Monday, July 21, 2008

July20,08 vs OAK W2-1

Yanks get the sweep
Box Score (MAJOR.JP)

貧打に助けられ3連勝

この3連戦でヤンキースの先発についた自責点はいずれも1。アスレチックスの投手力が高い(*1)こと。あと1本が出ない打線を考えると、これが勝因と言ってもいい。ラズナーやポンソンなら負け越しでもおかしくないので、そういう意味ではツキもあった。(*1)チーム防御率は3.42でリーグトップ

盗塁数 3/4月:10 5月:18 6月:22 7月:12

これまで盗塁の少なさを散々指摘してきたが、5月を境に一変。今ではすっかり平均レベルになった。データを重視するジラルディだけに、付け焼刃のセイバーメトリクスでも実践していたのかも知れない。

セイバーメトリクス - Wikipedia

得点効率(期待値の絶対数)だけに固執してしまうと、勝負には勝てない。例えば終盤で4点リードなら、1点にフォーカスすることが勝利への近道。逆に初回から1点を取りにいっても、それほど意味がない。つまり効率を取るか得点の可能性を取るかは、あくまで状況次第。統計的には成り立つとしても、やり方によって拾える試合の数は違ってくる。

第1戦 4回2死1塁(スコア6-1) 第2戦 6回無死/1死1塁(スコア2-1)

走らせるようになったのはいい傾向だが、有効な盗塁はそれほど多くない。これはこのシリーズで実際にあった場面。第1戦では盗塁、第2戦では打たせている。打たせるのが間違いとは言わないが、二者択一なら順序が逆。

NYY カウント0-2:.194 カウント1-2:.181 カウント2-2:.200 チーム打率.267

またカウントを悪くしての盗塁も目立つ。見ての通り、打率というのは追い込まれると極端に落ちる。どの程度関与しているかは分からないが、得点圏打率(*2)が低い理由の1つはこれだと思う。(*2).255、リーグ11位

セクソン(対左/右投手) 06年:.204/.282 07年:.238/.195 08年:.338/.178

最後に先日獲得したセクソンについて。相手投手によってジアンビと併用するつもりなのだろうが、打率の面では期待できない。こういうデータがアテにならないのはダンカンで実証済。出塁率の安定したジアンビに一本化できないのは理解に苦しむ。もはや捕手ではなくなったポサダ、ガードナーの話題はまた後ほど。

ダンカン(対左投手) 07年:.303 08年:.225 

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