United Unit
堅実なチームづくりへ ヤンキース
中身を吟味せず背景も知らないまま短絡的に点と点を繋げ、最後は出来の悪い連続ドラマのようなオチ。誰が書いたか知らないが、状況証拠だけで犯人を特定してしまう三流刑事のような記事だ。
ウォンは頭角をあらわすタイミングが少しずれていればランディ・ジョンソンとの交換要員(2004年オフ)になっていた可能性が高く、カノーに関しては先日書いた通り。
ヒューズは別としてもカブレラはトレード要員としてすでに交渉が進められた経緯があり、全てが結果論で主力に育てたなどという表現は記者として失格である。
シェフィールドについても以前書いたので省略するが、これもチーム作りとは無縁と考えるのが妥当。読者に誤った認識を与えるような記事はいい加減止めてもらいたい。
ランディ、古巣Dバックスに放出へ
Yanks, D-backs agree on Unit trade
5点オーバーの防御率とヘルニアの手術が放出の決め手になったのは間違いないが、それは相手も同じこと。つまりダイヤモンドバックスは数字より潜在能力、手術のデメリットよりむしろメリットを取ったことになる。
ビッグネームを呼び戻すことで集客アップは見込めるものの、年俸の1400万ドル(*1)は財政難のダイヤモンドバックスにとって決して安くはないのも事実。(*1)来季の年俸1600万ドルのうち200万ドルをヤンキースが負担
この観点で考えると相手が大博打を打ったように見えるが、トレードの内容を加味すると一概にそうとも言えない。詳しくは次回のHot Stove-3で触れる予定なので、興味があればそちらを見て欲しい。
いずれにしても、あの投球を見られないのはファンとして非常に残念。まだまだ十分やれるはずなので、キャッシュマンや老いぼれ扱いした奴らの鼻を是非明かしてもらいたい。
ヤンキース、元ゴールドグラブ賞一塁手と契約合意
Mientkiewicz reaches deal with Yankees
ベストと思われたロレッタはアストロズに決まり、はっきり言ってこれは残り物。ジアンビがDHに専念するため守備力が重要になるのは分かるが、強調材料がゴールドグラブしかないのはあまりにも寂しい。
これでフェルプスとフィリップスの3人でポジションを争うことになったが、懸案だったわりには何ともレベルが低い。何度も言うが、所詮キャッシュマンはこの程度なのである。
関連記事:Hot Stove 2007-4
No comments:
Post a Comment