Monday, November 24, 2008

24 Redemption

Redemption: 履行、償い

連続ドラマに慣れてしまうと、2時間で完結する映画に物足りなさを感じることがある。複雑に絡み合うようなプロットは期待できないし、あったとしても収拾がつかないうちに終わるのがオチ。視聴者を(いい意味で)欺く回数も制限されるから、そこを見抜かれると全てが台無しに成りかねない。



映画のいいところは、時間に制約がある分フォーカスを絞れること。特にメッセージ色の強い作品には有効で、逆にこれを連続ドラマでやると散漫になりやすい。娯楽映画が主流の時代とはいえ、何かを表現する上では必要な媒体だと思う。

これは来年1月に始るシーズン7の序章。シーズン間を補完するエピソードはこれまでもあったが、今回は2時間枠での放送となった。率直なところ、出来はかなり悪い。プロット自体に奥行きがなく、トレーラー的な扱いにしてもインパクトに欠ける。何のための2時間枠なのかと言いたくなるほどで、少なくとも単体で見る価値はない。

ホテルルワンダに出演したハキーム・ケイ=カジームがほぼ同じ役柄を演じていたのも気になった。ミスキャストというわけではないが、こうなると感情移入が難しい。以下のリンク先に詳しいストーリーがあるので、興味がある人はどうぞ。

24: CTU なにわ支部: 24: Redemption

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24 Redemption Official Website

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