Monday, November 10, 2008

Mind Reader

Heroesのマインドリーダー

今さらながらHeroes(シーズン1)を見ている。感想は機会があれば書くとして、ボーナスディスクにあるマインドリーダーというゲームが面白い。何かのトリックがあるだろうとは思いつつも、3回連続で当てられた時には正直鳥肌が立ってしまった。キャプチャーしたビデオが以下にあるので、興味があればやってみて欲しい。

Dailymotion - Mind Reader Game

常識的にはゲームが心を読むことはできない。だとすれば人為的なものなはずで、まず最初に浮かんだのが心理学。実際マジックはこれを応用したものが多い。ただどう考えても3回連続当てるのには無理がある。試しに意図しない数字を選んでみたが、結果は同じだった。

次にやったのは数字の代わりにキャラクターを選ぶこと。すると今度は当たらない。つまり数字そのものにトリックがあることになる。早速紙を使って考えてみると、あっけなく答が出た。レベルがレベルなのでちょっと恥ずかしいが、せっかく見つけたので載せておく。

10の位の数字をX、1の位の数字をYとおくと最初に選んだ数は10X+Yで表せる。そこからその各々を足した数を引くのだから、(10X+Y)-(X+Y)で9X。10から99の任意の数を選んだつもりでも、結局対象になる数字は9つ(*1)しかない。1の位が無関係なところも面白い。(*1)Xは1から9の整数

10台の数→9 20台の数→18 30台の数→27.....90台の数→81

この9つだけに同じキャラクターを仕込んでおけば、どんな数字を選んでもトリックは成立する。あとは信憑性を持たせるために何パターンか作っておいて、それをランダムで出現させればいい。きちんと検証はしていないが、おそらくそんなところだと思う。

犬や猫は人の心が読めるとされている。相手の危険度を察知できないと身を守れないためで、人間にその能力がないのは退化したことが理由らしい。進化論者ではないので等倍とはいかないが、社会の秩序が保たれたという意味では正しい。

才能は邪魔という言葉があるように、必要以上の能力は人間をダメにする。極論するなら努力できる能力さえあればいい。これを才能と呼ぶかどうかは人それぞれとしても、心がけ次第で改善の余地があるのは事実。まだ見始めたばかりだが、近いプロットはありそうな気がする。

The Flash Mind Reader

追記:何気なく検索したら、Web上にまったく同じ原理のゲームがあった。その筋では有名なのかも知れない。

関連ニュース:
手品から学ぶ 「気がつかれずに意識を操作する方法」

HEROES / ヒーローズ

Wednesday, November 05, 2008

Stranger Than Fiction

米大統領選に1票の固い決意、92歳女性も出産中女性も

何がこれほどまでに彼女を駆り立てるのか。歴史の1ページを共に作りたい欲求はあるとしても、(人種の壁を越えて)流した涙にそれだけの意味しかないとは思えない。性善説は信じていないが、存在を知る上ではどんな映画より説得力がある。



アメリカの大統領になるということは、世界最大の赤字経営者になることでもある。他にも問題は山積みで、オバマはその全てを引き継がなければならない。託すのは簡単だが、善意の真価が問われるとすればこれからだろう。

「I'm so excited!(最高の気分)」

当選が決まった瞬間、向かいのアパートに住む(白人)女性がこう叫んでいた。その後にあった勝利演説の会場では、防弾ガラスに囲まれたオバマの姿。こんな世の中だから最高なのかも知れないが、この2つが同居する世界は映画の中だけであって欲しい。

関連サイト:
CNN.co.jp - 米大統領選
バラック・オバマ - Wikipedia

Tuesday, November 04, 2008

Cogito Ergo Sum

我思う、ゆえに我あり

この記事を読んで思い出したことがある。大昔に読んだ1冊の本。物質(実存)に対する精神的な影響力について書かれたもので、著者は確か物理学者だった。はっきりと覚えているのは、飛行機事故のグラフとパイロットの話。当時は子供だったこともあって鵜呑みにしたが、そこから学んだ哲学は今でもしっかりと刻み込まれている。

「恐るるもの来たるの法則」

飛行機事故がある時期に多発するのは、単なる偶然とは考えにくい。何らかの因果関係があるはずで、それは(最初の事故による)人々の恐怖感が形となって表れたもの。これだと収束する説明がつかないのだが、事が起こることでエネルギーは転化されるので効力は下がっていくとのこと。同じ理屈で、嫌な夢はむしろ見た方がいいらしい。

「パイロットになった人はなりたかった人」

なろうとすればなれるわけではないが、なろうとしなければ絶対になれない。過程は意志の延長線上に存在するものとはいえ、単純に実現性と直結させれば真理ではある。著者自身も拡大解釈は認めていたが、意識が形に表れる例としては悪くない。

「神はサイコロを振らない」の意味について - Yahoo!知恵袋

物理学者がこんな本を書いたのは、量子論における確率解釈が背景にある。量子の世界では物(量子)の実体を確率的にしか定義できないとされているが、確率はどうであれ観測は可能。シュレーディンガーの猫のように、半々の状態ということはない。

事が起こる時の確率に影響するもの。アインシュタインの変数に当たる部分をこの著者は人の持つ意識と定義した。もちろん仮説に過ぎないが、エヴェレットの多世界解釈的な視点に立てばそうとっぴな発想ではない。以下はWikipediaにある一節。

「宇宙とは客観的には可能性(平行世界)の重ね合わせ状態であり世界が分岐するのは主観的な話である。例えばシュレディンガー猫を観測している人を一段大きな箱に閉じ込めてしまえば、外部の人の立場からすると、中の人が観測しようがしまいが、相変わらず中の状態は不確定(重ね合わせ)であり、収束も分岐も起きていないことになる」

多世界解釈が常識的でないのは、極論すれば人の持つ意識の集合体が実存であるという考え方に帰結する。仮に死んでいる猫を生きていると認識する人がいても、医学的に異常として排除されるだけで実存には影響しない。逆に大多数の人が狂ってしまえば、死んでいる猫も生き返る。

つまり意識次第で見かけ上の世界はどうにでもなるわけで、人の持つ意識がカギを握っている可能性はある。デカルトも提唱しているように、この世で唯一無二の存在は自身の意識。取り巻く世界がどうなっていようと、これだけは変わらない。頼りにするのも信じるのも自分。これがその本から学んだことだ。

「サイコロは自分で振れる」

角度を計算して6の目を出す人もいれば、計算するのが面倒で3しか出せない人もいる。重要なのは、自分自身の努力で6に近づけられること。そして意図せずとも6を出す人がいることだろう。

Playlist Updated:
Andy TubmanのGuilty. 本来は君なしではという意味なのだが、Life is son of a bitch(人生はクソ)の部分が妙に心に響く。

Play Sub Tracks

関連記事:Dead Set

参考サイト:コペンハーゲン解釈と実存解釈




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