April8,09 @ BAL L5-7
Wang's tough return
オリオールズ vs. ヤンキース [2009年4月9日]
2試合で17失点、ヤンキースは連敗スタート
まずは先発のウォン。初戦のサバシア同様制球に苦しみ、ストライクはことごとく真ん中と全てにおいて精彩がなかった。本来は高い被安打率をゴロアウト(併殺)でカバーするタイプなので、高めに浮いてしまうと持ち味が出ない。多少セーブしていたのか、球速も物足りなかった。
三振率/被安打率 06年3.14/.277 07年4.70/.265 08年5.12/.249
ポサダの配球も悪い。この日はほとんどがシンカーとチェンジアップ(*1)。スライダーは数えるほどしか投げていない。近年は三振も取れる投手に成長したウォンだが、実はそのスライダーの習得が大きく関係している。データを挙げるまでもなく、こんな攻め方では打たれて当然だろう。(*1)シンカー軌道
上原「野球をやっていて良かった」…10年越しの夢
審判の判定に異常なほど怒る選手がいるが、そういうケースではたいてい選手の主張が正しい。ポスティングを拒否された上原も同じ。自分の意思で決めたとはいえ、その経緯を考えると心中は察するものがある。誰かのセリフではないが、よく我慢したと思う。巨人の体質については以下を参照。
関連記事:Tokyo False Man
デビュー戦を勝利で飾った上原だが、残念ながら通用するようには見えなかった。球速は90マイルに満たず、変化球も平凡。初戦に投げたガスリーが防御率4.0ぐらいの投手だとすれば、4点台半ばは避けられない。シーズンを通してこのポジション(先発2番手)を維持するのは難しい気がする。
不況知らずヤンキース、テシェイラ獲得!
「オリオールズ、ナショナルズもヤ軍に近い金額を提示していたが、優勝の可能性が低いため敬遠されたとみられる。今季所属したエンゼルスも、東海岸の球団を望む本人の意向に合致しなかった」
こんな状況を知ってか、地元出身のテシェイラに対する風当たりは強い。打席ではもちろんのこと、何をしてもブーイングを受ける始末。最終打席でようやく初ヒット(*2)を打ったものの、見ていてちょっと気の毒だった。以下はシリーズ前にあったテシェイラのコメント。願望と現実は一致しないらしい。(*2)今季初の右打席
「ボルチモアはヤンキースファンも多いところだから、ブーイングと(声援が)半々ぐらいになるんじゃないかな」
ヤンキースは2戦連続で先発がノックアウト。継投が遅れたこともあるが、後手にまわるとやはり試合にならない。だからこそサバシアとバーネットの獲得に意味があるわけで、ここでブルペンやAロッドが浮かぶような人は野球IQが足りない。ビデオ一番下は珍しい松井のインタビュー。
Video:
Recap: NYY 5, BAL 7
Teixeira's first hit in pinstripes
BPTV: Matsui
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