Thursday, September 20, 2007

September19,07 vs BAL W2-1

Pettitte gets milestone win
Box Score (MAJOR.JP)

残り10試合、ゲーム差は1.5。

ヤンキースの上げた得点は、松井のソロHRとワイルドピッチによる2点だけ。一方のオリオールズは8本のヒットを放ちながら、3つの併殺を記録するなど拙攻。ヒット数で下回り、タイムリーさえ出ていないヤンキースに逃げ切られる結果となった。

今季のオリオールズは接戦に弱く、1点差のゲームはこれで11勝29敗。チームの借金が23ということから考えてみても、接戦をモノにするかどうかで結果が大きく違ってくるのが分かる。

地区優勝を目指すヤンキースにとって、この日の勝利は非常に大きい。レッドソックスが負けたというのもあるが、こういうことでもないと勝ち星は積み重なっていかない。トーリが指揮する以上多くは望めないが、そこは選手の頑張りに期待したい。

トーリと言えば、この試合で面白い場面があった。7回を終わってヤンキースが2-1と1点リード。通常ならチェンバーレイン、リベラと1イニングずつの継投をするケースだ。

ところが翌8回も先発のペティットは続投、打者2人を討ち取ったところでチェンバーレインに継投する。9回からはリベラが登板、結局チェンバーレインは打者1人のために起用されたことになる。ジョバルールが軟化したのはいいが、相変わらず不可解な采配。

1. 8回の先頭打者は左のレッドマン
2. 続くロバーツは左打席の方が得意
3. 3人目のモーラは右打者で一発がある

YESの解説も含めて推測すると、理由はおそらくこんなところだと思う。整合性があるように感じるかも知れないが、実は大事な数字を見落としている。

ペティット: 対左.295 対右.283 チェンバーレイン: 対左.143 対右.167
レッドマン: 対左.136 対右.386 ロバーツ: 対左.260 対右.302

レッドマンとロバーツを基準にすれば、確かに左投手の方がいい。ただしペティットとチェンバーレインの被安打率には、2倍近くの格差がある。どちらの投手が打たれにくいかは言うまでもない。

こんな数字を出さなくとも、野球を知っていればポテンシャルの違いは明らか。それよりも右や左を優先してしまうのだから、この愚かさは果てしない。

参考までにチェンバーレインを続投させないのは、リベラのプライドに配慮してのことだと思う。実際これまでも同じような場面が何度かあった。

それで勝てるのなら文句はないが、プライドを尊重した結果が故障(*1)では本末転倒。ジョバルール同様、一刻も早く解決しておくべきだろう。 (*1)リベラの登板数は過去15日間で8

BOS ホーム:6 アウェイ:3
NYY  ホーム:4 アウェイ:6

数字の上では射程圏だが、レッドソックスが有利なことに変わりはない。最大のヤマ場は明日から始まるブルージェイズ戦。先発はいずれも好投手ばかりで、かなりの苦戦が予想される。結果がいいに越したことはないが、2勝すれば望みは繋がりそうだ。

Video:
Pettitte's 200th career victory
A-Rod knocks it down
Mientkiewicz's diving stop

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