Thursday, May 10, 2012

IBS Saturday

先週の土曜日に起きたこと


遅い夕食を取っていたら、胃の下辺りに軽い痛みを感じた。これは持病の過敏性腸症候群(IBS)の兆候で、固形物の摂取がトリガーになる。やり過ごせることもあるが、いったん始まってしまうと成す術がない。予防薬を飲むようになって頻度は減ったとはいえ、それでも出る時は出る。この日も結局やり過ごせず、食後に痛みが酷くなっていった。

自分の場合は下痢型で、発症すると便が出るまで30分から2時間ほど激しい腹痛(時には胃痛)が続く。出てしまえば何でもないのだが、痛み自体はお産より辛いといわれるほど(個人差があり、その時によって違う)で、初めてなら救急車を呼んだとしても驚かない。これまでの経験でも、辛さのあまりトイレの床に蹲ったことが何度かある。

観念して便座に座り便が出るのを待っていたが、その日の痛みはそれまでのものとは比較にならないほど酷く、すぐに座っていられなくなって床に倒れこんだ。最初のうちは便さえ出ればと我慢していたが、痛みは酷くなるばかり。そのうち声すら出せなくなった。冷や汗と涙、鼻水でぐちゃぐちゃになった顔を歪めがながら、それでも必死に耐えていた。

しばらくすると強烈な胃痛が襲ってきた。傷口に拳を押し付けられるようで、下腹部の痛みより辛い。もう我慢できない。何度そう思ったことだろう。医者に行こうかとも思ったが、途中で漏らすのが嫌だったし、保険に入っていないのでおいそれとは行けない。耐えるしかないのだ。

そして今度は胃痛と腹痛の両方。もはや耐える気力がなかった。今はただこの痛みから解放して欲しい。ここまで尋常でない痛みならIBSではないかも知れないし、その場合は余計面倒なことになる。あの状態がもう少し続いていたら、確実に救急車を呼んでいたと思う。

便意があったので気力を振り絞って便座に座ると、便が出た。これまでとは違って痛みは残ったものの、これなら耐えられる。こんなことを書くとおかしいと思われるかも知れないが、その時は安堵感よりある種の達成感があった。実際今でもその思いの方が強い。

30分ほど座っていると、2度目の便意。便器を覗くと真っ赤だった。それからは1時間おきに便意があり、全て血便。翌日の夕方まで続いたが、もう痛みはない。調べてみると虚血性腸炎に近い症状で、IBSは腸の収縮異常だから一応は筋も通る。通常治療は絶食と点滴なそうなので、3日間は固形物は摂らないことにした。

そして5日後の今日、始めて便が出た。恐る恐る覗くと正常。この段階で異常があれば医者に行こうと思っていたので、とりあえずは一安心。これからは酒や刺激物など好きなものを控えなければならないが、あんな思いをするぐらいなら我慢できる。仮にもう一度経験するか死ぬかを選べと言われたら、正直即答はできない。

No comments:

  Archive: