Friday, April 11, 2008

April10,08 @ KC W6-1

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英雄野茂と運命のいたずら

多くの野球ファンがそうなように、この試合は野茂に尽きる。自分の中で彼は完全に偉人で、やることなすこと全てがしっくりくる。将来を約束された日本球界にしがみつくことなく、わずか年俸980万でドジャースとマイナー契約。


(C)Copyright compose-r.net / Ryosuke Yagi On Flickr

輝かしい実績がありながら、多くを語らないその姿勢。何度窮地に追い込まれても、その度に這い上がってくる不屈の闘志。安易に指導者の道を選ばず、別の角度(*1)から野球に貢献しようとする生き方。決して迎合することなく、好き嫌いのはっきりしている性格。書き出したらキリがない。(*1)日米に野球チームを保有

同じ近鉄出身ながら、数々の迷言(*2)で知られる中村とはまさに対極。思い出すのは、大昔のとんねるずの食わず嫌い選手権。野球のさかんな名門高校を選ばなかった理由を尋ねられ、中村は恥ずかしげもなくこう答えている。(*2)ノリブランド、パリーグを盛り上げたい、金じゃないなど

「レギュラーになれないと思ったから」

野球に限らず、何かをアピールするには然るべき場所が必要。土俵に上がらないことには勝負にならないから、それなりに理解はできる。ただ野茂とは比較にならないほど視点が低いのも事実。その後のビッグマウスを考えると、滑稽と言わざるを得ない。

今や日本人メジャーリーガーのパイオニアとも言われる野茂だが、野球選手以外に与えた影響も少なくない。小さな島国の日本人でも、勇気と熱意さえあれば海外で活躍できることを証明して見せたからだ。自分がこちらに来たのは別の理由だが、影響されなかったといえば嘘になる。長々と書いたことからも分かるように、それほど彼の存在は大きい。

最後に見たのはデビルレイズ時代だが、その頃と比べても明らかにフォームは変わった。ワインドアップなしで全てセットポジション。デリバリーもコンパクトでスムーズ。かつての面影は薄っすら残っている程度で、すっかりコマンドピッチャーになった。

ストレートは最速87マイルと思ったより出ていたが、タテの変化球しかない(*3)のは厳しい。何より残念なのは、9回2死から失点したこと。いずれは打たれるにしても、あと1人討ち取れば3イニングを無失点。早い段階なら諦めもつくが、さすがに悔しかったと思う。(*3)フォークとチェンジアップ軌道のスプリッター?

ムラはあったものの、自慢のフォークは未だ健在。ストレートにも角度があり、低めにコントロールできればまだまだ通用しそうに見えた。エゴなのは分かっているが、できればもう一花咲かせて欲しい。

試合の方は中断後に持ち直したペティットと、3本のHRで完勝。長打が出ないと得点できないのは相変わらずだが、主力を欠いているのでむしろ上出来と言える。ただし5点差の9回にリベラを登板させたのはいただけない。

ヤンキースは現在20連戦の真っ只中。今月のオフはたったの1日と、過酷なスケジュールが続く。こういう時こそ調整の意味でもホーキンスを登板させるべきで、レッドソックス戦で支障が出る可能性は十分。反面教師どころか、効率の悪いチキン采配はしっかりと受け継がれているらしい。

関連記事:April7,08 vs TB W6-1

権利の関係で載せられないが、この写真が強烈にカッコいい。野茂ファンならずとも、見るだけの価値はある。それとVideoの一番下も必見。あどけない高校時代のチェンバーレインと、プロムのお相手が登場する。

Video:
Daily Rewind Game Recap
Post Game Plus
Preview: Joba's prom date

関連記事:Hero

参考サイト:
野茂英雄 - Wikipedia

2 comments:

Takeshi said...

先ほど野茂がイチローを三振に取っていました。

その時、何故だか胸が詰まりそうになり、ちょっと涙が…

貴方はまだやれる。信じています。


がんばれ

KMFIS said...

こんにちは。

タケシ君も野茂が好きなんですね。
結果は別として力尽きるまでやって欲しいです。

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