Opening Roster 2012
ヤンキース 2012: オープニングラインナップ
CC Sabathia | CC・サバシア LP
Hiroki Kuroda | 黒田博樹 RP
Phil Hughes | フィル・ヒューズ RP
Ivan Nova | イバン・ノーバ RP
Freddy Garcia | フレディ・ガルシア RP
David Phelps | デビッド・フェルプス RP
Cory Wade | コーリー・ウェイド RP
Clay Rapada | クレイ・ラパーダ LP
Boone Logan | ブーン・ローガン LP
Rafael Soriano | ラファエル・ソリアーノ RP
David Robertson | デビッド・ロバートソン RP
Mariano Rivera | マリアノ・リベラ RP
ピネイダの脱落*1で過剰な先発陣が逆に奏功したとはいえ、ある程度計算できるのはサバシアと黒田だけ。ヒューズは先発時の実績*2に乏しく、相変わらずチェンジアップに活路を見出さざるを得ない状況。キャンプを見る限り一時の球速落ち(デッドアーム)は改善されたとも取れるが、長いイニ
ングを投げていないので楽観視は禁物。
ノーバは球速、変化球とも悪くないが、オープン戦では淡白な投球で痛打されるケースが目立った。軟投派(ストレート3割強)のガルシアは、去年は出来すぎの印象で、被安打率が高い*3だけに多くは望めないだろう。
ピネイダの復帰は5月頃といわれているが、終始球速が上がらなかったことを考えると、移籍前の状態*4に戻るかは疑問*5。同じく5月に合流予定のペティットも救世主になる可能性は低い。
計算できると書いたサバシアはオープン戦で打ち込まれて*6いるし、黒田もリーグの壁*7がないとは思えない。不安材料ばかり挙げているように感じるかも知れないが、例えばレッドソックスの先発陣*8と比べると明らかな差があるのは事実。ヤンキースタジアムでは不利な右投手ばかりというのも不安材料のひとつ。
ブルペンはジラルディ念願の左2人体制。新加入のラパーダは球種こそ少ないが特有の角度があり、ローガンが左打者に実績がない*9ことを考えるとプラス。ロングマンとしてベンチ入りしたフェルプスは強調材料の少ない投手で、去年のアヤラ*10のような活躍は期待できない。
軟投派のウェイドはオープン戦の成績*11が示す通り、変化球(特にチェンジアップ)が決まらないと打撃投手になってしまうなど、全体としては悪くないという程度。前述のように先発陣に不安があるので、この2人が活躍すれば拾える試合も増えると思う。7回からはSo-Ro-Moの継投。
Derek Jeter | デレク・ジーター SS
Curtis Granderson | カーティス・グランダーソン CF
Robinson Cano | ロビンソン・カノー 2B
Alex Rodriguez | アレックス・ロドリゲス 3B
Mark Teixeira | マーク・テシェイラ 1B
Nick Swisher | ニック・スウィッシャー RF
Raul Ibanez | ラウル・イバニエス DH
Russell Martin | ラッセル・マーティン C
Brett Gardner | ブレット・ガードナー LF
Chris Stewart | クリス・ステュワート C
Eduardo Nunez | エデュアルド・ニュニエズINF
Eric Chavez | エリック・チャベス INF
Andruw Jones | アンドリュー・ジョーンズ OF
最も不安なのはイバニエスとジョーンズのDH枠。プラトーンで使い分けると言っても、両者ともオープン戦の成績*12が悪く、年齢的なことも考慮するといいイメージは沸かない。外野も守れ依然伸びしろがあるニュニエズを起用する手もあるが、内野手の休養時などは困るはずで、残るチャベスは故障がちと穴になる可能性は低くない。
主力はオープン戦好調*13。故障さえしなければ、ある程度の得点力は見込める。ガードナーは個人的に低評価なので特に書くこともないが、状況判断の悪さだけは何とかしてもらいたいところ。急遽補強した控え捕手のステュワート*14は守備力を買われてのベンチ入り。
レイズやブルージェイズの戦力に関しては勉強不足で分からないが、レッドソックスと比較すると互角か若干見劣る印象。今季からワイルドカード枠が増えたのでプレーオフ出場の可能性は高いとはいえ、少なくとも東地区で抜けているとは思えない。というわけで予想はワイルドカード止まりとしておく。
追記: レッドソックスの先発陣と比べて差があると書いたが、三本柱(レスター、ベケット、バックホルツ)は今季に入って(4/17時点)いずれも球速が低下。*15特にベケットは2マイル以上も落ちている。ブルペンも弱いので、投手の比較では多少分があるかも知れない。エルズベリーが離脱*16したこともあり、現時点ではヤンキースが上。
*1 肩に炎症が見つかりDL入り
*2 防御率: 先発4.90 リリーフ1.44
*3 去年は.268
*4 移籍前は全て先発で平均94.7マイル
*5 ベルドゥーチ効果の可能性
*6 防御率5.00
*7 対アメリカンリーグの防御率4.33
*8 レスター、ベケット、バックホルツ、デュブロン、バード
*9 去年(被安打率)は対左.260 対右.262
*10 防御率2.09
*11 防御率7.11 被安打率.370
*12 打率: イバニエス.150 ジョーンズ.208
*13 最も悪いカノーで打率.246
*14 ジャイアンツからトレードで獲得
*15 ベケット93.1→90.7 レスター92.8→91.7 バックホルツ92.6→91.5
*16 肩の脱臼で復帰まで少なくとも6週間(故障時のビデオ)
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