Thursday, February 12, 2009

Stare Miasto Tour: Auschwitz

ヨーロッパ旧市街ツアー: アウシュビッツ(オシフィエンチム)

褒めはしないが批判は得意、楽しい曲より悲しい曲。気づけばこんな人間になっていた。自分では前向きのつもりでも、取り巻く符号は全て逆。自然と負の事柄に目が向いてしまう。そういうわけで、ここにはどうしても来たかった。自己欺瞞(ぎまん)的な側面はあるものの、それより見ておかなくてはという義務感が先に立つ。


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強制収容所はクラクフ近郊のオシフィエンチムという街にある。アウシュビッツはそのドイツ語名で、施設の正式名称は国立オシフィエンチム博物館。この日はマイナス10度と寒かったが、それでもかなりの人が来ていた。笑い声が聞こえることもなく、まるで巡礼者のように黙々と歩く。そんな姿を当時と重ねていた。

第1収容所のアウシュビッツ(*1)には、主に収容者の遺品が展示されている。山のように積まれた髪の毛やメガネ。壁には何枚もの写真が飾られ、否が応にも雰囲気が伝わってくる。中でも印象的だったのが、無条件に殺されたとされる身障者の義肢。見なければと思いつつも、写真を撮るのが精一杯だった。(*1)屋内での撮影は禁止

収容の際に撮影された被収容者たち

もう1つ気になったのは、入所時の写真。映画などに出てくる受刑者とは違って、斜めから撮った3枚目が付け加えられている。しかもその全てに帽子を被せるという周到さ。管理番号の刺青やバッジにしてもそうだが、理性に基づいた合理主義が逆に恐ろしい。

虐殺の舞台となったガス室(*2)はビルケナウ(第2収容所)にあり、敷地もアウシュビッツに比べると圧倒的に広い。有刺鉄線の向こうには煙突だけが残った建物。収容施設では3段ベッドなど当時の生活を垣間見ることができるが、何より東京ドーム37個分といわれる広さに悲劇を感じざるを得ない。(*2)最初のガス室はアウシュビッツにある

アウシュビッツはあくまで象徴。強制収容所(*3)はここだけではないし、20世紀最大の虐殺者といわれるスターリンの存在もある。ほとんどの展示物がガラスケースの中だったこともあって、思ったほど感情移入ができなかった。ただそれでも、行ってよかったと思う。少なくとも義務感からは解放された気がする。(*3)日本では大村収容所が有名

人間が動物と違うのは、自分自身を客観視できること。過去を振り返り、間違いを正せることにある。それこそが進化であり、そうでなければ未来はないに等しい。ヨーロッパのように強要する(後述)のは問題かも知れないが、オバマへの賛辞などはそれが具現化した例と言える。

マルコポーロ事件 - Wikipedia
アウシュヴィッツの嘘

世の中にはアウシュビッツの大虐殺(ホロコースト)がなかったと主張する人がいる。以前書いた従軍慰安婦の構図と同じで、はっきり言ってレベルが低い。実はドイツやポーランドを含む13カ国にこれを罰する法律があるのだが、彼らの主張が正しいなら考えられる理由は2つしかない。

1. 13カ国はバカの集まり
2. ホロコーストの存在は共通の利益

被害者としての恩恵を受けたいポーランド、全てをナチスに押し付けて再生を強調したいドイツ。前者は分からなくもないが、後者のドイツはあまりにもリスクが大きすぎる。そもそも他の11カ国は説明がつかないわけで、そこに共通の利益があるとも考えにくい。以下は宅八郎の見解。少し長いが、転載して終わりにする。

「事件について整理しておく。まず、歴史好きの医者が書いたナチ収容所でのユダヤ人虐殺はなかった。なぜなら証拠がないという記事にはかなりズサンな印象を持っていた。証拠がないから歴史にないというのは乱暴だからだ」

「ただしボクは、人間、あらゆる見解を持つことは自由だと考えている。だから断定でなく、それまでの定説に疑義をていする範囲であれば、問題は少なかっただろうと思う。(表現の自由の範囲外として、ホロコースト否定を唱えた者を罰するドイツの法には疑問があるが、少なくともナチス問題の当事者国の民意としては一定認識は必要だろう)」

「それを断定的に公表するには、明証責任が発生する。つまり、記事にガス室は歴史上なかったという証拠を提出しなきゃならなくなる。(中略)事件は今後の出版方針にどう変化を与えるでしょうか?なんて聞いてどうするんだ。(笑い)」 (週刊SPA!1995年2月22日号、「週刊宅八郎」第8回)

この写真はビルケナウの収容施設にあるトイレ。真上から撮ったもので、実際にはこれが10メートルほど続く。今回も上手く撮れなかったが、その他の写真は以下にアップしてある。(続く

Stare Miasto Tour: Auschwitz - a set on Flickr
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Playlist Updated:
Big StarのHolocaust. やはりこういう曲が好きらしい。

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Auschwitz-Birkenau Memorial and Museum
アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所 - Wikipedia

Stare Miasto Tour: Paris

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