Monday, September 17, 2007

September16,07 @ BOS W4-3

Jeter torments Red Sox
Box Score (MAJOR.JP)

ライバル対決はヤンキースの10勝8敗で幕。

気迫溢れるピッチングのクレメンスに、これぞクラッチのジーター。スーパーセーブのミンケイビッチなど最終戦に相応しい内容。こんなことを言うのもおかしいが、レッドソックスファンも満足したことと思う。ただ残念なことに、その中に松井の姿はなかった。


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前日の敗戦で地区優勝の可能性はほぼなくなったが、ここで負ければ引導を渡されたも同然。ワイルドカードの座を争っているタイガースは5連勝中と、いろんな意味で負けられない。そんな大事な試合に松井は欠場。

10日以上休んでいないとはいえ、連戦が続いたわけでもなく日程には余裕があった。相手先発シリングとの相性は通算で30打数9安打、打率にして.300と問題はない。故障を抱えていることを考慮しても、導き出される結論はたった1つ。

「今の松井は戦力にならない」

活字にもしたくないが、おそらくこれが理由だと思う。知っての通り、松井は超がつくほどのスランプ中。過去10試合は.125、打率を2分落とすのに3週間もかかっていない。松井に絶対の信頼を置くトーリといえども、仕方のない選択だろう。

「必要とされる選手でありたい」

これは松井が常々口にしている言葉であり、野球選手としての信条でもある。一時的なことだとは分かっていても、ベンチにいる松井を見るのはファンとしてあまりにも辛い。現時点ではあまり楽観的にはなれないが、一刻も早く復調してもらいたいと思う。

松井が打席に立つと、YESの解説者は揃って右肩の開きを指摘する。おそらく日本の解説者も同じだろう。実際それは事実だし、スランプの主因になっているとも思う。ただし開きが早いのは今に始まったことではなく、極論すれば今季はずっとこのフォーム。

結果を度外視して好調を定義するなら、ボールをバットの芯でいかに捕らえるかということになる。今まで何度か書いてきたが、MVPを受賞した7月でさえ好調には見えなかった。理由は凡退時の内容が悪すぎたから。バットの芯で捕らえる精度そのものが低く、いい当たりは印象ほど多くない。

関連記事:July17,07 vs TOR W3-2, July31,07 vs CWS W16-3

参考資料として、ヤンキースタジアムにおけるチャート(*1)を載せてみた。絶対数の違いにはすぐ気づくと思うが、注目すべきは右中間と左中間方向の打球の少なさ。これは素直なバッティングが出来ていない証拠で、言い換えればどんなボールも強引に引っ張っていることを意味する。(*1)HRを除いた長打の分布

本来このフォームでは結果が出ないはずが、何の因果か符号が逆になった。結果が出ている以上、周りはもちろん本人レベルでも矯正の必要性は感じない。実際松井は好調を実感してはいなかったようだが、同時に危機感も持っていなかったのだと思う。

確率の低いことが起こったのだから、その後の振幅は当然大きくなる。結果として極度のスランプ、個人的にはそう考えている。偉そうに分析したところで何になると言われそうだが、こんなことをしたくなる心理を分かってもらえると嬉しい。

メカニックの問題とはいえ、たった1本のヒットが復調のきっかけになることも多い。左投手からの変化球、左中間からセンター方向への強い打球が出ればいいサイン。ファンとしてはそんな打撃を松井に期待している。

Video:
Cano's homer
Clemens outruns Ellsbury
Jeter's jumping grab

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