Sunday, February 10, 2008

Big Bucks, Big City-2

5+1-1≠5

野球というスポーツは点取りゲーム。より多く得点した方に軍配が上がる。つまりどんなチームカラーにせよ得失点差のバランスで全てが決まるわけで、それがチーム力と言っても間違いではない。

ヤンキースの所属するアメリカンリーグ東地区を例に取ると、1試合に換算した平均得点は5.1。また失点の指針となる防御率は概算で4点台半ば(いずれも2007年)。調べてはいないが、メジャーリーグ全体でもこれに近い数字になると思う。

3.5-4.0-4.5-5.0-5.5(左から順にエース、2番手)

これは平均防御率を4.5とした先発投手のモデル。このチームに1試合平均5点取る能力があれば、計算上は3勝2敗(勝率.600)が望める。もっともブルペンの防御率は度外視しているし、エラーによる失点もあるので実際こうは上手くいかない。

さて、ここにサンタナが加入するとどうなるか。本格化した2002年以降の平均防御率(3.1)を代入してみる。

3.1-3.5-4.0-4.5-5.0(平均4.0)

同じように単純な見方をするなら、どの試合でも勝負になるのが分かる。サンタナが先発することで勝ち星を計算できることはもちろん、それ以上に従来の5番手を起用せずに済むのが大きい。

勝ちと負けでは相対値で2つの開きがあるように、先発陣全体の底上げができることに意味がある。また日程によっては5番手を飛ばすことも少なくないので、そうなればさらにメリットは増す。大きな怪我もなく、200イニング以上の登板が期待できるのも好材料。

The Official Site of The New York Mets: Johan Santana

このように、絶対的なエースの加入で得るものは見かけ以上に多い。9人の共同作業である打撃と違って、先発投手はたった1人でその試合のカギを握る。野球が投手と言われる理由の1つはこれで、そういう意味でもヤンキースが獲得できなかったのは悔やまれる。

Aロッドの再契約には賛成だが、死に物狂いで獲得すべきなのはサンタナ級の投手。資金力のないチームならまだしも、2007年のペイロール(*1)もダントツの1位。(*1)9年連続1位、2位のレッドソックスとは6000万ドル差

関連記事:End Of An Era-4

ビッグネームのFA選手に大枚ははたくが、有望な若手は手放せない。どのチームも限られた条件で精一杯やっているのに、こんな都合のいい姿勢では通用するはずがない。キャッシュマンに全てを押し付ける気はないが、彼がいる限り簡単には好転しないだろう。

ついヤンキースの話になってしまったが、最後にサンタナの成績を紹介しておく。比較対象として、個人的に評価の高い3人(*2)を挙げてみた。いずれも生涯成績。(*2)ペドロ・マルチネスランディ・ジョンソングレッグ・マダックス

防御率: サンタナ3.22 マルチネス2.80 ジョンソン3.22 マダックス3.11
被安打率: サンタナ.221 マルチネス.210 ジョンソン.218 マダックス.249
WHIP: サンタナ1.09 マルチネス1.03 ジョンソン1.16 マダックス1.14

Video:Johan Santana 17K - Yahoo! Video

Big Bucks, Big City-1

2 comments:

雪娘 said...

今晩はです。ポリスが来日しました!
観に行こうと思っていたのですが、wowowが生中継をするのでズルです・・・・

早速ですがkmfis氏もいよいよMLBについて書き出しましたね、待ってたんですョ。
私自身数字には疎くて困り者ですが、サンタナについてはびっくり仰天でしたね。ペドロに続いてまたMet'sに獲られたんですから。
逆にtwinsのGMの考えが解りづらくて・・・
色々考えた結果ですが、多分髭を剃りたくなかったのではないかと。もう完全な浅はかな考えですが(忘れてください)。
今年のヤンキースの投手陣(微妙な先発衆)
はどの位の数字になるでしょうか。
私はムースのファンですが、はっきり言ってとてもとても心配です!

この時期のNYはいかがですか?
風邪には気をつけてお仕事頑張って下さい。
お邪魔しました       from tokyo

KMFIS said...

観に行く価値はそれなりにあると思います。
僕が行ったライブは日が悪かったようで、
他の日はアットホームでよかったそうです。

ヤンキースやMLBのことを書かなくなってから、
アクセス数が極端に落ちました。
自分でもつまらないと思うので当然ですが、
かと言って前のようには書けそうにもありません。
その点ご了承下さい。

サンタナの放出は資金的な問題でしょう。
それさえなければ放出しなかったと思います。

防御率で3点台を期待できるのはウォン、
順応すればチェンバーレインぐらいですね。

今季のムシーナはチームオプションなので、
バイアウト(1.5M)される可能性もあります。
まずは残留してもらうことを願いましょう。

ニューヨークは暑かったり寒かったりです。
雪娘さんも体には気をつけて下さい。

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