Thursday, January 24, 2008

Double Take

連続ドラマとキャスティング。

最近は映画ばかり観ている。先日の記事でもタイトルを列挙したが、ついにはプリズンブレイクにまで手を出した。24に飽き気味だったというのもあるが、評判通り面白い。

個性的なキャラクターと絶妙なキャスティング。登場人物が入れ替わっていく24に慣れてしまったせいか、かなり新鮮だった。唯一残念なのは、シーズン2で終わらなかったこと。もちろんその後の展開次第だが、個人的にはここで終わるべきだったと思う。


(C)Copyright 2003 Dreamworks LLC.

キャスティングは24もそれなりに上手いが、それとは別に気づいたことがある。砂と霧の家という映画を観ていたら、見覚えのある親子(写真)が出てきた。母のナディを演じているのはショーレ・アグダシュルー、息子役はジョナサン・アードー。実はこの両者、24のシーズン4でも同じ親子役(ディナとベルーズ)を演じている。

中東系の俳優自体貴重なのかも知れないが、そうだとしてもこのキャスティングはない。前述の映画は2003年だから、24サイドはそれを承知で起用したことになる。登場人物が多いとはいえ、もう少し配慮すべきだろう。ちなみにこの映画に出てくるナヴィ・ラワットも、24のシーズン1に出演している。

今やアメリカは空前の(連続)ドラマブーム。一度は棚上げになったプリズンブレイクも、Lostや24のヒットがきっかけになったらしい。人気番組は数知れず、そうなると否がおうにも目にする機会が多くなる。前述のような同じ設定というわけではないが、以下に複数のテレビシリーズ(24を基準)に出演している俳優を挙げてみた。

デニス・ヘイスバート(パーマー大統領): The Unit
マイケル・オニール(ウォルシュ): The Unit
ツィ・マー(チェン): The Unit
エリック・バルフォー(マイロ): Law & Order

特に気になるにはデニス・ヘイスバート。売れっ子なのは分かるが、どちらも主役級。同じFOXで、同時進行というのもいただけない。The Unitがよく出来ているだけに、パーマー大統領の人物像が重なってしまうのは惜しい。もっともこれらは全て視聴者サイドからの見方。戦略的にはむしろ成功しているのかも知れない。

参考サイト:プリズン・ブレイク - Wikipedia

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