Monday, November 02, 2009

WS 2009 @ PHI G-4 W7-4

One for the crown
フィリーズ vs. ヤンキース [2009年11月2日]

マジック1

リベラが失点する時は、不運なヒットが引き金になることが多い。野球の構造上(*1)当然といえば当然なのだが、この不確定な要素が試合を左右するのも事実。この日のヤンキースはそれが見事プラスに働いた。(*1)集中打または出塁、長打で得点

[1回オモテ 1-0]
内野安打→2ベース→内野ゴロ 早くもヤンキースが先制。続くAロッドは死球で1死1.3塁。打席にはポサダ。

[1回オモテ終了 2-0]
ポサダはレフトに犠牲フライ。こういう手堅さが大事。

[5回オモテ 3-2]
四球と内野安打で無死1.2塁のチャンス。ジーターは三遊間を抜くタイムリーヒット!なおも1.2塁でデーモン。

[5回オモテ 4-2]
デーモンもライト前に落としてさらに1点追加。スライディングしなかったカブレラは減点。

初回は内野安打と2ベースで2得点。4点目もバットの芯を外れたことが好結果に繋がっている。四死球などのチャンスをもらったとはいえ、通常はここまで上手くいかない。ちなみに無得点で終わったイニングの打者数は平均3.7人だった。

関連記事:April27,09 @ DET L2-4

[9回オモテ 4-4]
代打の松井(後述)は内野ゴロ。フィリーズは抑えのリッジを投入。スライダーにさえ引っかからなければ打てる投手。2死からデーモンがヒット。ここは是非走って欲しい。

Damon singles; then steals two bases - Video

[9回オモテ 4-4]
初球に盗塁成功。そしてガラ空き(テシェイラシフト)になったサードへ。テシェイラは死球でAロッド。頼む!

[9回オモテ 5-4]
よし、頼まれた!!Aロッドが勝ち越しタイムリー!!なおも2死2.3塁でポサダ。

[9回オモテ終了 7-4]
ポサダの2点タイムリー!ていうかなぜ2塁に行く?(ベース手前でタッチアウト)

試合を決めたのは2死から出塁したデーモン(*2)がきっかけ。この日は全ての得点シーンに絡む大活躍だった。中3日(4連続)で力投したサバシアも立派だが、ヒーローを挙げるならデーモンだろう。それにしてもランナーを振り返りもしなかったポサダには驚いた。(*2)9球目、フルカウント

[8回オモテ終了 4-3]
2死1.2塁でガードナー。松井が出ないってことは、ヘアストンには守らせないのね。案の定ガードナーはお話にならず。先頭打者(*3)で松井出してもなあ。(*3)9回は9番からの打順

リベラが最高のクローザーだとしても、1点のリードはあってないようなもの。ただし2点差なら状況(勝率)は一変する。話はそれるが、前日の試合で松井の代打に反対したのもこれが理由。3点リードを4点(8回)にしたところで、勝率はそうは変わらない。

確率が高いならともかく、2死ランナーなしではどう考えてもワリが合わない。それなら万が一に備えて温存した方が得。(不安な)ブルペンの選択肢が減るのも好ましくない。結果的には価値ある1点にはなったが、個人的には宝くじに当たったとしか思っていない。

話を戻すと、このケースでの弊害は捕球力の高いガードナーを失うこと。カブレラが負傷交代していることもあり、守備力の低下は避けられない。精度を高めたいなら、2塁ランナーのポサダに代走(*4)を出すのも手段の1つになる。(*4)控え捕手はモリーナだけ

結局のところ、勝ちにいくなら代打としか言えない。ただその場合は、ポサダに代走を出すことが条件。これについては異論があると思うが、中途半端な戦略はどうしても好きになれないのでご了承を。もちろん自分がその立場なら、間違いなく攻める。

「NYY応援続けてて良かったぁと心底思いました」

未だに実感が湧かないが、ついにここまで来た。チーム力が豊富な資金に支えられているとしても、ニューヨークが好きでファンになった身としては素直に嬉しい。先日ある人がこんな発言をしていたが、まさにそんな心境。Go Yanks!

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