Thursday, August 09, 2007

August7,07 @ TOR W9-2

Yanks cruise in testy win
Box Score (MAJOR.JP)

好投の後は退場処分 ヤンキースのクレメンス

メジャーには不文律と呼ばれるものがあり、それを破ると報復を受けると言われる。たいていの場合報復は死球、不文律以外にラフプレーやそれに準ずるものも対象になるようだ。Aロッドへの死球は故意には見えなかった。ただしAロッドは前日の試合でも死球に近い投球を受けており、ステアーズもビスカイーノから死球とそう思わせる伏線はあった。

実際一度収まった騒ぎを再燃させたのは、ステアーズの野次が原因。直後の放送席は報復の話題になり、ここでケン・シングルトンが自身のシナリオを披露する。確かに理にはかなっているし、気性の激しいクレメンスならやりかねない。ただ現実にそんなことが起こるとも思えず、半信半疑で観ていた。

1. まずクレメンスがこのままリードを守る
2. その後、降板の機会を見計らって一発お見舞い
3. そして退場、さよなら

試合は6回を終わってヤンキースが7点リード、奇しくもシナリオ通りの展開になる。クレメンスの投球数はチェックしていなかったが、何かあるとすればそろそろだろう。そう思ったのもつかの間、リオスへの2球目(91マイルのストレート)が背中を直撃する。

参考:Clemens ejected

ポサダの要求は外角低め、もちろんストライクゾーンとは程遠い。何度もリプレイで見たが、腕の角度は明らかにリオスに向いている。故意としか思えなかったが、偶然にしてもシナリオ通りだったのには驚いた。

こうなると投球数が気になってくる。調べてみると90、微妙な数字だが降板するにはやや早い。出した結論は限りなくクロに近いシロ、この時点ではそうだった。ところが次の瞬間、リオスは中心打者という声が聞こえてくる。

本来ならブルージェイズの中心打者はウェルズだが、今季は不振で実質的にはリオス。死球を受けたAロッドはヤンキースの中心打者だから、報復するならリオスが最も相応しい選手になる。

不文律や報復行為は不透明な部分が多く、今まで見たどのケースも存在を確信するには至っていない。ただ今回は別、ここまで一致してしまうと偶然と考える方が不自然だ。断言はしないが、少なくとも自分の中での認識は変わった。

ヤンキース期待の新人チェンバーレインがデビュー
Notes: Yanks call up Chamberlain

YESのスピードガンでは最速99マイルを記録、スライダーも悪くなく噂にたがわぬ実力の持ち主と言っていい。四球は2つ出したものの、本来は制球力もある。チェンジアップに磨きをかければ、すぐにでもローテーション入りが可能。

参考:Chamberlain's debut

唯一の心配はリベラの後継者として育てられることだが、そうでなければ数年後にはウォンとエースの座を争うことになりそう。父はネイティブアメリカン、薄い血が天才を生む典型的な例と言えるかも知れない。

関連記事:July31,07 vs CWS W16-3

マイナー送りになったのはブルーニー。個人的に好きな選手だが、チェンバーレインと比較されては仕方がない。ただ先日上がってきたブラウアーは結果が出ず、カーステンズは防御率10点オーバーと頭打ち。ブルーニーが呼び戻されるのは時間の問題だろう。

ジアンビが復帰、好調ヤンキースの追い風となるか?
Giambi activated from disabled list

デーモンとDHのポジションを争うことになるが、逆にスタメンで起用されなければ控えの扱いになる。控えの役割は打撃よりも守備力、バントが上手かったり俊足ならさらに戦略的な選択肢は広がる。ただジアンビはこのいずれも満たせないから、必然的に代打としての役割しかない。

よほどの精度で打つならまだしも、ダンカンやベテミットなど代わりはいくらでもいる。デーモンの成績が物足りないのは事実だが、同じ左打者ということもあってメリットは少ない。つまり選択肢を減らしてまで打撃に頼る必要性がまったくないわけだ。

今回の復帰に伴って、カイロが戦力外通告を受けた。ダンカンをマイナーに落とすこともできたが、当然のように長打を優先。振り回す打者ばかり揃えて、いったい何を考えているのやら。これでバントが上手い打者はカブレラ1人。ジアンビに罪はないが、はっきり言ってこのチームは病気だと思う。

ボンズの新記録、関係者は否定的?
756: A Record Launched

最後にボンズについて少し。薬物疑惑が障害になっているようだが、ソーサのコルクバットとはワケが違う。ベーブ・ルースやハンク・アーロンの時代に何もなかったとも言い切れないし、クリーンと言われているAロッドにしても同じこと。極論だが個人的にはアンドリュー・ジョーンズのコメントを支持したい。

「多くの人がステロイドを使ったが、誰も755本も打ってない」

このビデオにもちらっと映っているが、記念ボールを拾ったのは皮肉にもメッツファン。レイエスのユニフォームを着ているように見える。もう1つ意外だったのはボールの価値。事情が違うとはいえ、マクガイアーの3億とは程遠い。

Video:
Clemens on this outing
Clemens strikes out six

2 comments:

樹里亜 said...

マタマタ結果オーライな状況に
なってきましたね。
それにしても画に絵をヒューズや
チェンバレンの代わりに獲らなくて
良かったですね。

後は兄貴と懐炉の交代がどういう結果に
なるか、ですか。

KMFIS said...

ガニエは必要ないと思ってました。
たった1イニングしか投げない投手ですから、
プロスペクトを放出する価値はないです。
故障前なら検討の余地はあると思いますが、
そうなると相手も出さないでしょう。

記事には書きませんでしたが、
ジアンビのマイナーでの成績は.227(9試合)です。
参考記録とはいえ、期待できる数字とは言えません。
高年俸と名前で上げたというのが実情でしょう。

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