Thursday, October 04, 2007

Playoff Roaster 2007-2

2007年プレーオフ出場選手(野手編)

ジョニー・デーモン 外野手 33歳 左投左打
141試合 .270 12本 63打点 27盗塁 出塁率.351
得点圏.281 過去10試合.390 ポストシーズン.278
(Photo: Jim Mclsaac/Getty Images)
シーズン後半の好調でどうにか帳尻は合った格好だが、それでも他チームと比較すると物足りない。特に出塁率は致命的で、プレーオフに進出している同リーグのリードオフマンとは4分以上の開きがある。獲得と起用の理由は未だもって謎。

デレク・ジーター 遊撃手 33歳 右投右打
156試合 .322 12本 73打点 15盗塁 出塁率.388
得点圏.354 過去10試合.404 ポストシーズン.314
(Photo: Sipkin/Daily News)
故障の影響もあって盗塁こそ少ないが、その他の数字はほぼ例年通り。ライト方向の打球が多いので、1塁にランナーを置くと効果的。通常なら2番が最適だが、デーモンの出塁率が低いのであまり意味がない。現状では勝負強さを生かせる3番がベスト。

ボビー・アブレイユ 外野手 33歳 右投左打
158試合 .283 16本 101打点 25盗塁 出塁率.369
得点圏.286 過去10試合.220 ポストシーズン.333
(Photo: Al Bello/Getty Images)
こちらもほぼ例年通りの活躍。ただし8年連続で続いていた100+四球は途切れた。その影響で出塁率は大きく下がっている。走攻守揃った穴のない選手で、左投手も言われているほど苦にしない。ベネズエラ出身のラテン系だがやや短気。

アレックス・ロドリゲス 三塁手 32歳 右投右打
158試合 .314 54本 156打点 24盗塁 出塁率.422
得点圏.333 過去10試合.333 ポストシーズン.280
(Photo: Keivom/Daily News)
今季はメジャー最高年俸に相応しい成績。得点と長打率を含めると少なくとも4冠は達成しているはずで、MVPもほぼ当確。ヤンキースをプレーオフに導いたのはAロッドと言ってもいい。荷が重いのは分かっているが、もう一度力を貸して欲しい。

松井秀喜 DH 33歳 右投左打
143試合 .285 25本 103打点 4盗塁 出塁率.367
得点圏.247 過去10試合.244 ポストシーズン.311
(Photo: Sipkin/Daily News)
故障やスランプに苦しみながらの100打点。得点力の高いヤンキースとはいえ、143試合での達成は簡単ではない。例年と大きく違うのが得点圏打率、この数字ではさすがに寂しい。舞台が変われば打撃も変わる、そう思うしかないだろう。

ホーヘイ・ポサダ 捕手 36歳 右投両打
144試合 .338 20本 90打点 2盗塁 出塁率.426
得点圏.291 過去10試合.378 ポストシーズン.241
(Photo: Corey Sipkin/Daily News)
メジャー13年目、36歳にして開眼。打率の自己記録を一気に5分も上げた。チーム1、2を争う鈍足だけに決してフロックではない。ただし捕手としてはほとんどのカテゴリーが平均以下。最古参の生え抜きなせいか、怠慢プレーも多い。

ロビンソン・カノー 二塁手 24歳 右投左打
160試合 .306 19本 97打点 4盗塁 出塁率.353
得点圏.290 過去10試合.356 ポストシーズン.206
(Photo: Winslow Townson/AP)
奇しくも開幕前に予想した通りの成績。数字そのものは下がったが、打率との関係で言えば出塁率に成長の後が見える。下位打線での97打点も立派。併殺時の強肩や華麗な守備は隠れたファインプレー。貢献度だけならチームでも指折りだろう。

メルキー・カブレラ 外野手 23歳 左投両打
150試合 .273 8本 73打点 13盗塁 出塁率.327
得点圏.272 過去10試合.154 ポストシーズン.000
(Photo: Keivom/Daily News)
昨年に引き続き、故障者による穴をしっかりと埋めた。対象がジアンビとデーモンなので、むしろそれ以上の活躍と言える。捕球力が高く強肩と守備はすでに一流の域。後は打撃と確実性ぐらいだが、放って置けば成長するはず。

ダグ・ミンケイビッチ 一塁手 33歳 右投左打
72試合 .277 5本 24打点 0盗塁 出塁率.349
得点圏.258 過去10試合.424 ポストシーズン.258
(Photo: Linda Cataffo/Daily News)
シーズン前半は極度の不振。故障もあってフィリップスにレギュラーを奪われたものの、今度はそのフィリップスが故障して返り咲いた。復帰後は絶好調だが、基本的には守備の人。ジアンビ同様バットが下から出てくるタイプなので、多くは望めない。

ホセ・モリーナ 捕手 32歳 右投右打
69試合 .257 1本 19打点 2盗塁 出塁率.274
得点圏.357 過去10試合.333 ポストシーズン.375
(AP Photo/Kathy Willens)
モリーナ三兄弟の次男。シーズン途中でポサダの控えとして加入した。扱いは控えだが捕手としては申し分ない。バッティングも数字ほど悪くなく、左投手に強いことと右中間に打てるのは強調材料。人柄もよさそうで、ベンチでは数少ない松井の話し相手。

ジェイソン・ジアンビ 一塁手 36歳 右投左打
83試合 .236 14本 39打点 1盗塁 出塁率.356
得点圏.269 過去10試合.172 ポストシーズン.290
(Photo: Robert F. Bukaty/AP)
故障により離脱したが、これが躍進の最も大きな要因なのは知られていない。DHのポジションを明け渡すことでカブレラのセンターが実現、肩が弱く故障がちなデーモンの起用にも幅が出た。本人には失礼だが、アスレチックス時代とはすでに別人。

シェリー・ダンカン 外野手 28歳 右投右打
34試合 .257 7本 17打点 0盗塁 出塁率.329
得点圏.222 過去10試合.211 ポストシーズンN/A
(Photo: Frank Franklin ll/AP)
ヒットのうち実に3分の1以上がHRという典型的なプルヒッター。ただし巧打力は低く、強調材料は少ない。長打力を買われたのだろうが、率直に言ってマイナーレベル。その一方で走攻守揃ったトンプソンはDFA、やはりこのチームは病気。

ウィルソン・ベテミット 三塁手 25歳 右投両打
121試合 .229 14本 50打点 0盗塁 出塁率.333
得点圏.303 過去10試合.227 ポストシーズン.500
(Photo: Charlie Riedel/AP)
プロクターとのトレードで加入したユーティリティープレーヤー。フォームや体型からすると打てそうに見えるが、実際は大味なバッティング。バントは平均以上で、足も遅くはない。当然守備は上手いが、今頃トレードを後悔しているかも知れない。

ブロンソン・サルディーニャ 外野手 24歳 右投左打
10試合 .333 0本 2打点 0盗塁 出塁率.417
得点圏1.000 過去10試合.333 ポストシーズンN/A
(Photo: Robert F. Bukaty/AP)
コリアンとチャイニーズの血を引くハワイアン。バッティングにはセンスを感じるが、おそらく代走要員だろう。ミドルネームが長い(20文字、リンク先参照)ことで有名で、直訳するとマウイの暖かい外套。ファーストネームは俳優のチャールズ・ブロンソンから。

*選手名をクリックすると詳細チャートへ(スタメンのみ)

Playoff Roaster 2007-1

2 comments:

Anonymous said...

マッタク異論ありません。

まあシーズンはシーズン。
これからが真の評価ですね。

ところでスタッフ評価はありますか?
(まあ予想はできますが。。。)

KMFIS said...

おそらく樹里亜さんの予想通りでしょう。

明らかにダメなのはトーリとギドリー。
マッティングリーとロング、ペーニャは不明。
評価できるのはボーワぐらいです。
キャッシュマンやその他のスタッフも含めて、
組織全体の評価も低いですね。

チェンバーレインを見つけたのも、
いろんなことを総合するとまぐれっぽいです。




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