Big Bucks, Big City-1
メッツ ヨハン・サンタナが入団会見 国際ニュース : AFPBB News
Santana's 2014 option may flip sides
このオフはFA選手が不作ということもあって、今ひとつ盛り上がりに欠ける。Aロッドやハーラン(ハレン)の移籍先も決まり、今ではそのほとんどがサンタナとクレメンス。残るはベダード(ビダード)とボンズの動向ぐらいだろう。
特にクレメンスの記事には、いい加減うんざりしている。仮に禁止薬物を使っていたとしても、歴史に残る大投手なのは間違いない。個人的にはそれだけで十分。前述のボンズにしてもそうだが、薬の助けがあってこその実績と考えるのは短絡的もいいところだ。
前置きはこれぐらいにして、まずはトレードの背景から。サンタナは今季終了後にFAの権利を取得する。そうなってしまえばツインズとしては旨味がないため、必然的に売り時はこのオフしかない。
ただし放出がベストな選択かと言えばそうでもなく、これだけの投手を失うのだから当然マイナス面もある。実際ツインズ側は、4年8000万ドル(約86億円)で再契約を打診していたようだ。
一方のサンタナはFA間近、加えてトレード拒否権もある。もう1シーズン我慢すれば大型契約を勝ち取れるし、同等の条件でトレードとなればさらに話が早い。つまりどう転んでもサンタナ側に有利なわけで、提示した条件を拒否されてしまえば放出は避けられない。
放出するからにはそれなりの見返りが欲しいツインズだが、トレード拒否権を持つサンタナ側は逆にデッドライン(1月29日)を指定。その期日を守らなければ、拒否権を行使してトレードに応じない姿勢を示した。
ノド元にナイフを突きつけられているツインズは従うしかない。トレード相手のメッツがトッププロスペクトを温存できたのも、こんなところに理由があるように思う。
投手としては史上最高の6年1億3750万ドル(約148億円)で契約(*1)、年俸に換算すると24億円以上。(*1)7年目は年俸2500万ドルのチームオプション、550万ドルでバイアウトできる
メジャー屈指の投手とはいえ、たった1人の投手にそれだけの価値があるか疑問に思う人も多いだろう。野球が団体競技ということを加味すれば、否定的な意見を持って当然かも知れない。
確かに金額自体は異常だが、それは昨今のバブル的な状況によるもので同じような例はいくらでもある。そういう意味で言うと相対的にはそれ相当の価値があるし、チーム力に及ぼす影響も大きいと思っている。
次回はその価値について書く予定。
参考サイト:
サンタナがメッツ移籍…1対4の交換トレードで - MSN スポーツ
スポーツナビ|サンタナ、トレード急展開の背後には?
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