Thursday, December 10, 2009

Hot Stove 2010-1

ペティット投手、ヤンキースに残留

37歳という年齢とこれまでの成績からして、出来高なしの11.75M(*1)は間違いなくギャンブル。個人的にはエドウィン・ジャクソン(後述)辺りを獲得できなかったかとも思うが、ヤンキースにもそれなりの事情がある。(*1)09年は5.5M+出来高5M

王建民、恩師トーリいるドジャース移籍か

肩の手術を受けたウォンの復帰は早くても来年5月。投球練習は始めているものの、開幕には間に合わない。春季キャンプでは先発候補といわれるヒューズとチェンバーレインを頭数に入れるわけにもいかず、多少危険でもサバシアとバーネットに次ぐ投手を確保する必要があった。

アンディ・ペティット - Wikipedia

大半をヤンキースで過ごしたペティットは、言ってみれば生え抜きに近い存在。ここでキャリアを終えたいと思っているはずで、そうなればチームにとっても都合がいい。この点においては双方が納得した契約と言える。

ヤンキースがグランダーソン外野手獲得

デーモンがFAになったことによる穴埋め。ただしヤンキースはその後もデーモンと接触していることから、記事にあるような布陣で安泰とは考えていない。獲得したグランダーソンは左投手が大の苦手(*2)。守備面で大きなアドバンテージがある一方、攻撃面では下位を打つスウィッシャーとあまり変わらない。(*2)対左.210

カーティス・グランダーソン - Wikipedia

コークの放出はプレーオフで活躍したマルテ、オースティン・ジャクソンはガードナーと同タイプというのが背景にありそう。ちなみにジャクソンはヤンキースのトッププロスペクトに位置する選手。コークも被安打率の低い(.199)好投手で、マルテの不安定さからいっても疑問は残る。

ナショナルズ、ヤンキースからブルーニー投手を獲得

ブルーニーとの交換要員はナショナルズがルール5ドラフトで獲得(全体1位)したばかりのジェイミー・ホフマンという選手。キャッシュマンの評価は相当高いらしく、これで外野手は暫定で5人。デーモンの件があるので断言はできないが、松井が外野手として復帰することはまずないと思う。

追記:こちらのブログによれば、ホフマンの指名はヤンキースのリクエストに応じたものとのこと。ここまでのインサイダー的手法が可能とは、正直驚いた。

優等生とはいえなかったブルーニーも、結局はこんな形でチームを去った。古くはオプション行使の上放出されたシェフィールド、ファーンズワースやプロクターの例もある。不満分子は排除する方針なのか、それとも単なる偶然なのか。いずれにしても自分はこういう選手が好きらしい。

参考サイト:
Curtis Granderson Career Batting Splits
Chien-Ming Wang - Wikipedia, the free encyclopedia

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Hot Stove 2010-2
Hot Stove Extra-1

2 comments:

Anonymous said...

お久し振りのカズ坊より

Kさんお元気ですか?
NYはさぞかし寒い事でしょう。
東京は暖冬模様ですが沖縄問題で騒がしい。
松井の移籍問題も騒がしい。

一時は我が家の贔屓だったブルニーが移籍とは、まだまだストレートの力は捨てたもんではないはずだが・・・
更に貴重な左腕中継ぎコークまでとは・・・
Kさんの言う通り問題ですね。
PSで活躍したもののマルテの方こそ不要品だと思うが。GM仕分が下手かもね。
我が家のお気に入りのモリーナも来季は居ないし寂しい限りだ。

やはりペティットは現役続行の残留でした。
NYYは昨季のポサダと言い生え抜きには甘い。松井も言って見れば生え抜きに等しいと思うのだけれど。。。GMはツレナイ。

KMFIS said...

お久しぶりです。

今回の件はある程度仕方ないと思いますが、
きちんと働いてくれるかは疑問です。
特にペティットは要注意でしょう。

ブルーニーとコークは残念です。
モリーナとは是非契約して欲しいですが、
控え捕手では無理かも知れませんね。

沖縄問題と松井の移籍問題。
どちらも先送りという感じでしょうか。
冬のニューヨークは最高です。




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