Thursday, February 01, 2007

Whatever You Play

ヤンキース、生え抜きウィリアムズに契約提示
Bernie considering spring invite

チーム事情を考えるとヤンキースとしては精一杯のオファー。もっとも功労者のバーニー相手ではこれ以外に選択肢はなく、戦力としての意味合いは保険の保険程度しかない。

バーニー自身もそれはよく分かっているはずで、キャンセル待ちのオファーに興味はないだろう。またポサダのコメントが事実なら、現役の道も僅かに残されているように見える。

この時期まで去就が決まらないのは、彼が特別な選手だからなのは言うまでもない。ただ野球に対する自信を失っていないことも少なからず影響しているはずで、それは去年の成績を見れば分かると思う。

打数420 打率.281 12HR 61打点 65得点 2盗塁 出塁率.332 塁打数183

打数はやや少ないものの、十分にメジャーでやっていける数字である。次は同じ外野手のデーモンとの比較で、デーモンの打数(593)に合わせて数字を一部置き換えてある。

バーニー:打率.281 17HR 86打点 92得点 3盗塁 出塁率.332 塁打数258
デーモン:打率.285 24HR 80打点 115得点 25盗塁 出塁率.359 塁打数286

打順が違うので一概には言えないが、盗塁数以外はそれほど差がない。守備範囲はややデーモンが上、逆にバーニーはスイッチヒッターというアドバンテージがある。

38歳という年齢を考えれば、この数字を期待するのは確かに難しい。ただそれはあくまでも第三者的に見た場合で、本人レベルでそう思えないのも頷ける。宿命と言ってしまえばそれまでだが、そんな言葉で片付けるのは少しかわいそうだ。

What would you like to see Bernie Williams do?

最後にSports Illustratedによる投票結果を載せておく。

ウィリアムズ、マイナー契約受諾へ そのまま引退も
Bernie likely to make minor concession

追記:結果的にはキャンセル待ちのような状態だが、全うすることが彼にとっては重要なのだと思う。ここまで来ると可能性ではなく満足感の領域で、こうして書いていることが恥ずかしくなるほど。まだ決まったわけではないが、温かく見守りたい。

関連記事:Bernie Will Aim, From 17th Birthday

2 comments:

Anonymous said...

ヤンキースはベテランを大事にしますよね~
選手に対して誠実だと思います。

ところで最近思ったんですが、某球団のGMって松坂の売り出し方に似てませんか?
必要以上のアイドル扱い。
メディアを含め味をしめちゃったように見えます。
一度も地区優勝したことないのに過大評価されすぎではないでしょうか。

フランコーナにしても優勝した年にただベンチに座ってただけの人。
頑張ったのは選手達なのに。
ロウもペドロもデーモンもチームの誠実さの無さに怒って出て行きました。

KMFIS said...

コメントありがとうございます。

某GMについてはそれほど知識がありません。
なのでどう評価したらいいのか分からないです。
松坂の応札額回収は困難らしいですが、
これもオーナーが金額を決めたとのことなので
GM評価の対象にするわけにもいかないですね。

ただ伝統あるフェンウェイとは裏腹に、チームカラーに
重厚感がなくなってきた印象はあります。
悪く言えばゲーム感覚ですね。

aoiさんがトーリを悪く思わないように、
事情をよく知れば本質が見えてくるものだと思います。
フランコーナは確かに優秀とは言えませんが、
実際トーリと能力は変わりません。

そういう意味で言うと批判できるのはファン、
本質が分かるのもファンならではだと思います。

最後に頑張ったのは選手、というのは同感です。
トーリの年俸は9億、やはり何か違うと思います。




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