Thursday, March 06, 2008

Sorry Excuse My Life

言い訳と後悔ばかりの人生

一時はミュージシャンとして成功するが、兄との確執でバンドは解散。その後はドラッグに溺れ、乗っていた飛行機は墜落。40人あまりの生存者と共に、何もない島での生活が始まった。ここでは地位や名誉は何の役にも立たない。生身の人間として、どれだけ価値があるのかが試される。


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音楽を奪われた彼に残っていたのは、利己的で奥行きのない人間性。当然信頼など勝ち取れるはずもなく、疎外感に苛まれるようになる。状況を改善するためにも、自己と向き合おう。そう決心したまではよかったが、簡単にリセットできるほど積み上げてきた時間は軽くない。

そんな時、ふとある女性に惹かれているのに気づく。なかなか思いは伝わらなかったが、それでもいい。時には憎まれ罵倒されながらも、ただひたすら思い続けた。彼女を守るのは自分しかいない。使命感と愛が交錯しながら、彼は新しい生き方を見つけていく。

自我を捨て、他人を思いやることが全て。以前とは違った自己を確立した彼は、自然と周りから受け入れられるようになった。その思いはついに彼女にも届くが、ある男から思いも余らぬ運命を告げられる。

その男に見えるのは未来の断片。数日後には死ぬ運命にあり、それは誰も止めることはできない。行動を変えることで一時的には回避できるが、軌道はすぐに修正され死ぬこと自体は変えられない。実際何度も助けられたが、その度に新たな運命はやって来た。

それでも彼は戦い続けた。死ぬのは時間の問題とはいえ、今の自分には守るべきものがある。たとえ死ぬ運命でも、指をくわえて見ているわけにはいかない。そんな彼の元に、新たな断片が届く。もちろん戦うつもりだったが、今回は少し様子が違っていた。

死ぬ運命に変わりはないものの、断片の最終章は彼女が救出されるシーン。死を拒否することはできるが、そうなれば彼女が助かる断片も消える。未だ救出の見込みもない。彼は運命を受け入れ、1枚のノートをその男に託す。そのノートには、人生で最高の瞬間が記されていた。

「Five Best Moments Sorry Excuse My Life (Greatest Hits) 」

これはLostに出てくるチャーリーの物語。最悪な思い出の中から、一生懸命探している姿が今でも頭から離れない。こんなことに感情移入するのは、自己を投影してるからでもある。実際自分なりのベスト5を考えてみたが、何一つ思い浮かばなかった。

一般的な生活をする人にとって人生とは曖昧で、実像は掴みにくい。オリンピック選手のような抑揚はないので、そういう意味ではこれで普通なのかも知れない。ただ何もないというのはやはり問題。まだ死ぬような歳ではないが、何かを思い知らされた気がする。

LOST Video Island - "How To Save A Life"

このビデオは、そんなチャーリーに捧げるオマージュ。曲がハマり過ぎているというのもあるが、本編を見ている時より切なくなる。ビデオの最後に出てくるRIPはRest in Peace、ノートに書かれた1位はこれだった。

「The Night I Met You」

関連サイト:Greatest Hits (Lost) - Wikipedia, the free encyclopedia

Tuesday, March 04, 2008

Spring Game vs PHI T7-7

Giambi stars in tie with Phillies

オープン戦としては2試合目だが、テレビ中継はこれが今年初めて。解説とアナウンスはケン・シングルトンとマイケル・ケイ。たった5ヶ月のブランクとはいえ、両者の掛け合いは妙に懐かしかった。乱打戦ということで収穫は少なかったが、気づいた点を書いてみる。

Andy Pettitte / アンディ・ペティット 投球回2.0 被安打1 与四死球1 奪三振1

ボールが高めに浮き、ストライクが入らない苦しい内容。数字だけ見れば順調だが、まだまだ仕上がり途上といったところ。ただ球速は90マイル前後出ていたので、体調面での問題はなさそう。

Brian Bruney / ブライアン・ブルーニー 投球回1.0 被安打3 与四死球1 奪三振1

オフに25ポンド(約11キロ)の減量に成功。それまでのスキンから髪も伸ばし、見た目はかなり若返った。去年のマイナー落ち(下記リンク)には相当不満だったようだが、それだけに期するものがあるのかも知れない。

関連記事:August7,07 @ TOR W9-2

減量と聞くとパワーダウンが懸念されるが、この日のストレートは最速で96マイル。その点では特に心配ない。ただ制球難の方も健在で、四球絡みで2失点と相変わらずの内容だった。

Steven White / スティーブン・ホワイト 投球回1.2 被安打5 与四死球2 奪三振0
6勝4敗 防御率3.34 1S 投球回91.2 被安打85 与四球32 三振55(2007 3A Scranton)

メジャー経験のない27歳。マイナーでは主に先発投手として起用されていたらしい。ストレートは平均で90マイル、変化球のキレも平凡でこれといった特徴がない。タイプとしてはカーズテンズに似ている。マイナーでの成績を買われているのだと思うが、通用するようには見えなかった。

Juan Miranda / ホアン・ミランダ 1打数 0安打
55試合 .265 7本 46打点 出塁率.352(2A Trenton)

元キューバ代表のファースト兼外野手。今年が4年契約の2年目に当たる。かなり期待されている選手だが、ご覧の通りやや伸び悩んでいる。この日も外角低めを逆らわず左中間へ運び、ポテンシャルの高さだけは感じさせた。

起用法が注目される松井は欠場。試合中にあったジラルディのコメントによれば、現時点では報道されている通り流動的らしい。ポイントはファーストの守備で、ジアンビ以外の候補(*1)が浮上すれば半レギュラー。そうでなければ、主にDHとしてスタメン出場が約束されると思う。(*1)この日HRを打ったレーン、エンズバーグ、ミランダなど

Video:
Jason Giambi HR
Jason Lane HR

Saturday, March 01, 2008

Hot Stove 2008-2

ストーブリーグ2008: Aロッドのドタバタ劇

ロドリゲス、ヤンキースと10年契約でサイン スポーツ Reuters
Yankees sign 3B Alex Rodriguez to a 10-year contract

一連の騒動は出戻りという形で終結したが、これには現在でも様々な憶測が飛び交っている。最も一般的なのはAロッド側が譲歩、代理人のボラス抜きで交渉したことが再契約に繋がったというもの。個人的な考えは後述するとして、まずはそれまでの経緯を振り返ってみる。

当初Aロッド側は、再契約の条件として3億5000万ドルを要求。ヤンキース側の提示額(*1)2億3100万ドルとは大幅な開きがあったため、交渉する間もなくFAに。この時点でヤンキースは事実上の撤退宣言。実際オーナーのスタインブレナーは次のようにコメントしている。(*1)レンジャーズから引き継いだ3年8100万ドル+5年1億5000万ドル

「再契約はノーチャンス、ヤンキースの一員でいたくない人間は必要ない。」

これを受けて、メディアは一斉に退団が決定的と報道。獲得できるチームは限られているものの、争奪戦が始まったかに見えた。ところがそれから1ヶ月も経たないうちに、Aロッドが自身のホームページでヤンキースと交渉を進めていることを明かす。

両者の間を取り持ったのは、共通の友人であるゴールドマンサックス社の幹部。代理人のボラスは同席していなかったと言われている。一方のスタインブレナーも前言撤回、一転して相思相愛の関係が出来上がる。

「ヤンキースでプレーしたいという彼の誠意を感じた。」

結局ヤンキースは10年2億7500万ドル(約300億円)で契約。インセンティブ(*2)を含めると総額は3億ドル以上で、史上稀にみる大型契約で幕を閉じた。(*2)歴代上位4人のHRに並ぶごとに600万ドル、新記録達成でさらに600万ドル

FA前の交渉でAロッド側が要求したのは3億5000万ドルだから、インセンティブを含めても5000万ドル減。単純に考えれば譲歩したと言えなくもない。ただしそれはヤンキース側も同じことで、結果的に当初の提示額(2億3100万ドル)を大幅に上回る契約を強いられている。

仮にAロッドが、インセンティブの条件を全て(*3)満たせば7000万ドル増。加えてレンジャースから支払われる年俸の一部(900万ドル×3)を含めれば、相対値で1億ドル近くにもなる。そういう意味では、譲歩したのはむしろヤンキースと言える。(*3)45本ペースなら、6年目の2013年にボンズの記録を抜く計算

代理人のボラスが窓口となって交渉決裂。最終的にはAロッド自身による決着だったことから、守銭奴たるボラスを無能とする見方もある。以下の記事がまさにそんな論調なのだが、個人的にはまったくの逆。多少強引なところはあるものの、彼は正真正銘のプロフェッショナルだと思う。

A・ロッドの造反でメジャーは変わるか - goo スポーツ:NumberWeb -

交渉に駆け引きはつきもの、提示額はその道具に過ぎない。当然落としどころは別にあるはずで、提示額でまとまらなかったから無能というのはあまりにも短絡的。松坂の時もそうだったが、実際ボラスは巧みな交渉術で金額を上乗せさせている。これについては以前書いた記事があるので、興味があれば読んでみて欲しい。

関連記事:D-Rave

そもそも今回の決着は、FAになったことが根底にある。そうでなければ10年契約など引き出せなかっただろうし、金額についても同じことが言える。金銭面でのこだわりは別としても、野球選手である以上できるだけ長くプレーしたい。決して若くはないAロッドにとって、長期契約は何にも代えがたいはず。ではそのFAを誘発させたのは誰か。そう、代理人のボラスその人なのである。

A-ロッド ヤンキース退団説 - goo スポーツ:NumberWeb -

実はこの騒動が始まった時、AロッドがFAになることは予想していた。というのも、事前にこの記事を読んでいたから。FAになるメリットが理路整然と書かれているのだが、実に説得力がある。同じNumberWebのコラムとはいえ、内容は雲泥の差。これが1年前に書かれたというのだから、さすがと言う他はない。

そのへんの三流ライターならともかく、超一流選手の代理人ともなればこの程度の分析は朝飯前。当然ボラスにも当てはまるわけで、これがFAを誘発させたと断言した理由でもある。未だに解雇されていないことから考えても、大きな不満がないのは確かだろう。ただ今回の件で評価を下げたのも事実。宿命と言ってしまえばそれまでだが、何だか不憫な気がする。

アレックス・ロドリゲス 三塁手 32歳 右投右打
158試合 .314(.306) 54本 156打点 143得点 24盗塁 出塁率.422(.389)
(成績は2007年度、カッコ内は生涯成績)

Aロッドにしてやられた格好のヤンキースだが、この選手はどんなことがあっても残留させるべきだったと思う。知っての通り、近年のヤンキースは不良債権に悩まされ続けている。一時の好成績や中途半端な実績で獲得するからだが、Aロッドはそのどちらでもない。

42歳までの契約なのでいずれはその時が来るとしても、当分は主軸として活躍してくれるはず。ワールドシリーズ制覇が至上命令なら、これ以上頼もしい選手はいない。他チームからすれば贅沢な話だが、残念ながらヤンキースとはそういうチームなのだ。

参考サイト:
スポーツナビ 野球 MLB A・ロッドとヤンキース、契約合意までの迷走劇
A・ロッド 球界最高額にボーナスも(野球) ― スポニチ Sponichi Annex 速報

Hot Stove 2008-1
Hot Stove 2008-3




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