Monday, September 25, 2006

September24,06 @ TB L4-11

Yanks drop second straight

4回2死からの3失点が致命的で完敗。
守備の乱れやブルペンなど課題だけが残ったゲーム。

4回裏無死2塁、ヤングの打球はショートへの平凡な当たり。ジーターの送球がワンバウンドになっため、シェフィールドはバウンドを合わせようとやや前で捕球体勢に入る。捕球はしたもののバランスを崩したせいでベースから足が離れセーフ、無死1.2塁とピンチは広がる。(記録はジーターのエラー)

同じく4回裏2死2.3塁、ゾブリストの打球は1.2塁間へのゴロ。セカンドカノーが回り込んで捕球するがシェフィールドが深追いしたためファーストベース上には誰もいない。ムシーナのベースカバーが間に合わず二者が生還。

結局この回先発ムシーナは6点を失うが自責点は2。ジーターの悪送球から始まったとは言え、ファーストがシェフィールドでなければこの回は2失点で収まっていた可能性が高い。この時期だからこそ許されることかも知れないが、外野手を余らせるような補強をしたあげく無理やりコンバートして結果がこれでは話にならない。

もちろんアブレイユの加入が地区優勝する上で大きかったのは事実。ただし弱点である投手を補強した場合にも同様の結果が得られた可能性は否定できない。つまりそれは結果論であり、この状況を肯定する材料にはなり得ないのである。

プロスポーツな以上勝てば官軍、結果だけが求められているとしても、こういうちぐはぐな状況は個人的に賛成できない。極論すれば投手を補強してプレーオフに出場できない方がよっぽどマシなのである。コンバートまでさせておいて来季はおそらくクビ、いくらビジネスとは言ってもこれでは選手があまりにもかわいそうだ。

3-6と3点ビハインドの6回、ビローンを筆頭に4人の投手を送り込み5失点。 ビローン(0.2回 3安打 1四球 4失点)→ラズナー→マイヤーズ→ビーム

このような状況では、トーリに限らず多くの監督が格下の投手から起用する。逃げ切りたいゲームに支障をきたすのを避けるためである。 参考1 : 参考2

シーズン中であれば理解できないこともないが重要なゲームであれば話は別。ましてや短期決戦のプレーオフではそんな一本調子の継投は逆に命取りになる。

今回をモデルケースと考えると、ここは回の頭から迷わずプロクターあたりを起用すべき場面である。トーリに本番でそれを望むのは難しいかも知れないが、間違っても今回のような安易な選択(ビローン)だけはしないで欲しい。

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