Thursday, August 23, 2007

August22,07 @ LAA W8-2

Pettitte saves the day
Box Score (MAJOR.JP)

救世主ペティットもかすむ、チェンバーレインの存在感

同点で迎えた7回、ヤンキースは四球とヒットで無死1.3塁のチャンスを掴む。この日はチェンバーレインとリベラの登板が可能で、残るイニングから考えてもここで得点できれば勝てる可能性が高い。

通常なら外野フライか緩い内野ゴロで得点できるケースだが、あいにく3塁ランナーは足の遅いポサダ。次打者のベテミットはスイッチヒッターだが、左打席に立っている。ライトは強肩のゲレロだから、得点するには深い外野フライかヒットが必要条件になる。

セオリーならポサダに代走、そう思った瞬間あることに気づいた。代走に出せる選手がいないのである。ヤンキースに足の速い選手は多いがいずれもスタメン。先日も書いたように、残っているのは振り回す打者ばかり。

代走に出せる選手がベンチに1人もいないチームも、ちょっと珍しい。特にこだわっているわけではないが、実際はそれほど軽視できる問題でもない。極端な例だが、代走の重要性は2004年ALCSのデーブ・ロバーツが証明している。

ベテミットの打球はライトへの浅いライナーだったが、案の定ポサダはタッチアップできなかった。その後に連打が出たからいいようなものの、ここまで戦略が限定されてしまっては先が思いやられる。ロースター枠が拡大すれば解決するが、それまではこんな試合展開にならないことを祈るしかない。

デビュー以来、未だ無失点のチェンバーレイン。ヒットこそ許したが、取ったアウトは全て三振と止まるところを知らない。この日は自己最速の100マイルも記録、すでに打たれるイメージすら浮かばない。以下はここまでの成績、桁外れの数字が並んでいる。

防御率0.00 投球回8.0 被安打3 奪三振14 与四球2 被安打率.115 

この日3安打の松井だが、いずれの打席も内容がいい。特によかったのはシールズから打った2ベース。やや外よりのツーシームにバットをかぶせて引っ張り切ったもので、悪い時ならヘッドが下がってポップフライになるボールだ。

個人的な見解など興味はないかも知れないが、これでしばらくは安心して見ていられる。反対にDHの起用が増えていることから、膝の状態はかなり心配。

Video:
Yankees' four-run eighth
Cabrera goes 2-for-4
Cano goes 3-for-5
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