Thursday, September 22, 2011

How They Got There: Yankees 2011


Hip-hip, Jorge: Yankees are AL East champs
ヤンキース vs. レイズ [2011年9月22日]

ヤンキース2011: シーズン回顧

オフになった時点でローテーション入りが確定していたのはサバシアとバーネット、ヒューズの3人。好投手のリーを獲得することで穴を埋められると考えていたのだろうが、結局そのリーにも逃げられ、先発投手が2人足りない事態に陥った。


(C)Copyright Jim McIsaac/Getty Images

新たな補強をしようにも目ぼしい投手は他チームに移籍済みで、リー獲得を信じて疑わなかったキャッシュマンは今後についてPatient(慌てないこと)と言い出す始末。苦し紛れにコローンとガルシア、ミルウッドの3人とマイナー契約(*1)を結んで開幕を迎えた。(*1)コローンとガルシアは後にメジャー契約、ミルウッドはリリース

一方のレッドソックスはナショナルリーグを代表する強打者ゴンザレスを獲得し、得点力は互角以上。ブルペンがやや弱いものの先発投手の比較からすると戦力の差は明らかで、若手が毎年のように台頭してくるレイズの存在もある。ヤンキースファンはもちろん、首脳陣でさえこんな結果になるとは予想していなかったと思う。

プランBがなく、苦し紛れに撃った鉄砲が2つも命中したキャッシュマン。ジラルディは(現在は実質的な2番手の)ノーバをシーズン中マイナー降格させたが、ヒューズが故障してやむなく起用するとその後に大活躍。左投手に弱いことが分っていながら獲得したグランダーソンは、場当たり的なフォーム改造(去年の後半)で今季大ブレイク。

ライバルのレッドソックスが去年以上に故障者に悩まされたこともあって、結局7試合を残して地区優勝を決めてしまった。長い間ヤンキースを見ているが、これほど恵まれたシーズンはちょっと記憶にない。

おまけに今季はジーターの3000本安打やリベラのセーブ記録など、優勝に華を添える材料が多々ある。この試合で決勝打を放ったポサダは今季で契約満了。他チームへの移籍を匂わせているものの、(スタメンまで剥奪されながら)チームと折り合いレジェンドの風格さえ出てきた。

折りしも9.11から10年目。あの時は惜しくも最終戦で敗れたが、節目の年にチャンピオンになればそれなりに美しい。戦力的なことはさて置き、少なくとも二次的な条件は整ったシーズンというのが個人的な感想。

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