Monday, October 12, 2009

ALDS 2009 @ MIN G-3 W4-1

Bye Twins, hello Halos
ツインズ vs. ヤンキース [2009年10月12日]

2004年以来のALCS進出

[試合前]
今日はペティットとパバーノ(被安打率.294)のマッチアップ。常識的には勝てる試合だが、このシリーズは貧打(*1)だけに微妙。(*1)チーム打率.232

2試合で11得点を上げたとはいえ、ご覧の通りまったく振れていない。低めのコントロールが素晴らしかったブラックバーン(第2戦)は仕方ないにしても、この日は甘い球だらけのパバーノ相手にミスショットを連発。5回までは2塁さえ踏めなかった。

一方のツインズもボール球に手を出し4回までノーヒット。ペティットのデキはそれなりだったものの、後がないチームの戦い方としてはちょっとお粗末。焦りが焦りを呼ぶ(後述)とはこのことだろう。

[6回終了 0-1]
2死後→ヒット→四球 そしてマウアーにタイムリー。(マウアーの前の)カブレラを出しちゃダメなんだって。カダイヤーは高めのボール球に手を出し三振。マウアーにはもう少し慎重にいって欲しかった。

[7回オモテ 1-1]
よし、AロッドのHRで同点!!松井も続け!強震。

[7回オモテ 2-1]
ポサダの勝ち越しHR!!しかしこんな展開じゃ先が思いやられる。震度6。

[7回ウラ 2-1]
左のクーベルを打ち取ったところでチェンバーレインにスイッチ。投球数(81)に惑わされないところはやる気満々。

[7回ウラ 2-1] これが裏目に出てヤングにヒット。スウィッシャーがもたついて1死2塁。慣れないことやると結果はついてきませんね。

シーズン中ではあり得ない継投。見方によっては積極的とも取れるが、好投を続けるペティットを降板させる理由がない。単にチェンバーレインを加えた勝利の方程式にすがっただけで、それが通用しないのは同日のレッドソックス戦がいい例。バードの続投さえ選択できればあんなことは起きなかった。

[8回ウラ 2-1]
先頭のプントに2ベース。ここからは上位打線と非常に危険。打たれたヒューズは続投。次打者のスパンは二遊間のゴロ。抜けたと思ったプントがコーチの制止を振り切って暴走。結果はサードタッチアウト。

TV and radio calls of Punto's baserunning blunder - Video

第2戦に引き続き致命的な走塁ミス。ビデオを見てもらえば分かるように、スパンの当たりはおそらく内野安打。無死1.3塁なら併殺(内野ゴロ)でも同点に追いつけるわけで、このプレー(焦り)が勝負を決めたと言っていい。

「負ければシリーズ敗退が決まる試合の8回裏1点ビハインドで1アウトランナー1塁。日本なら100%バントのケース。MLBとは言えバントしなかった(できなかった?)のはいかがなものか」

ちょうどこの時、Twitterでこんな発言があった。日本の状況は分からないが、個人的には必ずしもバントだとは思わない。バントが成功するとも限らないし、アウトカウントを犠牲にするとパスボールや四球による進塁を拒否することにもなる。動くのであればエンドランがベストかも知れない。

[8回ウラ 2-1]
2死1塁、マウアーを迎えてリベラ登場。必殺(謎)の4アウトセーブ

[8回終了 2-1]
バットをへし折ってファーストゴロ。次は4番(のカダイヤー)からだけど、ここを切り抜けたのは大きい。それにしても助かった。

[9回オモテ 2-1]
3番手のメイヘイが連続四球で1死1.2塁。打席には松井。ここで打てば試合が決まる。ツインズはミハレスにスイッチ。

[9回オモテ 2-1]
松井は四球。目立たないけど大きな仕事です。1死満塁でポサダ。ツインズは抑えのネイサンを投入。

無死1.2塁というのは次打者の動向次第で状況が一変する。結果的にはここで進塁させたランナーがいずれも生還した。

[9回オモテ 3-1]
ポサダはライト前ヒット!勝った!なおも1死満塁でカノー。

[9回オモテ 4-1]
カノーはライト前に落ちるラッキーなヒット。ツインズファンには悪いけど完全にもらった!松井は代走でお役ご免。

[試合終了 4-1]
ヤンキースが2004年以来のALCS進出!ツインズの負け方のせいか、あんまり嬉しくない。とにかくおめでとう。

このシリーズは圧倒的にヤンキースが有利といわれていた。実際その通りになったわけだが、ヤンキースが力を出し切れていない以上ツインズにもチャンスはあった。努力は才能という言葉があるように、堅実なプレーも勝つためには大事な要素。ツインズにはその必要条件が欠けていたのだと思う。

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Video:
Recap: NYY 4, MIN 1
Yankees celebrate, discuss win
Metrodome plate, mound dug up

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ALDS 2009 vs MIN G-1 W7-2
ALDS 2009 vs MIN G-2 W4-3

2 comments:

Anonymous said...

Kさん、とりあえず第一関門突破オメデトウです。MINはらしさが無かったなぁー。
ガーデンハイアーは白熊に成ったかのようにウロウロするばかりで落ち着かなかった。
その点、筋肉監督は普段の野球を実践してた。A-RODは上げマンの彼女(今までは下げマンで有名)のせいかクラッチヒッターに
大変身して大活躍。
これで天敵と言うか嫌らしいLAAと対決。
このシリーズでも松井の一発で流れを引き寄せたいもんだ。11月まで楽しませて頂戴ゴジラ松井。

かず坊でした。

KMFIS said...

近年では一番いいシーズンになりました。
それだけの力はあると思っているので、
少なくともWSには進んでもらいたいです。

ジラルディはいずれ何かやらかすでしょう。
細かい野球のLAA戦が怪しいです。

Aロッドは調子に乗せておけばOK。
反面松井はちょっと心配ですね。




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