Monday, September 04, 2006

September3,06 vs MIN W10-1

A-Rod, Rasner fuel Yankees

投打がかみ合い大勝、このシリーズの勝ち越しを決めた。

若干25歳のラズナーがメジャー初勝利。6回を4安打無四球、ハンターのHR1本に抑える見事な投球を見せた。140キロ前半ながらストレート主体の堂々としたピッチングスタイル。コーナーに投げ分けるコマンドと時折見せるスローカーブが効果的だった。低めにコントロールできていなかったので断定できないが、先発5番手を任せてもいいように思う。

Aロッドが持ち前のバッティングを取り戻した感がある。この日打った2本のHRはいずれも真ん中から外角よりの高め、打球方向もセンターから右で飛距離も十分。今までなら強引に引っ張っていたためポップフライ、又は引っ掛けて内野ゴロになることが多かったボールだ。このバッティングが真ん中から低めのボールに対してもできるようになれば完全に復調と言っていい。いずれにしても復調の兆しであることは確か、そのイメージが持続できれば数字も自然と伸びてくるだろう。

これでAロッドは9年連続30本100打点を達成。歴代1位タイ、現役ではレッドソックスのマニーに次いで2人目ととてつもない記録である。

10-1と9点差の9回、マウンドにはセットアッパーのファーンズワースが上がる。先日のタイガース戦で体調を考慮しこのファーンズワースを温存、あと1アウトが取れずに負けたのは記憶に新しい。体調管理を重要視しているならこういう時こそブルペンを休ませるべきであり、なぜそれをしないのかが理解できない。

ましてや抑えのリベラは肘に爆弾を抱え連投などさせられない状況。となれば必然的にファーンズワースにかかる比重は大きくなるはず。仮に試運転のつもりだとしても、それで故障したら本末転倒になってしまう。またファーンズワースを置いて他に抑えを任せられる人材も今のヤンキースにはいない。したがって、ここは今や敗戦処理要員ののビームに投げさせるか、試運転するのであればベラスあたりが適当ではないだろうか。

せいぜい考えられるのはすっきり終わって後味のいい勝ち方にする。又は相手の攻撃時間をなるべく減らして守備の負担を軽くすることぐらいである。いずれの場合も故障というリスクを犠牲にできるほどの価値はない。相変わらずの名将ぶり、大事にいたらないことをただ祈るばかりだ。

6回4安打自責点1の先発ラズナーと2本のHR(5回2死ランナーなし、4-1 / 7回無死1.2塁、5-1)を含む3安打5打点のAロッドが評価の中心。他ではタイムリー2ベース(3回1死1塁、0-1)など3安打1打点のアブレイユ、2本のタイムリーヒット(3回2死1.2塁、1-1 / 8回1死1.2塁、9-1)など3安打のポサダと2点タイムリー2ベース(3回2死1.2塁、2-1)を含む3安打のカノーが対象。

MVP Points Today/D Rasner4 A Rodriguez3
B Abreu1 J Posada1 R Cano1

MVP Points Total/C Wang28 D Jeter26 J Damon22 A Rodriguez21
J Giambi20 M Cabrera19 M Rivera17 R Cano17 B Abreu17 B Williams16
M Cairo12 J Posada12 R Johnson10 C Lidle10 J Wright8 M Mussina8
K Farnsworth8 S Proctor7 A Guiel6 R Villone5 C Wilson5 D Rasner4
A Phillips3 B Crosby2 J Karstens2 S Ponson1 K Wilson1 N Green1

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