September15,07 @ BOS L1-10
Wang fades at Fenway
Box Score (MAJOR.JP)
追うものの強みは一転してタイガース。
先発のウォンはボールが高めに浮き、4つの四死球を与えるなど制球も定まらなかった。本来制球力は高い(*1)だけに、この日は調子が悪かったのだと思う。(*1)四球率は生涯で2.4/9回
ただランナーを背負うと被安打率が上がり、途端にピッチングが不安定になるのは相変わらず。どんな場面であろうと表情を変えることは少ないウォンだが、それとは裏腹にメンタルはかなり弱い。
ホーム:10勝4敗 防御率2.85 アウェイ:8勝3敗 防御率5.05
ホームとアウェイの成績に隔たりがあるのも、マウンドの形状よりその辺のところが大きく影響しているのだろう。ちなみにこの傾向は今季に限ったことではない。
この日の敗戦で、ヤンキースの地区優勝はほぼなくなった。残るはワイルドカード、最初の2試合はアウェイでの対戦となる。ALDSは先に3勝したチームが勝ち抜けになるため、当然分は悪い。
初戦の先発はもちろんエースのウォンだが、レギュラーシーズン以上にプレッシャーのかかる場面で本来の能力を発揮できるかは疑問。
9/12:3/5.0 9/13:4/8.0 9/14:4/5.2 9/15:3/7.0 (ヒット数/投球回)
これは過去4試合のヤンキース打線と、先発投手との成績。合算すると25.2回で14本、9回に換算すると5本にも満たない。松坂を除けば相手はいずれも好投手。打てなければ勝てないチームカラーを考えると、残念ながら悲観的な材料しか思い浮かばない。
もっともプレーオフ進出が決まったわけでもないから、前述のウォンも含めてこんな心配はナンセンスなのかも知れない。
この日が2試合目の登板となったオーレンドルフ。HRは打たれたものの、内容はそれほど悪くない。マイナーでの成績はよくなかったようだが、個人的にはオープン戦で最も気になった投手だ。長身から投げ下ろす最速95マイルのシンカーが最大の武器、少なくともブリトンよりはいい。
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トーリのことなのでプレーオフのロースターには残れそうもないが、来年以降が楽しみな選手ではある。参考までにこのオーレンドルフはランディ・ジョンソンとのトレードで獲得した選手。同時に獲得した選手には現在中継ぎエースのビスカイーノ、この日途中出場のアルベルト・ゴンザレスがいる。
Video:
Jeter's long ball
Posada blocks plate
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