How To Spend Money
「60億円」はファンへ還元 西武が使途の概要を発表
ポスティングによる60億の使い道は、野球ファンならずとも興味があるところ。西武ファンにいたっては、税務署のごとくその行く末を監視しているに違いない。
西武、メジャー右腕獲得 糖尿病とも闘うジョンソン
具体的な形としてはおそらくこれがその第一弾、獲得したのはジェイソン・ジョンソンという投手だ。年俸は60億の17分の1に当たる3億5000万。一昔前なら聞いただけで高いと思える額だが、ここまで高騰してしまうと主観すら持てないのが実情だろう。
ツインズ、前ヤンキースのベテラン右腕と契約
Twins ink Ponson to Minor League deal
これはヤンキースを自由契約になったポンソンがツインズとマイナー契約を交わしたという記事。引き合いに出したのは、前述のジョンソンを計る上で格好の材料だと思ったから。以下は両者の比較でいずれも生涯成績。
ジョンソン 33歳 55勝98敗 防御率4.99 被安打率.348 WHIP1.49
ポンソン 30歳 80勝96敗 防御率4.89 被安打率.342 WHIP1.45
見ての通りうり二つ、違うのは身長ぐらいでどちらも150キロ前後のストレートを投げる。それでいて片やマイナー契約、ジョンソンは年俸だけならメジャー級である。
もうお分かりだと思うが、はっきり言って高い。ジョンソンの年齢と糖尿病を考慮すれば、割高感はいっそう確実なものになるはずだ。
活躍するかしないかは、実際投げてみないと何とも言えない。ただ言えるのは、これが大金を手にしたが故の結果だということ。仮にこの60億がなかったら、数千万の年俸で済む外国人を血眼になって探していたはずだからである。
大金を手にした途端、企業努力が疎かになってしまうようでは幼稚と言わざるを得ない。残念ながらファンの期待に応えられる器ではないらしい。
また活躍の如何にかかわらず、これでは年俸高騰に歯止めが効かない。以前も書いたが払うから上がるというのが根本であり、選手にとって有利な判例を自ら作っているわけだ。
ノリ涙の退団「負けました」
元マリナーズの佐々木も含め、この中村はまさに判例中の判例。詳しくは書かないが、生涯打率.270に満たない選手に5億も6億も払うこと自体馬鹿げている。
実体のないブランド料をまだ払い続けるとしたら、日本のプロ野球に明日はない。やる気のないオリックスと言えども、さすがにそこまで浅はかではなかったようだ。
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