Friday, May 22, 2009

Alone Together

拝啓松井ファン様

どんな親でも自分の子供には何らかの願望を持っている。最も一般的なのは幸せになって欲しいというものだが、その過程に口を出さない親は少ない。アドバイスの範疇ならともかく、経験の違いをたてにエゴを押し付けてしまっては本末転倒。どちらの幸せか分からなくなる。

重要なのはその境界線を意識できるかどうか。自らを客観視するのは辛いことだが、幸い人間にはその能力がある。いつまでも自己欺瞞を繰り返しているようでは、人類の発展など夢のまた夢。少なくとも大人でいる資格はない。

「打てば踊り、ダメなら叩く」

松井ファンについても同じことが言える。活躍して欲しいと願うのが真の姿であって、それが叶わないとバッシングするのは単なるエゴ。批判が刺激になると勘違いしている人もいるようだが、スランプ時の成績のままシーズンを終えたことは1度もない。願いが叶うかどうかはあくまで松井本人の手の中にある。

「Rainy Days Never Stay」

誤解のないように書いておくと、批判がいけないというわけではない。ただ松井ファンを自認するのであれば、肩を落として帰ってくる姿も分かち合うべきだと思う。共に苦しみ共に笑う。いずれ訪れるその瞬間だけを待ちながら。

「松井のおかげで人生の一部が楽しい」

追記:astro_boyさん(闇に向かってした話)の言葉。さり気なくも的確。だらだら書いた自分が恥ずかしくなるほどインパクトがあった。

Playlist Updated:
Ray Charles And Betty CarterのAlone Togetherと雑音をブッ飛ばすDolceのFire. 行け!

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4 comments:

樹里亜 said...

一番の喜びは彼が笑顔でいること。
愛想笑いはしない男ですし。
自分に厳しい彼が笑っているということは
自分自身に余裕があるということですから。

誰がどう思うかではなく、
彼がどう感じているか、ですからね。

KMFIS said...

僕もほとんど同じですね。
本人が納得するならどんな形でもいいです。

ゴジラ said...

とてもいい記事だと思いました。これぞファンの気持ちだなって。どんなに打ててないときでもついつい気になって見ちゃうんですよね、それでホームラン打ったら一日中ハッピーで居られるし、ノーヒットなら一日中ガッカリするし。それでもまた次の試合見ちゃうんですよね(笑) ゴジラがどう考え、どう行動しようと自分はそれについてくだけです。

KMFIS said...

実際はこの記事自体もエゴなんですが、
そう言ってもらえると嬉しいです。




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