Tuesday, November 27, 2007

End Of An Era-2

ヤンキースの12年(その2): 忘れられた過去と強調データ

12年連続プレーオフ進出。これはトーリ支持派が真っ先に挙げる項目であり、同時に伝家の宝刀でもある。大方のスポーツライターもほぼ同様、もはや一般論と言ってもいい。反論しようものなら、この客観的事実をどう説明するんだと言い返されるだろう。


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例外を除けば物事には因果関係があるものだが、特定するのはそう簡単ではない。あらゆる角度からの検証が必要だし、結果として推測の域を出ないこともある。12年連続という事実に必然性は認められるものの、それだけで特定するのはあまりにも短絡的。あらゆる角度どころか、たった1つの希少性で結論付けているに過ぎないからである。

ヤンキースを含め4チームの監督を務めてきたトーリだが、その他のチームについて触れられることはほとんどない。ヤンキース以外で指揮したのは15期だから、サンプル数としては十分。当然こちらにも目を向ける必要があるし、そうでなければ何も見えてこない。

詳しくはリンク先を見てもらうとして、プレーオフ進出を果たしたのはたったの1度。15期もの猶予がありながらこの成績では、擁護派の理屈から無能と言えなくもない。実際そう認識されていたのは事実で、3度の解雇がそれを物語っている。

ヒット数とは対照的に打数に触れられることのないイチローではないが、トーリがヤンキースで残した成績は言ってみれば強調データ。前述の希少性を相殺できるとは言わないまでも、それ以前の成績は考慮すべき要因ではある。

参考までに、イチローの打数は全てのシーズンで両リーグ3位以内。調べてはいないが、平均打数(682)ならおそらくメジャートップだと思う。

そうは言っても、目の前の事実は消えない。かなり無理があるが、3度の解雇を経て素質が開花したと思う人もいるだろう。そんな人のためにあるグラフを用意したのだが、長くなりそうなので続きは次の機会に。

参考サイト:
ジョー・トーリ - Wikipedia
Circle Change - アトランタ・ブレーブス
Major League Baseball: Stats: Historical Player Stats

End Of An Era-1

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