Wednesday, August 22, 2007

August21,07 @ LAA L9-18

Mussina sets dark tone
Box Score (MAJOR.JP)

モメンタム×予定調和=大敗

初戦を落としたことが、全てを呑み込んでしまったような試合。何の根拠もないが、どうやっても勝てなかった気がする。こういう試合はヤンキースがよくやっているが、いざやられてみると辛さが身にしみる。

先発のムシーナは、2回持たず7失点で降板。コントロールに苦しみ、ストレートにも力がなかった。以前から書いているが、ムシーナという投手は緩急で勝負するタイプ。ある程度の球速が出ていないと、この日のような結果に成りかねない。

関連記事:Opening Roster 2007-1

球速の衰えは年齢によるものだとしても、制球力はメジャー屈指(*1)だけにどこか腑に落ちない。試合後のインタビューによれば肉体的に問題はないようだが、調子が悪いだけとも思えず少し心配。(*1)四球率は生涯で2.0/9回、今季は2.1

解説のフラハティによると、遠征時の時差ぼけは2日目が一番きついらしい。ムシーナを含めた投手陣、エンジェルスに弱い理由の一端はこの辺にあるのかも知れない。

2戦連続のノックアウトとなったムシーナだが、こうなると出てくるのが限界説。限界と言うだけならまだしも、今度は年俸やら勝ち星を引っ張り出してきて非難が始まる。まさに猫も杓子もの状態、学歴コンプレックスでもあるのかと言いたくなる。

そもそも選手に矛先を向けること自体理解できない。どんな状況であろうと選手は使われる側であって、使う側には最初から選択肢がある。経営者が自ら採用した社員の能力を嘆くようなもので、そんな人は一生自分の愚かさに気づかない。

ウォン:4.48 ペティット:4.77 クレメンス:3.58 ムシーナ:5.50(3.86)

これは過去10試合の防御率、クレメンス以外は誰も満足のいく働きはしていない。また悪かった2試合を除けば、ムシーナの防御率は3.86。少なくともクオリティースタート以上のピッチングはしている。

確かに今季のムシーナは期待外れだし、年俸に見合っているとも思わない。ただ好投している時は口を閉ざし、悪くなれば待ってましたとばかりに非難するのはどうかと思う。余計なお世話だが、そんな人は今すぐにでもファンを止た方がよろしい。それでも吠えたいというなら、まず先に穴を掘ることをお勧めする。

Mailbag: Are Yanks stingy with Joba?
The Joba Rules

ついでなのでもう1つ。チェンバーレインの起用法(Joba Rules)を知らずにモノを言う人が多すぎる。ルール自体の是非はともかく、知らないのなら勉強しておくように。

Video:
A-Rod homers twice
Betemit's three-run homer
Post Game Plus

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