盗塁失敗→連続三振(マーティン、Aロッド)で攻撃終了

[6回ウラ 0-0]
先頭のイチローが出塁→カノーの内野ゴロで1死2塁→内野ゴロ(テシェイラ)→2死3塁→敬遠(イバニエス)→内野ゴロ(マーティン)→攻撃終了

1点を取りにいく姿勢は何ら問題はないが、それならばイチローにも走って欲しかった。打順や警戒度は違うとはいえ、イバニエスに走らせてイチローに走らせない(記憶ではエンドランは試みた)のはやや納得がいかない。ジラルディは選手によって単独スチールを認めているようなので何とも言えないが、大事な試合なのできちんとマネージメントしてもらいたいところ。

10月14日 DET@NYY(ALCS2) - My Major Hi☆Story - Yahoo!ブログ

「ヤンキースは第3戦からデトロイトで戦うわけだが、スィッシャー、A-RODが何とヤンキースタジアムを出るのが楽しみだというようなことを言っているようだ」

「ネガティブな空気のあるところで連戦をやるのはタフだ、とスィッシャー。敵意のあるところ、ネガティブな空気のあるところ…それが指しているのは、ヤンキースタジアムだ」

明日の対戦はバーランダーとヒューズのマッチアップ。打線が低調な上に両投手の能力差は歴然。おまけに敵地とヤンキースにとっては限りなく分が悪い。負けてしまえばほぼ終わりなので、神にでもすがる思いで環境が変わることに期待するしかない。

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Video:
Recap: DET 3, NYY 0 ALCS Gm2
Kuroda's 11 strikeouts
Infante ruled safe at second

ALCS 2012 vs DET G-1 L4-6
ALCS 2012 @ DET G-3 L1-2

Sunday, October 14, 2012

ALCS 2012 vs DET G-1 L4-6

Tigers roar in 12th at Bronx Zoo
ヤンキース vs. タイガース [2012年10月14日]

奇跡の後のTragedy

延長12回の表、二遊間のゴロを処理しようとしたジーターが足首(の少し上)を骨折。ジーターコールが鳴り響く中、体を支えられてグラウンドを後にした。 敗戦が濃厚だったというのもあるのだろうが、スタジアムの静まり方は尋常ではなく、まるでシーズンが終わったような雰囲気。戦力としてのジーターではな く、象徴としてのジーターを失ったことがそうさせているのだと思う。



自分もまったく同じ気持ちで、実際あの後試合がどうなったのかよく覚えていない。2点ビハインドで、ロースター入りすら保証されていなかったローを登板させたこと。手の掌を返したようにAロッドをスタメン復帰させ、その後代打を送ったこと。残塁の山を築くヤンキース打線など書きたいことは山ほどあるが、今日はこれで終わりにしたい。以下はMLBネットワークである解説者が言っていた言葉。

I don't care you hate the New York Yankees, you've got to love Derek Jeter. — William Forrester 
「ヤンキースが嫌いでも構わないが、ジーターは誰からも愛されるべき存在だ」

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Video:
Recap: DET 6, NYY 4 F/12
Ichiro's two-run blast
Ibanez's game-tying homer

ALCS 2012 vs DET G-2 L0-3
ALDS 2012 vs BAL G-5 W3-1

Playoff Roaster 2012

Saturday, October 13, 2012

ALDS 2012 vs BAL G-5 W3-1

CC seizes day, goes distance to clinch ALCS trip
ヤンキース vs. オリオールズ [2012年10月13日]

「先発サバシア、中継ぎ鯖ちゃん、抑えCC」 by Seiji KATO

初戦を120球の力投で勝利に導いたエースのサバシアがまたやってくれた。昨日も書いた通り(打線が低調なので)勝つにはその形しかないと思っていたが、今回は9回をひとりで投げ切って1失点に抑えるほぼ完璧な内容。スタジアムから何度もCCコールが湧き上がったように、サバシアがヒーローなのは疑う余地がない。



攻撃面では何と言ってもテシェイラの盗塁(ポストシーズン初)に尽きる。その後のタイムリー(イバニエス)で先制点を奪ったわけだが、打てないなら戦術で補って然るべき。相手もまさかテシェイラが走るとは思っていなかったようで、普段から無意味な盗塁が多いジラルディにしては見事な采配だった。

YankeesJP 「ジラルディはAロッドをスタメンから外した理由を、ビデオやスタッツを見た結果とコメント。Aロッドがこのシリーズで打ったヒットは全て左投手から(この日の先発は右のハメル)というのも影響しているらしい」

YankeesJP 「ジェイソン・ハメル vs ヤンキース チャベス.167 イバニエス.250 Aロッド.364」

KMFIS 「まさかAロッドを外すとは思わなかった。能力が落ちてるとはいえ、ある意味ではトーリ以上。いくら右投手が相手だって、ヤンキースはイバニエスやチャベスに1Mそこそこしか払わなかったんだろ?極端に言えばAロッドの値打ちはそれ以下ってこと?いくら何でもあり得ないって」

KMFIS 「仮にこの試合勝ってイバニエスとチャベスがそこそこ+ヤンキースタジアム+右投手ならAロッドまた外すのか?いや外さないと整合性ないな」

采配といえば2試合連続で代打を送られたAロッドが、今度はスタメンから外された。最後は左打者(チャベス)にすがったのだろうが、Aロッドのメンタルが弱いことを考えても外すのは無謀というもの。ちなみに次の対戦相手タイガースの先発陣は全て右投手。この日サードに入ったチャベスはノーヒットだった。 勝てば官軍、全ては闇。

Girardi on Tex's stolen base

追記: テシェイラの盗塁を見事な采配と書いたが、このビデオによれば行ける時には行っていいと事前に(The Other Day)指示していたようで、単独スチールだった模様。

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Video:
Recap: BAL 1, NYY 3 ALDS Gm5
Ibanez's RBI single
Ichiro's RBI double
Granderson's solo homer

After beating Birds, Yankees look to tame Tigers - Photo Gallery

2012 League Division Series - New York Yankees over Baltimore Orioles (3-2) - Baseball-Reference

ALDS 2012 @ BAL G-1 W7-2
ALDS 2012 vs BAL G-4 L1-2

Friday, October 12, 2012

ALDS 2012 vs BAL G-4 L1-2

Hardy har har: Orioles get last laugh, tie ALDS
ヤンキース vs. オリオールズ [2012年10月12日]

両チーム唯一のクラッチが決勝打

延長13回で2-1の決着。これだけなら投手戦のように見えるが、実際は貧打戦と呼ぶのが正しい。今まで見た中で最悪の部類だったヒューズ相手に、凡打の山を築くオリオールズ打線。相手先発のサウンダースは出来こそ悪くなかったものの、本来あそこまで苦労する投手ではない。



貧打戦と書いたのは文字通りヒットが打てなかったからだが、その一方でヤンキースは四球とエラーを含めて、実に13人の走者を出している。ヒットを打てない上にタイムリーが出ないのでは得点できるはずもなく、結局は第2戦と同じような内容で負けてしまった。

オリオールズ: 得点圏1/11 残塁8 ヤンキース: 得点圏0/9 残塁10

特に悔やまれるのがビデオにもある8回1死2.3塁。直前にオデイを投入したショーウォルターを褒めるべきかも知れないが、Aロッドはバットに当てることすらできない不甲斐なさ。3回無死2塁の好機も進塁すらできず、ジーター以下が3三振。いずれも期待値が高い場面だけに、どちらかで得点できていたら...と思ってしまう。

YankeesJP 「2死ランナーなしでAロッドに代打チャベス。Bot 13th 1-2」

KMFIS 「あれはマズかった。メンタル弱いのに、Aロッドをあそこまで追い込むのは反対。 RT @elduque26yanks 最後にエロに代打チャベスだったの?二匹目のどじょうはいねぇよ!イラルディ!」

KMFIS 「エンドランぐらいやれよジラルディ!テシェイラの足じゃ2ベースでも帰ってこれねーじゃんか!(10回裏2死1塁、打者カノー)」

ツイートにもあるように二匹目のドジョウはいなかったわけだが、こちらの記事によれば今回は事前に知らされていなかったようで、快く思ってない様子。場面が場面というのはあるにしても、この采配はどうかと思う。前日の一件を歴史的名采配などと呼ぶ人がいるらしいが、適所でエンドランさえできない監督というのが実情。

そのAロッドも心配だが、スタメンが保証されている選手はほとんどが打率.200、もしくはそれ以下。グランダーソンに至ってはシリーズ9三振(打数16)と目を覆うばかりの惨状。当然打線には期待できないので、サバシアに頑張ってもらうしかない。実績という名の後ろ向きのベクトルしか持たないチームが果たしてどこまでやれるか。

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Video:
Recap: BAL 2, NYY 1 - F/13
Hardy's go-ahead double
Joba hit by broken bat

ALDS 2012 vs BAL G-3 W3-2
ALDS 2012 vs BAL G-5 W3-1

Thursday, October 11, 2012

ALDS 2012 vs BAL G-3 W3-2

Mr. Oc-two-bre: Yankees up 2-1, thanks to Ibanez
ヤンキース vs. オリオールズ [2012年10月11日]

"Legendary Performance" by スウィッシャー

普段から調子がいいスウィッシャーだが、昨日のイバニエスの活躍はそう形容されるに相応しい。仮にこのままワールドシリーズを制するようなことがあれば、後年まで語り継がれること必至。イバニエスといえば2012年のALDS第3戦。少なくともそんな代名詞は刻まれたと思う。



YESのジャック・カリーによれば、Aロッドには事前に(不振を踏まえての交代を)話しておいたようで、左のイバニエスなら狭いライトスタンドに放り込めると判断したらしい。ジラルディは直感に従った的なコメントもしているが、相手が右投手だったことも大きな要因だったはず。実際シーズン中は、同じような采配を多用していた。

KMFIS 「テシェイラを4番に抜擢して1死1.3塁×2+1死満塁+2死1.2塁=9LOBを作り出したジラルディが、バカの何とかでイバニエスを代打に送り3打点+サヨナラを演出。野球は分からないというより、人生は分からない(161戦目)」

KMFIS 「ジラルディ曰く、イバニエスはプロフェッショナルな打者(YES)。イチロー入ってからロクに使ってないくせによく言うわ。相変わらず引き笑いしてました(同上)」

Yankeesource 「Yankees still have a secret weapon on the bench」

KMFIS 「今思い出しても、何でそういうことが起こるんだろうって思っちゃう。飛行機に2回乗って、2回とも落ちるみたいな。たぶん自分の夢を達成した時も、同じ気持ちになる気がする。信じられないって意味でね」

ジラルディ采配の是非はともかく、本当に秘密兵器が機能してしまうことが驚き。だからこそ野球は面白いわけだが、それと同時に世の中がいかに掴みどころのないものなのかを実感した試合だった。

以下は今回のことで気付いた、ちょっと面白い点と点。試合経過など何のことだか分からない人はこちらのブログを参照。なおもうひとりのヒーロー黒田は自ら志願して9回のマウンドに。ジーターは軽症とのこと。

[Aロッドの不振を頂点にオーダーに頭を悩ませていたジラルディ→決めたのは控えのイバニエス]

[左右に執拗なまでに拘るジラルディ野球→イバニエスのサヨナラHRは左投手から]

[Aロッドは2009年のプレーオフで劇的なHRを放ちチームを救う→そのAロッドに代わって出場したイバニエスも劇的なHRでチームを救った]

[Aロッドの今季年俸は3000万ドル→イバニエスは110万ドル]

[両選手ともニューヨーク出身の移籍組]

[両チームともHRは2本ずつ→オリオールズはいずれもルーキーでイバニエスはメジャー17年目の大ベテラン]

[以前のジラルディの背番号はワールドシリーズ優勝にあやかり27→現在はイバニエスが着用]

Girardi’s father passes away; Joe will manage Yankees tonight

追記: ジラルディの父親がALDS初戦の前日亡くなっていたそうで、今日明るみになるまで選手には伝えていなかったらしい。あの奇跡は父親が...などとは思わないが、心中はお察しします。

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Video:
Recap: BAL 2, NYY 3 F/12
Kuroda's stellar start
YES joins Bleacher Creatures

ALDS 2012 @ BAL G-2 L2-3
ALDS 2012 vs BAL G-4 L1-2

Tuesday, October 09, 2012

ALDS 2012 @ BAL G-2 L2-3

Wei to go! Chen outduels Andy, evens up ALDS
オリオールズ vs. ヤンキース [2012年10月9日]

HRゼロ、残塁10

ヤンキースはHRが出ないと勝てないといわれるが、シーズン後半は得点圏打率(の低さ)にも悩まされてきた。この日もご覧の通りの結果で敗戦。おまけにトンプソン(3塁ベースコーチ)が例によってミスジャッジ。おかげで得点できたわけだが、こんな恥ずかしい野球をした上に負けたのでは救いがない。



試しにチームの得点圏打率を調べてみると.256。さすがにチーム打率(.265)よりは低いが、思ったほどではなかった。OPSも.790に対して.788と遜色ない。それならばと調べてみたのが以下の数字。カノーやグランダーソンはいいとしても、テシェイラとAロッドが悪すぎる。この2人が中軸を打っているのだから、残塁の山も当然だろう。

得点圏/打率: カノー.268/.313 テシェイラ.230/.251 Aロッド.230/.272 グランダーソン.254/.232

かつて不振のAロッドを8番に下げた愚将がいたが、ご存知の通りヤンキースはその3年後にAロッドの大活躍でワールドシリーズに勝っている。劣化は否めないとしても、実績を考えると大幅な打順変更は現実的ではない。結局は八方塞の状態で、打ってくれることを祈るのみ。いや、一番現実的なのはこの2人にHRを打ってもらうことか。

New York Yankees Batting Stats - 2012 - Scoring position

先発のペティットについて少しだけ触れておくと、ビデオ(下記)を見れば分かるように、抜けたボールが多く、変化球のキレも悪いなどソリッドとは程遠い内容。好調なオリオールズ打線なら、1回持たなくても不思議ではない。誰かが言っていたが、顔と名前だけで投げているような感じだった。

追記: こちらの記事によるとジラルディはAロッドの打順降格を検討している模様。記者のブログ等では6番が有力。ここまでの成績は9打数1安打1四球0打点5三振。このシリーズ好調のテシェイラはもちろん対象外。

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Video:
Recap: NYY 2, BAL 3 ALDS Gm2
Jeter's RBI single
Pettitte's solid start

ALDS 2012 @ BAL G-1 W7-2
ALDS 2012 vs BAL G-3 W3-2

Monday, October 08, 2012

ALDS 2012 @ BAL G-1 W7-2

Battery charge: CC, Martin spark Yanks to 1-0 lead
オリオールズ vs. ヤンキース [2012年10月8日]

エースのサバシア120球の力投

一般的にエースとはそのチームで最も能力の高い(先発)投手を指すが、調子が悪い時でも一気に打ち込まれることなく、悪いなりに試合を作るのもエースの条件。端的に言えば最も信頼できる投手がエース。今季ローテーションを守って安定した成績を残した黒田が(一部で)そう呼ばれる理由もそこにある。



この日の先発はサバシア。調子が悪いようには見えなかったが、序盤に2点を失い、味方の拙攻や走塁ミス(後述)などで援護を得られず、苦しいピッチングが続いた。特に同点で迎えた5回の1死1.3塁、8回の無死2塁などはアウェイということもあり、相当なプレッシャーがあったと思う。

The Franchise 「サバシアを信じる」

いずれも目を背けたくなる場面だったが、当のサバシアは力任せになることもなく、落ち着いた投球で後続を退けた。結果的にこれが後の援護を呼び込み、ヤンキースを勝利に導いたわけだが、他の投手ならこんな風には思えないことを考えると、やはりエースの名に相応しいのはサバシア。この試合でその思いを強固にしたファンも多いことだろう。

YankeesJP 「無死1塁→エンドラン→タイムリー2ベース(イチロー) ヤンキースが1点先制。Top 1st 1-0」

gonpiko0629 「イチローナイスバッティング!って思ったら盗塁失敗かい!!ジラルディアホか!!!!!!」

KMFIS 「多くのヤンキースファンが怒っていたイチローの三盗は、(イチローが英語を理解していれば)単独スチール。Are you on your own there?(たぶん)と聞かれ本人が認めている。(1:21付近)」

9回に打線が爆発し事なきを得たものの、このプレーはいただけない。真偽のほどはさて置き、無死2塁なら普通に考えてチャンスは3回。しかも打順は3番。こちらのヤンキースファンもかなり怒っていたが、盗塁死(三盗)するリスクを取る理由がないだけに、単独であろうとサインであろうと改善してもらいたいところ。

追記: テシェイラの盗塁に関するジラルディのコメントから、単独スチールがほぼ確定。詳しくはこちら(追記)を参照。

YankeesJP 「テシェイラがライトフェンス直撃のタイムリー。2塁を欲張りタッチアウト。 Top 4th 2-2」

これも2塁を欲張らなければ1死1.3塁。緩い内野ゴロか外野フライで勝ち越し点を奪える。捕球したデービスがすばやく処理したのは事実だが、状況に応じた走塁ができないようでは勝てるものも勝てない。いずれのプレーもマイケル・ケイが言い訳無用と一喝していたように、一歩間違えば致命傷になり兼ねないプレーだったので付記しておく。

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Video:
Recap: NYY 7, BAL 2 ALDS Gm1
Martin's go-ahead home run
Must C: Combo

ALDS 2012 @ BAL G-2 L2-3
ALCS 2012 vs DET G-1 L4-6

Playoff Roaster 2012


Sunday, October 07, 2012

Playoff Roaster 2012

ヤンキース2012: プレーオフロースター

CC Sabathia | CC・サバシア LP
Andy Pettitte | アンディ・ペティット LP
Hiroki Kuroda | 黒田秀樹 RP
Phil Hughes | フィル・ヒューズ RP

Derek Lowe | デレク・ロー RP
David Phelps | デビッド・フェルプス RP
Boone Logan | ブーン・ローガン LP
Clay Rapada | クレイ・ラパーダ LP
Joba Chamberlain | ジョバ・チェンバーレイン RP

David Robertson | デビッド・ロバートソン RP
Rafael Soriano | ラファエル・ソリアーノ RP


Derek Jeter | デレク・ジーター SS
Ichiro Suzuki | 鈴木 一朗 LF
Alex Rodriguez | アレックス・ロドリゲス 3B
Robinson Cano | ロビンソン・カノー 2B
Nick Swisher | ニック・スウィッシャー RF
Mark Teixeira | マーク・テシェイラ 1B
Curtis Granderson | カーティス・グランダーソン CF
Russell Martin | ラッセル・マーティン C
Raul Ibanez | ラウル・イバニエス DH

Chris Stewart | クリス・スチュワート C
Eduardo Nunez | エデュラド・ヌニエズ 3B
Eric Chavez | エリック・チャベス 3B
Jayson Nix  | ジェイソン・ニックス 3B
Brett Gardner | ブレット・ガードナー LF

*打順はALDS初戦(相手先発は右のハメル)のもの

2012 MLB Postseason Schedule

ALDS 2012 @ BAL G-1 W7-2
ALCS 2012 vs DET G-1 L4-6

Friday, April 06, 2012

Opening Roster 2012

ヤンキース 2012: オープニングラインナップ

CC Sabathia | CC・サバシア LP
Hiroki Kuroda | 黒田博樹 RP
Phil Hughes | フィル・ヒューズ RP
Ivan Nova | イバン・ノーバ RP
Freddy Garcia | フレディ・ガルシア RP

David Phelps | デビッド・フェルプス RP
Cory Wade | コーリー・ウェイド RP
Clay Rapada | クレイ・ラパーダ LP
Boone Logan | ブーン・ローガン LP
Rafael Soriano | ラファエル・ソリアーノ RP

David Robertson | デビッド・ロバートソン RP
Mariano Rivera | マリアノ・リベラ RP

ピネイダの脱落*1で過剰な先発陣が逆に奏功したとはいえ、ある程度計算できるのはサバシアと黒田だけ。ヒューズは先発時の実績*2に乏しく、相変わらずチェンジアップに活路を見出さざるを得ない状況。キャンプを見る限り一時の球速落ち(デッドアーム)は改善されたとも取れるが、長いイニ ングを投げていないので楽観視は禁物。

ノーバは球速、変化球とも悪くないが、オープン戦では淡白な投球で痛打されるケースが目立った。軟投派(ストレート3割強)のガルシアは、去年は出来すぎの印象で、被安打率が高い*3だけに多くは望めないだろう。

ピネイダの復帰は5月頃といわれているが、終始球速が上がらなかったことを考えると、移籍前の状態*4に戻るかは疑問*5。同じく5月に合流予定のペティットも救世主になる可能性は低い。

計算できると書いたサバシアはオープン戦で打ち込まれて*6いるし、黒田もリーグの壁*7がないとは思えない。不安材料ばかり挙げているように感じるかも知れないが、例えばレッドソックスの先発陣*8と比べると明らかな差があるのは事実。ヤンキースタジアムでは不利な右投手ばかりというのも不安材料のひとつ。

ブルペンはジラルディ念願の左2人体制。新加入のラパーダは球種こそ少ないが特有の角度があり、ローガンが左打者に実績がない*9ことを考えるとプラス。ロングマンとしてベンチ入りしたフェルプスは強調材料の少ない投手で、去年のアヤラ*10のような活躍は期待できない。

軟投派のウェイドはオープン戦の成績*11が示す通り、変化球(特にチェンジアップ)が決まらないと打撃投手になってしまうなど、全体としては悪くないという程度。前述のように先発陣に不安があるので、この2人が活躍すれば拾える試合も増えると思う。7回からはSo-Ro-Moの継投。

Derek Jeter | デレク・ジーター SS
Curtis Granderson | カーティス・グランダーソン CF
Robinson Cano | ロビンソン・カノー 2B
Alex Rodriguez | アレックス・ロドリゲス 3B
Mark Teixeira | マーク・テシェイラ 1B
Nick Swisher | ニック・スウィッシャー RF
Raul Ibanez | ラウル・イバニエス DH
Russell Martin | ラッセル・マーティン C
Brett Gardner | ブレット・ガードナー LF

Chris Stewart | クリス・ステュワート C
Eduardo Nunez | エデュアルド・ニュニエズINF
Eric Chavez | エリック・チャベス INF
Andruw Jones | アンドリュー・ジョーンズ OF

最も不安なのはイバニエスとジョーンズのDH枠。プラトーンで使い分けると言っても、両者ともオープン戦の成績*12が悪く、年齢的なことも考慮するといいイメージは沸かない。外野も守れ依然伸びしろがあるニュニエズを起用する手もあるが、内野手の休養時などは困るはずで、残るチャベスは故障がちと穴になる可能性は低くない。

主力はオープン戦好調*13。故障さえしなければ、ある程度の得点力は見込める。ガードナーは個人的に低評価なので特に書くこともないが、状況判断の悪さだけは何とかしてもらいたいところ。急遽補強した控え捕手のステュワート*14は守備力を買われてのベンチ入り。

レイズやブルージェイズの戦力に関しては勉強不足で分からないが、レッドソックスと比較すると互角か若干見劣る印象。今季からワイルドカード枠が増えたのでプレーオフ出場の可能性は高いとはいえ、少なくとも東地区で抜けているとは思えない。というわけで予想はワイルドカード止まりとしておく。

追記: レッドソックスの先発陣と比べて差があると書いたが、三本柱(レスター、ベケット、バックホルツ)は今季に入って(4/17時点)いずれも球速が低下。*15特にベケットは2マイル以上も落ちている。ブルペンも弱いので、投手の比較では多少分があるかも知れない。エルズベリーが離脱*16したこともあり、現時点ではヤンキースが上。

*1  肩に炎症が見つかりDL入り
*2  防御率: 先発4.90 リリーフ1.44
*3  去年は.268
*4  移籍前は全て先発で平均94.7マイル
*5  ベルドゥーチ効果の可能性
*6  防御率5.00
*7  対アメリカンリーグの防御率4.33
*8  レスター、ベケット、バックホルツ、デュブロン、バード
*9  去年(被安打率)は対左.260 対右.262
*10 防御率2.09
*11 防御率7.11 被安打率.370
*12 打率: イバニエス.150 ジョーンズ.208
*13 最も悪いカノーで打率.246
*14 ジャイアンツからトレードで獲得
*15 ベケット93.1→90.7 レスター92.8→91.7 バックホルツ92.6→91.5
*16 肩の脱臼で復帰まで少なくとも6週間(故障時のビデオ)

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